膨大な史料群。古代史と中世史、近現代史に強い。史料の内訳は下の如し。
二十五史、十三経、
上古漢語資料庫(『論語』・『孟子』・『墨子』・『荘子』・『韓非子』・『呂氏春秋』・『老子』・『商君書』・『管子』・『晏子春秋』・『孫子』)、
台湾方志、台湾档案、台湾文献1・2、『文心雕竜』、仏経三論(中論・十二門論 ・百論)、清代・中華民国の史料群、梁啓超の「新民説」 (これらの史料は検索30回までという制限がある)、
姚際恆著作集、新清史本紀、樂府詩集、ビン南語俗曲唱本「歌仔冊」、
人文資料庫師生版(師生は教育用の意、ここも膨大で解説しきれないが、目に付くのは諸子百家の注釈や、『世説新語』など。『通典』は歴代の制度のデータベース。『芸文類聚』は唐の歐陽詢が古典を抜書きした文人のアンチョコで、今ない古典が引用されている時もある)
最近バージョンアップした。瀚典全文檢索系統
2.0 版である。こっちは多機能で、『詞話集成』が加わっているがやや動作は重い。
中央研究院に匹敵する史料群。台湾故宮で提供している。陳郁夫氏の作成。史料の内訳は下の如し。
十三経、先秦諸子、全唐詩、宋元学案、明儒学案、陳白沙全集、『四庫全書総目提要』、『朱子語類』、『紅楼夢』、『資治通鑑』、続資治通鑑、その他バラで二十五史。近世史料に強いのが特色で、黄宗羲氏の思想史史料(宋元学案、明儒学案)が動いているのは思想史研究者にとり大変な福音だ。
(2002年9月3日追記)
何故か、二十五史が消えている・・
新語絲社
方舟子氏のサイト。上二つと違いここのサイトは検索ではなく漢文の電子テキストを提供している。
また一般向けのせいか、テキストは玉石混淆。漢文データベースでは最古参に属し、史料の内訳は以下の如し。(ここは総合的な現代中国テキストサイトなので、古典は一部分に過ぎない)
『易経』『老子』『論語』『孟子』『大学』『中庸』『孝経』『荘子』『荀子』『墨子』『孫子』『鬼谷子』『鬼谷子陰符七経』『菜根譚』『金人銘』(道家系出土史料?)『棋経』『公孫龍子』『淮南子』(一部)『古文観止』(古文の名作集)など。その他漢詩がとても多い。後古典小説も『三国志演義』全文の他部分のものがいくつか。魯迅の文章も大量にある。また論文の抜書き(新聞に出たモノが多いみたい)が多いのもここの特色だろう。
中華文化網
ここも電子テキストサイト。新語絲社が現代文も含むのに比べ、古典(若しくは現代人が古典漢文で書いたもの)オンリー。漢官六種(漢代の官職解説)、敦煌変文(敦煌から発見された唐代の講談)などマニアックな古典も掲載している。
2005年8月10日追記。リンク切れ、所在不明である。このサイトは以前から放浪を続けていたのだが、虚無僧の祖・普化の如くどこかへ消えてしまったらしい。
寧波公衆信息産業有限公司の電子テキストデータベースサイトで、大量の電子テキストがある。小説が多く、古典文学にはかなりマニアックなモノも収録。(『三国志演義』『水滸伝』『封神演義』漢詩など)・思想書(四書・老子・孝経・易経など)
武侠小説やら外国文学(野島伸司の中国語訳まで!)あるのにはマイッタ!
最近は漢詩が益々増えている。
(2002年9月3日追記)
現在リンク切れ。どこへ行ったのやら・・
2003年4月16日、リンクが変わっていたので張り直し。
京都大学電子図書館
京都大学の電子図書館。大量に貴重図書の画像がある。その中には漢籍も多く、特に漢方の本が多い。
『三国志演義』の古版本なども。
花園大学禅学研究所は日本では電子テキスト研究の最先端。禅仏教の経典をたくさんデータベース化している。ただ、禅の文献ばかり集めて禅とは何かがこのページに欠如しているのはいささかどうだろうか?更新が停滞し休眠状態に近いのも どうかと思われる。
専門家の方のページ。内容は非常に専門的で、特に国字に詳しい。
検索エンジン
図書館
東京都立図書館
よくお世話になっています。
文教大学越谷図書館
驛乃蕎麦 全国の駅の立ち食い蕎麦屋ガイド。一つ一つ管理者さんが訪問して丁寧に解説している姿勢には頭が下がる。