それぞれの航空会社は、他社との違いを出すために、さまざまなプログラムの特色を打ち出しています。自分の優先順位に合わせて、自分にあったプログラムを選びたいものです。
A.貯めたマイルの有効期限
これは、頻繁に飛行機に乗る人は関係ないですが、多くの人は、2〜3年で、2万マイル(一般的な無料航空券がもらえる最低マイル数)を貯めるのは、難しいものです。マイルを貯めるペースが遅い人は、もちろん有効期限の長い(無期限のものもあります。)プログラムを選ぶことが最優先になるでしょう。
B.フライトマイルが100%貯まるか
最近、こういったマイレージプログラムを比較する際、よく話のネタになるのが、この部分。たとえば東京からサンフランシスコを往復すると、約1万マイルですが、このフライトで、マイレージプログラムや航空券の種類によって、1万マイルたまる場合・7000マイル貯まる場合・5000マイル貯まる場合・まったくたまらない場合が考えられます。(エコノミークラスの場合)普通の人が利用する格安航空券・PEX運賃・団体旅行などで、いかに効率よくマイレージを貯められるかを考える必要があります。
C.フライト数・エリアが充実しているか
これは、提携エアラインがどれだけあるかとも関連しますが、自分が利用するハブ空港を中心として、多方面へ、多くのフライトがあるかどうかは、1つのマイレージプログラムに集中してマイル加算ができるかどうかの重要なポイントです。提携エアラインのマイル加算効率や、フライト時刻なども要チェックです。
D.航空券は適正価格か
いくらフライトマイルが100%たまるからといって、航空運賃が他社より割高な場合、逆効果になってしまいます。
E.無料航空券の使いやすさ
ここは、普通の人が見落としがちなポイントです。一般に流通している航空券も様々なクラスがあり、OpenチケットとFixチケット、オープンジョーの可・不可、有効期限、ストップオーバーの可・不可など、様々な制約が異なっています。これは、無料航空券にもいえることで、「1年間有効のOpenチケット、オープンジョーはある一定のエリア内で可」というのが、一般的な無料航空券の利用制約です。ところが、「ストップオーバーの可・不可」については、各社大きな違いがあります。アジア内でストップオーバーを認めないものから、片道2回までのストップオーバーを認めるものなど、事前にチェックしておかないと、思わぬ落とし穴になったり、逆に思わぬ幸運にめぐり合えたりするものです。
F.フライトマイル以外の貯めやすさ
やはり、年1回の海外旅行ではなかなか2万マイルには手が届かない。でも、現状はフライトマイルではなく、クレジットカードのショッピングマイルで、マイルを貯めている人の方が多いんです。あとは、レストラン、国際電話、インターネット、英会話、レンタカーなど、日常の生活の場面でマイルを多く貯めることも、今や不可能ではありません。
以上のことを、航空会社ごとにチェックをしていきましょう。
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