2002 得点圏打率ランキング
名前 | チーム | 打率 | 本塁打 | 打点 | 得点圏 打率 |
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1 | 大西 崇之 | 中日 | 0.307 | 5 | 56 | 0.400 |
2 | 中村 紀洋 | 近鉄 | 0.294 | 43 | 117 | 0.387 |
3 | 高木 浩之 | 西武 | 0.272 | 1 | 48 | 0.374 |
4 | 石井 琢朗 | 横浜 | 0.274 | 7 | 45 | 0.366 |
5 | 清水 隆行 | 巨人 | 0.314 | 12 | 49 | 0.364 |
6 | 阿部 慎之助 | 巨人 | 0.298 | 21 | 85 | 0.358 |
7 | 今岡 誠 | 阪神 | 0.317 | 15 | 57 | 0.358 |
8 | ラミレス | ヤクルト | 0.295 | 23 | 88 | 0.353 |
9 | ローズ | 近鉄 | 0.272 | 45 | 113 | 0.349 |
10 | 古田 敦也 | ヤクルト | 0.300 | 11 | 74 | 0.346 |
11 | 桧山 進次郎 | 阪神 | 0.293 | 16 | 76 | 0.337 |
12 | 新井 貴浩 | 広島 | 0.287 | 28 | 76 | 0.333 |
13 | 伊東 勤 | 西武 | 0.255 | 12 | 75 | 0.333 |
14 | カブレラ | 西武 | 0.336 | 64 | 133 | 0.331 |
15 | ペタジーニ | ヤクルト | 0.322 | 47 | 107 | 0.330 |
16 | 二岡 智宏 | 巨人 | 0.281 | 31 | 87 | 0.329 |
17 | 松井 稼頭央 | 西武 | 0.332 | 32 | 77 | 0.327 |
18 | メイ | ロッテ | 0.273 | 24 | 95 | 0.326 |
19 | 清水 将海 | ロッテ | 0.257 | 2 | 49 | 0.323 |
20 | 立浪 和義 | 中日 | 0.302 | 16 | 94 | 0.322 |
21 | 小久保 裕紀 | ダイエー | 0.292 | 33 | 91 | 0.321 |
22 | ディアス | 広島 | 0.280 | 25 | 74 | 0.318 |
23 | 谷 佳知 | オリックス | 0.326 | 5 | 38 | 0.317 |
24 | 仁志 敏久 | 巨人 | 0.244 | 11 | 59 | 0.316 |
25 | 大道 典嘉 | ダイエー | 0.296 | 10 | 62 | 0.313 |
26 | 水口 栄二 | 近鉄 | 0.255 | 8 | 38 | 0.313 |
27 | 福留 孝介 | 中日 | 0.343 | 18 | 62 | 0.312 |
28 | 前田 智徳 | 広島 | 0.308 | 25 | 72 | 0.311 |
29 | 小笠原 道大 | 日本ハム | 0.340 | 34 | 86 | 0.310 |
30 | 東出 輝裕 | 広島 | 0.239 | 1 | 23 | 0.310 |
得点圏打率のランキング。本塁打、打点は520打数あたりのものなのでご注意。
ローズは117打点を稼いで、自身2度目となる打点王のタイトルを獲得した。好機での高い集中力を、.349という数字が証明している。115打点の中村紀、カブレラとも、有走者時には対戦したくない。セの打点ベスト3は、松井秀喜(107打点)、ペタジーニ(94打点)、ラミレス、立浪(ともに92打点)だが、松井だけが30傑に入れなかった。松井の得点圏打率は、.294で37位だった。
6位の阿部慎之助、10位の古田、13位伊東、19位清水とキャッチャーが目立つ気がする。さてはキャッチャーという種族は、ここぞという場面で、明晰な頭脳を用い、配球を読んでいるのではと素人は思いがちだが、それは早計。2000、01年のランキングではとくに捕手が多いこともなく、かえって得点圏打率ワースト30のほうに目立つ有様。ふつうに考えれば、日頃から打てない選手はチャンスでも打てないわけで。02年の伊東と清水の高打率は偶然だと決めつけたい。
チーム得点圏打率についても言及したい。1位は巨人の.296。巨人からはベスト30に4選手が入った。そのほか高橋由伸が.298で36位、松井は上記のとおり37位。斉藤宣之が.290、元木大介が.284で41、42位。ちょっと足をひっぱっている江藤智が.252で68位。以上が巨人で200打席をクリアした9選手のチャンスでの成績である。
巨人に次ぐのがダイエーの.278。続いて西武(.275)、広島(.270)となる。この上位4チームの選手が14人と、ベスト30のほぼ半分を占める。逆に、この4チームからワースト30のほうに入ったのは、ダイエーの井口たったひとりだった。チーム得点圏打率が2割6分台だったのは、ヤクルト(.264)、近鉄(.263)。その下に、.254で中日、阪神、横浜、ロッテが並んでいる。
(得点圏打率とは、走者が2塁、3塁、12塁、13塁、23塁、満塁のときの打率である。
200打席以上の打者に限定した。200打席以上の打者は両リーグで114名だった。)