毎日コラム大会2001

〜息も絶え絶え終盤戦〜

1月25日(木)  自作を語る(6) Kanon落語劇場のこと(前編)
 2000年の6月、カゼ3部作をアップした直後に、DNML本体の バージョンアップがありました。
 そのバージョンアップによってカゼ3部作にトラブルが出たために、 私は3部作をとりあえず公開停止することにしました。

 当時は、ちょっとスランプ気味だな、という感じもしていたので、 何かいい解決策が思いつくまで「おーふなKanon」全体を一休みに したんですが……トラブルの解決策がなかなか思いつかなくて、 シリーズが再開できない。
 だって、「その5」から「その7」まで公開停止してるのに、 「その8」をアップして、しかも「できれば順番に読んで下さい」なんて、 いくら私が厚顔無恥でもそれはできませんよ。

 そこで、それまでに感想推進会のみなさんから 「起承転結が弱い」と言われてたことを思い出しまして、 「おーふなKanon」から離れて原作物をやってみることにしました。
 そのころちょうどマイブームだった落語をDNML化して、 少し起承転結の呼吸を盗んでみようというわけです。

 で、『試し酒』と『風呂敷』という、私が好きで、しかも短い噺を二つ 作ってみたら、なんかこれが実に気持ちいい(笑)
 調子に乗って大ネタ『火焔太鼓』ともう一つ小ネタ『だくだく』を作りながら、 順次ホームページにアップすることにしました。

 …でもまあ、落語ネタなんてのはだいたいがKanonの二次創作としては 邪道みたいなものですし、私の趣味の産物以外の何物でもありません。
 ですから、このシリーズに関しては、今までProject Angel Wingsにも 来栖川DNMLホテルにも登録したことはありませんし、 これからも登録するつもりはありません。
 あくまでも、ひっそり細々と続けていこうと思ってます。

 (明日のコラムに続く)


1月26日(金)  自作を語る(7) Kanon落語劇場のこと(後編)
 「Kanon落語劇場」シリーズを作る際に、まず楽しいのはネタ選びと 役決めですね。

 「こんどはこの噺をやってみようかな。この役は祐一で、これは名雪で…」
 てな感じで実に楽しいんですが、このとき困るのが、 Kanonに男性キャラが少なすぎること。 CGがあるのは北川1人だけで、しかもたった1枚。 それに引き替え、落語の登場人物には男性が圧倒的に多いんですから。

 ですから、どうしても元の落語で男性だった役を女性に変えたり、 娘さんたちに男役をさせたりという小細工が必要になります。
 まあ、舞のおかげでずいぶん助かってはいますが… 舞も、表情のバリエーションが少ないのがキツイとこですね。

 もう一つの問題点は、落語には江戸時代を舞台にしたものが多い、 ということ。
 ストーリーが時代物になりますから、セリフ回しも少しは時代色を 出したいとこですが、Kanonの娘さんたちはみんな話し方に特徴があって、 時代がかった口調が似合いません。
 仕方がないから、画面に登場しないのでイメージの崩れが少ない祐一と、 もともとぶっきらぼうな感じの上に武士の役が多い舞を犠牲にして、 この二人には割と落語的なしゃべり方をさせてます。

 落語劇場を始めてから、感想メールが増えました。 たぶん、これが私の、DNML作者としての個性だと、 みなさんが認めて下さったんだと思います。嬉しいことです。


1月27日(土)  Kanonキャラ雑感(8) 水瀬秋子のこと
 まあなにしろ1月27日ですからね。 秋子さんの話をするなら今日しかありますまい。

 私が最初に『うぐぅあぅーくー』を書いたときには、 まだ「おーふなkanon」シリーズに「女性キャラを全員登場させる」という 縛りを作ってはいませんでした。
 そのせいもあり、また、ストーリーが登場を要求しなかったというのもあって、 『うぐぅあぅーくー』には秋子さんが登場していません。
 その後、「全員登場」という縛りができてからも、たびたび欠席しています。 (学校が主な舞台になっちゃったりすると、登場しようがありませんからね…)

 ま、秋子さんのことですから、これくらいのことで怒りはしないでしょうが、 私の側には多少引け目があります。そこで、「Kanon落語劇場」シリーズでは、 年の功を活かして解説役をしてもらっています。

 いや待てよ、「年の功」

 …秋子さんって、いったい何才くらいなんですかね?
 娘が17才なんだから、まあ順当なところで40才とか、その前後でしょうかね。

 ………。

 …どう見てもあのグラフィックは、そう見えんな…。

 しかも、たった今、ショッキングな事実に気づいてしまいましたよ。
 秋子さんが、仮に、40才だとすると…
 オレって既に、名雪よりも秋子さんの方が年齢が近いじゃん!

