サンプル

[表示]ボタンをクリックすると“ＨＥＬＬＯ”と表示され、[消去]ボタンをクリックすると消える，というＶＢのプログラムです。
ＷｉｎｄｏｗｓというＯＳの特徴的な動きとして、
「常にＷｉｎｄｏｗで起こる事を監視して、なにか事が起きるとそのメッセージを受け取って動作する」
ということがあります。
ＶＢのプログラムはこの考え方で作成していきます。

「Window」（Windowsでは，オブジェクトそれぞれがWindowなのです！）は，まず見てわかるように、一番外側の「フォーム」，“ＨＥＬＬＯ”と表示されたところが「テキストボックス」。その下に「コマンドボタン」が３つです。
ＯＳはこれらWindowというモノ（オブジェクトと呼ぶ）に対して，ユーザが起こす出来事や変化（イベントと呼ぶ）が起こらないかを常に監視しています。

例えば「表示がクリックされた！」とOSがわかったら、ＶＢの該当オブジェクト（Window）に対して「表示ボタンがクリックされたぞ！」というメッセージが届きます。そうしたらあらかじめプログラマが書いた「表示というボタンが押されたら“ＨＥＬＬＯ“をテキストボックスに表示させなさい」というＶＢの決められた言葉で記述した命令が実行されるのです。

なんらかの事（イベント）が起きて、それに対して動かされる（ドリブン）という特徴をイベントドリブンといい、こうした考え方でのプログラミングを「イベントドリブン型プログラミング」と呼びます。
どうでしょう。ユーザに近い考え方でプログラミングできると思いませんか？

図で示してみましょう。