その21.フラットスポットに迫る ←その20に戻る 最初のページに戻る その22に進む→ |
1.一ヶ月後のフラットスポット(FORCE)
サンワの光学トラボ群やMSのトラボなどで支持球として使われる金属球は、長く使用すると摩擦で削れて通称フラットスポットが発生して、ボールの動きが悪くなるという運命にある、と言われているが。
ところで、フラットスポットって実際はどんな状態なのだろう?
という素朴な疑問を感じたので、マクロレンズで撮影してみる事にした。
被写体その1はサンワのFORCEで、約3ヶ月使用したらかなりボールが重くなってきたので支持球を裏から突付いて外して、フラットスポットの無い部分を表にして(というか見ても判らなくなってしまったので、適当だけど)付け直したのが、11月の末。
そして、この画像を撮ったのが12月の末なので約一ヶ月の使用でこうなったということ。
ちなみに、このFORCEは会社でメインマシンに繋げて使っていて、かなり使用頻度は高い状態だ。
これが手先側の支持球。
既に中心にうっすらとフラットスポットが発生している。
それは、使用感としても判っていて、交換?直後はカリカリとして軽かったボールの転がりが、ふと気が付くと、滑るような、それでいてやや粘るような転がり感になった。これが右手前の支持球。
なんとなく、手先側より削れているような気がする。こちらが左手前の支持球。
2.約3年半後のフラットスポット(MS探求者)
それにしても、FORCEはボールが重くなるのが早すぎるような気がする。
ボールの直径が同じMS探求者は支持球を交換したりせずに約3年半使っていたけど、そちらのフラットスポットはどうなっていたのだろうか?
ということで、ガーネットビーズに交換した際に、取っておいた支持球のフラットスポットを同様に撮影してみた。
当然ながら、どの位置に着いていた支持球かは判らない。
また、外す時に尖ったモノで突付いたので、その傷が付いていたりする。この球のフラットスポットが3つの中で一番広そうに見える。気のせいかも知れないが。 この削れかたを見ると、フラットスポットの生成による操球感の変化というのは、最初が急激で後はあまり変化が無いのだろう、と理解できる。
使用期間が約40倍も違う割りには、大差ないような気がする。
なお、FORCE(などサンワ)の支持球は直径3mmで、MSのは直径2mmなので、同じだけ削れた時の接触面積はサンワの方が大きいのか?
FORCEの方が、ボールの動きが重く感じるのは、そのせいかもしれないけど、同じ条件で比較した訳でもないし、気のせいかも知れない。
余談だけど、現在両機のボールを交換して使っているのだけど、なんとなくFORCEのボールの方が軟らかいような手触りに思える。
感覚的なモノなのでアレだけど、どちらかというとジメっとした感じのFORCEのボールに対して、カラっとした感じの探求者のボールという塩梅だ。