三国志・戦国時代に関するメディア紹介
1 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:27

◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

『三国志』とは。
基本は、中国は三国時代<221-265>のものを記した史書(陳寿著)ですが、
一般的に日本で三国志と言うと「三国志演義」のことを差すことが多いでしょう。
宋代11世紀に物語を歌い上げる講談師達が、
好んで三国時代の話を寄席で行ったのが流行り、多く戯曲として作られたようで、
それが「全相三国志平話」としてまとまり、
更に14世紀末に羅漢中なる人物がきちんとまとめ上げたのが、所謂「三国志演義」であります。

『戦国時代』とは。
我が国日本にて、武将達が下克上を掲げ、群雄割拠していた乱世の時代を指します。
時代区分的には、はっきりしない所も多いのですが、凡そ
応仁の乱の収まった1477年より、織田信長が上洛をした1568年を差すことが多いようです。
(終わりを家康が征夷大将軍となった1603年とする説や、大坂夏の陣の1615年とする説など様々ですが)

そんな2つの歴史ジャンルを取り扱った三戦板。
今日では、様々な関連メディアが出されています故、以下ご紹介したいと思いまする。
興味を持ってくだされば、これ幸い!!

2 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:29

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志』 
作者:吉川英治
分類:小説
版元:講談社(講談社文庫) 巻数:全8巻

日本で「三国志演義」をベースとした小説で最も基本と言われるのが
この吉川三国志じゃないでしょうか。
涼やかでキレのある文章は、読み手を三国志の世界に引き入れます。
魏・呉・蜀の三国うち、蜀寄りな内容にはなっていますが、
そこに悪役がいる訳ではなく、純粋に国取り物語を熱く描いているところがまたよしです。
各国の軍師が策略を練り、武将達が華やかに戦場を駆け巡る。
小気味のいい文章の中に、群雄割拠の様がありありと目に浮かび、
過去、実際にいた人々に思いを馳せることが出来ます。
「正史」と「演義」では大分違いもありますが、
歴史小説のいいところは、「現実にあったこと」を二次元的に体感できることでしょう。

初心者お勧め度:★★★★☆ まずはここから、三国志をどうぞ。
                    活字さえOKなら読みやすいかと。

3 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:29

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志』 
作者:北方謙三
分類:小説
版元:角川春樹事務所(ハルキ文庫/時代小説文庫) 巻数:全13巻

北方三国志の何がよいと言えば、人の死に際の格好よさ、でしょうか。
何よりも、読みやすくエンタテイメント性が重視されていると言え、
また何処の国に偏るという書き方ではなく、公平を持って書かれているので、
どの人物に対しても活き活きとした、奥行きが感じられます。
戦の描写も映像的で、まるで映画のワンシーンのような迫力の連続。
ハードボイルド作家として有名な北方氏でありますが、
歴史小説家としての手腕も見事だと言えます。

初心者お勧め度:★★★★☆ 吉川三国志に比べると、更に読みやすい三国志…とは言えるのですが、
                    有名なエピソードが割愛されていたり、北方オリジナルの人物が出てきたり、
                    どちらを先に読むかは好き好き…と言った感じだと思われます。

4 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:30

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志』 
作者:羅貫中  訳者:小川環樹・武部利男
分類:小説
版元:岩波出版(岩波少年文庫版) 巻数:全3巻

羅貫中の『三国志演義』を子ども向けに翻案し、平易な文章でまとめた作品。
主要なエピソードを拾いつつ読みやすく工夫され、労作と言っても良いかもしれないが、
いかんせんジュブナイル化の哀しさ、あまり面白いとは言えない。
しかし人名・固有名詞に全部フリガナがふってあるのが何気に便利で、初心者としては
つい手元に置いて記憶確認に使ってしまうのだった。
主要人物紹介が巻頭についているが、後の方になると全部
「曹仁…武将。 李典…武将。 宇禁…武将。」という感じで役に立たない。

初心者お勧め度:★★☆☆☆ BOOK OFFで100円で買ったのでまあ良し。

5 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:31

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『反三国志』
作者:周大荒  訳者:渡辺精一
分類:小説
版元:講談社  巻数:全2巻

著者である周大荒が北京で発見した「三国旧志」をまとめたもの。これまで巷に流布
してきた三国志は全て偽史であり、蜀が三国を統一する様を描いたこの書こそが
正しき「野史」であるとする問題作である…
…実は周大荒の手によるパロディ、文字どおり「反・三国志」である。
とにかく諸葛亮の策は当たりまくり、敵将は死にまくる。
(「三国旧志」の前半が散逸したという理由で)途中から始まっていることや、何より
元を知らないとあまり楽しめないため、素人にはお勧めできない。

