1999/9/28とりあえず事前準備の日々
VISION DSPをインストールし、早速MIDI環境を整えたいところなのだが、なんだかんだと忙しく、いまだちゃんとセッティングはできていない。VISION DSPを使うには、まずOMS(Open Music System)と言うMacとMIDI機器との親和性を高めるソフトウェアをセッティングしなければならないのだが、今のところハードウェアと満足に接続することもできず、未だこの設定すらできていない。
そんなこんなで数日が過ぎたある日、友人にして昔からの音楽仲間の八木から、彼の初作曲作品のMIDIデータが送られてきた。以前からフレーズの断片のアイディアは持っていたらしいのだが、ついに形になった。いつもならMacintoshに内蔵されているソフトウェアMIDI音源(QuickTime)を利用して聴くところなのだが、八木の初作品と言うことで、少しでも良いコンディションで再生しようと思い、手持ちの音源では最も新しい「KORG NS5R」をMacに久々に接続して聴いてみた。で、聴いてみて思ったのは、やはりQuickTimeはまだまだだということである。曲自体の感想は別に機会に譲るとして、とりあえず外付け音源の良さを久々に実感できた。
そのついでというわけでもないのだが、そのままの環境で昔自分が作ったMIDIデータも再生してみた。で、音源が変われば(昔はYAMAHAのTG-100で作っていた)音像も違うわけで、イメージとのずれからいろいろ不満を感じ、ついついデータをいじり始めてしまった。
思いもかけず、本当に久しぶりでMIDIデータをいじっていたら、なんだかまた音楽の楽しさを少しだけ思い出した。おもしろさを思い出したら、やはり早くMIDI環境を整えたくなり、今日は「Galaxy」をインストールした。VISION DSP、OMS、Galaxyと揃えば、MacとMIDI機器の親和性はばっちりだろう。
ハード的な環境面が整ってきたら、次はそろそろ「音楽」作りも視野に入れて環境を整えたい。「音楽」環境を考えた場合、自分のMIDI制作環境には、自動アレンジソフト「Band In The BOX」も欲しい。「Band In The BOX」をインストールしたからと言って、これで自作の曲をアレンジさせようというわけではない。アレンジというのは様々なフレーズの組み合わせと言う面もあるので、「Band In The BOX」をバッキングのフレーズデータ集として使いたいのである。全てのフレーズを自分で弾くよりも、コンピュータにアレンジさせたMIDIデータから、サンプリング感覚でフレーズを持ってきた方が手っ取り早いこともあるのだ。
今は、とりあえず毎日、これまでにインストールだけした「VISION DSP」や「OMS」、「Galaxy」のマニュアルと格闘しながら、できるだけ効率の良い「音楽制作システム」を構築するべく事前研究をしている。
次に時間をとれたら、ハードウェアを繋いで、いよいよセッティングをするつもりだ。事前研究にこれだけ時間を掛けるのは初めてだが、果たしてセッティングはスムーズにできるだろうか?まだ、ちょっと不安なのも確かではある・・・・。