枕流亭総合掲示板過去ログ2(1999年12月14日〜2000年2月25日)



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いや、お恥ずかしい 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月25日(金)20時27分59秒

>中根さま
こちらこそご無沙汰してます。

>永一さん制作の「天下統一」在野シナリオ「万華落魄の賦」をプレイしています。
いや、お恥ずかしい。
意外なところ(サイト)で中根さんとお会いしたので僕はびっくりしました。
「万華落魄の賦」は僕の第二作なんですが、ゲームバランスは結構悪いです。
とくに上杉・北条間とか畿内のあたりとか。本願寺はあんなところかなと思
ってます。信長の最大の敵は一向一揆だったと僕は思ってるので。
一向一揆イコール真宗本願寺派門徒ではなかったとか、越中門徒と加賀門徒は
争ったことがあるとか、最近の研究ではいろいろ言われてますが、そこらへん
はゲームとしては完全無視してます。(^^;;
#拙作のシナリオも年を追うごとに質が悪くなってたりしますが、また変なシナ
リオ構想が頭の中にあったりして…。

>(自分でも在野シナリオを作成したくなるほどでした)
僕は研究者としての中根さんにたいへん期待してますので、ゲームにハマるのも
ほどほどになさってください。…(^^;)

さて、こちらこそよろしくお願いします。
もし拙作シナリオ(人物事典でも)の不備を見つけられたらまたよろしくご指教
ください。ではでは。


おひさしぶりです。 投稿者:中根大輔  投稿日:02月23日(水)10時44分40秒

ご無沙汰しております。中根です。

人物辞典の記述をたくさん増補しておられますね。
うーん、感服しました。

そうそう、永一さん制作の「天下統一」在野シナリオ「万華落魄の賦」をプレイしています。
いやあ、本願寺が強い事、強い事。
僕は本願寺を選択し、現在中国四国畿内を平定し、九州で戦闘中です。
実に面白いシナリオで、本当に永一さんに感謝しております。
(自分でも在野シナリオを作成したくなるほどでした)

>畝源三郎さま

はじめまして。なるほど・・「日本的もののあわれ」と「大陸的豪快さ」ですか。
それはあるように思います。永一さまがおっしゃるように中国にも無常感はありますが、
(六朝時代に特に顕著。仏教の流行も大きな要因か?)
特に唐以降は豪快さが感じられるように思います。

>きいわこさま
ご無沙汰しております。

それでは今後ともよろしくお願いします。

http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/


なんかまとまりのないレスですが… 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月18日(金)20時30分48秒

永一☆管理人です。
2月はヒマとかのたまっておいてあまり出てきてませんね。m(__)m
加えてマルチレスですみません。

>畝源三郎さま
そうですね。日本の王朝ものとか軍記ものの文学って、無常観ただ
ようものが多いですね。
それに対し、中国の歴史ものは確かに豪快ですね。
花木蘭や穆桂英みたいな女傑も多いですし。

ただしかし中国に「もののあわれ」や無常観がないわけではなくて、
仏教や老荘の説話はもちろんのこと、とくに正史の記述にそれらを
忍ばせてるってことはあると思います。殺伐とした治乱興亡の記述
を重ねることでむしろ世の無常をきわだたせるというのは、日本の
軍記ものとも通じるでしょう。

それからたぶん中国での散文としての「小説」の成立が日本の王朝
文学の成立より遅かったんでしょうね。
文学としての王昭君悲話とか玄宗・楊貴妃とかは元代以降の成立で
すし。
古典小説の最高傑作『紅楼夢』は清代まで下らないといけないですし。
こうした「もののあわれ」を体現した散文の文学作品が古代・中世の
中国にはあまりなかったってのはたしかでしょうね。

>斎種☆さま
どうもはじめまして。
ご指摘のとおり、清の「王引之」の項で主著として『経義述問』と挙げ
ていたのは『経義述聞』の誤りでした。
お詫びして訂正します。m(__)m

ウチの「中国史人物事典」は見てのとおりアラが多いです。
また何か気づいたらどんどん指摘・指弾してやってください。
 
>鷹取 祐さま
うわあ、お久しぶりです〜。8年ぶりくらいですか。
今、神戸におられるんですね。
僕は東高→広大→松山Uターンでプー、という転落の人生…もとい
隠棲志向の人生を驀進してます。(^^;)