初心者お勧め度:☆☆☆☆☆ どうしても読みたい方はまず他の三国志から。
                   元ネタがわかっていれば結構面白い。

6 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:31

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『興亡三国志』
作者:三好徹
分類:小説
版元:集英社(集英社文庫) 巻数:全一巻

三国志演義によって、帝位を簒奪した悪漢というイメージを植えつけられた
曹操に焦点をあて、彼を一代の英雄として描いていく、あらたな三国志。
本作オリジナルの登場人物である鄭欽が、傍観者として曹操の一生をみつめ、
初期に曹操のもとを離れた陳宮についての葛藤を終盤まで持って行く点で、
他の三国志小説とは一線を画している。
また、詩作者として、『孫子』の注釈者としてなど、
曹操の文化人的な側面の強調も興味深い。
正史と演義の両者からの「いいとこ取り」のようなエピソード構成なので、
三国志の基礎知識を効率よく得られるという点でも、ポイントが高い。

初心者お勧め度:★★★★☆ 一般的な三国志では曹操が悪者であることを忘れずに!

7 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:31

◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志-柴鎌痛快文庫-』
作者:柴田鎌三郎
分類:小説 
版元:講談社(講談社文庫) 2002年3月15日初版発行 定価648円(税別) 
巻数:全一巻

年少者向け時代小説として、著者の作家活動初期に手がけられた一作。
初出は昭和27年1月、偕成社より刊行された。
初期の著作であること、また、年少者向けに書かれたものであることを踏まえても、
その独特の語り口と大衆性により、大人も充分に楽しめる。
のちの『新編三国志』や『柴錬三国志』に繋がる秀作である。
描かれているのは、「桃園の誓い」から「赤壁の戦い」まで。
中国文学に造詣の深い著者が、壮大な『三国志演義』の名シーンを選び抜き練り上げた、
名シーンダイジェストともいえるものだ。
読み進めていくと、著者が読者へ向けてトラップを仕掛けているように思えてくる。
例えば、「桃園の誓い」で檄文(兵を募るためにゲキを飛ばす書状)を書くくだりなど、
ほんの数行なのだが、その檄文はいったいどんなものだったのだろうと思わずにいられない。
あえてトラップにかかり、自分の手で調べあげ、三国志の世界に嵌まっていくのも
悪くはないだろう。

初心者お勧め度:★★★★★

8 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:32

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『関ヶ原』
作者:司馬遼太郎
分類:小説
版元:新潮社文庫   巻数:上・中・下巻

天下分け目の大戦、関ヶ原決戦を描いた歴史大作。
いかにして決戦へと至ったかが、西軍・東軍、どちらにも偏ることのない大局的な視点で綴られていますが、
どちらかというと、人情派な三成寄りの印象を受けるかも。
小狡い悪役というイメージが強かった三成が、見直されるきっかけとなった作品、とも言われます。
読みどころは、裏切り、寝返りを画策する家康の権謀術数、外交戦略でしょうか。
タヌキ爺っぷりを、とくと御覧あれ。
司馬遼太郎の文章はシンプルで読みやすく、且つ迫力充分。クライマックスの合戦シーンは圧巻です。
「関ヶ原」以外にも、「国盗り物語」や「箱根の坂」など戦国時代を舞台にした傑作が多くあります。

初心者お勧め度:★★★★☆ (長編が苦手でなければ、星五つ!)

9 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:32

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『風林火山』
作者:井上靖
分類:小説
版元:新潮社(新潮文庫)

武田の軍師として名高い山本勘助が武田家に士官するところから
語り起こし、川中島の合戦までの、名軍師の人生の軌跡を淡々と描く。
武田に滅ぼされた諏訪家の姫で信玄の側室となった由布姫が、
気高く、かつ謎めいた生身の女性として描かれており、
信玄も交えた三者のあいだでの情のかよいかたが、微妙で心地よい。
280ページほどの薄い本なので、一気に読めるのも吉。

初心者お勧め度:★★★★☆ 当時の情勢一般についての知識は他で仕入れましょう。

10 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:33

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『一夢庵風流記』 
作者:隆 慶一郎
分類:小説
版元:新潮社(新潮文庫) 巻数:全1巻

