東亜悲恋

2001.10.15
青山劇場

 東亜悲恋、イノッチ観察レポ。やってみたいと思います。

 会場入ってすぐに目に付くのが、役者宛に届いてる花ですよね。やっぱり大物や、大手から来たものを一番目立つところに置くと思うんですが、今回、一番目立つところにあった花の送り主は…
『坂本商店』と、『サイクルセンターナガノ』でした(爆笑)
 …あるよ…八百屋と自転車屋…(爆)
 やっぱりやってたか、あの人たちは(笑)
 良いね。仲良しでv



 冒頭登場後、いきなり始まるモノローグ。
 主役と言うより、語り手という印象。
 しかも…いきなりちょっと突っ走ってないか?
 もう少しゆっくりしゃべってくれた方が、見てるこっちは世界に入りやすいんですが…

 『はじめたのおつかいのガキみたい』
 と言いながら、手を繋がれて少し屈んで歩く姿が妙にぷりちーv

 野球シーンでの、チームメイトとの会話。アドリブの感じが良い感じ。
 『お前が取れるまでやるぞ。』
 全体的に、チームメイト(ひでき)との会話はテンポが良い。
 井)「和ませろよ。」
 ひ)「芸をやります…ムックです。…マグロです。……さばいてよ…」
 井)「今日のお前は0.5マグロだ…」
 とかね。

 吉田という役がいるのだが、『吉田さん』というおうとして、カミカミなるとこなんて、どこぞの誰かみたい(笑)
 だって、『吉田しゃん』だよ。

 韓国で出会ったミナと、初デート中に、ローマの休日を真似するシーンは可愛らしかったしv
 しかも、『さぁ、オードリー』って、それは女優の名前だろーが(笑)

 ものを飲むシーンがあるんですが、そこでのパントマイム綺麗でした。
 カップを持つ手はそうでもないんですが、水分を喉に流し込んでる時の喉の動き。きれいに動いてましたね。

 ギャグシーンの突っ込みの速さ。流石なんですが、そこだけイノッチくさい(笑)

 共演のシューさんは、想像以上の演技の上手さにびっくり。
 泣きのシーンや、怒りのシーン。見事でした。
 ただ、ちょっとつぱしってるところもありましたが、問題はなかったです。
 歌も上手いし、ダンスも指先とかすごく綺麗で…その上、笑いのシーンの切り替えや、切り返しもすばらし。

 横山くんもがんばってましたね。
 ストレートは初舞台だと言うことですが…気になる点は、発声と、口の開きですね。
 これがきちんとできてないと、声も伸びないし、かつぜつも良くならない。=台詞が聞こえない。と言うことになるので、以後がんばってください。
 あと、岩本の性格付けが上手くできていないのが気になります。
 シーンごと、感情ごとに、性格の一定性がなく、かなり不安定です。
 一体岩本がどういうやつなのかをつかむのに、少々時間がかかっちまいました。
 今回、初めてストレートプレイで板に乗ることが、彼にとって良い影響になることを願っております。


 今回の芝居について、これ以上突っ込んだ話(もはやレポではない。ただの語り)を、見てみたいという方は、この先へお進みください。
 それなら見ないという方は、こちらからお戻りください。 

『現物展示室』へ →

 なお、この先の語りは、ネタばれを含んでいる上に、妙に毒吐きです。これから『東亜悲恋』を見に行くという方や、綺麗なまま思い出を残しておきたいという方は、見ないほうが安全です。

 それではどうぞ…

 東亜悲恋全体の感想 →

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