文化人類学的呼称


そもそも、なぜ「ネコまんま」と言うのか。そこから考えなくてはなりません。

Izumi氏(ネコまんま研究会 会長)

文化人類学的語源
たしかに、その語源について考える必要がある。

●かつおぶし派

それは、「猫にかつぶし(鰹節)」というように、猫=かつぶし好き(魚好き)から来ているのです。

Izumi氏(ネコまんま研究会 会長)

同様の回答をなかむら氏めぐむ氏からもいただいている。
「ネコまんまかつおぶし派語源」はこれで間違いないだろう。

だが、ここで注意しなければならない。
「語源がこうだから」ということで、味噌汁派の存在を否定する理由にはならないのである。さらに言うのであれば、ネコがかつおぶし好きだというのが事実だとすると、味噌汁のだしはかつおぶし、あるいはいりこでとるわけで、そのエキスの凝縮された味噌汁もネコの好物であってしかるべきである。もちろんネコ舌を考慮して「熱くなければ」という注釈をつけさせていただくが。

では「ネコまんま味噌汁派語源」は?

●味噌汁派

かつおぶし派は自分ではソレを食べないのだ。
あくまで「猫のえさ」としてのねこまんまだと思っている。
これに対し、みそしる派は人間の食べ方の「お行儀の悪いやりかた」としてねこまんまという呼称を用いているのではないかと。

匿名希望(編集者)

この意見の前半部分はやや誤りがあろう。
単なる「ネコのえさ」ではない。「ネコも食べるしヒトも食う」のである。その証拠にかつおぶし派内醤油派閥の意見として「ネコにやるときは醤油をかけない」というものが多数あった。

しかし後半部、「お行儀の悪い」というフレーズには納得する方が多いのではないだろうか。自ら味噌汁派でありながら、「味噌汁ぶっかけご飯」が作法どおりの食べ物だ、と認識している方はいらっしゃるまい。「やってはいけないこと」というその心の片隅にある気持ちが「うまさを倍増するのだ」という意見もあった。
だが、なぜ味噌汁ぶっかけご飯だけがタブーとされるのだろうか。
カレーライス、ハヤシライス。ドリアにいたってはホワイトソースをぶっかけた上に焼いてまである。
和食ならもちろんお茶漬けがある。「鯛茶」などは高級料理だ。とろろ汁をそのまますする人はそうはいるまい。天丼のつゆが少なければ暴動になる。

「やっちゃいけないんだよ。これはネコの食べるものだからね。」という言葉がインプリントされた結果、「ネコまんま」と呼称されるようになったのだろうが・・・・
本当に「ネコまんま」なのか?

 

我が家ではご飯に味噌汁をかけたのを「ねこまんま」と呼びますが、主に人間が食います。
近所の野生の猫に与えるときは、鰹節の出がらしや、だしじゃこの出がらしで、これは「猫の餌」と呼んでおります。
人間が食う「ねこまんま」。猫が食うのは「猫の餌」...これが第一の矛盾。

「ねこまんま」を食っていると「行儀が悪い」とか「はしたない」とか言われることがたま〜にあります。
しかし、猫は人間を含めた動物の中で最もお行儀の良い動物です...これが第二の矛盾。

結論:人間は猫より身勝手で、そのことに気づいてもいない。

「ねこまんま」を考察していく過程でこのような崇高な格言が生まれようとは、いったい誰が想像し得たであろうか。

兵庫県神戸市在住です。
しかし、ぼくにその地方の食文化がすり込まれたと思われる時期には、姫路市の北方にある神崎郡というところに住んでおりました。
神戸に来てからはどんなに親しい友人でも、他人の前でねこまんまをずるずる食う人はおらず(もっとも神崎郡にもおりませんでしたが)、実態は不明です。
その辺が「ねこまんま」の実態に諸学説が林立する一因ともなっているのでしょう。その日本の食文化の闇の部分に一条の光を当てたこの研究室は......
あ、すいません。また深みにはまってしまいそうになりました。悪い癖です。
ふと気づくと、たいがい一人で取り残されています。

JGK氏

「人間は猫より身勝手で、そのことに気づいてもいない。」

なんと含蓄のある言葉であろうか。人類はこの言葉を肝に銘じねばならない。

なお、JGK氏は「気づくと1人で取り残される」とお嘆きのようだが、学者・研究者とはそうなってしまうものである。

 


どちらかといえばぶたのえさのようなきがする(涙)。

日高トモキチ氏(漫画家)

●文化人類学的呼称
気軽に「ネコまんまネコまんま」と呼びつづけてきたが、果たしてこの名は正しいのか?
単純なヴァリエーションとして「ネコごはん」「ネコめし」「ニャンコめし」などというものもあるが、それはこの際よいだろう。どれもターゲットが「ネコ」であることに変わりはない。
かつおぶし派において、「ネコまんま」は揺るぎない呼称であった。
しかし味噌汁派においては

 

我が家ではイヌメシと呼びます。

まえちん氏(プログラマー)

ほら、出た!

我が家でアンケートをとったところ以下のような解答が得られました。

(わたくし)
 かつをぶし+白飯+醤油少々 → ねこまんま
 味噌汁ぶっかけご飯     → しるかけご飯


(家人)
 かつをぶし+白飯+醤油少々 → ねこまんま
 味噌汁ぶっかけご飯     → ねこめし または いぬめし


ちなみにどちらも『猫にやったことはない』です。
そういえば、最近出た『ぶっかけめしの素(みそ仕立て)』はうまくないと不評でありました。

KAORU氏(猛獣使い)

 

「ぶたのえさ」とまでは言わないが・・・・

私見をまじえて申し訳ないが、わたくしにとって「ネコまんま」はかつおぶしご飯であり、味噌汁ぶっかけご飯は「イヌまんま」なのである。ちなみに味噌汁かけご飯はイヌもネコも食べる。それを敢えて差別化するために呼び分けている。

・・・・しかし「ぶっかけめしの素」なるものが発売されているとは!クロード・チアリがCMに出ていたヒガシマルの「ちょっとどんぶり」「ちょっと雑炊」から幾星霜・・・・

しかしながら、ここで次のような回答が寄せられた。

 

わが家では、ネコまんまという呼称が用いられたことがありませんでした。
それは、汁かけご飯、あるいはかつぶしご飯と呼ばれていました。

ネコまんまという呼称は、長じてメディアのなかで知った表現でございます。
すなわち、私の接触してきたメディアでは、ネコまんまは味噌汁かけご飯であったのでしょう。

ふっちー氏(ハカセ)

 

かつおぶしめしに至っては実際に食卓にのぼったこともありません。
私の中では「ねこまんま」はメディア上にしか存在しない架空の食物なのです。
すげえうまそうだけど。

日高トモキチ氏(漫画家)

マボロシのネコまんま・・・・

やや「ネコまんま」論とは外れるが、
次のような意見をいただいたので、ご紹介しよう。

そういえば、わたくし、吉野家の納豆定食はご飯に納豆をかけ、そこにみそ汁をかけるという超ネコまんま状態で食べます。
漬物まで入れてしまうこともあります。
あれは何と呼ぶのでしょうか?

ふっちー氏(ハカセ)

 

余談ですが、わたくし「たぬきうどんの残り汁」をかけたご飯がダーイスキなのですが、外では出来ぬ上、出前ではついつい「カレーうどん」を選んでしまう為もうずいぶん食うておりませぬ。(遠い目)
人目をはばかるもの故、呼び名はありませんです。

KAORU氏(猛獣使い)

どなたかよい名前をつけていただけないだろうか。

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