その23.続々フラットスポット ←その22に戻る 最初のページに戻る その24に進む→ |
1.また下らない実験をしてしまった
実験のテーマとかをちゃんと考えてから始めないと、なにがしたかったのか判らなくなってしまうんですが。
あー、今回は何がしたかったんだっけ?
とりあえず、やった事は・・・
1.ターンテーブルの上にトラックボールを逆さに置いて回転させ、適当な時間でフラットスポットを撮影する。
2.テストしたトラボは、再び支持球の向きを変えたFORCEと、新たに購入したMS Trackball Explorer(以下探求者)。
話は全然変わるけど、ページのタイトルを変えたのを機に、これまでの記述の変な所を直そうか、とちょっとだけ思ったんだけど、あまりにとっ散らかってるので、10秒ほどで面倒臭くなってしまいました。
読み辛くて、大変に申し訳ないけどこのままで勘弁して下さい。
今回の犠牲者、2代目MS探求者。
最初っからこんな実験に使われてしまうとは・・・
その内に、ガーネット化でもする予定。
実験風景。
一体何をやってるんだか・・・
初期はこのくらいでも回転してたけど、10時間過ぎくらいから抵抗が大きくなって回らなくなってきたので、内側にシフトしていった。
もっと強力なターンテーブルを使うべきだったのか(そういう問題では無いだろう)。
2.テスト結果
まずはFORCEから。
これまでに2回向きを変えているので、支持球には既に2個のフラットスポットが発生してる筈なので、セットする時に同じ向きにならないように注意した。ちなみに、画像左側の支持球の左斜め上には前のフラットスポットが見えている。
これまでの経験から、探求者よりFORCEの方がフラットスポットの発生が早いのではないか、と思っていたんだけど、そういう結果にはならなかった。
とはいえ、実験として同じ条件がそろえられたか、というとかなり疑問。
それは主に、本体の重さの違いから、支持球にかかる重量がかなり違いそう、という部分。
また、それの重量を合わせる気にならなかったのが、抵抗を低く見積もっていたため、回転速度が全然安定しない状況。本来ならばここで実験仕様を再検討するべきなんだろうなあ・・・
という訳で、以下かなりアテにならない結果です。
テスト前の支持球。
支持球の位置はそれぞれ、
画像左が、手先側。
画像中が、手前左側
画像右が、手前右側
10分後の支持球。
ボールの回転方向からすると、手先側の支持球の位置が最も高速になっている。30分後の支持球。 1時間後の支持球
テスト時間は、おおむね倍増でやっていたのだけど、回転速度が一定せず、移動距離との相関がかなりあやふやな状況。2時間後の支持球
この辺までは、フラットスポットは確認出来ない。4時間後の支持球
支持球の中央部に、微妙に像が歪んだ部分が発生しているような気が・・・8時間後の支持球
明らかにフラットスポットが発生している。
まだ平らに削られた、という風ではないが。
本当はこの後、夜通しで実験を継続するつもりだったのだが、抵抗が大きくなり回転が止まってしまいそうだったので一旦終了。16時間後の支持球
4時間後くらいからかなり重くなって来ていたが、10時間後あたりからさらに重くなり、定期的に支持球の掃除+潤滑剤塗布した。
次がMS探求者。
トラボスレに書かれていた”初期のモノに比べて今のモノは支持球が削れないように対策されている”というような話が気になったので、現行バージョンを買ってみた。
とはいえ、初期のモノはガーネット化してしまってるし、サンワのモノと違って簡単に支持球の交換が出来ないので、それらの比較は難しい。
結局の所、本当にフラットスポットが発生し辛くなっているのかどうかは全く不明だけど、あんまり(ほとんど)変わってないんじゃなかろうか、という感じかな。
テスト前の支持球
支持球の位置は画像左から、
手先側
右側
手元側
速度が大きいのは、手元側。
10分後の支持球
左側でフラットスポットみたいに見えるのは、汚れの可能性アリ。なぜなら次の画像で消えているから。
30分後の支持球
1時間後の支持球
汚れが付いているのかも知れないけど、像の歪みからして、そろそろ削れてきているように見える。
2時間分後の支持球
なんか、既にかなりはっきりとスポットが見えるんですが・・・
4時間後の支持球
8時間後の支持球
16時間後の支持球
予定ではあと16時間やって32時間にするつもりだったのだけど、思ったより時間を食ったのと、明らかに転がりが重くなって来たので、これで終了とした。
最後なので念入りに支持球を拭いて撮影した(あとピント合わせも)。
3.考察
このテスト条件と通常の使用状態との相関は、当然ながら全く不明だけど、当初の見込みとしては(全く根拠無いけど)1時間=1日分の使用量くらいかな?と想定してた。
つまり最終結果で、約半月使用というつもりだったのだけど・・・
当然だけど、人間が手で回すのとは勝手が違うので、削れる量も異なると思われる。多いか少ないかは不明だけど、どちらかというと手脂が無い分多めに削れるのではないか、と想像する。
一見するとFORCEより探求者の方がはっきりとしたフラットスポットが発生しているが、前記したように掛かっている重さに差が有る事、支持球の直径が異なるので見え方に差が有る事などから、一概にどちらが早く削れるとは言えないと思われる。
結局の所、仕様の不備により、大したデータが取れなかった訳だけど、抵抗がどんどんと大きくなっていった様子を見ると、抵抗の値を計測した方が面白いデータが取れそうな気がする。
<追記>
実際に使ってみると、やっぱりかなり削れ方に差が有るようで、FORCEの方はカリカリとした手応えがまだ残っているのに、探求者の方はまったりとした粘り気の有る手応えになっている。
全く同じ移動量でこれだけの差が出るという事は、違う要素としては掛かっていた重さくらいしか無いのだが。
という事は、ボールに重さを掛ける人とそうでない人ではフラットスポットの成長量に差が有るのだろうか?でもそれは人によって大幅に変わる物なのだろうか?という気がしないでもない。
もっとはっきりとした差が出るのはボールの重さの差だろう。16mm玉のハンディ機などではフラットスポットが発生する事はまず無いのではなかろうか?
つまり、フラットスポットの問題というのは、大玉機ほど顕著に現れる問題なのだろうと、まあ当たり前な話ですけどね。