競馬場の雰囲気に慣れたら、いよいよ馬券を買いましょう。
とりあえずは新聞を見てみましょう。例によって詳しい新聞の読み方はそこらへんの初心者本を見ていただきたい。まあ初めて見た人ではほとんど解読不可能ではないでしょうか。私は一般新聞を読んでいる時間よりも競馬新聞を見ている時間の方が長いので、改めて「自分がどうやって新聞の読み方を覚えたか」といわれると正直言ってよく分からんのですよね。という訳で、「どういう馬を買ったらいいか」は皆さんで研究してください。うわー!思いっきり不親切なガイドだ。
んじゃあ、ここでは何の講義をするのか。それは、「馬券を買う際の心構え」です。今の競馬は中央競馬ならどこでも、公営競馬でもほとんどはマークシートを塗って、窓口に金と一緒に差し出せば馬券は買えます。ですが、ただノホホンと馬券を買っていたのでは駄目です。勝負なのですから、ここは一つビシッと気合いを入れましょう。
まずはオッズを確認します。モニターを睨み付けるように見るのがポイントです。時折、「3−5で21倍かぁ・・・」と、小声でつぶやくことも大切です。これは一人で行ったときでも忘れずに行いましょう。こうすることで、回りのおじさんたちが「おっ、こいつは気合いが入ってるな」と一目置くようになります。ただ、「4-11で263倍かあ、つかないなぁ」などと言うと単なる欲張りです(笑)。
そしてマークシートを塗る。この時、気合いを込めて塗ることが大切です。「俺はこの馬券を取るんだ」という意識をマークシートに伝えるのです。そしてその気合いを込めたマークシートを持っていざ穴場(馬券発売の窓口)へ。
穴場は、最近の中央競馬では機械化されているところもありますが、ここは是非おばちゃんのいるところへ向かいましょう。「若いお姉さんのほうがいいなぁ」と思ったあなた、その心配は無用です。競馬場の穴場にはお姉さんなどほとんどいません。バクチを打っているときは綺麗なおねーさんの存在など無意味です。
大事なのは「気合」です。まずは気合いを込めたマークシートを差し出します。この時、空いている手では新聞を持ってそれを睨み付けるのを忘れずに。そして、おばちゃんに向かっては「おいババア、ちゃんと当たり馬券を寄こさんかい!」と、ここでもまた気合いをさらに追加します。あ、これはあくまでも心の中だけで大丈夫です。実際に口に出す必要はありません。っていうか、口に出してしまうとバクチ打ちとしてはともかく、社会生活を営む一般市民としては大問題ですから。なお、当たり馬券はどこの窓口でも売っているはずですし、売り切れることはありませんのでご安心を。マークシートを出したら、続いてお金を差し出します。普段はいいのですが、混雑しているときはなるべくお釣が出ないようにしましょう。なに、簡単なことです。お釣が出ない金額分買ってしまえばいいのです。また、中央競馬を除く西日本の公営競技場(競馬以外の競輪・競艇も含む)では、お釣を出してくれないところもあるので注意しましょう。特に、締め切り間際は列に並んでいる人も殺気立っていますので、なるべく速やかに馬券を買い終えるよう、お釣のないようにしましょう。また、前売り発売所で当回レースの馬券も発売している場合、自分の買うレースが当回レースでない場合は、締め切り間際で後ろに当回レースを買う人がいたら順番を譲ってあげましょう。「おっちゃん、次のレース買うの?」と聞いてみるとよいでしょう。それが穴場でのルールです。これは、パドックでフラッシュを炊いてはいけないのと同様な、あるいはそれ以上に重要なルールです。こういうルールを守れない人は競馬場に行ってはいけません。
あとはおばちゃんがお金を受け取って、それを確認したら馬券をくれるはずです。
さて、馬券を購入したら、いよいよレースを見てみましょう。わくわくしてきましたね。だんだんあなたも一人前のばくち打ちになりつつあります(笑)。