シンセティック・ヴァギナ 第2話 ラブジュースティー

くそ……おもしろくもねえ。
「あひぃ〜……あふうぅぅん! 佑也あぁ〜!!」
 可愛い顔を、獣のように下品に歪め、由紀子が絶頂に達する。
 以前はなかなかいけると思っていたこいつのま○こも、あの至高の感触を、知ってしまってからは、ただの肉筒にしかすぎない。
 あいつなら、いく時にこんな下品な表情はしない。あの心の底から嬉しそうな,天使のような表情は、本当に可愛らしい。
 俺は興ざめして、由紀子の肉筒からペニスを引き抜き、そのひくつく肉襞を見つめた。
 以前はまだ、濃いピンク色といえない事もなかった由紀子の小陰唇は、色素沈着して濃褐色に染まり、大陰唇など最初から真っ黒で、もじゃもじゃと剛毛が生い茂っている。
 あいつの、桜色のそれとは大違いだ。
「佑也ぁ、どうしたのぉ? もっと、ついてぇ」
 知性のかけらも感じさせない淫らな表情で、俺のペニスをねだる由紀子が、突然汚らわしく見えて、俺は思わず払いのけてしまう。
「何するのよぉ? 佑也ぁ!!」
 最初は、初々しかったこいつも、SEXを重ねるごとに慎みを失い、ついには自らま○こを広げてSEXをねだるような、淫乱女になってしまった。
 こいつの処女を奪っておいて、勝手な言い草かもしれないが、こんな慎みのない女は嫌いだ。
 以前は上位に位置していた成績も、SEXを覚えてからみるみる降下し、今では、最底辺に位置している。
 元々頭のいい女ではないのだ。
 こんな女は好みじゃない、そろそろこいつとも潮時かもしれない。
「佑也ぁ……どうしたのぉ……」
 最初は可愛いと思った、いちいち語尾を伸ばすしゃべり方がかんに触る。
 俺は冷酷な表情を浮かべると冷たく言い放った。
「もうお前には飽き飽きしたよ」
「佑也ぁ何をいってるのよぉ」
「お前のこのまっ黒い、腐れま○こには飽き飽きしたって言ってるんだよ!!」
「佑也……」
由紀子は、愕然とした表情で俺を見返し、縋りつこうとする。
 だが俺は、由紀子の腕を払いのけると、衣服を整え、由紀子に宣告した。
「これでさよなら……だ。まあこれまで、それなりには楽しませてくれてありがとよ」
「イヤぁ〜佑也ぁ……いかないでぇ……」
 俺は泣き叫ぶ由紀子を振り向きもせずに、この部屋、美術部の部室から立ち去った。



 5時半か……試験準備期間中でクラブ活動が禁止されているので、校内にはほとんど人影はない。
「ちっ……とんだ時間の無駄だったぜ」
 俺は舌打ちをしてはき捨てた。
 ロボットであっても美奈津の方が何倍もましだ。
 実際、どんな男にも股を開く由紀子の方が、よっぽどダッチワイフという言葉が似合う。
 ロボットの美奈津でさえ、クリトリスのスイッチを押されなければ、他の男と交わる事はないだろう。
 もちろん、そんなことは所有者の俺が許さないし、俺以外の男には反応しないように、改造する事も可能かもしれない。
 そこまで考えて俺は苦笑した。
 ロボットに貞操を求めてどうするんだよ? 
 あいつは所詮作り物、俺にとっては性欲を処理するための、よくできたおとなの玩具にすぎない。
 おととい俺の所有物にしてから、美奈津には恋人を演じるように言ってある。
 もちろん、ロボットを本当の恋人にするワケではないが、あいつほどの美少女を落としたとなれば、俺にも箔が付く。
 遊びで、恋人のふりをさせてみるのも、おもしろいと思ったのだ。
 また落としたい女が現れたら、別れた事にすればいい。
 おや……? 
