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波留と種田は大リーガー
横浜の波留と中日の種田,山田との1対2のトレードがおこなわれた.

波留というと連想するのはブラッグス.
波留はブラッグスがいたころ,よく似た容姿から「小ブラッグス」と呼ばれていた.
打席で鼻の穴をふくらますところなんて瓜ふたつだった.

また種田というと連想するのはタネル.

私のいかれた連想回路はさておき,
もはや懐かしい感のある2選手の成績をふりかえってみよう.

まずはブラッグスから.
1990年はブリュワーズからレッズへシーズン途中での移籍.

年度 チーム 試合 打率 HR 打点 盗塁 四球 三振
1986 ブリュワーズ 58 0.237 4 18 1 11 47
1987 ブリュワーズ 132 0.269 13 77 12 47 96
1988 ブリュワーズ 72 0.261 10 42 6 14 60
1989 ブリュワーズ 144 0.247 15 66 17 42 111
1990 ブ→レッズ 109 0.280 9 41 8 38 64
1991 レッズ 85 0.260 11 39 11 23 46
1992 レッズ 92 0.237 8 38 3 36 48
大リーグ通算 692 0.257 70 321 58 211 472
1993 横浜 72 0.345 19 41 2 40 46
1994 横浜 122 0.315 35 91 1 68 83
1995 横浜 110 0.273 24 72 4 59 102
1996 横浜 100 0.281 13 56 6 44 72
日本通算 404 0.300 91 260 13 211 303

1987年には24歳で外野の定位置を確保した.
しかしその後伸び悩んだようだ.

日本でも故障がちで,1994年の122試合出場が最高とやや不本意な成績か.
投手へ与える威圧感はさすがだったが.

つづいてタネル.

年度 チーム  S 防御率 投球回 安打 四球 三振
1982 パイレーツ 5 1 1 0 3.93 18 1/3 17 5 4
1983 パイレーツ 35 11 6 0 3.65 177 2/3 167 58 95
1984 パイレーツ 26 1 7 1 5.27 68 1/3 81 40 51
1985 パイレーツ 24 4 10 0 4.01 132 1/3 126 57 74
1987 カージナルス 32 4 4 0 4.84 74 1/3 90 34 49
1989 ツインズ 10 1 0 0 6.00 12    18 6 7
大リーグ通算 132 22 28 1 4.23 483    499 200 280
1991 ダイエー 12 6 2 0 3.19 90 1/3 70 30 45
1992 ダイエー 19 2 9 0 6.70 90    115 47 36
1993 ダイエー 20 2 8 0 4.82 74 2/3 83 37 28
日本通算 39 4 17 0 5.85 164 2/3 198 84 64

日本での成績はパッとしない.
これでよく3年間も契約できたものだ.

ちなみに1991年ダイエーの外国人選手はラガとウィリアムス.
92年はラガとブーマー.93年はライト.

その間のダイエーの順位は,5位→4位→6位である.

 

今回ブラッグスとタネルの大リーグ成績は
 CNN/SI- Baseball-All-Time Stats で調べた.
1876年から現在までの全大リーガーの年度別成績が見られるとても楽しいサイトだ.
ぜんぜん英語力は必要ないのでご安心を.
では波留,種田,山田の新天地での活躍を期待しつつ筆を置くことにしよう.

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