職場での出来事シリーズ
上司と秘書のある光景 |
今日は職場の秘書が仕事中に泣き出した。
最近旦那さんとうまくいっていないとは本人が言っていたが、私もビックリしてしまった。
日本では、私的事情で泣き出すOLは見た事もない。
しかも、その秘書は40歳は過ぎている熟女である。
日本人の私は、こういう時どうしたかというと、あまり気にしない方が良いだろうとそのまま仕事をしていた。
すると上司が秘書へと近づいていった。
「僕のコップで良かったら、これを飲みなさい」と上司は水を運んでいった。
「今は、話したくないか? ファニー?」 と問う。
しばらく秘書は泣きつづけていた。
上司は自分の席に戻り、仕事を続けていた。
その後、泣きやんだ頃をみはからって、上司は横の椅子に秘書を呼び寄せて座らせた。
子供をあやすように頭をなぜながら 「どうしたんだ?」と問う。
ファニーは、また大泣きしながら、上司に事情を話していた。
ファニーの話を聞きながら、真剣に受け答えをする上司。
ボリビア人の、そういう思いやり、とっても尊敬します。
かっこいいぜ、アントニオ!
ボリビア人は真面目? |
今月から仕事のセクションが変わり、新たなメンバーと働くことになった。
ボリビアの生活にもなれ生活もマンネリ化し、毎日が何となく流れて行く今日この頃である。
気分一新、新入社員になった気持ちで、誰よりも朝一番にオフィスに着こうと誓いをたてる。
職場は通信会社ということで、他の隊員の属する職場の様子とはかなり異なり、社員は時間には結構厳しい。
遅くても定刻の8時にはオフィスに着いている。
まずは、小手調べに15分前の7時45分にオフィス入りする。・・・・しかしすでに上司とホセ社員が来ていた。
一番乗り失敗。
今度は7時30分にオフィス行くが、同僚のホセ社員がもう来ていた。 またしても失敗。
なかなかやるではないかホセ社員。
しかしめげずに一番乗りを再度試みる。
7時15分失敗・・・・・ 7時失敗。
「ホセ、いったい毎朝何時に来ているのだい?」
「6時半」
「えっ」
「ホセ、いったい何時に寝ているんだい?」
「9時」
ホセ社員、あなたは立派です。
私は素直に負けを認めることにします。
私の職場では当たり前のように朝7時集合という会議や、研修などが行われる。
残業も9時や10時まで残っている人もいます。
残業手当などという物はないのに、何が彼らをそうさせるのだろう?
おそらく、人の出入りが激しいからだと思っています。。
自分が来てから、一人はブラジルに博士号を取りに留学。
一人はアメリカへ留学。一人は航空会社へ転職。
突然解雇された人も二人知っています。
二年間もこの職場にいたら自分が一番の古株になるのではないかと思うぐらい人が出入りする。
より良い仕事、より良い収入を第一の価値に置きながら転職を繰り返しキャリアを積んでいける社会
体制は日本よりも進んでいると感じる。
毎年年末は、プロ野球の選手のように活動報告を行い、会社役員による厳しい査定評価が下されます。
一年という一つの評価期間で結果を残せなかった人は、次の年には契約を切られるのです。
日本の野球界のようです。
アメリカで通用する人材がいれは本人のキャリアアップに対して前向きに手放し、結果を出せなければ
減給、自由契約、解雇とシビアな部分を持つ。
この体制が、彼らに対してやる気を与えているのであろう。
オーヤンフィーフィー |
オーヤンフィーフィーって覚えてますか?
今いる職場の秘書が、誰かに似ていると思ったら、そのオーヤンフィーフィー似なのです。
もう子供が4人もいるらく、年齢は想定で40代なかばぐらいのおばさんなのですが、職場には香水プンプンで
ミニスカートでやってきます。
ラジオから流れる音楽を聴きながら、時々好きな歌があると大きな声で歌い始めます。
そして 「ヨシ(私の事)〜 この歌どう? 好き?」と1日に何回も聞いてきます。
朝は、「お腹減っちゃった、何か食べない?−」と上司にねだり
午後は「アイスクリームが食べたいわー」とねだったりで、秘書というよりスナックのママさんが職場にいるような
感じです。
話す時は常に至近距離まで近寄ってきて、上司や私の膝の上に手を置いたり、背中に手をまわしたりとスキンシ
ップを欠かしません。
そそるべし、いや間違えた、おそるべしボリビアの秘書。