 渡り廊下を通っていた時、冷たい感触を感じて俺は空を見上げた。
 ぱら……ぱら……ぱら……。
 くそ、どうやら雨が振って来たようだ。
 今日は傘を持って来てないのに、天気予報の嘘付きめ……。
 そう思いながら昇降口に行くと、誰かが俺の下駄箱の前で待っていた。
「階さん……」
 そいつは俺を見つけると、嬉しそうに駆け寄って来る。
「お前……こんな時間まで待ってたのか?」
「はい……湿度の変化から、雨が降って来そうだったので。階さん、今日、傘を持っていらっしゃらないみたいだったから……」
「湿度の変化って……ああそうか、おまえは……」
「はい……現在気温は摂氏22℃、湿度は65%です。階さん。傘は一つしかないんですけど……。私の家と階さんの家は、近いですから。一緒に帰りましょう……」
「ありがとよ……そうだな……相合い傘もいいかもな……」
 こういう細やかな配慮をしてくれるのは嬉しい。
 靴を履き替え、二人仲良く相合い傘で歩き始める。
 恋人同士を装うというアイデアは、ヒットだったかもしれない。
 まじめな恋愛というものをしたことがない俺には、相手がロボット娘でも、結構新鮮な感動がある。
 こいつは、俺の言う事に服従するだけでなく、自発的に、弁当を作って来てくれたり、傘を持って待っていてくれたりと、いろいろ気が利くし、容姿もすごく可愛い。
 そしてあそこは可愛らしいピンク色で感触も最高だし、おまけにラブジュースは美味いと来ている。
 これでロボットじゃなけりゃあなあ……。
 それなら本当の恋人にしてやってもいいのに。
 いや……ロボットだからこそ、ここまで完璧に出来るのだろう。
 藤澤博士はギャグが解るだけじゃなくて、つくづくすごい。
「階さん……ありがとうございます。たとえフリだけでも、私みたいなモノを恋人として扱ってくださって……」
 モノと言う部分に微妙なアクセントをつけてそう言って微笑む、こいつの表情は本当に健気だ。
「こっちもこっちで結構楽しんでるから気にするなよ。ほら……女子校のやつらがこっちを見て行くぜ。似合いの恋人同士だとでも噂してるんじゃないか?」
 俺がそう言ってやると、美奈津は本当に嬉しそうに微笑む。
「そうでしょうか?」
 大抵の男が理想とする、清楚なお嬢様っぽい雰囲気の美少女である美奈津は、隣に連れて見せびらかすには最適だ。
「ああ、お前の容姿は俺から見ても極上の部類に入るからな」
「階さんも……とっても素敵ですよ」
 可愛らしい笑顔を浮かべて、可愛らしい声でそう言われると、思わずゾクッとくる。
 本当にこいつはよく出来たロボットだぜ……今日はこいつの電動ま○こで、口直しをしてくかな? 
 おっ……そうだ! 
「美奈津……そう言えば、お前って確かお袋さんと二人暮らしだよな?」
「はい……そうですけど」
「俺の記憶に間違いなければ。お前のお袋……藤澤博士は、今日からアメリカへ1週間ほど出張したはずだ……という事は、いまお前は一人暮らしなんだよな? 今からお前の家に寄ってっていいか?」
「あっはい……どうぞ、いらしてください」
「二人きりになったら……解るな?」
 俺がにやりと笑ってそう言うと、美奈津はほほをほの赤く染めて小さくうなづく。
「はい……」



「ここがお前の家か……思ったより立派だな」
 一戸だての、結構大きな家だ。庭も広い。
「自宅にも研究設備があるんです……いま、扉を開けますから……」
 そう言って、美奈津はセキュリティーシステムを操作し、門の鍵を開いた。
「私についてきてください」
 美奈津に続いて庭に入ると、門が自動的に閉鎖された。
 玄関では、カメラが、美奈津をチェックしているようだ。
「おい……えらく時間がかかるじゃないか……網膜パターンのチェックじゃないのか?」
 網膜パターンのチェックなら一瞬で終わるはずだ。カメラは美奈津の身体をなめるように念入りにチェックしているようだ。
「人間の場合ならそうですけど、私の場合は、内部のメカを電視して照合するようになっているので時間がかかるんです。お待たせしてごめんなさい。もう終わりますから」
 そう美奈津が言うと、やっと玄関の扉の電子ロックが解除された。
「階さん……どうぞ、いらしてください」
 美奈津は扉を開くと俺を呼んだ。
「じゃまするぜ……」
