私が将棋を覚えたのは小学一年生の時でした。しかし、当時友達で将棋のできる人がいなくてひたすら本だけを読んでいました。そんな中で何度も読み返していたのが、米長邦雄の「一手三手の詰将棋」でした。この本は今でも書店に並んでいるのを見かけますが、それだけいい内容だということなのでしょう。
右のような3手詰めは24で指しているような方なら一瞬だと思いますが、その時はかなり悩んで答えを見て感動した記憶があります。子どもはそうやって成長していくものですね。
そんな時期の後、将棋については長い空白期間に入りました。たまに、NHK杯を見たり、気まぐれに本を買ってみたりする以外は将棋とは無関係な日々が続きました。そんな中で、なぜか詰将棋を一題作っていたのを発見しました。右図です。多分、メモしてあったノートから考えると小学3年生の時のものと思いますが、持駒は銀2となっていました。しかし、銀2では不詰ですね(^^;。
その時の作意は▲2一銀 △同金 ▲2三金 △1一玉 ▲2一馬 △同玉 ▲2二金打 の7手詰だったと思われます。しかし、2手目△1一玉 なら、9手詰めでしかも余詰んでます。まあ、余詰という言葉も知らない小学生ですから、そんなもので仕方ないでしょう。