少年ジャンプで連載されていた「花の慶治〜雲のかなたに〜」の
原作小説と言った方が分かりやすいだろうか。
戦国末期を軽やかに生き抜いた男、それが「傾奇者」前田慶次郎利益。
自由と風流そして義侠を愛し、確固たる信念の元に戦場にて単騎朱色の長槍をふりかざす。
慶次郎を狙う暗殺者ですら、その気概に惚れ身内となってしまう程で、
「人の生き様の格好よさ」この作品はこの一言に尽きるだろう。
加えて、出て来る女性陣も魅力的で、作品に彩りを与えている。
作品の締めくくりには、慶次郎自身の言葉が引用されているのだが、
作中の慶次郎と実在した慶次郎とが、この最後にて見事に重なり、
その存在に重みを与えてくれるものとなっている。

初心者お勧め度:★★★★☆ 前田慶次郎利益はあまり知名度の高くなかった人物らしいのだが、
                    この作品にてかなり有名になったと言えるのではないだろうか。

11 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:33

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『真田騒動〜恩田木工〜』 
作者:池波正太郎
分類:小説
版元:新潮社(新潮文庫) 巻数:全1巻

松代10万石の真田家にまつわる池波正太郎の短編集。
「信濃大名記」「碁盤の首」「錯乱」「真田騒動」「この父その子」の計5編からなるが、
個人的オススメは「錯乱」
イマイチ平凡ではあるが、その人付き合いのよさから誰からも愛された、堀平五郎。
ある日、その彼が暮らす松代藩の藩主・真田信政が急死したことより話が始まる。

短編とはいえ、舞台と系譜が繋がっているので、全体を通してまとまった感を持つ。
徳川側に付いた真田信幸、そして豊臣側に付いたその弟真田幸村。
本書は信幸サイドから描かれたもののため、
従来の真田家とは違った印象を持つこと間違いないであろう。

初心者お勧め度:★★★★★ 短編なので読みやすい。合戦のシーン等ないものの、
                    読物として充分。

12 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:33

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志』 
作者:横山光輝
分類:漫画
版元:潮出版社(希望コミックス) 巻数:全60巻

内容的には、小説吉川三国志とほぼ同じでありますが、
さすがに「絵」という視覚的効果は大きいです。
200人をも越す武将達が、画面狭しと中国を暴れ回り、共に生き、共に死んでゆく。
小説と違って、イメージが限定されるという部分もありますが、
太ってるはずの董卓が痩せていたり、虎痴のあだ名を持つ許チョも格好よかったり。
全体的にスマートな印象を受ける部分も多いです。
しかし何といっても横光絵は「可愛い」という印象を受け、
一部に絶対的な支持者を持つ「関平タン」もそれは可愛く描写されています。
ストーリーは淡々と歴史を追いかけていきますが、三国志という世界は熱く描かれています。

初心者お勧め度:★★★★☆ 60巻という長さですが、世界観には入りやすいかと。

13 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:34

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『STOP 劉備くん!』『GOGO 玄徳くん!!』(内容的には変わりません) 
作者:白井恵理子
分類:漫画
版元:それぞれ角川書店(ASUKA COMICS)、潮出版社(希望コミックス) 
巻数:STOP 劉備くん!→全3巻、GOGO 玄徳くん!!→1巻以後続刊

三国志の4コマ漫画。
時事ネタも多く含まれ、更にパロディネタなんかもあったりしますが、
ディフォルメ化された三国志のメンバーが可愛くほのぼのとギャグをかまします。
キャラの性格付けに味が出てるので、三国志を知らない人にも
まず4コマ漫画として楽しんでもらえるのでは?
とにかく出てくるキャラはみんな愛すべき馬鹿であり、
三国志を知る前に一読、知った後に一読をオススメしたい漫画です。

初心者お勧め度:★★★★★ サクっと読めるので、まずは手にとって読んで下さい。

14 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:34

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『蒼天航路』
作者:王欣太・画/李學仁・原作
分類:漫画
版元:講談社(モーニングKC)

破天荒きわまりない天才・曹操を主人公にした漫画。
未完結で、今も雑誌連載中。
キャラクターの解釈が独特で、他の作品と並べて語ることが難しい。
超人曹操や、いいかげんな劉備、それにセクシー軍師の諸葛亮と、
キャラクターの特異性だけを並べればキワモノっぽく見えてしまうが、
その解釈の深さと斬新さ、そして物語の盛り上げかたには脱帽せざるを得ない。
三国志をまったく新しい観点から描いた痛快作品。
完結が待たれると同時に、ファンにとってはいつまでも続いてほしい一本。

