プリーン アム キームゼー と読む。日本語では「キーム湖沿いのプリーン」というのがいいのだろう。
この町はミュンヘンからザルツブルク方面の電車で1時間ほど走ったところにある、湖沿いのきれい
な小さな保養リゾート地である。このキーム湖の中ほどの島にルードヴィヒ2世
(あの、新白鳥石城?を建てた)
が、自分と同名のフランスのルイ14世の「ヴェルサイユ宮殿」を真似て作ったお城がある。
それがSchloss Herrn
Chiemsee (ヘルンキームゼー城)である。
いかんいかん。これでは旅行ガイドになってしまった。話を元に戻すと…。
![]()
ま、この街にやってきた最初の印象は「なんなのぉ!最悪」。
だって、だってぇ。ほとんどのHotelが満室だったんですもの。うっかり事前予約を忘れた
私が悪いとはいえども(あたりまえか!)この町のInformation(インフォメーション)
で「今は どのHotelも満室だ!電車に乗って他の町へ行け!」
「そんなぁ!ほっんとに部屋がないの?ほんっとぉ?お願い、嘘だと言ってぇ」と
泣きついたがここでスーツケースを引きずってまた電車に乗る気力・体力はもうなかった。
考えた私、「ほんとはイヤだけどぉ、最後の手段」で「ユースホステルはないのぉ?」と半泣きで尋ねた。
帰ってきた返事は「ある!」ばんざ〜い!。ゲームセット!
おまけにたまたまその場に居合わせた優しいドイツ人夫妻が車でユースまで
私とスーツケースを送り届けてくれた。「うぅっ!なんてお優しい」(T_T)うるうる。
かくしてその夜は屋根の下で寝れることとあいなった。
いいの、たとえシャワーが水しか出なかったとしてもさぁ…。
注)バイエルン州のユースホステルは26歳まで利用可です。
そんなんでも私はこの町にはかなり長く居ることになる。
ま、とんでもないこともここで起きてしまうから わからないものだ。(お暇な人はGo!)
![]()
おキマリのお城を見てきた。例のお城はキーム湖の中に浮かぶHerrninsel(男島)に建っている。
そこまではフェリーで行くことになる。これはいたってフツー。
でもこの船着場までDB(ドイチェバーン)プリーン駅の裏からすっごいカワユイSL機関車で行くこともできる。
私は乗らなかったが代わりに駅から船着場まで30分近く歩き通したサ!

フェリーに乗って湖を行くとすぐにHerrninselにたどりつく。降りてからお城まではまた20分近く歩く。
レストランを尻目にひたすら行く。ときおり馬車が通る。そう、馬車でも行ける。所詮カネを積めばラクは
できるもんだ。しかし、徒歩で山道を行く。そうすると…。

いきなり目の前にフランス式庭園が広がりその向こうに…
城があったぁ!
が、私が訪れた時
修復用ネットが無残にもかけられていた。

当たり前だけど成金趣味というか。
本家本元のヴェルサイユに負けず劣らず、金ぴか。
ただし ほんとはこんなに明るくないのよ、
カーテン閉められてるし。
財政逼迫のあまり、城内には今だ未完成の部分もある。
肝心の持ち主ルードヴィさんヒはこの城に1週間ぐらい
しか居なかったんだってねぇ、贅沢ぅ。
彼が建てた数々のお城は、国の財政を傾けるほどの
ものだったが、現代はそれで観光収入をまかなって
いるなんて皮肉なもんだ。
汽車にも乗らず馬車にも乗らず頑張って来た私だったが「さぁ城から帰ろう!」とおもったら
折り畳み傘を持ってても意味がないくらいのすんごい雷雨にみまわれた。
必要経費だと思って乗りましたよ、馬車に。お客さんが乗るところには屋根が付いてたもんね。
な〜んか天気が崩れてヤル気をなくした私は お城のある「男島から女島(Flaueninsel)を巡る」という
ロマンチックなルートを取っていたにもかかわず 気分がすっかり萎え さっさと帰路に着いたのであった…。
![]()
この町のHotelなんかに滞在すると保養税などという税金が取られるんだ。
Luftkurortと詠っているだけあり空気がきれいな湖畔リゾート。リハビリ用などのKlinik
(病院) も点在する。
ま、私のお気に入りはキーム湖沿いにある室内温水プールPrienavera !
Spaみたいなカンジ。キレイ。
Luna の最もお気に入りはジェットバス(もどき)があって、
長時間「ぼけ〜」とジェットバスに浸かっていた。
あとは子供だましのスライダー!(実は大スキ)
もっといいのは露天風呂ならぬ露天プール!
外にあり、温水で、しかも湖を一瞥できる。
うーん、プールとはいえど、お湯(?)は心地よい温度なので
「イイ湯だな!」状態。幸せ。
夕方から行くと安くなるしぃ、帰りがけの道には
おいしいアイス屋さんもある。
町はバイエルンのアルプスにあるような独特の建物が多い。
1軒1軒 壁にフレスコ画が描かれていて花が飾られてるのが特徴的。
ごめんなさい、見にくいですね。
これから後のページにまた出てきますのでその時に。
でも、この町 おっきなデパートはない。
ついでにディスコもありません。若者には退屈?
でも町の人は気さくな方が多くって、いっつも通ると
挨拶してくれるオジちゃんとかいたし。
そうそう買い物袋しょって歩いていたら 通り掛かりの車から
急に 「インフォメーションどこ?」
なんて聞かれてびっくりしたけど、とっさに
「あっち!」って答えてる私もエライ!
ここで過ごした日々は楽しかったなぁ〜。のんびりしてて。みんなで大ナベでカレーつくって大パーティ。
各国入り混じっての飲み会。日本酒イッキ飲み。ゴミ箱で作られたサンガリア!ビビッたけど結局飲んでしまった。
持ってきた浴衣を着て街をお散歩。仮装大会が始まったんじゃないかと街の人は思ったかもね。
「おいしい食べ物がない」と言われるドイツでもないことはナイ。ちゃんとある。
でも大味なの。そんななかでも ドイツを離れる前夜に食べた
「Schweinehaxse」シュヴァイネハクセ(豚のスネ肉のロースト)
はとってもおいしかった。とにかくデカイ。
でも普段から食欲大魔人を自認するLunaでも全部食べきれなかった。
(病み上がり!っていうのもあったけど)
実際 、女の子2人で分けて食べたけどやっぱギブアップ。もう食えん。