その5.考察してみる。
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1.カーソル移動量が大きめ

 改造してセンサを真下に配置すると、上下左右ともマトモにカーソルが動くようになったが、初期状態だとカーソルの動きがかなり大きめのセッティングになっている。
 これは、カーソルの動きの悪さをカバーする為のセッティングだったと想像するが、本質的に動きが変なので無駄な足掻きではなかろうか。

 とりあえず、ポインタの移動量を最小から一つ右(Win98)にしてみた。これでも少し大きめに感じる。

2.設計ミス?

 こんな改造でマトモに動くようになるということは設計が悪いという事になると思われる。
 なぜ、このような設計になってしまったのかは、作った人にしか判らないだろうが、初めに外形を決めてしまったので仕方なく、というにはあまりに間違っているやり方である。
 どこかの段階で光学式トラックボールの挙動を間違って理解している、あるいは知らない人が居たのではと思いたくもなる。

 ていうか、これ動作する試作機作ってないんじゃないだろうか?下に書いたけどボタンの配置にも難があるし、粘土を握って形を決めただけなのではなかろうか。

3.操作感とか

 改造によってカーソルの動きが大味だけど、まあ普通に操作できるレベルになった。
 しかし、ボタンの配置が頂けない。特に小指ボタンが水平に親指側に押すのだが、結構硬くて親指で抑える為に力が入る。そこで誤って親指側のボタンを押してしまう場合が有り。
 MSのTrackBallExplorerを左右に絞ったような本体形状も、掴んで移動するマウスのような形状で、机に押し付けておきたいトラックボールの形状としては安定感に欠ける。

4.新型への期待

 このワイヤ式のストリームの後にワイヤレスのストリームRが出ているのだが、それでは対策されて挙動が改善されているだろうか?
 という期待は空しいと思われる、というのも画像で見る限り外形が同じで寸法も同一であり基本構造が変わっているとは思えない。またワイヤレス化により電池と送信部を本体に格納する必要が生じているのだが、それによりさらに本体内の余裕は無くなってる。
 まあ、実物を見れば一目瞭然なのだが、ストリームRのサンプルを手にとって見れる所はどこかに有るのだろうか?

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