着せ替え道はハマり道
 
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よみがえる情熱
 
 昨年の夏コミ(コミックマーケット54)で初音ちゃん(人形)をお嫁にもらってきてからの数ヶ月……まさに狂瀾の時でした。9月半ばに着せ替え道にハマってから年末の冬コミ(コミケ55)に至るまでの100日余りの間に買ったお人形服は45着…。だいたい2〜3日に1着は買っている計算になります。 
 
# こうして改めて考えてみると、ながらつくづくアレですな(^^; 
 
 しかし、その狂瀾状態も年が改まると途端に落ち着いてしまいました。'99年以降では、夏コミ前までの7カ月半に手にした服はわずかに6着だけですから。それにはいくつかの理由があります。 
 
 ひとつには、買い控えたこと。冬コミから帰った時点で、買ってあるけどまだ着せていない/撮影が済んでいないお人形服がふたケタ以上ありましたので、まずこれらを片付けるまでは買わないようにしようと考えました。 
 また、とりあえず買いたいものがなくなった、というのもあります。市販もののお人形服(リカやジェニー用の服)は、めぼしいものはあらかた買い尽くしましたし、その間、上京したりイベントに参加する機会がありませんでしたので、買おうにも買うべき品も機会もなかったのも事実です。 
 
 “千年王国人形館”のリニューアルが済み、手元のお人形服も全て公開し終えた頃、の情熱はすっかり沈静化していました。決して醒めてしまったわけではないんですが、安定期に入ったというか、以前のような抗いがたい衝動にかられることは少なくなっていたのです。 
 
 
 そんなにひとつの転機が訪れました。“となりの初音ちゃん”の開設です。これはかなり前から構想のあった企画だったんですが、うちの初音ちゃんの写真の掲載に手一杯で、なかなか実現できなかったのでした。ようやくうちのほうが一段落し、新しい服を買う機会もない時こそ、実現のいい機会です。 
 そう、当初は気楽な気持ちではじめた企画でした。しかし、たけしさん、芳賀Pさんからいただいた写真を観ているうちに、の中で眠っていた何かが動き出すのを感じました。 
 
   動きのあるポーズっていいもんだなぁ… 
 
 それまでのは、質感重視ということで、ボディはボークスのビューティタイプを使っていたんですが、周知の通り、ビューティはほぼ全く可動する部分がないため、単に服を着せて撮っただけの写真であり、動きのある写真にはこれまでにない新鮮なものを感じたのです。 
 
 そして、阿羅本さんが人形魔道に堕ちた(とゆーか堕とした(笑))ことにより、可動ボディへの興味に拍車がかかります。テレーズさんを自作した阿羅本さんは、元モデラーとしての腕前を発揮して、腕の二重関節化やエクセレントにビューティのボディを換装するなど、可動と質感の両面において、魅力ある素体を提供してくれるようになりました(お世話になってます)。 
 
 
 “となりの初音ちゃん”方面も、さらに深みと広がりを増していきました。うちはマイナーかつアレなページですから、正直、友人・知人関係以外からの寄稿は、募集こそすれ、本当にお寄せいただけるとは思っていなかったんですが、杉丸さん、そして黒河 澪さんからもオリジナル柏木姉妹の寄稿をいただき、自作までしてしまうお二人の情熱に触れて、眠っていたの情熱も揺り動かされる思いでした。 
 もちろん、たけしさんと芳賀Pさんからの質の高い寄稿(シャアザクとか地下牢とか)に影響されたのも言うまでもありません。 
 
   オレも負けてらんねーぜ!! 
 
 そんな中で迎えた夏コミ(コミケ56)、帰宅したの手元には12着ものお人形服がありました。狂瀾のただ中での冬コミでも10着でしたから、あの頃以上です。ここに情熱はよみがえりました。 
 
   イオ、完全復活です!!(笑) 
 
(1999/08/30)
 

 
 
物欲の館
 
 「動きのあるポーズ」への興味が出てきたですが、単に服を着せるだけでなく、動きのある写真を撮ろうとすると、どうしても小物関係が必要となってきます。そこで、東急ハンズを覗いてみることにしました。特に何を買うという目的もなかったんですが、会社の近所に心斎橋店がオープンしていながら、まだ行ったことがありませんでしたので、まぁ、一度覗きに行ってみようか、と。 
 
 そう、特に何を買うという目的はなかったんです。なかったはずなんですが…店を出るとき、何故かハンズの袋がの両手に(^^; 
 
 ドールハウスのコーナーでは、基本的にはサイズが違うものの、1/6サイズとして流用できそうなものを何点か見つくろい、フラワーアレンジメントのコーナーではドライフラワーを、模型コーナーでは芝生のシートを、木工品コーナーでは背景用のコルクシートを…。 
 他にも、これはこういう用途に使えそうだとかいうものは多々ありましたし、お人形関係以外でも、初音ちゃん関係のアイテムを自作できそうな品も見つけてしまいました。探せば探すだけ欲しいものを見つけてしまう、まさに物欲の館。 
 
   東急ハンズ、懼るべし!!(笑) 
 
(1999/08/30)
 

 
 
コミケ56〜続・同人お人形服事情
 
 夏コミことコミックマーケット56、もお人形服目当てに行ってきたわけですが、夏コミ全般については、“千年王国年代記〜夏コミ、新たな楽しみ”のほうに簡単なレポート(にもなってませんけど(^^;)を載せていますので、こちらではお人形関係の内容についてトピックス別にて…。 
 
★ 地獄のカタログチェック 
 
 コミケでのお人形系サークルのカタログチェックはなかなか大変です。東123地区では創作(少女)、東456地区では評論・その他、西館ではメカ・ミリタリーにそれぞれ集落が形成されていますが、それは全体の2/3程度に過ぎず、他は各ジャンルに点在していますから、本気でチェックしようと思えば、全く興味のないジャンルから何から、全てのサークルカットを確認する必要が生じてきます。 
 しかも、各ジャンルに点在するサークルの場合、イラストの横に小さな文字で「Jenny用ドレス有」などと書いてあったりしますので、それこそ目を皿のようにしてチェックしなければならないのです。 
 コミケ3日目の参加サークル数、約1万1千。その全てのサークルカットの隅から隅まで目を通すのは拷問にも近い作業といえるでしょう。それをやり遂げてしまった自分には改めて感心もし、呆れもします。 
 
   そんなにお人形服が欲しいんか、オレ!(^^; 
 
 今回は、13日の夜に明日(14日)で初音ちゃん(人形)がうちにお嫁にきてからちょうど一周年になることを思い出し、急遽、記念更新を決定。半分も済んでいなかったカタログチェックもそっちのけに、以前から構想のあった“カレンダーガール初音ちゃん”のページ作成に勤しんだこともあって、結局、当日の午前2時半までカタログチェックに追われてしまったのでした(^^; 
 
 聞くところによれば、次回分の申し込み書にお人形系のジャンルコードが追加されていたそうですから、次回からはもう少しチェックしやすくなるのかな、とも思いますが、他ジャンルがメインながらお人形服も扱うというサークルも少なくないでしょうし、結局はまた全部チェックすることになるような気も…(^^; 
 
 
★ お人形、コミケ市民権を得る? 
 
 今回の夏コミ全般を通じて感じたのは、お人形もすっかりコミケの市民権を得たよなぁ、ということ。お人形系サークルが増えた(ように思う)ことももちろんですが、それ以上に、他ジャンル内でも同人誌と並んでお人形服が売られていたり、売り物としては扱っていなくても、お人形が売り子としてテーブルの上に立っていたりする光景が各所で見られましたから。 
 
 キャラクターもののお人形(フィギュア)も続々と発売されていますし、東京ではお人形系のイベントも開催されるようになりましたから、そういう下地ができつつあることは承知しているつもりだったんですが、コミケにおけるお人形の浸食度はの予想を超えていました(^^; 
 
 
★ アトリエWITHYOUにご挨拶 
 
 「アトリエWITHYOU」はの一推しのサークルです。コミケ55で出会い、その際の感動を“ハマり道”や“初音ちゃん発育促進計画”に書き綴っていたところ、売り子兼広報担当の三太さんからメールをいただき、この度、主宰の伊藤さんにご挨拶し、同じく広報担当の峰光鈴さんともあれこれとお話することができました(^^) 
 
