第一部ーカジェリン・ジェースター 〜その青春〜
第2話 「乳仮面〜トテテカ文明の謎」
キリア・ブランドーは今、窮地に立っていた。
長年綿密に練ってきたジェースター家乗っ取り計画。
それが今崩れ去ろうとしていた。
カジェリン「さあ、キリア。無駄な抵抗はやめるのよッ!もう証拠は出ているッ!」
キリア「う・・・分かったよ・・。私は今までの事は悔いてるのよッ!自首するわッ!」
「ジェースターさん・・・気をつけるでげっちょ・・そいつの言葉にはよ。」
物陰から一人の男が。
キリア「むッ!」
プニードワゴン「『誰だ?って聞きたそうな顔してるんで名乗らせてもらうでげっちょ!おれぁおせっかいやきのプニードワゴン!」
「ジェースターさん!おれぁ生まれてからずっと山奥で生き、いろんな猛獣を見てきただ。だから良い人間と悪い獣の区別は「におい」でわかるでげっちょ。」
「こいつはくせェーーッ!ゲロ以下の匂いがプンプンするでげっちょ!ジェースターさん、早えとこ警察に渡すだ!ぷおーー」
そして廻りから何時の間にか警官が出てきて取り囲む!
カジェリン「さぁ、これまでよ。キリア・・・。」
キリア「ジェジェ・・・人間には限界ってものがあるわよね・・・」
カジェリン「何を言ってるの??」
キリア「私は人間をやめるぞーーッ!ジェジェーーッ!私は人間を超越するッ!」
キリアが懐から何やら仮面を取り出した!!
カジェリン「乳仮面・・・なぜあなたがそれをッ!」
そしてカジェリンの父がキリアにさされ、その血によって乳仮面の力が作動するッ!
説明しよう。
乳仮面とはカジェリンが研究中だった、古代トテテカ文明の遺跡から発掘された謎の仮面である。
実はこの乳仮面の隠された秘密として、これをかぶると身体的能力が上昇、特に乳の肥大化は特筆すべきものがある。
副作用としては吸血鬼になってしまうのだ。
キリア「フハハハ!!ジェジェッ!私は素晴らしい乳を手に入れたぞッ!お前の父の血によってっ!」
見るとキリアの乳が巨大化しているではないかッ!
警官「撃てェッ!」
ボヨヨォォン
しかし弾丸は乳にはじかれてキリアには効かない!
キリア「PUNYYYYYYY(プニィィィ)!!貧弱ゥ!貧乳ゥゥゥ!!!!」
もはや誰にも吸血鬼となったキリアを止める事はできないのか・・・
と、その瞬間!
「あんさんのおっぱいまんじゅうよりワシのティーショットの方がよっぽど切れるワイ!パウパウ!」
何やら膝だけのジャンプで怪しげなおっさん登場!
カジェリン「あなたは・・・マーリンのおっさん!」
マーリンのおっさん「ジェジェ・・・今こそ波紋じゃッ!人間賛歌はうさぎの賛歌!人間の素晴らしさはうさぎの素晴らしさじゃあッ!」
カジェリン「はい、わかりましたッ!震えるぞハートッ!燃え尽きるほどバニーッ!」
「白兎色の波紋疾走ッ(ホワイトバニーオーバードライブ)」
キリア「ま・・・まさかッ!!PUNYYYYYYYYY!!!」
こうして吸血鬼となったキリア・ブランドーは消滅した。
しかし賢明な読者の皆さんなら、このキリアが第三部での復活を予測する事も容易であろう・・(三部あるのか)
第一部・完
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