その34.トラボ内蔵キーボード計画(前編)
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1.気まぐれにエルゴなキーボードを買ってみた

 ちなみに、これは出遅れたエイプリルフール企画じゃないよ。

 もとい、先日電器屋に買い物に行って、イマイチ目的のモノが見つからずうろうろしている内に、キーボード売り場を通りかかった。
 ちなみに、オレはキーボードにはあんまり執着が無くて、家ではメカニカルキーというだけの理由で買ったオウルテックのキーボードを3年くらい使ってて、会社ではPCに付いてきたキーボードにコーヒーをこぼして壊して以来、1280円(確か)のキーボードを5年以上使ってる。それで特には不満が有る訳でも無いんだけど、その売り場でMSのNatural Ergonomic Keyboard 4000を見つけて、さわっている内に妙に欲しく欲しくなって買ってしまった。
 その前にこんな記事を読んでいたのが主な原因だけど。

  で、これが使い易いか、というと、実はまだあんまり慣れてない、という感じなんだけどとりあえずカッコイイのでまあ満足している。
 それにしてもパッケージが大きかった。

 実際の所、売り場で買うかどうか迷っていたのは、この箱を持って帰るのか?という辺りの問題。

 なお、特徴的な手前を持ち上げるエアダム風なパームリフトは今のところは使ってない。
 キーボードの中心にはズームレバーが付いている。
 これも使えなくはないんだけど、折角だからホイールでも付けて欲しいような。

 ・・・ていうかここにボールが欲しいような。
 ポジション的にはまだしっくり来てないんだけど、かなりキーボードに手をしっかりと載せるのが楽なんだろうと思う。で、そういう姿勢でキーボードだけ打ってるのは良いんだけど、ポインタの操作でトラボに手を動かすのが、以前のキーボードに比べて格段に億劫になった。
 さらに、右手でトラボ・左手でキーボードという使い方には、このエルゴキーボードは全然向いてない。
 キーボードに手を構えたまま、全部の操作をしたいよなあ、と思いつつ、中央に付いてるズームレバーの所にボールがあったらなあと妄想し始め・・・

 ・・・そういえば、物置に放置されたMS Natural Keyboradが有ったよな。あれの方がこの右手・左手キーの間の面積は広かったような気が。
 そして発掘して来た。かなり長期間に渡って放置されてたので、かなり埃・砂まみれ&日焼けしまくりな状態だったけど、とりあえず動作は問題なさそう。

 では、これに組み合わせるトラボ(のユニット)は何にするか、と考えると、一番改造慣れしてるのはStreamだけど、40mm球は空間的にちょっときつそう、といってMS Trackball Opticalにしてもほんのちょっと小さいだけで、最近の入手難から潰してしまうのはもったいない(でも使ってないんだけどね)。
 そういえば、使ってないといえばサンワのStingrayも暫く放置してたな、ただセンサの向きを合わせられるだろうか?という事で第一候補をStingray、第二候補をStream、サイズ的にどうしても入らなければロジテックのST-64UPiを入手して検討、というような方針で行ってみる事にしてみた。

2.トラボ付きキーボードについて

 世の中にはポインタ付きのキーボードというのも多数あって、その中にはトラボを搭載したモノの結構有るようだ。
 ただ、それらの製品の多くは単純に設置スペースを小さくする為という発想で、操作感(特にポインタ側の)についてはあんまり追求してなさそう。
 パームレスト部分の中央にボールが置かれているモノ辺りが、それなりに操作性も良い方なのか?
 エルゴなタイプだと、中には右手・左手が完全に分離してその中央にトラボを置けるようなモノの有るようだけど、一体いくらするのか・・・

 というような事を調べつつ、両機を分解して現物合わせをしてみた。
 発掘してきたNatural Keyboard。

 この画像だと、まだ汚れ具合が正しく伝わらないと思われる。

 右手と左手のキーの間には各LEDが付いているが、無くても特に困らなそう。
 40mm球を設置すると、完全に中央のゾーンからはみ出る。
 とはいえ、キーの軸まではまだ余裕が有るので、ギリギリ行けそうな雰囲気。
 Stingrayのカップ。

 意外と底が浅く、縁は波打っている。
 なるべくなら、カップとセンサ(の固定)はいじらずに行きたい、相対位置合わせが面倒なので。

 ボディに対して、センサ位置を真下にするのは難しそうだけど、斜め下くらいなら大丈夫だろう。
 前回分解した時には気が付かなかったんだけど、センサとの結線はXA/XB・YA/YBで行っている。
 これだと、簡単にセンサ方向の転換が可能なので、カップの設置の自由度が高くなる。

 ちなみに、Stingrayは3ボタンなんだけど、ホイールの前後にあと2つのスイッチを付けられるような基板になっている。コントローラが対応してるかどうかは未だ調べてない。
 かなりぎりぎりなサイズだけど、なんとかなりそうな予感がするのでこの組み合わせで加工に入ることにした。
 なお、Natural Keyboardの構造などは三猫さんの記事を参考にした。

3.Natural Keyboard Trackball Optical(仮称)製作

 Natural Keyboardを分解(ついでに清掃)してみると、ボールは中央で良いとして(というかそこに設置する事が目的)ホイールとボタンはパームレスト部が結構余裕が有るので、そこにしようと思ってたんだけど、実はキーボードのコントローラがパームレスト中央・スペースキーの下辺りに有って、一筋縄では行かない。
 とりあえず、そっちは後回し(良いのか?)でボールを設置して挙動させる事にする。
 上蓋のセンター部分は、完全に上下に分離。
 カップが嵌るように削ってみた。

 ボールはほぼ半分が露出している。
 一度組み立てて上蓋の切り取り線?からキー・レール・底蓋で当たりそうな所にマーキングする。
 この後、キーは取り敢えず外してレールを削る。

 なお、PS/2のケーブルがここを通ってたんだけど、スペースが無くなるのでメインキーと方向キーとかの間を通すルートに変更した。
 レールを削った状態で、カップをはめてシート類を載せてみる。
 LEDのパターンの部分を除けばわずかな干渉なのでハサミで端の方をちょっと切って済ませた。

 LEDのパターンは切るのは躊躇したので、裏側に折って避ける事にした。
 底蓋側はかなり適当な穴あけ具合。
 とはいえ、キーの下までは空けられないので、カップをはめてから裏から基板を止めるという手順に。
 こうしてみると、キーボードのカットモデルを造った気分。
 本当は形が決まった時点でカップは上蓋に接着しようと思ってたんだけど、ネジを締めるとかなり固定されるので、とりあえずこれで行けそう。
 センサは手前側斜め下60度辺りに横向きに付いた。
 この写真だとそんなに気にならないかも知れないけど、カップと干渉する部分のキーを削ったのがイマイチな仕上がり。
 キーを削るかカップを削るか、だったんだけど、加工の楽さとカップの強度を考えてそうしたんだが・・・
 センサの結線はまだいじってないので、カーソルが明後日の方に移動するけど、とりあえずカーソルが動くしキーも打てる状態まではこぎ着けた。
 裏はまだこんな状態。

 トラボのメイン基板を何処に固定するか・・・

 なお、キーボードはPS/2でトラボはUSBなので、ケーブルが二本出る事になる。
 現物合わせのその場しのぎの加工の連続だった割には、予想以上に良い感じに出来てきた。

 次はボタン類の配置、になるのだけどここまで既存の部品のみを使って来たんだけど、ボタンについては設置場所・設置方法・部品の選別・入手と課題が多い。
 多分、2〜3週間後くらいに続く予定。

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