CGIの設置には、多かれ少なかれ、自分の環境に合わせてスクリプト自体をテキストエディタで書き換える作業が必要です。
Windows付属のメモ帳でも不可能ではないですが、やはり真面目にテキストファイルをいじろうとするならば、まともなテキストエディタを使いたいものです。
このEmEditor Free版は、メモ帳の代わりに日常的に利用できるテキストエディタとして基本機能は十分で、メモ帳に比べれば10倍マシってもんです。
他にも、Vectorのこの辺に行けば、フリーで使える高機能なエディタがたくさんあります。EmEditor Free 日本語版 1.27 (269K)
ほぼ一方通行のアップロードだけでいい普通のホームページ運営に比べ、CGIを扱うようになると、サーバーのディレクトリの構成の確認、属性の変更、CGIが作成したデータの確認や編集など、様々な作業が発生します。
Windows付属の「Web発行ウィザード」や、ホームページ作成ソフトに付属のFTP機能ではちと力不足です。フリーソフトでありながら高機能なこのFTPソフトを使えば、それらの作業を10倍サクサクこなせるでしょう。
CGIの勉強/練習には、自分のマシンでperlを使ってみるのがいちばんです。
perlとは、UNIXからWindows、Mac、MS-DOSまで、あらゆる環境で簡単に使えるテキスト処理言語です。
CGI用としてじゃなくとも、自分のパソコンに貯えたログの検索や整形、ExcelなどのデータベースやIME辞書のコンバートなどなど、ちょっとした工夫で、市販のコンバータでは出来ない自分勝手な作業を効率化できるものです。
ちなみに、perlには日本語が扱いやすいjperlというのもありますが、@niftyに限らずたいていのCGIサーバーに用意されてるのは英語版perlなので、互換性を考えると普通のperlの方がいいかも知れません。
(インストール方法は次のページで・・・)Vector > Perl > Perl for Win32(perl5) (1,511k)
なんと、このソフトをインストールすると、自分のパソコンがサーバーになってしまう。
ということは、電話代を気にしながらいちいち、
サーバーに接続して→FTPでアップロードして→ブラウザからURLを呼び出してみる→うまくいかなかったらまた編集し直し→サーバーに接続して→(以下繰り返し)
といったまどろっこしい作業ナシに、自分のマシンの中だけで、各種CGIやSSI、PHP3(ってなに?)までも動かすことが出来るのです。
掲示板の色やデザインを確認したり、各種の動作確認やCGIの勉強に、CATVなどで常時接続の人でも、10倍は能率アップすることでしょう。
導入には作者さんのページの他、KENTさんのこのページなども大変参考になります。
CGI用の言語としてこれだけ普及してるのに、パソコン単体で使える簡易言語としてperlが普及しないのは、perl本体だけだとDOSコマンドを打ち込まなくちゃいけないコンソールアプリケーションだからでしょう。Windowsインストール済みのパソコンから入った人には、dirコマンドはおろか、DOS窓など見たことない人も多いかも知れません。
しかし、このCopalを使うと、Windows上だけでperlスクリプトの編集、実行ができるという優れものです。
対象ファイルをドラッグ&ドロップするだけで実行でき、出力先を指定しなくても結果ウィンドウで出力の閲覧/保存ができ、結果をブラウザにも送れるので、自作CGIの開発/動作確認にも使えます。
編集中の関数のリファレンスが一発で引けるヘルプシステムも超便利。
(こちらでも詳しく・・・)
C言語やHTML用のエディタはよく見掛けますが、perl専用というのは嬉しい限り。
よくあるHTMLエディタのように、構文が色付きで表示されたり、定型文がウィザード形式で入力出来るだけでなく、スクリプト内を解析した変数一覧ウィンドウから、クリックひとつでその使用箇所やサブルーチンに飛べたりと、普通のエディタにはない機能が便利です。
あれっ?256倍のつもりが・・・計算苦手なのよ(^^ゞ
他にもいいソフトがあったら教えてねん(^_^)v