FinalNight
The End Of Sweet Dream


-6-



藤沢を道連れに、埠頭から海へのDiving。
川志摩 葵は、なぜこのような凶行に及んだのだろうか。一説によると、
藤沢を奪った翔を殺し、藤沢と無理心中
するつもりだったとか…。まあ、あくまで推測に過ぎないが。
なんにせよ、もはや一介のクルマである私の理解できる範疇を超えている。人間というのは難しいものだな。

しみじみとする暇もなく、翔の運転で葵の乗るRSを追いかける。
は…速い!Rは緩いが狭いS字コーナーを、驚異的なスピードで疾駆するRS。
性能は明らかにこちらが上のはず(下記)だが…
ひょっとして、本当の横浜最速は…

エンジン

R26B-TT33
1054ps/5500rpm
151.9kg/4500rpm

シャシー

type-LP4

ボディ

Backyard-SP

PWR

0.8


最後、埠頭が直線だったのが幸いだった。馬力に任せて一気に追い付く。
時速200q以上で走るRSをどうやって止めたのかは憶えてないが、とにかく止まった事は間違いない。
はー、やっぱり藤沢が相手だと気合が違うな、翔。
しかし、もう良かろう。藤沢は葵に譲ってやれ。








水平線から昇りゆく朝日が、横浜の海を、埠頭を、眩く染め上げていく。
10年間続いたDiabloの悪夢も、この神々しい輝きの中で終わりを告げる。
だが…彼等にはまだ、しなくてはならない事がいくらでもあるのだ。


まずは…そう、警察が来る前に、ここから逃げる事から始めよう。
捕まったら言い訳できんからな。















そして少しの時が過ぎ…


藤沢は、まだ入院している。点滴の針を外しては、葵を困らせているそうだ。

辻本はBLRに入った。藤沢が戻るまで、BLRを守るつもりなんだろう。

健三は、知らん。(註)

そして翔は、新しいZetaを買い、助手席に由佳を乗せて走り回っているようだ。
容赦なくドリフトで曲がるのが由佳には不満らしいが。




こうして、横浜はつかの間の平穏を取り戻した。
だが、彼等がいる限り、第2、第3のシュナイダーが現れないとは言えない。
その日に備え、私もしばしの休息を取りたいと思う。

それでは…



Dreaming On The Load
The legend Never Die




横浜最速ネタばれ伝説





(註)健三はEDには出ないのだ。そんなに扱い悪くていいのか?

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