 美奈津に続いて家に入ろうとして、カメラが俺をチェックしている事に気がついた。
「おい……セキュリティーシステムで、俺の訪問が、お前のお袋さんに、ばれたりしないだろうな?」
 俺の質問に、美奈津は笑って答える。
「大丈夫です。母は忙しくて週に2・3日程しか家に帰ってこれないので、この家の生活支援システムの管理者は、私になっているんです。そうでないと不便ですから……」
「なるほど……それなら大丈夫だな」
「どうぞ……これを」
 俺は靴を脱いで、美奈津の用意してくれたスリッパに履き替える。
「こちらへ来てください……」
 美奈津は俺を応接間を兼ねたダイニングキッチンに案内した。
「すぐにお茶をいれます。母が紅茶党なので紅茶しかありませんがそれでよろしいですか?」
 ソファーに腰掛けると、美奈津がそう尋ねてきた。
「ああ。アールグレイはあるかな?」
「はい。アイスとホット、どちらにしますか? レモンティーやミルクティーもできますけど……」
「アイスの……ラブジュースティーが欲しい……出来るな?」
 俺はにやりと笑って、そう言った。
 半分は本当に飲みたくて、半分は美奈津を困らせてやろうと思って言ったのだが、美奈津はほほを赤らめながらも、真面目な表情でうなづいた。
「はい……解りました。それでは少し待っていてくださいね」
 そう言って、美奈津はキッチンに向かってまずは手を洗い、ポットにペットボトル入りのミネラルウォーターを注ぎ、火にかける。
 そうしておいて、ティーグラスを二つ用意し、テーブルの上に置いた。
 そして、除菌作用があるおしぼりティッシュを一枚とって、おれに手渡す。
「これで、手を拭いてください」
「おっ、すまん」
 濡れティッシュはひんやりと冷たい。
 本当に細かい所まで気がまわる娘だ。
 続いて美奈津は、もう一枚お絞りティッシュを取ると、シロップ入れを持って、隣の部屋に向かおうとする。
「どこへいく気だ?」
 俺はにやりと笑ってそう言った。
「あの……その……紅茶に入れるシロップを用意しに行くつもりですけど……」
「それならここでも出来るだろう、それとも、俺に見られて何かまずい事でもあるのか?」
「いいえ、そんなわけでは……」
 美奈津は羞恥にほほを薔薇色に染め、口ごもってしまう。
 男心を誘う仕草だ。
「お前が特製のシロップを用意する所をじっくり見てやるから、こっちに来い、いいな?」
 俺がにやりと笑って、意地悪くそう言うと、美奈津は小さくうなづいた。
「はい……」
  美奈津は俺のそばまでくるとぺこりと一礼し、スカートを托しあげた。
「どうぞ……ご覧になってください」
 そう言って、恥ずかしげにではあったがにっこりと微笑み、ゆっくりとパンティーをおろした。
 恥ずかしがってはいるが、俺に見られるのは嫌ではないのだろう。
 パンティーを脱いでしまうと、美奈津はそっと濡れティッシュを自らの秘処にそえ、丁寧に拭く。
 そして美奈津は一度ティッシュを離すと、今度はぱっくりと小陰唇を開いて、膣口のあたりをを丁寧に拭った。
「はあ……はあ……」
 自ら秘処をいじっているためか、それとも俺に見られているせいか、美奈津の呼吸は少しずつ乱れ始めている。
 ロボットとはいえ美しい美奈津が、自らをまさぐる姿はとてもいい。
 今度はオナニーもさせてみよう。
 秘処を拭きおわると、美奈津は俺の右向かいのソファーに座って、自発的に左右に大きく足を開き、股間を突き出した。
 その美奈津の表情は、羞恥にふるえている。
 ただ愛液を集めるだけなら、ここまで足を開く必要はない。
 わざわざ俺のために、恥ずかしいのを我慢して、愛液があふれる様子がよく見えるように、こんなはしたないポーズを取ってくれたのだろう。
 こいつのいじらしい配慮に、俺は思わず胸が切なくなる。
 いや……こいつはロボットだ。所有者である俺に尽くすのは当然だ。
 俺は自分の中で着実に大きくなりつつある、ある感情に、この時はまだ気がついていなかった。
「それでは階さん始めます……」
 そう言うと美奈津は、手を恥丘に添え、淡く茂ったアンダーヘアを引っ張った。
 するとカパっと音がして美奈津の恥丘が外れる。外れた恥丘の内部には、スイッチがいくつか並んでいた。
「ここは私の性機能の制御パネルです。今からスイッチを切り替えてメカ女性器をテスト動作させて、合成愛液を分泌させます」
