2001年07月の日記

*2005年11月修正版

 2001/07/06

今週の『エンジェリックレイヤー』

小学生版みさきちに憤死す。

 2001/07/11

今週の『エンジェリックレイヤー』

問い:「ともだちの三ヶ条とはなんぞや?」

回答案:

  1. 熱い友情
  2. 裏切り
  3. 大銃撃戦

 2001/07/13

今更だが、23区の青空はなんか変だ。

 2001/07/15

映画館へ行った。帰りにアンクル新宿店へ寄って、ハードフォードのチーフ3inを買う。「これで『マルタイの女』ごっこができるわい」と喜々として店内をさまよっていると、タナカの三八式歩兵銃(7万円)を見つけた。これがあればガダルカナルで玉砕ごっこができるな、と思った。

 2001/07/16

今週の『コメットさん』

ろりろり・バトンチーム…に興奮した。その夜、カレーを食い過ぎて悪夢を見た。

 2001/07/19

地下倉庫で『ブルージェ○ーダー』のセル整理をやった。桑島法子がでたら当たりで、業者売却。人間団子はゴミ箱行き。

どこからか紛れ込んだのか、『テレビ大運動会 第6話』の“母ちゃんと一緒に移っているロリロリあかり写真”の動画を見つける。興奮した。

 2001/07/21

『イージー・ライダー』のDVDを買った。冒頭に出てくるメキシコの売人が、同僚のTそのままで吃驚した。笑った。

 2001/07/23

先週の『ZOE』

ノーマン大佐萌え。「人生に間違いはない」「フッ、わたしも力におぼれているのか」――で、いたく興奮する。ついでに、小賢しい小娘に興奮する。

 2001/07/24

今週の『コメットさん』(「第17話 メテオさんの涙」)

「三十男を泣かせる」(実況板より)出来具合。余計な注釈をすると、サイト管理者はこのときまだ二十代前半である。

 2001/07/26

『ラブひな』を支えた二つの感情様式について(前編)

『ラブひな』のもたらす過剰な悶えは、“人情”と“萌え”の二段構えで支えられているのではないか。

ここで言及している“人情”とは:

  • 好きな対象物があるがそれを好きだと言葉にしてしまうのは恥ずかしい。
  • だから、その感情を隠すためわざと攻撃的な態度をとる。
という小学生な態度のことである。

そのサンプルとして、
  • 本当は山岡を熱愛するのに冷たい雄山。
  • 本当はさくらちゃんを熱愛するのにいぢめる桃矢。
を前に挙げた(「海原雄山研究」、「ローラー・ガールについての一考察」)。


端的に言えば、人情味を感じる源泉は、“好きだけど嫌う”というギャップにあると言ってよい。

この感情形式は、『ラブひな』の中では:
  • 景太郎を死ぬほど熱愛する成瀬川。
  • でもあのヘタレ男を愛する自分が許せない。
  • だから暴行を加える。
という事になる。

では、『ラブひな』における“萌え”とはいかなるものか。明日、その考察を行ってみよう。

メモ
この日記で語られている概念は、2005年現在では「ツンデレ」としてよく知られているものだが、おそらくこの当時は、そういう用語はまだ発明されていなかったと思う。

 2001/07/27

『ラブひな』を支えた二つの感情様式について(後編)

景太郎が好きだなのだが、その感情を隠したい。成瀬川のこの想いは、さらに深化すると次のような様相を呈すことになるだろう。

「ああっ、でもやっぱりらぶらぶなのよぉぉぉぉぉぉぉ」

成瀬川を巡る萌えとは、すなわち、このことである。本音と建て前を巡るさらなる葛藤、言い換えれば、感情ギャップの深まりこそ、萌えという感情の一源泉なのではないか。同じ事は、素子の“硬派→軟派急速転換、でもそんな自分がイヤぁぁぁぁ”路線でも拡大再生産されている。ただしこの種の萌えは、しのぶやCCさくらに対する萌えとは、少し別物であることは言うまでもない。

 2001/07/29

仕事で成田へ行く。首都高で『惑星ソラリス』を思い出し、興奮する。

 2001/07/30

今週の『コメットさん』

お優しくなったメテオさんにしぬ。

 2001/07/31

喜劇が萌えへ転換するとき

『男はつらいよ』の最たる歓楽は、恋に落ちた男特有の奇態にある。言うまでなく、その悦楽の性格は、きわめてコミカルなものである。ラブラブ状態の渥美清が行う萎えた演技は喜劇的だ。

次に、この状況を男ではなく女で置き換えると、いかなることになるか。恋愛対象を前にして奇抜な行為に至ってしまう娘――、これは一種の“萌え”であるように思われる。

『ラブひな』は、この“萌え”を重層的に利用して誕生したという仮説は可能だろう。すなわち、

  • 景太郎の前で←動揺するなる
  • 景太郎の前で←動揺するしのぶ
  • 景太郎の前で←動揺する素子
『男はつらいよ』における“寅→マドンナ”という単層構造は、以上のような身も蓋もない拡大を見せたと言ってよい。


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