某球団の後半戦ベストオーダー
ペナントレース前半戦、東日本の某球団は、他のチームを寄せつけない独走を見せた。
この某球団は、レギュラーと控え選手の力が拮抗している特徴がある。
つまり、誰が出ても同じ・・・いや、誰が出ても一定の水準の試合を行うことができるのだ。
そんな小粒ぞろいの選手を選りすぐって、ベストと思われる布陣を組んでみたい。
そのオーダーで戦えば、きっと後半は盛り返せるだろうと思いながら・・・
まずは、選手の能力を冷静かつ客観的に分析することから始める。
本塁打、打点、四球、三振は、434打数あたりの値に換算した。
元になったデータは7/9の試合終了時のもの。
選手名の後ろのカッコ内は、7/9時点の実際の打数。
打率 0.387 内川 (31打数) 0.333 石井義 (9打数) 0.327 田中一 (49打数) 0.308 鈴木尚 (198打数) 0.297 小池 (37打数) 0.296 佐伯 (152打数) 0.265 種田 (215打数) 0.264 ロドリゲス (208打数)
本塁打 42 ヤング (73打数) 27 ロドリゲス (208打数) 23 グラン (153打数) 14 内川 (31打数) 12 小池 (37打数) 11 小川 (151打数) 9 田中一 (49打数) 9 鈴木尚 (198打数)
打点 77 ヤング (73打数) 71 ロドリゲス (208打数) 65 グラン (153打数) 52 小川 (151打数) 48 石井義 (9打数) 46 万永 (19打数) 44 鈴木尚 (198打数) 41 石井琢 (278打数)
高卒2年目の内川が首位打者。石井義、田中一と若手の台頭が光る。実績のある鈴木尚は不完全燃焼。石井琢がランク外なのも異常事態だ。
本塁打はやはり外国人選手が独占。ヤングの来日が早ければ、1988年のポンセ以来の本塁打王も夢ではなかった。
鈴木尚の打点はわずか44。1、2番の出塁率に問題がありそうだ。
四球 58 ロドリゲス (208打数) 48 石井義 (9打数) 44 田中一 (49打数) 42 中根 (41打数) 36 石井琢 (278打数) 34 石井浩 (76打数) 28 鈴木尚 (198打数) 23 小川 (151打数)
三振 0 光山 (5打数) 48 石井義 (9打数) 55 金城 (150打数) 62 田中一 (49打数) 69 万永 (19打数) 75 種田 (215打数) 75 石井琢 (278打数) 83 佐伯 (152打数)
三振※ 289 古木 (3打数) 217 鶴岡 (2打数) 167 田中充 (13打数) 159 中根 (41打数) 145 七野 (6打数) 143 ヤング (73打数) 139 グラン (153打数) 129 ロドリゲス (208打数)
四球は多ければいいというものではないかもしれないが、あまりにも少なすぎる。相手投手になめられているのではないか。36歳のロドリゲスが唯一渋さを発揮している。
いつかの首位打者金城の三振は少ないが、打率1割台では意味がない。
以上5つのデータを比較し、導き出されたベストオーダーはこれだ。
名前 | 打率 | HR | 打点 | 盗塁 | 三振 | 四球 | 打数 | |||
1 | S | 中 | 田中一 | 0.327 | 9 | 27 | 6 | 62 | 44 | 49 |
2 | L | 遊 | 石井琢 | 0.241 | 5 | 41 | 20 | 75 | 36 | 278 |
3 | L | 左 | 鈴木尚 | 0.308 | 9 | 44 | 5 | 85 | 28 | 198 |
4 | 右 | ヤング | 0.178 | 42 | 77 | 0 | 143 | 12 | 73 | |
5 | L | 一 | ロドリゲス | 0.264 | 27 | 71 | 6 | 129 | 58 | 208 |
6 | ニ | 内川 | 0.387 | 14 | 28 | 0 | 98 | 14 | 31 | |
7 | 三 | 小川 | 0.245 | 11 | 52 | 3 | 109 | 23 | 151 | |
8 | 捕 | 中村 | 0.226 | 7 | 32 | 0 | 126 | 14 | 124 | |
捕 | 相川 | 0.200 | 4 | 29 | 0 | 95 | 12 | 105 | ||
三 | グラン | 0.222 | 23 | 65 | 4 | 139 | 6 | 153 | ||
L | 三 | 石井義 | 0.333 | 0 | 48 | 0 | 48 | 48 | 9 | |
三 | 万永 | 0.158 | 0 | 46 | 0 | 69 | 0 | 19 | ||
L | 一 | 佐伯 | 0.296 | 3 | 37 | 0 | 83 | 17 | 152 | |
一 | 石井浩 | 0.211 | 0 | 11 | 0 | 103 | 34 | 76 | ||
ニ | 種田 | 0.265 | 2 | 10 | 9 | 75 | 20 | 215 | ||
外 | 小池 | 0.297 | 12 | 35 | 0 | 94 | 0 | 37 | ||
外 | 中根 | 0.171 | 0 | 32 | 0 | 159 | 42 | 41 | ||
S | 外 | 金城 | 0.193 | 0 | 26 | 4 | 55 | 14 | 150 |
打点、三振、四球は434打数あたり、盗塁は140試合あたりの値。打数は実際のもの。
1番の田中一、6番の内川に明日への希望を託したい。
4番は打率はひどいがパワーのあるヤングに任せた。
サードは23本65打点のグランにしようか迷った。
しかし、ホルト、バワーズの2外国人投手を使いたいので、控えにまわってもらった。
実際は規定打席に達している種田だが、打点が少ないのでこちらも控え。
こうして434打数あたりにしてみると、それほど悪い打線ではないような気にもなってきた。
ただ、実際の成績をみるとがっかりするので、ここには載せない。
知りたい人は、 TBS The Baseball かどこかで勝手にチェックしてください。