初心者お進め度:★★★☆☆ これだけを読んで三国志を知ったと思われると、困惑。

15 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:35

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三国志』
作者:寺島優/原作 李志清/作画
分類:漫画
版元:メディアファクトリー(昔はスコラから出ていたが未完だった) 
巻数:全14巻
演義ベースで、あまりオリジナルをまじえてないので初めてでもオススメ。
キャラクターデザインはコーエーか?!という感じで無双ファンでもすんなり入れそう。
主役級はだいたいが美形に描かれていて、オナゴにもオススメしたい。
しかし、ところどころデッサンが怪しく、怒鳴ると必ず唾をとばしたり、
顔が妙にゆがんだりとめちゃめちゃ劇画チック。さすが香港の漫画家。
笑い声は「カッハハハ!」。

初心者お勧め度:★★★★☆

16 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:35

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『内閣総理大臣織田信長』 
作者:志野靖史
分類:漫画
版元:白泉社(JETSCOMICS) 巻数:全8巻

400年の時を越え、信長内閣が突如、登場。
ちょんまげにスーツ姿の信長が、理不尽に暴れまわる。
しかし、数々の政策は無茶苦茶だが、信念がこもっていて読む側も納得させられる。
以下、代表的なエピソード

初心表明演説が「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」
解散に伴ない、国会議事堂を爆破。
円高を「どるってなんじゃい?」発言により円安へ。
アメリカの大統領の娘と嫡子信忠との政略結婚を迫る。
信長千万円札の発行。歴史系番組を取り扱うMHKちょんまげの開局

初心者お勧め度:★★★★☆ キャラ設定がしっかりされているので
              歴史を知らなくても楽しめる。

17 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:36

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『真・三國無双2』 
分類:アクションゲーム
版元:光栄
ハード:PS2版発売中、X-box版は今秋発売

とにかく爽快感を求めて、斬る斬る斬る!というアクションゲーム。
自分が三国志の武将になって、戦場で敵を斬って行きます。
二人同時プレイも楽しめるので、2Pのピンチに颯爽と駆けつけることも可。
そして自分の見えないところで、味方のコンピュータキャラが
敵軍を粉砕してることもあったり(敗走してることも多いですが)
条件によっては、有名イベントや裏切り行為なども発生したりと、とにかく楽しい。
三国志を知らなくても、単純に楽しめるゲームです。

初心者お勧め度:★★★★★ 史実を重視する人には、ちょっと向かないかも知れませんが、
                    パッケージ裏の文句
                    「大軍を蹴散らす爽快感!己の活躍が戦局を変える興奮!」
                    を裏切らない出来です。

18 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:37

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『三國志戦記』 
分類:シュミレーションゲーム
版元:光栄
ハード:PS2版発売中

これは自分が軍師になった気分を味わえるシュミレーションゲームです。
将棋のコマのように味方を操り、更に味方の持つ特性をつなげていくことによって、
連環コンボを発生させ、敵に大ダメージを与え、戦局を変えていくというものです。
この連環コンボを発生させるのが、かなり難しく、
2手先、3手先の行動を考えて、味方を配置していかなければなりません。
しかし最後の1手にて、このコンボが5連鎖6連鎖とつながった時には爽快です。
多勢なる敵を一気に混乱へと陥れ、敗走させる気分は最高です。
システムが少々難しいので、百聞は一見にしかずなのですが、
緻密な戦略を立てていける楽しさがここにあります。

初心者お勧め度:★★★☆☆ システムの難しさが少々ネックかも。

19 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:37

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『信長の野望〜蒼天録〜』 
分類:シュミレーションゲーム
版元:光栄
ハード:Windows98/Me/2000/XP

戦国時代、出世競争からお家騒動まで!プレイヤーの思い次第で様々な人生が歩めます。
とはいえ、内政は奉行を決めるのみ。戦に関しても策戦の繰り出しや、
部隊入れ替え等以外はオートなのでサクサク行く反面少々物足りない感も。
個人的には忍者を雇っての破壊行為とかは楽しいです。
ただ本城落とすとそれで抗争終了、ってのはいただけない。
大内家は九州北上組に即刻尻襲われて全領土あぼーんだし・・・正直そのあたり萎えます。
今作、力が入れられているという外交に関してはいろいろできて楽しく、
忍者の里に金送ったり従属化脅迫したり。

初心者お勧め度:★★☆☆☆ 私見、忍者を使うのは楽しい。あと水軍使って貿易するのも良い。
                    でもシステム的に消化不良な点あり。楽しむ努力が必要かも。
                    ¥11800の価値があるかというと・・・

20 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:37

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『人形劇三国志』(通称:人形劇三国志) 
原作:「三国志演義」より
分類:映像(DVD)各
版元:アミューズピクチャーズ 製作年:1982〜84年 巻数:全17巻

