FinalNight
The End Of Sweet Dream


-2-



今や、「赤碕 翔」ではなく、【声】の男になってしまった翔。
どういうわけか自由になって、施設の中をうろついている。
とある部屋のドアを開けると、なんと石川や楠木、トゥルースにラッシュ等、WON‐TECのDriver達が、
鈍器で殴り殺されている。
げげっ、誰の仕業だ?まさか翔、お前…
他にも、10年間閉じ込められていた、かつての実験サンプルの生き残りとも出会った。
なるほど、こうしてみると、WON‐TECがいかに非道な行為を行ってきたかわかるが…

それにしても哀れなのは石川兄である。何も殴り殺されなくたって…。
しかし彼の活躍ぶりは、この話になくてはならない彩りを添えてくれた。(楠木は…?)
ありがとう石川兄!!
そしてさようなら!!





…少し前から警報が鳴り響いている。

「赤碕!目を覚ませ!!やばいゼ!!逃げるんだ!!」

「ねえ、赤碕!起きてったら起きて!」

倒れている翔に、辻本と由佳が必死に呼びかけている。

「……辻本……由佳……? ……俺は……」

おお、どうやら「赤碕 翔」に戻っているようである。
二人の話によると、扉のロックが外れたと思ったら警報が鳴りだし、地下駐車場まで来たら翔が倒れていたらしい。

「……ここは……?」

辻本「地下駐車場らしいな。オレ達のクルマは今のところ無事だ。
さっきの警報、聞こえただろ?Tower崩壊まであと5分だ!!」


…悪の本拠地が崩れ去るのは世の理か。

「……2分たってる……残り3分…………」

辻本「逃げるしかない……そうだろ?」

ええい、お前ら「…」が時間を食う原因だと、まだ気付かんのか!



いたる所で小爆発が繰り返され、瓦礫が床を埋めるTower地下。
辻本は全く何の苦もなく進んでいく。す、すげー、恐怖がないのか?
辻本アキラ…奴こそ最速の男なんじゃないだろうか。
やっとの思いでついて行く翔だが、この馬鹿…また身の程知らずに藤沢を探し出すなどと言い出した。

ええっ、まさか地下に戻るわけじゃないだろ?
い、いやだぁ!せっかく処分を免れたというのに…
いくら崖から落ちてもへっちゃらな私でも、ビルの瓦礫に埋まったら終わりだ!
行くんなら一人で行けっつーの!





PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル