WWW / World Wide Web
■ WWW。World Wide Web。ダブダブ。 インターネット/イントラネット上で利用可能な ハイパーテキスト形式のドキュメント・システム。 たんにWeb(ウェブ)と呼ばれることもある。 WWWは、1989年にヨーロッパ核物理学研究所(CERN)で、 研究者の間で情報交換するための仕組みとして開発された。 その後1993年に米国のイリノイ大学のNCSAで WWWブラウザの元祖であるMosaicが開発され、広く普及した。 1990年代中頃からは、WWWは インターネット標準のドキュメントシステムとして爆発的に普及し、 現在では世界規模の巨大なネットワークに成長している。 今やWWWは、インターネットで最も多く利用されるアプリケーションである。 WWWシステムの最大の特徴は、 ハイパーテキストの機能を利用して、 ドキュメントから別のドキュメントに簡単に移動できることである。 ドキュメントからドキュメントの移動は、 インターネット上のどんなドキュメントでもよいので、 リンクをたどることで、世界中のドキュメントを閲覧することができる。 WWWにおいて、 インターネット上にあるドキュメントを一意に識別するには、 URL(Uniform Resource Locator)という識別子を用いる。 ドキュメントの作成者が、文書中にあらかじめこのURLを埋め込んでおけば、 ユーザーはこれをたどって関連ページに次々ジャンプできる。 WWWドキュメントの記述には、 HTMLと呼ばれるマークアップ言語を使用する。 HTMLは、W3Cという標準化団体で仕様が策定されている。 HTMLでは、ドキュメント内にテキストだけでなく、 画像や音声などさまざまな形式のデータを組み込める。 WWWでページ情報を公開するソフトをWWWサーバ、 ページを閲覧するソフトをWWWクライアント(WWWブラウザ)と呼ぶ。 つまりWWWサーバ側にあらかじめHTMLで記述したページ情報を蓄積しておき、 これをWWWクライアント側で任意に表示する形態になっている。 以上。 2004/01/16 pm