夏コミことコミックマーケット56、私もお人形服目当てに行ってきたわけですが、夏コミ全般については、“千年王国年代記〜夏コミ、新たな楽しみ”のほうに簡単なレポート(にもなってませんけど(^^;)を載せていますので、こちらではお人形関係の内容についてトピックス別にて…。 ★ 地獄のカタログチェック コミケでのお人形系サークルのカタログチェックはなかなか大変です。東123地区では創作(少女)、東456地区では評論・その他、西館ではメカ・ミリタリーにそれぞれ集落が形成されていますが、それは全体の2/3程度に過ぎず、他は各ジャンルに点在していますから、本気でチェックしようと思えば、全く興味のないジャンルから何から、全てのサークルカットを確認する必要が生じてきます。 しかも、各ジャンルに点在するサークルの場合、イラストの横に小さな文字で「Jenny用ドレス有」などと書いてあったりしますので、それこそ目を皿のようにしてチェックしなければならないのです。 コミケ3日目の参加サークル数、約1万1千。その全てのサークルカットの隅から隅まで目を通すのは拷問にも近い作業といえるでしょう。それをやり遂げてしまった自分には改めて感心もし、呆れもします。 そんなにお人形服が欲しいんか、オレ!(^^; 今回は、13日の夜に明日(14日)で初音ちゃん(人形)がうちにお嫁にきてからちょうど一周年になることを思い出し、急遽、記念更新を決定。半分も済んでいなかったカタログチェックもそっちのけに、以前から構想のあった“カレンダーガール初音ちゃん”のページ作成に勤しんだこともあって、結局、当日の午前2時半までカタログチェックに追われてしまったのでした(^^; 聞くところによれば、次回分の申し込み書にお人形系のジャンルコードが追加されていたそうですから、次回からはもう少しチェックしやすくなるのかな、とも思いますが、他ジャンルがメインながらお人形服も扱うというサークルも少なくないでしょうし、結局はまた全部チェックすることになるような気も…(^^; ★ お人形、コミケ市民権を得る? 今回の夏コミ全般を通じて感じたのは、お人形もすっかりコミケの市民権を得たよなぁ、ということ。お人形系サークルが増えた(ように思う)ことももちろんですが、それ以上に、他ジャンル内でも同人誌と並んでお人形服が売られていたり、売り物としては扱っていなくても、お人形が売り子としてテーブルの上に立っていたりする光景が各所で見られましたから。 キャラクターもののお人形(フィギュア)も続々と発売されていますし、東京ではお人形系のイベントも開催されるようになりましたから、そういう下地ができつつあることは承知しているつもりだったんですが、コミケにおけるお人形の浸食度は私の予想を超えていました(^^; ★ アトリエWITHYOUにご挨拶 「アトリエWITHYOU」は私の一推しのサークルです。コミケ55で出会い、その際の感動を“ハマり道”や“初音ちゃん発育促進計画”に書き綴っていたところ、売り子兼広報担当の三太さんからメールをいただき、この度、主宰の伊藤さんにご挨拶し、同じく広報担当の峰光鈴さんともあれこれとお話することができました(^^) お話する中で特に感じたのは、売れ筋である制服系やキャラクター系をあえて排したオリジナルへのこだわりと、納得のいくものを作るという気概…。前回の冬コミにおいて、キャラクター系衣装の多くの、質と値段の不均衡に失望していた私が、アトリエWITHYOUに惹かれたのも当然だったのかもしれません。 長々とお邪魔してしまいましたが、今回、お話をしたことで改めてアトリエWITHYOUのファンになってしまった私でした(^^; もちろん、作品のほうも素晴らしいものばかりでした。最近、凝っておられるいう民族衣装にも惹かれるものはあったんですが、今回は“巴御前”と“マーメイドドレス”だけで我慢、我慢…。実際、今回も前回同様に、 あの〜、これ、全部欲しいんですけど… …てな感じだったんですけどね(^^; ハイカラさんも織姫も黒巫女も。既に持っているはずの“幽霊荘の小間使い”も、生地をはじめ細部が毎回違っていると聞いて驚かされましたし。 ★ オレ専用の赤いヤツ スクール水着しか持っていない初音ちゃんに素敵な水着を買ってあげるべく訪れた「Closet Worm」で、赤地に白抜き文字で「シャア専用」と書かれたTシャツを発見しました。 赤いシャア専用…。まさに、オレ専用で中隊長機である初音ちゃんのために作られたような代物です。これほど初音ちゃんに相応しいTシャツは他には存在しないでしょう。これなら、MS少女作成能力のない私でも、たけしさんちの“シャアザク”な初音ちゃんに(少しは)対抗できるかもしれません。 …これは買うしか!! しかし、折悪しく「Closet Worm」の前には人だかりができており、近付くこともままならない状態でしたので、他を見て回ったりして時間をつぶすことにしました。そして、5分ほどしてから再度行ってみたところ、無い…。いや、私と入れ違いに去っていった人の手にあの赤いTシャツが……。 あああ、なんてこったい! あれは初音ちゃんにこそ似合う衣装だというのに…。売り子さんに聞いてみてもあれが最後のものだとのこと。あと1分、いや30秒早く戻ってさえいれば買い逃すこともなかったのに…。 良さげな水着を一着買うも、心はブルーに沈んだまま、「Closet Worm」を後にした私でした。 今回の教訓 : 欲しいものはその場で即買うべし。 ★ 禁断の官能人形 サークルカットを見たときから何となく気になっていたサークルがありました。東456地区のヨ20b 「せんの工房」です。サークルカットのあの写真、あれはもしや……そう思いつつ、スペースを覗きに行ってみると… やっぱり、官能人形でした(^^;;;;; ボンテージ姿や拘束着姿の1/6ドールがずらりと…。ロープで緊縛されている娘もいましたし、SM系の妖しげな雰囲気の漂う空間が構成されていました。しかし、出来はなかなか良く、SM系に興味がない(むしろ苦手な)私でも思わず惹き込まれてしまうほどのものがありました。 初音ちゃん用に買おうとは思いませんが、お人形の世界っていろんな可能性があるんですねぇ(^^; ★ 戦いすんで… 前回のコミケ55では、西館のサークルで買った服がほとんどで、東館のサークルのものは平均して値段が高く、出来に見合わないものが多いという印象でしたが、東館でも、じっくりと見て回れば良心的な価格設定で出来の良いもの(私の好みに合うもの)を作っているサークルは見付けられるもんですね。…いや、当たり前といえば当たり前のことなんですが(^^; …そんなこんなで、結局、今回の収穫は12着(うち2着はかなこさんからの戴きもの)、戦費は約3万。前回と同じような結果でした。一日で12着というのは、考えてみれば(考えるまでもなく)かなりの数ですが、それでも帰ってから初音ちゃん(人形)で着せ替えて遊んでいたりすると、少々物足りなく感じてしまう自分がちょっと怖かったりします(^^; 嗚呼、どこまで続くハマり道…(^^;;;;; (1999/09/15)
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