'82年〜'84年NHK地上波で放送され、大人気を博した人形劇。
今年、デジタルニューマスター版でDVD化された。
既に著名であった人形作家・川本喜八郎の人形を使い、NHKならではの豪華な映像で
繰り広げられた物語は、人形劇という形式の親しみやすさから子どもにも多く見られた。
この作品がルーツとなって三国志の世界へ導かれた者は数限りない。
当時人気絶頂だった紳介・竜介を作中に配したり、投書によって関羽が延命されて物語が
間延びしたりと内容に手が入りすぎたきらいはあったものの、今でも見るべき作品の一つ。

初心者お勧め度:★★★★☆ 6月にDVD完結。出荷数が少ないので要注意。
                   古いものだがビデオ版もあるので、映像資料の充実した
                   図書館を探すのも吉。

21 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:39

◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『利家とまつ 〜加賀百万石物語〜』
原作:竹山洋「利家とまつ」
分類:映像(戦国ホームドラマ)
版元:NHK プロデュース:浅野加寿子

この作品は、尾張・荒子城主の四男・前田利家と妻まつが、激動の乱世の中、
夫婦で加賀百万石の礎を築きあげるまでの波乱万丈を描く、スーパー大河ドラマです。
特徴…まつにおまかせすれば、全てがうまくいくドラマです。
毎回、20時30分から45分の間にはお涙頂戴の場面が入ります。
名台詞…
「まつにおまかせくださりませ!!」(まつの決め台詞)
「デ・アルカ。デ・アル。」(信長の口癖、終盤になるほど使用頻度は増してくる)
「秀吉と利家は“真の友”にござりまするっっ」
(秀吉に利用されていることを周囲からたしなめられると出てくる利家の言葉)

初心者お勧め度:★★★☆☆ 戦国時代について詳しく知りたいというきっかけにはなると思います。
                    出演者も豪華ですし、純粋にドラマを楽しみたいという人にはお勧めできます。

22 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:40

 ◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

題名:『戦国自衛隊』  
原作:半村良
分類:映像(DVD) 
監督:斎藤光正 出演:千葉真一/夏八木勲/渡瀬恒彦
版元:角川書店 製作年:1979年

新潟・冨士県境に演習を展開していた自衛隊一個中隊がヘリコプター、装甲車、
哨戒艇もろとも突如、戦国時代にタイムスリップした!
彼らの前に現われたのは、長尾景虎と名乗る武将、すなわち後の上杉謙信であった。
景虎の越後平定に力を貸すことを決意した伊庭三尉率いる中隊は、
現代の兵器を駆使して次々と諸将を制圧していくのだが……。
果たして歴史は塗り替えられるのか? 異色SF傑作。

最大の見せ場は2万人の武田信玄軍対近代兵器の凄絶なる戦いです。
かなりの迫力で観るものを圧倒します。
また、真田広之や薬師丸ひろ子もちょい役で出演しています。

初心者お勧め度:★★★★☆ IFモノですが、設定自体が滅茶苦茶なのであまり違和感は感じないです。
                    笑えますので、近所のツタヤかどっかで借りてください。

23 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/06(金) 12:44

三国志・戦国時代に関するメディア紹介;目次

小説>>2-11
>>2 『三国志』:吉川英治
>>3 『三国志』:北方謙三
>>4 『三国志』:羅貫中  訳者:小川環樹・武部利男
>>5 『反三国志』:周大荒  訳者:渡辺精一
>>6 『興亡三国志』:三好徹
>>7 『三国志-柴鎌痛快文庫-』:柴田鎌三郎
>>8 『関ヶ原』:司馬遼太郎
>>9 『風林火山』:井上靖
>>10『一夢庵風流記』:隆 慶一郎
>>11『真田騒動〜恩田木工〜』:池波正太郎

漫画>>12-16
>>12『三国志』:横山光輝
>>13『STOP 劉備くん!』『GOGO 玄徳くん!!』:白井恵理子
>>14『蒼天航路』:王欣太・画/李學仁・原作
>>15『三国志』:寺島優/原作 李志清/作画
>>16『内閣総理大臣織田信長』:志野靖史

ゲーム>>17-19
>>17『真・三國無双2』
>>18『三國志戦記』
>>19『信長の野望〜蒼天録〜』

映像>>20-22
>>20『人形劇三国志』
>>21『利家とまつ 〜加賀百万石物語〜』
>>22『戦国自衛隊』

24 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2002/09/10(火) 10:37
◆◆◆何を読む?何から見る? 三国志・戦国メディア紹介◆◆◆

以上、2ch全板人気トーナメント三回戦・三戦板の試合の支援物資として、
複数の参加者により作成されたものを収録しました。
各メディアの選択及び評価は、完全に各執筆者個人の主観によるものですので
その旨ご了承ください。

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