THALYS

 変な空港

 前回、シャルル・ド・ゴール空港を利用したのは、第2ターミナルだった。勝手も分かっていたはずなのに、私が乗っているSQ便が到着したのは、第1ターミナルだった。第2ターミナルに比べて、ずいぶんと古ぼけており、「本当に、ヨーロッパの玄関口?」と疑いたくなる。ビルの中央の吹き抜けを横断するエスカレーターも、出来た当時は画期的で、近未来的だったのかもしれないが、それ以上に、寂れた空気が・・・。これは、僕が早朝に到着したことが理由ではないと思う。
カバンが出てくるターンテーブルも、ずいぶん前のもののようだし、パリの市内まで行く電車に乗るのに、シャトルバスに乗らないといけない。そのシャトルバスの乗り場さえ、建物の中にはなく、建物の外にある。それも、小雨が降っているというのに、雨よけの通路も無く、
雨に濡れながら、まだ薄暗い建物の外を歩かなければならない。

タリス・たりす・Thalys!

 シャトルバスに乗って鉄道の駅まで移動。それもバスにはアナウンスも何も無く、近くに座っていたおばさんに聞いて確認する。パリ北駅までは50フラン。小銭でなんとか足りた。電車は途中、どこにも止まらずにパリ北駅に着いた。ここから国鉄の駅まで移動して、見覚えのあるプラットホームにでる。掲示板でTHALYSの時間を確認すると、あと15分ぐらいで出発する便を発見。早速窓口へ行って切符を購入。ブリュッセルまで、ファーストクラスで。(ヨーロッパでは、クラスを言わない場合は、自動的にセカンドクラスにされてしまうらしい。)もちろん、支払いはカードで!(現金は100フランしか持ってなかった。)
日本でいう新幹線に1時間半ゆられ、それもファーストクラスで、なんと
380フラン。(約6000円)安い! 移動日がちょうど週末だったため、週末運賃らしい。ラッキーだった。
 

 ヨーロッパはやっぱり2−1シート

 ヨーロッパの鉄道の座席は、日本に比べてかなりコンフォータブルだ。セカンドクラスで2−2シート、ファーストクラスにいたっては、2−1シートが主流。座席のサイズ的には、飛行機のビジネスクラス並。もちろん、シートのリクライニングは電動。
田園風景を見ながらのタリス乗車1時間半はあっという間であった。

 ブリュッセルに到着

 もちろん、国境を通過するのにパスポートコントロールも無く、(っていうより、フランスに香港から入国するときだって、パスポートをちらっと見ただけで、はんこも押さず、ほぼノーチェック。)どの時点からベルギーに入国したのかは分からない。景色も変わらない。頼りになるのは時計だけ。あ、もうすぐブリュッセルに着くはず・・・。
日本の新幹線にはかなわないまでも、ほぼ定刻にベルギーの首都、ブリュッセル南駅にTHALYSが滑り込んだ。
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