サンタクルス(Santa Cruz)
空港から市内へ
サンタクルスの空港は、市内の中心から車で30分ぐらいの距離にあります。
空港を出る前に、ちょっと空港内の設備を注意深く見て下さい。 サンタクルスの空港は日本政府による無償援助で
日本のゼネコンによって作られたので、あらゆるところが日本っぽいです。特にトイレなんて行くとそう思います。
入国審査を終えたら、まずは、ドルからボリビアの通貨(ボリビアーノ)に両替する必要があります。
国際線の到着ロビーは空港の一番端にあり、航空会社や銀行のあるメインロビーとはつながっていないため一度外に
出されます。 空港を出て10メートルぐらい先に、空港メインロビーへの入口がありますので再度空港に入って下さい。
すると航空会社のチェックインカウンター、土産物屋などがあります。
フロアーを左方向へ進むと、途中に小さな銀行の出張所があります。(営業時間AM8:30〜PM6:00)
銀行の閉まっている時間帯に到着したら、空港内のレストランや土産物屋でドルで買い物して、ボリビアーノでお釣を
くれるところがあるので店員に聞いてみて下さい。 ただし、100$札は無理だと思います。10$か20$程度。
両替は、その後バスターミナルの前の個人両替者やホテルでもできます。
空港の中央を出て、前の道にタクシーとエアポートバスが止まっています。
タクシーで市内まで40Bs〜50Bs(1000円〜1250円程度)。
空港にいるタクシーは必ず最初はぼってきますから値段を交渉してから乗りましょう。
バスは空港から市内バスターミナルまで4Bs(100円程度)。
エアポートバスは日本製のマイクロバスで、空港の前に4、5台並んでいます。
分からなければバスはスペイン語でBUS(ブス)と発音するので、ブス?、ブス?と周りに聞けば教えてくれるでしょう。
このバスは町の中心のバスターミナルまで行きます。
バス・ターミナルはスペイン語でTerminal de Bus (テルミナル・デ・ブス)と言います。ボリビア人は途中でどんどん
下車しますが、運転手にどこまで行くのか聞かれたらバスターミナルと答えましょう。
終点のバスターミナルまで行くと、その周辺に50Bs〜100Bs(1000円〜2500円)程度の宿が5件ぐらいかたまって
います。分かりやすいのが「HOTEL ESPANA」です。
中級ホテルに見えてそんなに高くもなく、ツインで80Bs(2000円程度)。私はこのホテルを利用します。
その横のホテルも大体同じ値段。 ちょっと先にある広い通りの角にある「Residencial」は50Bs(1250円程度)。
ボリビアはどこでもそうですが、バスターミナルの周辺は治安が悪いです。 凶悪犯罪はありませんが、スリがとても多い
ので注意が必要です。日本人がザックや旅行バックなど大きな荷物をもっていると狙われます。
夜に到着した場合などは、宿選びのために、あまりウロウロしない方が良いと思います。、
サンタクルス市内で他に宿が固まっているのは、町の中心にある9月24日広場の周辺です。
通称 PLAZA Principal (プラザ・プリンシパル)と呼ばれている広場周辺です。
ナマケモノがいる公園とレンガ造りの大きな教会などがあり緑豊かで周囲の環境も良く、治安も良いです。
空港からこの公園まで一番安く行く方法は、空港からバスターミナルまでバスで行って、それから移動する方法です。
バスターミナルからは公園まで歩けない距離ではありませんが、30分程度かかり道も分かりづらいです。(私も迷うほど)
なのでタクシーを利用した方が良いでしょう。 バスターミナルからプラザ・プリンシパルまでは、8Bs(200円程度)。
9月24日広場の周りには安宿はありません。 20ドル〜30$程度の中級ホテルが主流です。
サンタクルス市内の見どころ
サンタクルスは大都会です。 町の中心の見所と言ってもあまりありません。
ナマケモノがいる9月24日広場と、その公園の前にあるレンガ造りの教会(カテドラル・メトロポリターナ)ぐらいでしょうか。
それと、動物園(Zoologico)というのもボリビア人の間では名所となっています。
市内から日帰りで行ける見どころ
ピライ河・・・・市内中心から車で30分程度。 河の周辺に南国ムード満点のサンタクルス料理を食べさせるエスニック
調のレストランやディスコが並んでいます。
河岸の砂浜では、4輪バギーバイクをレンタルできます。(1時間500円程度) これが結構面白い。