 美奈津は開いた股間の中心、膣口にシロップ入れをあてがうと、恥丘内部の制御スイッチを操作した。
 ウィィィィィィィィィィィィィィィン。
 微かな機械音とともに、膣口から愛液がとろとろと噴き出してくる。
「はあ……はあ……はあ……はあ……」
 美奈津は、羞恥に耳まで真っ赤にしながら少し呼吸を乱れさせた。
 やがてシロップ入れが満たされた。
 美奈津は、恥丘の制御スイッチをもう一度押して愛液の分泌を停止させた。そして、とろりとした芳しい液体で満たされたそのシロップ入れをテーブルの上に置くと、静かに立ち上がり、お絞りティッシュを取ろうとする。
 俺はそれを遮ると、代わりにお絞りティッシュを一枚とって、そっと美奈津の秘処にあてがってやる。
「俺が拭いてやるよ……わざわざ俺のために、あんなはしたないポーズまでとって……すまなかったな……恥ずかしかったろ?」
「そんな……私、階さんのためならどんなことだってするつもりです。なんでも遠慮なくおっしゃてください。……あっ」
 ティッシュを、少し強くラビアに擦りつけてやると、美奈津は耐えきれずに、はしたない声を漏らしてしまう。
「俺にここをいじられるのは気持ちいいか?」
 そう言って美奈津のきゃしゃな身体を軽く抱きしめると、羞恥に真っ赤になりながらも嬉しそうに身体をすりよせてくる。
「はい……とっても気持ちいいです。ですけど、階さん……クリトリスだけは、まだ押さないでくださいね」
「そうだったな……お前のクリトリスはSEXの開始スイッチにもなっていたんだったな。よし……これできれいになった。美奈津、そろそろ湯が沸いたみたいだぞ」
「あっ……本当ですね……それでは紅茶を用意しますから待っていてください」
 そう言って美奈津は、さっき脱ぎ捨てたパンティをはこうとする。
「美奈津、パンティは履き直さなくてもいい。そのままでいるんだ」
 俺がそう言うと、美奈津は素直にうなづく。
「はい……解りました」
 美奈津はパンティを置くと、キッチンに向かった。
 ノーパンを意識してか、歩き方が妙に色っぽい。
 美奈津はティーポットに茶葉をいれると、沸いた湯を静かに注ぐ。
 そして20秒ほど待ってから、キューブアイスを幾つか入れ、残りの氷を器にいれて、ティーポットと共にお盆に載せた。
「階さん。出来ました」
 そう言ってにっこり笑って、テーブルにそれらを置く。
 用意しておいたティーグラスに氷を入れ、ティーポットからお茶を注いだ。
「どうぞ……」
 そう言って差し出されたグラスを受け取ると、美奈津がさっき用意してくれた特製のシロップを注いだ。
「ほら……お前のにも入れてやる……自分のま○こ汁を良く味わってみるんだ」
 美奈津のグラスにもそれを注ぎ入れてやる。
「うん……良い香りだ……それでは頂くぞ……」
 アールグレイと美奈津のラブ=ジュースの素晴らしい香りのハーモニーに、俺は陶然となる。
 ゆっくりと味わいながらまず一口すすってみる。
 これは……美味い! 
 アールグレイのくせのある苦みに、美奈津の合成愛液のさわやかな甘酸っぱさが、すごく合う。
 香りもどんなハーブティーよりも格調たかく、鼻孔をくすぐる。
 紅茶の入れ方もいい、濃さもちょうど俺の好みにあっている。
 はっきり言って、これほど美味い紅茶は飲んだことがない。
「美味いだろうとは思っていたが、これほどとは……さあお前も飲んでみろ」
「はい……」
 返事をして、美奈津も俺の向かいのソファーに座る。
 美奈津は気付いていないが、ノーパンなので、スカートの奥、小さく開いた足の間から、ちらりと秘処が覗いている。
 下品な大股開きもいいが、こういうのもまた、風情があっていい。
 俺は、それを肴にして、さらに紅茶を飲んだ。
 美奈津も恐る恐る口をつけて、驚きの表情を浮かべた。
「本当に、すごく美味しいですね。私の合成愛液がこんなに紅茶と合うなんて……それに、とってもいい香り……」
「だろ? それだけじゃないぜ、お前のま○こ汁はそのままでも美味い。なめてみな」
「はい」
 返事をして、シロップ入れを取ろうとする手を遮り、俺は意地悪に笑って指摘する。
「わざわざ、ここから取らなくても自分で用意すればいいだろ……ほら……覗いてるぞ」
「あっ……きゃっ!」
