6thNight
NightBefore D


-4-



ゼロヨンというのは、それに合わせてパーツを組替えなくてはいけないので、非常に面倒だ。
両者のスペックを簡単に比較してみると…

川崎

エンジンパワー

600ps

380ps

車重

1020kg

1400kg

PWR

1.7

3.68


これでほぼタイムが互角ってのは、ちょっと汚い
一体どんな魔術を使っているんだ?
まさか…根性でスピードアップ!?
勝ったからいいけどさ。
で、以下、川崎の捨て台詞。

川崎「本番も走れるといいのう。オメエを邪魔に思っとるヤツはたくさんいる。
せいぜい事故には気を付けろヤ」


…確かに。
ちょっと思い付くだけでも、石川兄弟、難馬、健三(鈴木由佳がらみ)、川崎、フレディ…
そして、パーツを奪われた数限りない走り屋達。
僅か十日あまりの間に、随分多くの人間から恨みをかったものだ。
これでは何かあった時、容疑者の特定は不可能だ。
御忠告ありがとう、川崎君!

などと感謝している場合と違う。
これは恫喝なのか?それとも忠告?
人間が人間だけに、判断が難しいのう。


結局、石川と難馬云々に関しては、何もつかめなかった。
根本的に情報の集め方がなってないんだよな。ただ走るだけじゃなあ…。
勢いのままに高島VRの代表決定戦に乱入し、フレディ負かしてる場合じゃない。
しかしこいつら、GPの代表をゼロヨンチキンレースで決めるなんて、どういう神経だ。
クルマに必要な三要素…走る、曲がる、止まる…のうち、1つ或いは2つが完全に抜け落ちてるんじゃないだろうか。
根性でコーナーリングとか言い出しそうで怖いな。
できればまっすぐ銀河の彼方に消えてほしいが…。





大した収穫もないまま、あてどもなく街を流してランドマークタワーの前に来た時、そこにやけにギャラリーが集まっているのが見えた。
何の騒ぎだと思う間もなく、現れたあの車。
そう、ベイラグーンタワーの前で遭遇した、あいつだ。
あの時は暗くて輪郭も良くわからなかったが、今回は…
…全然わからん。なんだアレは。

「さっきの車…難馬さんのSEVENなのか?いったいどうなってる……」

ええっ?アレが難馬のSEVENに見えたって!?お前の目はいったいどうなってる……
しかし、仮にそうだとしても、もう横浜GPの出場枠はないので心配はない。

私はむしろ、翔が全く練習していない事の方が気にかかるが…。




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