今は東高文芸部時代に書いてた「過去の文章」思い出すと、嬉し
恥ずかし懐かしですねえ。しみじみ…。

そちらのページもまたそのうちじっくり見させてもらいます。
ではまた。


ごめんなさ〜い 投稿者:鷹取 祐  投稿日:02月17日(木)19時28分19秒

こんにちは、はじめまして……と言ってよいのかどうか。
ウェブ同窓会のページで見つけて立ち寄ってみました。
東高文芸部のタカハシ、といったらご記憶にございますか?(笑)
すごいマニアック(といって失礼でなければ)でコンテンツの豊富なページを営んでおられますね〜。
雑文のページで「地碧星」のペンネームを見つけてなんだか懐かしかったです。
これからもHPの発展お祈りしてます。ではでは。

下の改行入れてなかった。初めてなのにごめんなさい(^^;)
ご面倒でなかったら削除してください。

http://www5.airnet.ne.jp/yukm/


(無題) 投稿者:斎種☆  投稿日:02月15日(火)21時04分23秒

今日は☆はじめまして。
レポートの作成のため、「経伝釈詞」について調べていた所、
このページを見つけました
中国史人物事典、本当にスゴイですねぇ。
私も頑張って、春休みにホームページを作ってみたいです。
さて。
その「経伝釈詞」の「王引之」のところなのですが、
主な著作の「経義述問」は「経義述聞」ではないでしょうか?
私は今日調べたばかりで、なんともいえないのですが、
『中国人名事典古代から現代まで』日外アソシエーツ株式会社発行や、
学研『漢字源』中国主要人名索引
http://test.rainbow.co.jp/cgi-bin/cdsearch?path=/jis/g0/0/1/2/15/1ccb:2&type=exact&index=hyouki&romkana=no
を見ると、「聞」になってるのですが。


「日本的もののあわれ」と「大陸的豪快さ」 投稿者:畝源三郎  投稿日:02月14日(月)01時03分43秒

(下記:女流文学と歴史ロマンス)
>いや〜、語り物としての歴史ロマンスはあったと思いますよ。
>范蠡と西施とか、項羽と虞美人とか、光武帝と陰麗華とか、
>玄宗と楊貴妃とか…。ただ男性視点で語られることが多す
>ぎたんでしょうね。
そう言われてみれば、そうですね。考えが浅すぎたようです。
ロマンスというより、日本の場合、中国と比べると、もののあわれ
というか、無常観のような仏教的思想がよくあらわれ、同じ男性
が書いたものでも、何か女性的な感じがするのかもしれません。
平家物語だけでなく、あの日本史上稀有の人が全く信じられない
程、混沌とした南北朝を描く太平記でさえ、なにかそういったもの
を感じさせられるのです。
それに比べ、中国の歴史や読みのもは、やっぱり大陸的な豪快さ
があるなー、と感じさせる原因かもしれません。
日本では想像もつかない、あらっぽい豪傑が出てきたり、その感
情の激しさに、びっくりさせられるようなことが度々です。


女流文学と歴史ロマンス 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月12日(土)21時39分47秒

>猪悟能さま

>どうも中国史みますと、確かに班昭なんて優秀な女性も出
>てきますが、女流文学者のような人物がいなかったのも

そうですね。
教養人としての文人や詩人は結構いるんですけど
(ほかにも蔡文姫とか謝道蘊とか…)、
小説家や物語作家としての女流は近代以降にならないと
出てこないですねえ。
日本の平安の一時期みたいに女流文学が男流を圧倒した
時代てのもいまだないですし。
というか女流文壇というものの成立がなかったのかな?

>ロマンスのようなものが歴史などで、語られることが少な
>かったのかもしれない

いや〜、語り物としての歴史ロマンスはあったと思いますよ。
范蠡と西施とか、項羽と虞美人とか、光武帝と陰麗華とか、
玄宗と楊貴妃とか…。ただ男性視点で語られることが多す
ぎたんでしょうね。


中国の歴史的記述上の女性について 投稿者:猪悟能  投稿日:02月10日(木)18時18分20秒

数日、掲示板にカキコしたまま書き捨てにしていました。
ちょっと、気がひけたのもあるんですが、なんか正常(?)に戻ったみたいで、良かったです。
>女性の性格や地位については、歴史的背景や文化や宗教によって特徴に
>相違があるっていうのはこれはあるのかもしれません。
確かに、そうかもしれません。それから、どうも中国史みますと、確かに班昭なんて
優秀な女性も出てきますが、女流文学者のような人物がいなかったのも、日本などと
違いロマンスのようなものが歴史などで、語られることが少なかったのかもしれない
んでは、と考えているのですが、どうでしょうか。それも、中国の文化・宗教的要因
があるからだ、と言ってしまえば、それまでなんですが。


いやまあ「悪女が好き」なんでしょうが… 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月10日(木)02時10分04秒

永一☆枕流亭です。

>李小狼さま
>「李小狼」に改名しました。

「カードキャプターさくら」…ですか?
僕はCLAMPは「リグ・ヴェーダ」や「東京バビロン」くらいまでは
好きだったんですが…もはやついていけないっス。

>どうも中国史で登場する女性は「悪女」として記録されているみたい
>ですね。

う〜ん、一般にはやはりそういうイメージが強いんですかねえ。
呂后・則天武后・西太后らがよく取りあげられるので、そういうイメー
ジが増幅されるのかも…。
楊貴妃は傾国には違いないですけど、悪女といえるでしょうか?少なく
とも動機倫理による悪女ではないような。結果倫理によればそういえる
んでしょうが。
まあ、劉向『列女伝』で賞讃されるような伝統的女性道徳に沿った良妻・
賢母・貞婦も数多くいますし。
悪女とは言えない女傑もいます。班昭とか明の馬皇后とか。
薛濤や魚玄機のような詩人、李清照のような個性の強い詞人とかもいます。

挙げればキリがないんでしょうけど、いろんなタイプの女性がいたと思
いますよ。
まあよく小説になったり、人口に膾炙されたりするのは、猟奇的な事件
を起こしたようなタイプの女性が多いですので、誇張されたイメージが
先行するんでしょう。西洋でもエリザベート・バートリみたいな歴史的
業績はないのになぜか残酷ばなしで有名な女性がいたりすることも思い
出して下さいな。

女性の性格や地位については、歴史的背景や文化や宗教によって特徴に
相違があるっていうのはこれはあるのかもしれません。これは考えてみ
る価値のあることですけどね。


中国史は悪女が好き? 投稿者:李小狼  投稿日:02月09日(水)20時46分31秒

今回から「ワタナベシン」から「李小狼」に改名しました。
この名前の由来は、ある番組の某キャラから拝借しましたが、分かりますか?

前回、現代中国の問題を提起したところ、あれほどの反響があるとは、予想を
しなかったと共に自分自身の見識不足もあったと、反省してます。まだまだ、
勉強不足のようですね。

ところで、ふと思ったのですが、どうも中国史で登場する女性は「悪女」として
記録されているみたいですね。殷の妲己、唐の則天武后や楊貴妃、清の西太后、
文化大革命期の江青、等々。彼女たちは、権力を掌握し、傾国の原因になったと
されているようで。
逆に西洋史で登場する女性は、そのほとんどが美談として記録されていますね。
イギリスのメアリ1世やエリザベス1世、オーストリアのマリア=テレジア、
ロシアのエカチェリーナ2世、等々。
どちらも共通点は「専制君主」として登場しますが、正と負の両極端になる訳
ですけど。
あくまでも、個人的推論ですが、宗教が背景にあるのではないのでしょうか?
中国は儒教なのに西洋はキリスト教だし。
誰か、この疑問に答えられる人はいますか?


Re:歴史記述の国民性 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月08日(火)04時44分31秒

>猪悟能さま
たしかに歴史叙述にも国民性というのはありそうですね。
中国あたりだと、やたらと記録好きってのがまずありますけど、
その記録をまとめちゃった後も、さらにその解釈を延々とやっ
ちゃうってのがすごいですね。春秋三伝や『史通』や清朝考証
学なんかは、つまりは歴史をどう解釈するかってことで累々と
積み重ねてるわけで。ひどいのになると、司馬遷『史記』の五
帝本紀の最初の三文字「黄帝者」の後に数百字も解説が入って
いたりして(^^)。
日本の歴史叙述は、近世まで中国の史書を模範にしてたけど、
もうちょっとあっさりしてるような気がします。

史書の形式的なことですけど、西洋では年代記と個人の伝記
ってのは別物ですけど、中国には『史記』以来の紀伝体を正
史に採用して、両方くっつけたおかげで一つの史書で複眼的
な視座を獲得してるなんてことも言われたこともありますね。