 指摘されて、やっと自分の秘処が覗いていた事に気付いた美奈津は、声をあげて股間を隠す。
「いまさら隠してもしょうがないだろ、ほら、やってみろよ……」
「はい……」
 俺がそう言うと、美奈津はそっと自分の股間に指を差し入れ、再び漏れはじめていたラブジュースを、指にからめてぺろりと舐めてみる。
「どうだ……」
「美味しい……です」
「そうだろ? 本当にお前のま○こ汁は美味いよな……」
 そう言って俺は、ティーグラスを傾け、残りの茶を味わいながら飲む。
「おかわりはよろしいですか?」
「おっすまんな」
 俺がティーグラスを差し出すと、美奈津はポットを傾け、なみなみと紅茶をつぐ。
 そして、ちらりと秘処を覗かせながらソファーに座るが、俺の視線が股間に注がれているのに気がついて、恥ずかしげに足をぴったりと閉じる。
 俺は、思わず残念そうな表情を浮かべてしまう。
「あっ……すいません……どうぞ」
 美奈津は俺に気を使って、再び俺からちょうど股間を覗きやすいような角度で足を開く。
「美奈津……恥ずかしいのなら、無理をしなくてもいいぞ。いくらロボットでも自分のあそこを、いつまでも他人にさらすのは嫌だろ?」
「いいえ……ここも含めて私のすべては、階さんのものです。階さんが所有物である私に、遠慮なさる必要は全くありません。ロボットである私の、こんな作り物の性器でよろしければ、どうぞ、ゆっくりご覧になってください」
 美奈津はそう言って、嬉しそうににっこりと微笑みながら、さらに足を開いて、小陰唇を、ぱっくりと左右に開いてまでみせる。
 こいつの健気な態度に、俺は思わず照れてしまって、つい意地悪な言葉を口に出してしまう。
「もういいって言ってるだろ!! ロボットのま○こなんか、これ以上見てもしょうがないだろうが。この露出狂め」
 俺がそう罵ると、美奈津は悲痛な表情をして、股間を隠し、足をぴっちり閉じて恥じ入るようにうつむいた。
「すいません……そうですよね……私みたいなロボットの身体を、階さんに気に入っていただけるわけないですものね? 私、階さんが、喜んでくださっているのだと勘違いしてしまって……不快な思いをさせてしまって本当にすいません……」
 こいつは何も悪くない。
 俺の意向を敏感に察して、いじらしくそれに従っただけだ。
 それなのに、健気な、あくまでも健気なこいつは、有りもしない自分の非をひたすらに責めている
「それに……露出狂って言われても仕方ないですよね……羞恥心よりも、大切な部分を階さんに見て、喜んでもらえる事の嬉しさの方が上回ってましたから……」
「ちがう!」
 俺は思わず叫ぶと立ち上がり、美奈津に近づくとあごをつかんで見上げさせると、唇を奪った。
 俺の舌使いに反応して、拙げではあったが、こいつも舌を絡み合わせてくる。
 びくん……びくん。
 身体が小刻みに震え、かなりの快感を感じているのが解る。
「お前は、露出狂なんかじゃない。お前は俺に喜んでもらおうと思って、恥ずかしいのを我慢してあそこを見せてくれたんだろ? それは俺のためであって、自分が快感を得るためではない。露出狂って言うのは、自ら快感を得るために、誰彼かまわずはしたない姿を見せる、淫らな女の事をさすのだ。それとも、お前は俺以外にも、あんな風にま○こをさらしてみせるのか? それなら、お前は確かに露出狂だが……」
「そんな……私は階さん以外に、大切なここを見せるつもりは全くありません!……母にメンテナンスして頂く時は別ですけど……」
「それなら……やはりお前は露出狂なんかじゃない……すまなかったな……俺の失言でお前を傷つけてしまって……」
「階さん……」
 今にも泣きそうだった美奈津の顔が、本当に嬉しそうにほころぶ。
「どうぞ……階さん。改めてご覧になってください……ですけど、本当に私のここの事、そんなに気に入っていただけたんですか?」
「ああ……もし本当に見たくないなら、こうやってノーパンにさせる必要がどうしてあるんだ? 美奈津、今度は小陰唇を開閉させて見せてくれないか?」
「あっはい、こうですか?」
 ぱくっ……ぱくっ……。
美奈津は俺の言うがままに、小陰唇を開閉させて見せる。
「本当にお前のここは人間以上によく出来てるな」
「ありがとうございます。喜んでいただけて、私本当に幸せです」
「ふふ……もっと……幸せにさせてやるよ……」
