93角 82角 同角成 61玉 16角 25飛 72馬 同玉 27角 同飛成 まで 10手。
龍のみで詰むことはないが、ステイルメイトは可能である。これは、「双裸玉ば自ステイルメイト攻方19玉持駒一枚10手」の中では唯一の完全作だと思う。
13飛 23飛 同飛生 22角 43飛 42角打 まで 6手。
対面ルールにより、2枚の角は飛の利きなので王手はかかっていない。しかし、先手の飛が動くと角の利きが復活して王手になってしまうため、先手は動かす駒がない。
52飛 33玉 32桂 45玉 56飛成 57飛 36龍 37桂 まで 8手。
前問と同じ仕組みで龍が動けない。また、先手の桂は行き所のない駒になっている。
14角 23桂 同角生 42玉 34桂 33玉 22桂生 23玉 まで 8手。
安南ルールにより玉は桂の利きになってしまい、動けない。こうなることを見越して桂合をするのが好手。
19飛 18角 同飛 98飛 88歩 同飛生 78歩 同飛生 68歩 同飛生 58歩 同飛生 48歩 同飛生 38歩 同飛生 39角 93角 84歩 同角 75歩 同角 66歩 同角 57歩 同角生 48歩 同角生 28歩 同飛生 まで 30手。
Kマドラシのため、玉はすでに動けない。しかし、12枚もある持駒の歩をどうやって捨てるのかが問題だが、大駒の利きを遮断する間接的な王手で解決する。なお、早く 39角 を打ってしまうと 48歩 が両王手になって失敗する。
73角 72銀 82角生 81桂 まで 4手。
この図のように角の王手に対して桂を対駒する手は、対面ルールではステイルメイトに限らずよく出現する。角も玉もちょうど動けなくなっているのがわかるだろう。
問題図はマプさんの作品(ば自ステイルメイト12手。二解、非限定あり)から、ルールと手数を変更してみたものである。マプさんの元の図は私がステイルメイトを作る直接のきっかけとなったもので、敬意を表してこの簡単な図を載せてみた。
なお、これは普通の対面ば自としても完全な4手詰となっている。
12角 35玉 39飛 38飛 24銀 同玉 29飛 28香 同飛/11香 同飛成 まで 10手。
キルケでは駒を捨てることが難しい。ステイルメイトでは駒を捨てる必要がある。この相反した二つの性質は、普通ならあり得ない手順を生み出す可能性があると思う。
ここでは、角を捨てるかわりに 11 に復活した香車を利用して動きを止めている。また、飛車が捨てられるのは 28 の地点だけであることも重要だ。
69飛 74玉 79飛 76香 83銀 同玉 89飛 86歩 同飛 85香 84歩 92玉 93歩 同玉/97歩 83歩成 94玉 84と 同玉/87歩 まで 18手。
詰め上がり局面で飛車が香車を取ると、その香車は91に復活して自動的に王手となってしまう。そのため、この状態で飛車は動けずにステイルメイトとなっているのである。
銀が復活しないようにするため、飛車を最下段に打つしかないことにも注意が必要。
なお、fmでの検討は時間がかかりすぎるためできていない。余詰がありましたらご連絡下さい。
2003年7月31日追記: 神無七郎さんから以下の余詰指摘をいただきました。どうもありがとうございました。38に後手方の歩でも置けば完全になりそうですが、そこまでするほどの図でもないのでこのままにしておきます。
69飛 74玉 79飛 76香 83銀 同玉 89飛 92玉 93歩 同玉/97歩 83飛成 同玉/28飛 88飛 86歩 同飛 85香 84歩 同玉/87歩 まで 18手。
96角 85飛 同角 63飛 21飛 32玉 76角 43香 23飛成 同玉 67角 同飛成 まで 12手。
第1問に続いて、持駒角の双裸玉。2手目の飛合の意味づけがステイルメイトならではで面白い。珍しく、飛車が2枚あってよかったと思える図。
24銀 34玉 33銀成 32角 44成銀 43角打 35成銀 同玉 まで 8手。
2002年暮れに掲示板に貼り付けた図。銀が一回転する。
神無太郎氏からは、序の2手を省いて「15王+金, 34玉」の方がいいのではという指摘を受けた。確かにその通りだと思う。