 お話する中で特に感じたのは、売れ筋である制服系やキャラクター系をあえて排したオリジナルへのこだわりと、納得のいくものを作るという気概…。前回の冬コミにおいて、キャラクター系衣装の多くの、質と値段の不均衡に失望していたが、アトリエWITHYOUに惹かれたのも当然だったのかもしれません。 
 長々とお邪魔してしまいましたが、今回、お話をしたことで改めてアトリエWITHYOUのファンになってしまったでした(^^; 
 
 もちろん、作品のほうも素晴らしいものばかりでした。最近、凝っておられるいう民族衣装にも惹かれるものはあったんですが、今回は“巴御前”と“マーメイドドレス”だけで我慢、我慢…。実際、今回も前回同様に、 
 
   あの〜、これ、全部欲しいんですけど… 
 
 …てな感じだったんですけどね(^^; ハイカラさんも織姫も黒巫女も。既に持っているはずの“幽霊荘の小間使い”も、生地をはじめ細部が毎回違っていると聞いて驚かされましたし。 
 
 
★ オレ専用の赤いヤツ 
 
 スクール水着しか持っていない初音ちゃんに素敵な水着を買ってあげるべく訪れた「Closet Worm」で、赤地に白抜き文字で「シャア専用」と書かれたTシャツを発見しました。 
 赤いシャア専用…。まさに、オレ専用で中隊長機である初音ちゃんのために作られたような代物です。これほど初音ちゃんに相応しいTシャツは他には存在しないでしょう。これなら、MS少女作成能力のないでも、たけしさんちの“シャアザク”な初音ちゃんに(少しは)対抗できるかもしれません。 
 
   …これは買うしか!! 
 
 しかし、折悪しく「Closet Worm」の前には人だかりができており、近付くこともままならない状態でしたので、他を見て回ったりして時間をつぶすことにしました。そして、5分ほどしてから再度行ってみたところ、無い…。いや、と入れ違いに去っていった人の手にあの赤いTシャツが……。 
 あああ、なんてこったい! あれは初音ちゃんにこそ似合う衣装だというのに…。売り子さんに聞いてみてもあれが最後のものだとのこと。あと1分、いや30秒早く戻ってさえいれば買い逃すこともなかったのに…。 
 良さげな水着を一着買うも、心はブルーに沈んだまま、「Closet Worm」を後にしたでした。 
 
   今回の教訓 : 欲しいものはその場で即買うべし。 
 
 
★ 禁断の官能人形 
 
 サークルカットを見たときから何となく気になっていたサークルがありました。東456地区のヨ20b 「せんの工房」です。サークルカットのあの写真、あれはもしや……そう思いつつ、スペースを覗きに行ってみると… 
 
   やっぱり、官能人形でした(^^;;;;; 
 
 ボンテージ姿や拘束着姿の1/6ドールがずらりと…。ロープで緊縛されている娘もいましたし、SM系の妖しげな雰囲気の漂う空間が構成されていました。しかし、出来はなかなか良く、SM系に興味がない(むしろ苦手な)でも思わず惹き込まれてしまうほどのものがありました。 
 初音ちゃん用に買おうとは思いませんが、お人形の世界っていろんな可能性があるんですねぇ(^^; 
 
 
★ 戦いすんで… 
 
 前回のコミケ55では、西館のサークルで買った服がほとんどで、東館のサークルのものは平均して値段が高く、出来に見合わないものが多いという印象でしたが、東館でも、じっくりと見て回れば良心的な価格設定で出来の良いもの(の好みに合うもの)を作っているサークルは見付けられるもんですね。…いや、当たり前といえば当たり前のことなんですが(^^; 
 
 …そんなこんなで、結局、今回の収穫は12着(うち2着はかなこさんからの戴きもの)、戦費は約3万。前回と同じような結果でした。一日で12着というのは、考えてみれば(考えるまでもなく)かなりの数ですが、それでも帰ってから初音ちゃん(人形)で着せ替えて遊んでいたりすると、少々物足りなく感じてしまう自分がちょっと怖かったりします(^^; 
 
   嗚呼、どこまで続くハマり道…(^^;;;;; 
 
(1999/09/15)
 
 
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