 俺は美奈津の横に座ると、力強く肩を抱き寄せ、股間に指を差し入れるとクリトリスを力強く押し込んだ。
ぐい……カチッ。
「あっああ……」
 快感に瞳を潤ませ、しなだれかかって来た美奈津を、俺はわざと少し乱暴に、ソファの上へと押し倒した。



「あああっ……んふう……はあぁ!! ああん……あん、あん!!」
どくどくんっ
 きつく締め付け震動する美奈津の内部へと、俺は精液をぶちまけた。
 ロボット娘のこいつにたいしては、避妊の配慮は必要ない。
 いつでもナマで、中に出す事が出来る。
 びくん……びくびくん。
「はあ……はあ……はあ……はあ……」
 全身を小刻みに震えさせ、吐息を乱しながら、オバーヒートしたこいつはまどろみの中で余韻に浸っている。
 俺も、なえたペニスをこいつの内部に入れたまま、ゆっくりと余韻に浸った。
 ずりゅずりゅずりゅずりゅ……。
 まだこいつの内部に収まったままのペニスに感じる感触から、こいつの膣内にぶちまけた精液が、膣の奥の方に吸い込まれていくのが解る。
 本当にこいつはよく出来ている、不快な精液の逆漏れが起こらないように、体内で精液を処理する仕組みになっているのだろう。
 これなら2回目以降のSEXでも、安心してこいつの美味いま○こ汁を味わえるというものだ。
 俺は美奈津からペニスを引き抜くと、はしたなく乱れながらも、オーバーヒートして指一本自由に動かす事は出きないこいつの身体を、優しく抱きとめてやった。
 そして、濡れティッシュを一枚取って、こいつの人造ま○こに押しあて、丁寧に拭いてやる。
「すいま……せん……」
「無理してしゃべるな……内部のメカが冷めるまで、こうして抱いていてやるから」
 美奈津は嬉しそうにうなずくと、また静かに瞳を閉じる。
 まずいな……。
 こいつの機械仕掛けの身体は、あまりに良く出来すぎている。
 このままこいつを抱き続ければ、普通の人間の女では満足出来なくなってしまうのではないだろうか? 
 いや、もうそうなってしまったのかもしれない。
 あの由紀子も決して悪くはなかったはずだ、だがこいつの素晴らしい抱き心地を知ってしまった後では、到底あんなものでは満足出来なかった。
 抱き心地だけではない。
 容姿についてはどうだろう? 
 この美奈津ほどの美しい容姿を持つ女が、どれだけいるだろうか? 
 スタイルだけ、顔立ちだけなら、こいつとタメを張れる女も存在するだろう。
 だが、美奈津はその全てにおいて完璧なのだ。
 あの由紀子も結構可愛い女だったが、美奈津の隣に並べば単なるひきたて役になってしまう。
 そして、こいつは性格も健気で俺の事を心から……。
 そこまで考えて俺は苦笑した。
 こいつはロボットだ。ロボットに心などありはしない。
 たとえ、俺の事を心底愛しているように見えたとしても、それはこいつがそう言う風にプログラムされているにすぎない。
 所詮、こいつはよく出来たダッチワイフにすぎないのだ。
 くそ……こいつが人間なら……。
 こいつが人間なら俺も愛する事が出来たかもしれない。
 いや……せめてこいつに心があったなら……。
「ざまあ……ねえな……」
 俺はどうかしている……このロボット娘に本気で参ってしまったらしい。
 俺は、こいつのま○こに添えていたティッシュを離すと、足を閉じさせた。
「きざはし……さん?」
 やっと冷却が終わったらしい。
 身体が動くようになった美奈津は、心底慕うような表情で、俺を見ている。
 こいつが心のないロボットだなんて、本当に信じられない。
 いや……逆だ。俺はこいつに心がある事を信じたがっているのだ。
 藤澤博士ならもしかして、心があるロボットを造れるかもしれない……そう信じたいのだ。
「美奈津……お前は……」
 いいかけて、止めた。
 本当にざまあない。
 真実を知るのが恐くて、それ以上言葉を継ぐ事ができなかったのだ。
 代わりに俺は、こいつを力強く抱きしめ、耳元に囁く。
「もう一度……いいか?」
 そう言うと、こいつは羞恥にほほをあからめながら、しかし嬉しそうに、小さくうなずいた。
 それを見て……俺は、こいつの股間に指を差し入れ、クリトリスを押した。

第2話──完──

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