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広島投手陣 悪夢の2年目?
2000年シーズン,広島のチーム防御率はリーグ最悪.
被安打,与四球も最多.
大野,川口,北別府,津田らがいたころの投手陣を知るぼくには信じられないていたらく.

しかしここ数年,広島はドラフト上位でいい投手を指名していたはずだが・・・?
そして,その投手は1年目は活躍するのだが・・・?
その後成長していないのだろうか・・・?

そう疑問が浮かんだぼくは,広島の投手の
1軍での実質1年目とその翌年の成績を比較してみることにした.
(2001年開幕時に広島に在籍,
広島で通算100試合登板,または通算200投球回の選手に限定した)

 

実質1年目の成績

その翌年の成績

  入団
年数
試合 勝利 敗戦  S 投球回 防御率   試合 勝利 敗戦  S 投球回 防御率
佐々岡 真司 1990 1 44 13 11 17 151 1/3 3.15 1991 33 17 9 0 240    2.44
山内 泰幸 1995 1 34 14 10 0 163 1/3 3.03 1996 46 11 8 0 117 2/3 3.90
高橋 建 1995 1 39 4 4 0 90    3.90 1996 24 2 1 1 52 2/3 4.96
山崎 健 1996 6 28 9 6 0 133 1/3 3.38 1997 20 0 2 0 38 1/3 5.17
玉木 重雄 1996 1 30 3 1 1 46    4.11 1997 25 0 3 0 35 1/3 4.84
澤崎 俊和 1997 1 38 12 8 0 156 1/3 3.74 1998 17 1 0 0 23 2/3 4.94
黒田 博樹 1997 1 23 6 9 0 135    4.40 1998 18 1 4 0 45    6.60
横山 竜士 1997 3 56 10 5 1 93 2/3 3.27 1998 24 2 1 1 35    2.57
小林 幹英 1998 1 54 9 6 18 81 2/3 2.87 1999 35 3 7 10 66    5.86

入団1年目からすばらしい活躍をしている選手が多く,2けた勝利が4人.
9人の成績を合計すると80勝60敗で勝率.571とまずまず.
(2000年優勝の巨人の勝率は.578)

山内,澤崎は新人王に輝いている.
佐々岡,横山,小林も新人王級の成績だが,
佐々岡は31セーブをあげた与田剛に阻まれた.
小林は14勝の川上憲伸の前に高橋由伸,坪井智哉とともに涙をのんだ.

しかしその翌年,澤崎,黒田,横山,小林は前年の活躍がうそのような大幅な落ち込みぶりだ.
さらに山内,澤崎,小林はこの後数年間不振にあえぎ,いまだに復調していないようだ.

野球に関してドシロウトのぼくでさえ,その原因は酷使にあることぐらいはわかる.
才能あふれる野球選手は人類の宝だ.
広島の首脳陣は宝の扱い方をあらためる必要がある.

では上記9人の昨シーズンの成績をのせる.

 
  試合 勝利 敗戦  S 投球回 防御率
佐々岡 真司 2000 21 10 6 0 142 2/3 3.97
山内 泰幸 2000 9 2 1 0 52 1/3 3.96
高橋 建 2000 50 5 9 4 112 1/3 3.93
山崎 健 2000 27 6 2 3 44    4.50
玉木 重雄 2000 26 2 1 0 48 1/3 2.61
澤崎 俊和 2000 15 4 4 0 61 2/3 5.55
黒田 博樹 2000 29 9 6 0 144    4.31
横山 竜士 2000 3 1 0 0 16    0.56
小林 幹英 2000 25 0 3 0 32 2/3 4.68

スランプを脱した黒田.今年は期待できそうだ.
近いうちにノーヒットノーランの予感?

5度目の2けた勝利をあげた佐々岡は,実働11年で385試合に登板,投球回は1609 1/3.
先発,リリーフにと11年間ほぼ休みなしのまさに鉄腕.
よほど頑健な体を天から授かったとしか思えない.
佐々岡と同じようにほかの投手を起用したら,きっと故障するだろう.

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