さてVBばかりを見つめていると,長所がかえってわかりませんね。
そこで現在各高校等でも実習で用いている手続き型のBASICとCOBOL85を対象に,その代表的なプログラムコードをVBで作成したらどのようになるかを考えてみることにします。
こうすることで,現在DOS上でBASICやCOBOLを指導されている方はどのように違うのかがわかりやすいのではないかと思います。そこではいろいろな疑問があるはずです。
| BASICとの比較 |
- BASICのようにコードに行番号があり,わかりやすいか?
- グラフィックス等の扱いはどうなるのか?
- VBのように変数のスコープがあると初心者には扱いにくいのでは?
- VBはイベントドリブンでしかプログラムは動かないのか?
- VBでは必ずソフトウェア部品がいるのか?
| COBOLとの比較 |
- DATA
DIVISIONがないが,ファイルやレコードの概念を把握しにくいのでは?
- ENVIRIONMENT
DIVISIONがないが,装置名などは?
- コーディングにかかる時間は?
- 構造化プログラミングなのか?
ただし単純に一方から一方を批判することはできないでしょう。現在がGUI環境であることを考えることも必要ですし,学校では初心者が学ぶのに適切かどうかという点も重要でしょう。 |