神奈川キュージーズ2003投手編
前回のコラム「神奈川キュージーズ2003」のつづき
お次は神奈川キュージーズの投手陣。
投手 | チ | 出身高 | 歳 | 試 | 勝 | 敗 | S | 投球回 | 安打 | 四球 | 三振 | 防御率 | ||
先 | 松坂 大輔 | 西 | 横浜 | 23 | 29 | 16 | 7 | 0 | 194 | 165 | 63 | 215 | 2.83 | |
先 | L | 高橋 建 | 広 | 横浜 | 34 | 24 | 9 | 8 | 0 | 167 | 174 | 36 | 127 | 3.66 |
先 | L | 山本昌 | 中 | 日大藤沢 | 38 | 26 | 9 | 7 | 0 | 156 | 156 | 35 | 121 | 3.58 |
先 | 川村 丈夫 | 横 | 厚木 | 31 | 19 | 5 | 7 | 0 | 116 2/3 | 124 | 20 | 66 | 4.78 | |
先 | 石井 貴 | 西 | 藤嶺藤沢 | 32 | 6 | 1 | 2 | 0 | 40 1/3 | 45 | 8 | 22 | 4.24 | |
先 | 若田部 健一 | 横 | 鎌倉学園 | 34 | 4 | 0 | 2 | 0 | 21 | 27 | 7 | 16 | 5.57 | |
リ | 長田 秀一郎 | 西 | 鎌倉学園 | 23 | 46 | 5 | 7 | 0 | 68 1/3 | 73 | 39 | 46 | 6.06 | |
リ | L | 菊地原 毅 | 広 | 相武台 | 29 | 30 | 2 | 0 | 0 | 18 1/3 | 15 | 6 | 16 | 3.44 |
リ | L | 河原 隆一 | 横 | 横浜商 | 32 | 29 | 0 | 1 | 0 | 17 | 24 | 13 | 13 | 8.47 |
リ | 河原 純一 | 巨 | 川崎北 | 31 | 23 | 0 | 3 | 7 | 22 | 37 | 7 | 23 | 9.41 | |
リ | 館山 昌平 | ヤ | 日大藤沢 | 23 | 10 | 0 | 3 | 0 | 50 1/3 | 51 | 10 | 37 | 5.19 | |
抑 | 伊達 昌司 | 日 | 法政二 | 28 | 51 | 5 | 1 | 9 | 55 1/3 | 49 | 29 | 16 | 2.60 |
2003年シーズンの実際の成績。
Lは左投げ。
所属チームは2003年シーズン終了時のもの。
年齢は、2004年4月1日時点のもの(同じ年齢の選手は同学年)。
大黒柱の松坂が、2002年の悪夢からさめて復活を遂げた。
最優秀防御率、最多奪三振、ゴールデングラブの栄誉を勝ち取った。
奪三振は3回目、ゴ・グラブは4回目だが、防御率は初めて。
これで先発投手のタイトルはだいたい獲得し、残すは最優秀勝率ぐらい。
いやもっと大事なものを取り忘れているか。
いわずと知れたチームの日本一である。
日本一どころか松坂が活躍するとチームはリーグ優勝もできないという不運もある。
県民としては温かく応援してやりたい。
ベテラン左腕ふたりは健在で、ともに9勝と2ケタ勝利まであとわずかだった。
高橋は4〜6月無傷の8連勝と快調に飛ばした。
ところが7月以降は1勝8敗と急降下、夏バテ対策が必要らしい。
山本昌は巨人戦通算30勝をあげた。
これは川崎憲次郎(中日)をぬいて、現役最多だという。
さて、問題は先発4番手以降だ。
川村は593日ぶりに勝利したのはいいが、一発病は相変わらずだ。
実績のある石井、若田部も期待を裏切り、3人合わせて6勝とはひどすぎる。
こうなったらルーキーに希望を託そう。
長田は46試合とフル回転し、5勝をあげた。
9試合に先発した館山は未勝利に終わったものの、内容は悪くなかった。
もうひとりの新人小森は二軍暮らしだった。
2002年の神奈川キュージーズでは、永年の抑え不在という問題を河原純が解消してくれた。
しかし今回はその河原が大誤算。
わずか7セーブ、防御率9.41とさんたんたる有様。
苦肉の策で伊達をストッパーに据えてみた。
セットアッパーとしては文句のつけようのない成績だが、抑え向きではなさそうだ。
上の12人から漏れた投手は下の表で。
投手 | チ | 出身高 | 歳 | 試 | |
小森 孝憲 | ヤ | 横浜商大 | 23 | ||
横山 道哉 | 横 | 横浜 | 26 | 3 | |
L | 稲嶺 茂夫 | 横 | 東海大相模 | 25 | 4 |
矢野 英司 | 横 | 横浜 | 27 |