夕日に向ってバギーで川沿いを走ると気分はもう岩木晃一。 週末は馬も貸しています。
馬と言っても、よぼよぼの老馬です。並み足程度にしか歩かないので馬に乗ったことがない人でも振り落とさ
れることはないでしょう。
行き方は、市内からバスが出ていますが、どこから出ているか不明。
タクシーでも20Bs(500円程度)なので、私はタクシーで行ってしまいます。
ローマス・アレーナ
市内から車で1時間半程度。 詳しくはボリビアオススメの場所、ローマス・アレーナを見て下さい。
サンタクルス近郊の見どころ
| サマイパタ 1998年にユネスコ世界遺産に登録されたばかりのサマイパタ遺跡があります。 市内から120Km程度、日帰りもできますがゆっくりと泊まった方が良いでしょう。 サンタクルスの人々の避暑地として、日本の軽井沢的な存在です。 見どころはプレ・インカの遺跡。 ラパス郊外のティワナク遺跡のように大きな規模ではないので、あまり期待はしな い方が良いです。 丘の上に広がる遺跡は、ティワナク遺跡とは全く異なった雰囲 気です。 行き方は、市内のバスターミナル前のAv.Canotoをバスターミナル正面に向って右 方向に道路を渡り、50mぐらい歩いたRegidencialの横にサマイパタ行きの相乗り タクシーの事務所があります。 人数が集まったら随時出発し、一人だと100Bs(2000円)、5人集まればだ20 Bs(500円)です。時間帯によっては、5人集まるまで2、3時間待ちます。 サマイパタまでは片道2時間半程度。途中の景色は絶景で、どことなく日本の山 岳地帯のようです。 サマイパタの村の宿は、安宿で15Bs程度(300円)。2名〜8名程度まで泊まれる貸し別荘が15ドル〜50ドル程度。 貸し別荘はキッチン、冷蔵庫、バーベキュー施設なども付いているので、グループなどには最適です。 カップルにはオランダ人の経営するカンペチというロッジはオススメです。 |
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オキナワ日本人移住地 (日帰りも可能)
市内から2時間半程度。 戦後、日本から移民した人々がボリビアに作り上げた移住地。
何があるといったわけではありませんが、地球の真裏に日本の小さな村があり、ボリビアというより日本の
戦後にタイムトリップしたような気になります。 自家製タクワンが漬けてある漬物屋、おじいさんがやっている小さな
商店、アンパンの売っているパン屋、ホントびっくりします。
学校に行けば、そこには日本人の先生がいて、生徒達は 「こんにちわ!」と日本語で挨拶してくれます。
今では日本が失ってしまった良さのようなものが、そこにあるといった感じです。
宿泊施設はホテル等はありませんが、日本人会館という施設と、オキナワ診療所という病院で部屋を貸して
くれます。 町の人はみなさん親切で日本から遊びに来たなんて言ったら、あれこれと良くしてくれると思います。
ちなみに、日本人会館かオキナワ診療所に行くと誰かしら日本人がいますので、泊まる場所とかを相談してみて
下さい。 7月、8月に行くと、地平線まで広がるひまわり畑が見れます。
行き方は、市内のバスターミナルからモンテーロ(Montero)行きのバスに乗ります。
サンタクルス−モンテーロ間が1時間程度(15Bs 400円程度)。モンテーロからオキナワコロニアル行きの相乗
りタクシーに乗り換えます。オキナワコロニアルには第一移住地と第2移住地があり、コロニアル・1(ウノ)と言って
第一移住地に行って下さい。 相乗りタクシー乗り場は、町の人に聞きながら探して下さい。バスを降りてから徒歩
2、3分の距離だったと思います。 相乗りタクシーの運賃は10Bs(250円)程度。
モンテーロ−オキナワ第一移住地間は1時間程度。 ジャングルの間に切り開かれた一本道では、何百頭もの牛の
集団に囲まれることでしょう。
サンファン日本人移住地 (日帰り可能)
市内から車で3時間程度。 ボリビア最大の日本人移住地。 私はまだ行ったことがありませんが、オキナワ
コロニアルよりも日本人が多く、日本社会そのものだと聞きます。 宿泊施設も整っているそうです。
行き方は、市内のバスターミナルからヤパカニ行きのバスか相乗りタクシーに乗ります。
ヤパカニより6km手前のサンタフェで下車して、サンファン行きのバスか相乗りタクシーに乗りかえます。
ラパス、コチャバンバから長距離バスでサンタクルスに向う途中に、サンタフェ料金所に止るので、そこで途中下車
しても行ます。