入れるので、そうなったら迷うことなくBARTにのるんだけど・・。現在は、タクシーは50ドル近くかかるからバジェットトラベラーとしては論外。路線バ スは、大きな荷物を持っていると乗車拒否されてしまうらしい。そうでなければ、3ドルでいかれる路線バス(サムトランズのKXルート。1時間に1 本)は魅力的だし、いろんなホテルを巡回するシャトルバスより速いくらい。まあ、現実的にはシャトルバスになってしまうでしょう。 2.ホテルの立地 サンフランシスコ市内のホテルはめちゃめちゃ高い。100ドル以内で泊まるのはまず不可能。平均的で200ドルから300ドル。バジェットトラベラ ーとしては許しがたい。ただ、個人的にはサンフランシスコって、長期滞在するほど観光スポットがない。なので@1、2泊ならば、思い切って贅沢 に。A1、2泊ならモーテルでもいいか。Bどうせだったら、エアポートホテル。この3つの選択肢が考えられる。2度目のサンフランシスコ滞在で私 が選んだのはB。マイアミ滞在時に気に入った「RED ROOF INN」というホテルチェーンのエアポートホテル。インターネット予約でわずか59ドル。 しかも空港まで無料送迎付。空港からホテルへ直行してチェックイン。部屋に荷物を置いて身軽になったところで空港経由でシティーへ。長期滞在 だといちいち空港付近のホテルまで戻るなんてかったるいけど、1泊か2泊なら、コストパフォーマンス重視ってことで。 サンフランシスコ市内に滞在する場合、シビックセンターエリアは要注意。あまり治安がよくなく、黒人がうろうろしていて夜歩くのは怖い。やはり ユニオンスクエア周辺にしましょう。思い切って、フィッシャーマンズワーフに泊まってしまうのも手かも。まあ、お財布と相談ですね。 3.市内交通 サンフランシスコの市内交通はわかりやすい。まず、市バス・路面電車・ケーブルカーに乗り放題のパスポートを手にしましょう。(1日券6ドル、3 日券10ドル)ケーブルカーと路面電車(ミュニ・メトロと呼ばれている)で移動できる範囲はそれで、そうでないところは市バス。バス停に詳しいルー トマップが貼ってあるし、何分おきに運行しているかも書いてあるので、非常にわかりやす。タクシーの料金は、距離にほぼ比例するので、近距離 の移動・グループの移動に利用しよう。長距離を移動するときだけ、市バス・または路面電車を利用するとよいだろう。また、余談だが、ケーブルカ ーの座席には要注意。窓のない座席は、見晴らしはいいが、ケーブルの振動がお尻を直撃!!僕はくすぐったくて長時間座っていることができませ ん。やっぱりステップ乗車がいちばんよいでしょう。 4.ショッピング サンフランシスコへショッピングが目的でくる人は少ないでしょう。観光地=お店のところが多いので、次の項にゆずりましょう。 5.見どころ サンフランシスコは、町自体が観光地のようなところなので、これっという見所はあまりありません。僕のお気に入りをいくつか紹介します。 壱.フィッシャーマンズワーフ・・・テーマパークのような華やかさがある。アザラシ見たさに来るのか、景色が見たいの か、それともシーフードが食 べたいのか、目的は人様々ですね。でも、クラムチャウダーは本当においしいですよ。 でも、みんな「BREAD BOUL(パンが容器になっているや つ)を頼んでるんだけど、あれ、あんまりおいしくない。普 通のカップに入ったクラムチャウダーで十分だと僕は思うのですが、いかがでしょうか。そ れからやっぱりクルーズに は出かけましょう。アルカトラズ島へ行くかどうかは好みの問題ですがね。 弐.ゴールデンゲートブリッヂ・・・僕はちゃんと歩いて渡りましたよ。片道40分くらいかかったかな・・・。おススメは朝 一。朝日が町を照らしてい て、とても景色がいいですよん。バスで渡ろうなんて邪道!せめて、レンタルサイクルに しましょう。でも1時間7ドル、1日28ドルって、高すぎな い?? 参.アンカレッジ・キャナリー・・・フィッシャーマンズワーフとギラテリスクエアの間にあるショッピングセンター。すこし 寂れている感もあるが、僕 は結構好き。アンカレッジにはお気に入りのお店があって、世界中の楽器を売っている んです。まあ、とっても高いんで、ここで買うことはないで しょうが・・・。 四.シール・ロック・・・日没を見るお勧めスポット。町の西の外れにあり、5番のバスの終点からさらに少し歩く。海は 砂浜が広がり、右手にクリフ ハウスが見える。その一体は岩場。サンフランシスコっぽくないけど、僕は人工建築物 より、こういう自然の風景のほうが好きです。 6.エクスカーション A.スタンフォード大学・・・大学に行きたかったのが、電車に揺られたかったのかわかりませんが、アメリカの巨大な 大学のキャンパスを見てま いりました。駅前からすでに大学の敷地なんだけど、片側3車線の道路が延々続きま す。駅から正門まで、バスを利用しなかったことを後悔。 学生に混じって生協や本屋で買いものをしたり、学食で食 事をしたり。隣にはショッピングセンターもあり、そこからはサンフランシスコの市内まで 直通のバスでています。 B.ヨセミテ国立公園・・・ずいぶん気軽にいけそうにガイドブックには書いてあるんだけど、アメリカは巨大だから・・・ ってことで、いまだ行ったこ とがありませんが、ぜひ行ってみたいスポットだ。 7.人違った旅を目指して 旅行先にサンフランシスコを選んでおいて、「人と違った旅」なんて、筋違いのような気もする。が、するとしたら、現地の人に近い視点をもつってこ とくらいかな。ゴールデンゲートパークで何もしない一日を過ごすとか、パシフィックハイツのおしゃれなカフェでお茶をするとか、フィッシャーマンズワ ーフでジョギングするとか。まあ、「どこから見ても観光客」風になるのだけはやめたいものですね。 8.サンフランシスコに関するメモ〜雑記 サンフランシスコは、僕がはじめて、たった一人で訪れた外国である。そんな旅行初心者の僕にとっては、町全体がテーマパークと化しているサ ンフランシスコは過ごしやすかった。暑すぎず、寒すぎず、そして雨が降らない。ただ、観光スポットがそれほどあるわけではないので、ここだけで 旅行が完結してしまうのは、少しもったいない気もする。まあ、旅の目的が「ゆっくり過ごす」ことにあるのならいいけど、片道10時間飛行機に揺ら れてまで訪れる価値があるかどうか・・・とやはり考えてしまうのである。 僕は決してサンフランシスコという街の魅力を否定しているわけではない。僕が思うに、サンフランシスコは観光の為に訪れる街ではなく、生活す ることが似合う街なのだと思う。そこにあるものは非日常ではなく、自分の身近にありそうでなかった、日常の生活。サンフランシスコでは、ぜひ観 光ではなく、そこで暮らしている気分に浸ってほしい。
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