師走雑感
なんとか年内にデータを掲載することができた。
データの整理やページの更新作業の際に思ったことなどを書きたい。
シーズン途中に移籍し、2球団で試合に出た選手は3人。
種田 仁(中日→横浜)、波留 敏夫(横浜→中日)、三澤 興一(巨人→近鉄)である。
当ページのデータは、移籍前と移籍後の成績が別々になっている。
したがって、種田のシーズンを通した成績が知りたい場合は、
中日での成績と横浜での成績を合計すればよい。
打率などは、合計した後に計算しなおしていただきたい。
ただし、シーズンを通した得点圏打率を求めることはできない。
当ページには、「得点圏での打数と安打数」というデータがないからだ。
TBS The Baseball というサイトによれば、
種田のシーズン通算の得点圏打率は.333で、波留は.274だそうだ。
このように、シーズン途中で移籍する選手がいると、いろいろめんどくさい。
移籍が盛んな大リーグではもっとめんどくさいことだろう。
ただ、その代わりに記録サイトがもっと充実しているわけだが。
次はちょっとした変更点について。
個人打撃成績に、打席に立たなかったパ・リーグの投手も載せるようにした。
昨年は、登板しただけで、打席0のパ・リーグの投手は載せなかった。
載せたのは、1打席に立った松坂 大輔(西武)と大塚 晶文(近鉄)の2人だけ。
今年は登板した全投手のデータ(データといっても0の羅列だが)が加わったので、
個人打撃成績の総選手数が463人から610人にふくれあがった。
ちなみに2001年、打席に立ったのはパウエル(近鉄)だけだった。
井川 慶(阪神)のある数字に目を疑った。
なんと7失策。
守備機会の少ない投手でありながら、これほどエラーできるものなのか。
井川の守備率は.844。
これを石井 琢朗(横浜)にあてはめてみたら、シーズン105失策にもなる。
(実際の石井は、140試合で12失策。守備率.982)
気になって他の投手も調べてみた。
横山 竜士(広島)が6、長谷川 昌幸(広島)が5失策で続く。
外国人投手もやや多めだ。
これからは投手のフィールディングにも目を向けたい。
傍らにベースボールマガジン社の「ベースボール・レコード・ブック2002」がある。
発売日翌日に買ったので、第1版第1刷だ。
この本はデータの整理には欠かせない。
今年も期待通りの充実した内容だ。
しかし、いくつか誤りを見つけた。
これぞ他山の石。
ぼくも気をつけているつもりだが、
もし誤りを見つけた方は遠慮なくお教えくださるとありがたい。
2001/12/19