 あーやだやだ。年は取りたくないのぉ。ズズーッ。(茶をすすっている)


1月28日(日)  自作を語る(8) 映画題名借用ブックたちのこと
 カゼ3部作のトラブルで、「おーふなKanon」が休止してる頃のことです。

 ハッピーエンドのかけらの餅乃龍さんから、 夏のコミケに『DNA3』というDNML作品集を出すので参加しませんか、 というお誘いがありました。
 すぐOKして、「おーふなKanon」と「落語劇場」の、書き下ろしを それぞれ1つずつ収録していただくことにしました。
 落語劇場の方は完成間近だった『だくだく』に決め、 「おーふなKanon」の方は、ネタだけ考えてあった「その8」を、 香里の連続ギャグ抜きで作ることにしました。

 ただ、問題になったのがタイトルです。 なにしろ、私は題名考えるのが苦手なもんで。
 で、「うりゃっ!」と映画の題名を借用してしまいました。 それが、スペシャル版と銘打った『逃亡者』ですね。
 それで吹っ切れた私は、「その8」以降、『許されざる者』『マイフェアレディ』 『炎のランナー』『真昼の決闘』と、映画の題名を借用しまくるようになりました。
 ちなみに、題名の元になった映画と、ブックの中身とは、 何の関係もありません。
 単にそれっぽいタイトルを借用しただけです。

 これら「おーふなKanon」シリーズの近作は、 演出的には何も新しいことをしていません。 演出や技術面より、キャラ同士の掛け合いの方に力を入れたブック群です。
 長期シリーズは、どうしても保守化の方向に向かいますね。

 演出や技術に目配りしてみたのは、 この間に挟まれた第10作『バスカビル家の狐』ですが…
 それについてはまた明日。

 (明日のコラムに続く)


1月29日(月)  自作を語る(9) 『バスカビル家の狐』のこと
 実はこの『バスカビル家の狐』というのは、 今まで作った中で一番時間のかかったブックです。
 なにしろ、作り始めたのは確かゴールデンウイーク頃で、 発表したのは10月末ですから。ほとんど半年かかってます。
 もっとも、半年のあいだ常に作り続けてたわけではなくて、 ちょっと作っちゃ休み、また少し書いちゃ休みして夏頃にできた原形を、 それから数か月間あーでもないこーでもないとイジリ回していただけなんですが。

 カゼ3部作のプロットがだいたい固まったころ、もうすぐ10本目だなー、 10本目は何か特別編をやりたいなーと考えてて、 そうだ、シャーロック・ホームズのパロディをやろう! と思いつきました。 …ええ、「その7」の次にもう「その10」のネタなんか考えてたんです。気の早いことに。

 で、ホームズ物が長短編合わせて60編ある中で、 何にしようか? やはり一番有名なこれかな、と。 子供向けの翻案もいっぱい出てますしね、特にミステリファンでないみなさんも、 題名くらいは聞いたことあるんじゃないでしょうか。

 元が長編なので、パロディ化しても、どうしても長めになります。 そこで、章を割ってみました。テキストのレイアウトをいじったり、 章割りにからめて分岐をいくつも設けたりというのは、 私にとっては初めての試みです。
 また、オープニングに、翻訳ミステリによくある「主な登場人物」の紹介を入れて、 そのシーンはBGMと同調させてみることにしました。
 この辺の調整で、けっこうなんだかんだ時間を食いましたね。

 そんなこんなで、苦労の多いブックではあったんですが、 結果的に、あのゴルゴ早川さんに誉められまして、 報われた気がしました。いやー嬉しかったですね。 なにしろ、目標にしてる方ですから…。


1月30日(火)  自作を語る(10) おーふなKanonスペシャルのこと
 「おーふなKanonスペシャル」と銘打ったブックは、今のところ3本。

 最初のスペシャル版『逃亡者』は、もともと通常の「おーふなKanon」から 転用したものだったので、たいして違いはありませんでした。が、 その後に作った『00Kanonは殺しの番号』と『悪魔はあくまで悪魔である』は、 通常の「おーふなKanon」とは少し毛色の違った話になってます。

 『00Kanonは殺しの番号』の方は、 題名通り007モドキなオープニングを仕込んでみたりしました。
 そのせいで、「最初はアクション物かと思いました」という感想をいただいたりしましたが…バストショットしかないKanonで、 アクションは無理でしょう(笑) 少なくとも、今の私には無理です。

 …いや、何か手はあるかな?

 …まあいいや。そのうちゆっくり考えましょう。

 さて、『悪魔はあくまで悪魔である』は三人称がポイントですね。
 落語劇場の方で何度か三人称はチャレンジしてるんですが、 祐一が登場人物として残ってるんで、どうも中途半端になりがちでした。
 それに落語は、地の文が語り口調ですから、 厳密に言うと「語り手が隠れているタイプの一人称」と言えるでしょう。 完全な三人称にはならないんです。

 で今回、祐一抜きの三人称という形式を取ってみると、 これがやりにくいやりにくい。
 なんたって、他のキャラを全員呼び捨てで書く関係上、 秋子さんのことも「秋子」って呼び捨てで書かなきゃならないのがどうにも馴染めません。 「さん」まで込みで名前のような気さえしてくるんですな。