中国史では女傑的な女性が多いっていうのはたしかですね。
そうでない人もいるのだけど、あまり目立たないですからね
え。劉向『列女伝』なんかを見ると、ますますそう思います。
中国女性史の本として井波律子『破壊の女神』(新書館)な
んかは面白かったですね。

なんか中国の話ばかりになってしまいました。西洋ではこうだ
イスラムではああだという話がありましたら聞かせて下さい。
ではでは。


濃い話題も好きなのですが 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月08日(火)03時34分52秒

永一(枕流亭亭主)です。

>猪悟能さま
せっかく長文書いて下さってるんですが、軽く流させて
いただきます。m(__)m

戦争責任や日中関係については、
「下記への追記」に書かれた意見に賛成です。
戦争責任と人権問題という筋の違う問題を同一平面に対
置してしまう論法はたしかにいただけませんね。
それぞれ別個の問題として追求したらよいと思います。

ロシアについては興味深く読みました。
そういや独ソ戦のこと忘れてました…。
ポーランド分割のこと棚に上げて、「侵略された」って
言ってるんでしょうか?
もしそれが世論・国論なら相当度しがたいですね。
ましてやジリノフスキー氏のような極論の持ち主はごく
一部だと信じたい…ですねえ。  


歴史記述の国民性 投稿者:猪悟能  投稿日:02月07日(月)02時51分03秒

この掲示板の雰囲気を改めるために、新たな話題を書きます。

下記のように、中国人などのことども、色々考えてみて思うのだが、何かやっぱり、
人間には国民性というものがあるように思います。というのは、たとえば、歴史記述
についてだが、同じ事件がおこったにしても、日本人が重点を置くところと、中国人
が重点を置くところは、違うのではないか、と思えるのです。
だれか日本人も同じような事、ちょこっと言ってた記憶がありますが、喩えて言えば、
史記、三国志、十八史略など読んでいても、あまり女性というものは出てきませんが、
(女傑的な女性、つまり男性的な女性は出てきますが)、日本の歴史では、やれ千姫が
どうだの、お市の方がどうしたのと、やたら湿っぽい、というか女々しい話が多い。
またギリシャ人のヘロドトスなどみると、やたらと数字が多いというか科学的な書き方
というか、ほんと特徴があると思います。
歴史叙述(あるいは記録的叙述の)特徴から、国民性を見るのも面白いのでは、と最近
考えている猪悟能でありました。


下記への追記 投稿者:猪悟能  投稿日:02月07日(月)02時34分18秒

日本の戦争責任については、素知らぬ顔をせよ、というのではなく、
戦争責任は戦争責任として、きちっと調査し、対処してほしい。
ただ、日本が中国に人権問題など、時々中国に強い姿勢で抗議に出よ
うとすると、すぐ昔の話を持ち出して、日本の軍事国家化のきざしが
出てきたなどと、批判して口封じをしようと出ますが、中華を唱える
文化国中国としては、あまりにも大人げないやり方だと思っております。


Re.私見です 投稿者:猪悟能  投稿日:02月07日(月)02時01分36秒

始めにいっておきますが、私は何も、わざわざ外国に歴史的な見解で喧嘩
を売って、威嚇外交しろ、などと言っている訳ではないので、お間違えの
のないように。ただ、双方脛に傷があるんだから、お互いそんな事言い合
うのはおかしい、もしそういう事を外交政治の舞台で武器として出すなら
、自らの過去の犯罪的行為も、責められるべきであって、そのような公正
さなしに、外交のテーブルにつこうというのはおかしい、と言っているの
です。

