その35.トラボ内蔵キーボード計画(後編)
←その34に戻る 最初のページに戻る その36に進む→
1.だいたいこんな形になったんだけど・・・

 因みに、この記事はこのキーボード+トラボで書いている。ちょっと調整が必要なキーとかが残ってて、ストレスがやや有るんだけど、一応動いている。
 
 いつもの記事と逆のパターンで、取り敢えず先に最終型を見てもらう事にする。
 左右ボタンとホイールは分離して設置した。普通にスペースバーの下に全部を配置しようか、と最初は思ったんだけど、キーボードのコントロール基板が有る関係で、ホイールの高さが確保出来そうに無い。上にはみ出させてカバーを付けるか?とも少し考えたんだけど、加工が面倒臭そうなのと、ボールの上にLEDの穴が一つ残って居るのが気になってホイールは上に持って行く事にした。
 とりあえず、トラックボールの各パーツの配置はこんな感じになった。
 操作性も多少は考慮したけど、部品の配置の楽さを優先した結果。

 で、まだボタンやスイッチの当たりが有って、調整が必要な状態なんだけど、正直言って左右ボタンは遠すぎた。
 ボタンからボールまでが遙か彼方・・・

 ボールにしても、裏へのセンサのはみ出具合とかで、丁度良い場所を選んだつもりだし、ボタンもキーボードのコントロール基板とシートの接点のマウントを避けつつ、ぎりぎり前方まで寄せたんだけど、この結果を見ると、加工が大幅に大変になったとしても何とかすべきだったか・・・
 ボール自体の位置と、ホイールの位置は特に問題ないんだけど。
 裏側はこんな感じ。

 これで、キーボードのリフターを立てなくても基板とかが机に擦る事は無いんだけど、事故防止の為に適当なカバーを付けた方が良いかも知れない。
 
 キーボードのボディにもかなり穴を空けたので、強度的に落ちてると思うんだけど、目に見えて弱くなったという手応えも無い(元の強度が十分に確保されてるのか)。
 ただ、かなり無理やりに詰め込んだ関係で、あちこちのボタンとかが干渉してて、手応えの悪いモノがまだ多く残っている、一番はホイールの回りが渋くて、中央ボタンがしょっちゅう暴発している。

 その辺を調整したとして、このキーボードを常用出来るか?というとボールとボタンが遠すぎてちょっとイマイチだなあ。ボタンの配置は再検討かな。検討の余地はあんまり無いんだけど・・・
 あと、ボタンがタクトスイッチをそのまま使ってるので、ちょっと押し込みが重くて親指が疲れるので、この辺も改善できれば良いんだけど・・・

2.各部の詳細など

 今回の改造で目標にしたのは、後で分解が無理なく出来る事、表から見る限りそれなりに仕上げる事、というあたり。
 ただまあ、キートップまで削る必要が有る程の大玉を載せたのはやりすぎだったかな・・・その辺の処理はとてもキレイとは言えないレベルになってしまった。
 基板をカットするのは前回で懲りたので、今回は流用する部品(と邪魔な部品)を外して、ユニバーサル基板でホイール基板・ボタン基板を作成した。

 画像に2個見える白いスイッチの部品は、左右ボタン用のカバー付きタクトスイッチ。
 元々付いていたマイクロスイッチは、その上のボタンの部品を成型したりするのは面倒(というか無理)なので、却下した。
 トラボのメイン基板から、各基板へフラットケーブルで配線。
 配線はセンサーのXYとかを入れ替えた以外は、基本的に一対一(グランドを纏めた程度)。
 上の画像と逆の向きから。

 キーボード内での配置もだいたいこんな感じ。
 左右ボタン基板と、ホイール基板は、プラ棒をエポキシ系接着剤で固めて作った支柱にネジ止めした。
 キーボードのケーブルと、トラボのケーブルの取り回しはこんな感じ。
3.キーボードとポインティングデバイスの理想的な位置関係

 正直な所、今回の改造はかなり何も考えずに始めちゃったんだけど、エルゴノミックなキーボードというホームポジションにどかっと手を置くタイプのものと、トラボというこちらも手の場所が固定になるデバイスの併用は相性が悪い気がしてきた、特に右側にトラボという配置だと手の移動距離がとても大きくてストレスが溜まるような。
 で、ナチュラルキーボードのような、両手の中央にスペースが有るタイプのエルゴキーボードでは、その位置にポインティングデバイスが有るのが、一つの理想型かな?とか思いつつ検索していたら、かつてサンワサプライからその位置にトラックポイント風なモノが付いてる機種が出ていたのを見つけた。
 英語キーボードという事でmicro innovation辺りの製品と同じモノなんだろうけど、廃止になってしまったという事は、やっぱりあんまり売れなかったんだろうか?
 ただ、トラックポイントはスペースが限られる場合は有効かも知れないけど、デスクトップで常用するには操作性はかなり厳しいような(オレが慣れてないせいかも知れないが)気がする。

 それにしても、スペースキーが左右に分かれたタイプのキーボードの方がトラボを組み込み易いような気がするなあ、でも内部構造はばらしてみないと判らないし・・・

 あと、右手のメインキーの横、カーソルキーが有る辺りにトラボを配置するのも結構良いような気もしてきた(これはメインキーのみのキーボードの右にトラボを置けば良いのか)。

 ということで、今回はとりあえずプロトタイプという事で、暫く使いつつ(改善しつつ)他の機種も視野に入れつつ次の計画を練ろうと思います。

←その34に戻る 最初のページに戻る その36に進む→

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!