 結果はどうなんでしょうかね? まだ作ってからさほど間がないんで、 自分ではどうも客観的に見られません。 ぜひみなさんの感想をお聞きしたいところです。


1月31日(水)  Kanonキャラ雑感(9) 天野美汐のこと
 毎日コラムももう終盤ですが、キャラ雑感が二人だけ残ってますからね。 まずは天野から行きましょう。

 天野と言えばやはり、みんな思うことは一つでしょう。
「なんでお前は、そんなに妖狐のことに詳しい?」
 天野が祐一に教えた事ってのも、だいたいが、調べて分かるような 事じゃないですからね……ホント、誰から聞いたんだろう?
 だから正体は狸だと思った、とおっしゃる方も多いですね。 私もご多分に漏れず、もう一人(一匹?)の妖狐だと思ったりしてました。

 ちなみに我が「おーふなKanon」シリーズでは、 後書き係または物知りキャラとして、重宝してます。
 いい娘ですから、もっと使いたいんですけどね……ついなんとなく、 傍観者的な役回りにしてしまいがちですね。
 と言っても、あの、目線と口元のわずかな違いだけで表情を描き分けた KeyのCG屋さんには、素直に脱帽しますし、 その微妙な表情をうまく生かした会話が作れたりすると、 「やった!」というヤミクモな勝利感が得られますが。

 かき氷屋なしゆめ本店さんの Webコミック『水瀬家の食卓』の中で、天野美汐に「吸血姫美夕」を重ねてて、 つい感心してしまったんですが……Key側でもそのつもりはあったのかなぁ?


2月1日(木)  Kanonキャラ雑感(10) 沢渡真琴のこと
 ゲーム中、2月1日という日を正式に迎えるのは、 真琴シナリオだけなんですよね。
 その2月1日の真琴といえば…。

 ………。

 あああダメだっ! 確認しようと思って、うっかりプレイし直したりした日には、 また涙だくだくになってしまうっっっ!
 それどころか、思い出しただけで、もううるうるですよ。
 たぶんKanonプレイヤーの中では多数派だと思うんですけどね、 一番泣けて泣けて仕方なかったシナリオでした。反則でしょ、これは。
 …だって、ここまで臆面もなく「アルジャーノン」やられちゃうとねぇ… おとなしく降参して鼻をかむより他ありませんな。

 それはともかく、我が「おーふなKanon」シリーズにおいては、 真琴は基本的にボケ役です。あゆとコンビでダブルボケにすることも多いですね。 なんかこの二人って、性格は違っても結局同レベルという感じがして。
 ゲーム本編では、ほとんど会うことすらなかった二人ですが、 知り合えばきっと仲良くなったんじゃないかなぁ。

 …そういうのが書きたくてね、書いてるんですよ。たぶん。

 というわけで、途中一回だけサーバートラブルによる更新不能がありましたが、 どうにかこうにか、毎日コラムを発表することができました。
 この約1ヶ月弱、お付き合いいただきましてありがとうございました。 これからも、当おーふな書林をよろしくお願いいたします。


番外編  おーふなDNML講座(7) スクロールの注意点
 毎日コラムは一応終わったのですが…
 思いつきはしたけれど書くタイミングを逸したネタを、一つオマケで書き下ろし。

 『00Kanonは殺しの番号』で、 007映画のオープニングもどきをやってみました。 銃口だかカメラの絞りだかの画像がスクロールするアレですね。

 みなづきなちさんの電脳遊戯帝国内のコンテンツ「DNAT」で、 スクロールのさせ方について解説されていたのを思い出して、 それを参考に作ってみました。
 ただ、この手の高度な演出をするのが初めてということもあって、 少々不安だったので、公開前の試作品を 感想推進会のモルシさんにこっそり見ていただきました。
 そうしたら、 「これ、スクロールの早さがマシン任せになってますね」と指摘されました。

 今回の場合は、BGMと同調させたいわけです。私の環境だと、 偶然そこそこ合ってたんですが、環境によって違いが出てはマズイ。
 しかたがないので、ごくごく原始的な方法を取りました。 始点と終点の間を何等分かして、 <TIMER>タグと <ACT>タグを並べるという手です。
 ざっとこんな感じ。

<TIMER TIME="00:04:00">
<ACT NAME="銃口" SRC="files\circle.bmp" TOP="200" LEFT="45" TRANSPARENT="NONE" EFFECT="EF_NONE">
<TIMER TIME="00:04:10">
<ACT NAME="銃口" SRC="files\circle.bmp" TOP="200" LEFT="90" TRANSPARENT="NONE" EFFECT="EF_NONE">
<TIMER TIME="00:04:20">
<ACT NAME="銃口" SRC="files\circle.bmp" TOP="200" LEFT="135" TRANSPARENT="NONE" EFFECT="EF_NONE">

 この場合、<TIMER>タグは、 画像の読み込み時間を考慮して並べた方がいいようです。
 スクロールさせるのが小さい画像なら、上記のように1/6秒単位、 フル画面などの大きな画像だったら1/3秒単位ぐらいがいい感じです…って、 きっとこれも、環境によって個人差があるんだろうなぁ…。


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