先頃からようやく、初音ちゃん人形の撮影の際に小物を使うことを覚えた私ですが、相変わらず東急ハンズでの散財の日々は続いていました。「こういうものが欲しい」というお目当てがあって買いに行った時も、大抵それだけでは終わらず、他にも「これは使えそうだ」というものを一緒に買ってしまったり…。“カレンダーガール初音ちゃん”の“ハロウィン”などもハンズでの展示を見て思い立ったものですし。
小物類のたちの悪いところは、個々の単価が安いことにあります。「280円くらいならとりあえず買っておこうか」、そう考えて具体的にこれに使うというあてのないものまでどんどん買い込んでしまい、レジで予想外の金額に驚く、てな具合に。
しかも、買い込んだものが実際に役に立たなければ次からは控えようとするところなんですが、半年ほど放っておいて買ったことすら半ば忘れかけた頃に、思いがけず活躍してくれることもありますので、とりあえず買っておくことの利点も否定できません。その都度、ハンズに買いに出掛けるのも手間ですし。
そんなこんなで、物欲の館・東急ハンズで物欲のおもむくままに「とりあえず買っとけ散財」を繰り返していた私ですが、先日、新たな物欲の館に遭遇してしまいました。その名は…
「百円ショップ」
…です。何を今さら、てな感じですが(^^; たけしさんや黒河 澪さんから100円ショップにはいろいろと人形関係のネタに使えるものがあるとは聞いていましたが、田舎であるうちの近所には100円ショップはありませんので、これまで行ったことがなかったんです。
そんなある日、道頓堀界隈を歩いていた際に100円ショップを発見、中に入ってみると……おお、結構、使えそうなものがあります。見るからに安い作りではありますが、緑色の椅子は屋外に似合いそうな風合いですし、卓上サイズのクリスマスツリーは“カレンダーガール初音ちゃん”の“クリスマス”用に使えそうです。ハンズにも500円くらいのツリーが売られていましたが、こちらは100円というのが嬉しいですよね。
結局、5点の品を買い込んでしまいましたが(それでも500円!)、その中でも一番の収穫はこれ!
籠の中に収められた毛糸玉と編み針、メジャーなどの編み物セットです。初音ちゃんというと冬場には手編みのマフラーでも編んでいそうですし、これも“カレンダーガール初音ちゃん”のネタとして使えそうです。いや、どうせなら編み物をする初音ちゃんにもニットのセーターを着せてあげるとしましょう。確かノアドロームから出ていたはずですし、冬コミでも手編みのセーターを売っているサークルさんはあるでしょうから…。
…こうして単価が100円になったとしても、小物への散財はそれ自体に留まることなく、新たな物欲を呼び起こし、さらなる散財へとつながっていくのでした。嗚呼、まさしくハマり道…。
100円ショップ、懼るべし!(笑)
(1999/11/08)
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