オルロ (ORURO) 〜カーニバルの町〜
アクセス オルロの町には空港はありませんので、陸路のみが交通手段となります。
オルロにアクセスする一番簡単な方法は、フロータと呼ばれる長距離バスでラパスまたは
コチャバンバから入ることです。バスは朝6時から夜11時ぐらいからまで30分〜1時間間隔
で運行しています。ラパスから3時間、コチャバンバから4時間半。
その他、ポトシ、ウユニからも直通バスが出ています。この場合、夜行バスのみで、1日2本程度。
19時か20時に出発します。
長距離バスは、町の中心から少し離れたバスターミナルに到着します。
離れていると言ってもオルロの町は小さいので中心まで1kmほどの距離です。
宿さがし オルロの町には2ヵ所ほど宿が集まっているところがあります。
まず、一ヵ所目がバスターミナル周辺です。
バスターミナルの建物自体がHOTEL
TERMINALという10階建てぐらいのホテルになっています。
オルロには最高でも3ツ星クラスのホテルしかなく、このホテルには泊まったことはありませんが30
ドル程度だと思います。カーニバル期間中は倍額になるそうです。
バスターミナル周辺には安宿も2、3件あります。
都市部と違って、オルロの町ではバスターミナル周辺も、治安は悪くありません。
別のもう一ヵ所は町のメイン通りである
6 de Agosto通り沿いです。
バスターミナルから徒歩で10分ぐらいの距離で、この一帯には沢山安宿があります。
その他、宿が集まってはいませんが、鉄道駅の目の前に宿があり、列車でウユニから来た場合に便利
です。
その他 町の中心広場(Plaza
10 de Febrero)の目の前にPLAZA HOTELという3ツ星ホテルがあります。
周囲の環境は最高で、立地条件が良いわりには20ドル程度で泊まれるので中級ホテル希望の方にはお
勧めです。
オルロの楽しみ方
カーニバル
オルロといえば、やっぱりカーニバルです。 日程などの詳細はクリックして下さい。
温 泉
ボリビアの宿ではもちろんシャワーだけでお湯に浸かれるなんてことはありませんので、日本人にとっては
温泉は心も体もリフレッシュできる最高の場所です。温泉はちなみにスペイン語でAguas
Calientes)と言います。
オルロ市内から簡単に行けてオススメなのが、オブラヘス(Obrajes)という温泉郷です。
宿泊施設、レストランなども完備されていて、25mぐらいのプールの他に、個室風呂まであって日本の温泉施設
並みの快適さです。
行き方は、タクシーで30Bs(600円程度)だったと思います。
タクシーの運転手にオブラヘスと言えば連れていってもらえます。 もちろん値段の交渉は乗る前にして下さい。
Calle Caroと6 de Agostoの角からバスも出ていて約一時間ぐらいです。
この温泉はボリビア人にも大人気で、非常に混み合います。
朝一番で行く事をお勧めします。オープンは8時からですが、7時半頃から入れてくれます。
9時頃からバスが次々と到着するので午前9時半ごろにはかなりの人でごった返し、個室風呂に入るために順番を
待たなければなりません。
お勧めの行き方は、行きはちょっと高いけどタクシーで早めに行って、帰りはバスで帰って来るのがベストだと思います。
温泉施設の入場料は10Bs(200円程度)。個室風呂の利用はプラス10Bs。
その他オルロ近郊の温泉に、カパチョス(Capachos)という温泉があります。上記のオブラヘスに行く途中、空港のドック
のような屋根のついた建物の周りに沢山車が止っていて、それがカパチョスです。市内からタクシーで30分程度。
ここには行ったことがありませんが、大きなプールがあるだけだそうです。
ソカボン教会と鉱山博物館
オルロの町の丘の上にソカボンという大きな教会があります。
カーニバル前夜は踊りに参加する人達は、この教会に祈りに行きます。
カーニバルのパレードはバスターミナル前から出発しこのソカボン教会までの間を約5時間かけて踊り続けます。
教会に隣接して、鉱山博物館があります。
教会の地下に鉱山の洞窟跡があり100段以上あろうかという階段を下ると地下鉄のトンネルのような大きな空間にでます。
そこが鉱山博物館になっています。
洞窟探検のようでなかなか面白いです。
洞窟の一番奥には、等身大のディアブラーダ(悪魔)の人形が檻の中に入っていて気味が悪いです。
鉱山労働者を襲った疫病は悪魔の災いだとされていて、この悪魔の災いを封じるためのお祈りとしてオルロのカーニバルはある
と聞いています。
(あまりあてにならないボリビア人に聞いたので間違っていたらごめんなさい。詳しく知っている人がいましたら教えて下さい。)
博物館の開館時間 月〜金曜日 9:00〜12:00、15:00〜18:00
郷土料理
オルロの名物は、羊の頭料理です。レストランや街頭の屋台などで食べれるので下手物好きな人は是非とも挑戦してみて
下さい。 屋台は夜暗くなってから、6 de Octubre通りに、青いビニール袋に何か隠しているおばさんがいて、それが羊の頭
です。分からなければ、スペイン語で頭の事をカベサ(Cabeza)というので、カベサ、カベサと言って食べるジャスチャーをして
町の人に聞けば教えてくれるでしょう。
ちなみに食べるのは、頬肉、目玉、脳みそ、舌。
脳みそはアン肝のようでなかなか美味しいので、あらかじめ、おばさんに割ってもらいましょう。
その他、オルロではアンデス特有のリャマという動物のジャーキー(乾燥肉)が食べれます。
町の中心のPLAZA 10 de Febreroから1ブロック行ったWashinton通り沿いにある、「チャルカス」という店でチャルケカンという
リャマの乾燥肉を揚げたもの、ゆでたジャガイモ、塩チーズ、モテ(大粒のトウモロコシ)、ゆで卵が皿の上にのった料理が食べ
れます。 リャマの乾燥肉は他の都市ではまずは食べれないので、オルロに行った際は是非ともお試しあれ!