>中国はともかくとして、ロシアやイギリスって「侵略を受けた」ことを
>そんなに強調してるんでしょうか?
私は、何も日本との間の紛争に限定しているのではありません。
ロシアは、スターリングラードの銅像などでもわかろうし、わたしの友人
がその顕彰碑を訪れた時など、単なる愛国者か、国から雇われた人間かわ
からないけど、いかにドイツが侵略してきて酷いことをしていったか、し
つこく、説明されたと聞きます。それに、ロシアではいわゆるタタールの
くびきと言われる時代がありますが、そうとう屈辱の時期だったらしく、
未だにその当時の話を語りつぎ、戒めているようです。
ロシアは血であがなった大地は(たとえ侵略的行為でとった土地にしろ、
絶対に他国には渡さない)という思想があるのは、よく知られた事実です。
ロシアが、そういう事言っていないというのは、大きな誤解でしょう。そ
うでないと、「日本に核爆弾落してしまえ」なんて発言する極右(極左?)
的人物が出てきている現実を理解できないか、誤解するだけです。
それに、侵略的行為という言い方がまずいのかもしれませんが、旧ソ連時
代の東欧諸国は、ほとんどソ連のロボット国家のようなもので、ちょっと、
気に食わないと、クレムリンに呼び出して、お前の国を戦車などの軍隊で
蹂躪するぞ、と威嚇して言う事、聞かせてたわけですから。
ただし、
>ロシア(ソ連)だが、冷戦終了までのカンボジア侵攻、
は、確かに私の大ボケで、アフガニスタンと書くところ、カンボジアにし
てしまいました。
ついでに話しますが、私は、カンボジアへの介入は、最初はベトナム(背
後にはソ連)でしたが、ポルポトの影には中国がいましたし、後、シアヌ
ーク殿下が中国へ亡命したりすると、シアヌーク派なども通して、カンボ
ジアの中国傀儡政権化を目指していたとみますから、たとえ表向き侵略で
ないとしても、似たりよったりの事をやっていたと言っていいのではない
かと考えます。あと、チベット問題、中越紛争(日本ではあまり知られてい
ませんが、ロシア製軍備のべトナム軍に対して、中国は人海戦術で何十万
もの兵を出し、まさに戦争をしかけたのです)などそうだし、現在の北朝
鮮も影でささえているのは中国だといいます。日米韓などには、韓国と北
朝鮮の間の等距離外交を行うといいつつ、単にアメリカなどとの交渉の武
器として、北朝鮮が格好の材料なので、言葉とは裏腹に、北を支えている
というのが、その方面に通じている人の見方です。
イギリスについていえば、たしかに侵略は相当大昔の話で、そんなに「侵
略を受けたー」なんて言い方はしておりません。しかし、イギリス人の営
業マンともやりあうようなビジネスマンになってごらんなさい。アジアな
どのお客様に、自分らの過去を振り返ることもせずに、よくもしゃーしゃ
ーと他国の悪口(イギリス人はよく歴史的事実を持ち出し訴える)が言える
なー、と感心するばかりです。
まー、私の見方も以上のような見方をすぐ受け入れてしまうところに偏り
があるかもしれませんが、私は一般の日本人までマスコミの影響をうけす
ぎてまともな議論ができない雰囲気に染まっているような気がしてなりま
せん。
>僕はマルクスについては門外漢ですが、マルクスは革命によ
>って人類の前史が終わるみたいな主旨のことを言ってたよう
>な…。たしか革命後の歴史発展を否定していなかったはずで
>す。
「社会主義」の語義じたい、広義の共産主義社会の第一段階
でしたよね。
共産主義についてですが、厳密に言えば、そうかもしれません。わたしも
マルクス主義者ではありませんから、突っ込んで勉強した訳ではありませ
ん。しかし、マルクスの後を受けたレーニンにしてもトロツキーにしても、
彼らの実践を重視する彼らの考えには、社会主義の実現=ユートピアに近
い思想のように思えます。

ほんと、なんか濃い話題ですね。今日は、コメントが書いてあったので、
ついまた書いてしまいましたが、明日以降は、また何か新しい話題でも
考えてきます。


私見です 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:02月06日(日)23時32分50秒

永一(管理人)です。
2月は比較的ヒマなはずなのに、顔出してませんでした。m(__)m

>岳飛さま
>中国は共産主義の国ですから民間レベルの対日批判が出たとしても
>それはイコール政府の息のかかった意見ですから結局同じ事ではないでしょうか。

う〜ん、僕が言いたかったことはちょっとだけ違いますね。
共産国家というと「上の指導に下が従う」みたいな理念があって、
それが現実政治にも適用されて、民衆レベルにもイデオロギー的
均質性を押しつけてるみたいなことはあります。
たしかに中国政府と民衆レベルの対日批判の内容はほとんど同質
といってもいいわけです。
ですが、ここ最近のところ、共産党が民衆を指導するベクトルと
は別のベクトルが生まれてるような気がするんですね。簡単にい
うと、民衆がむしろ共産党や中国政府を突き上げて対外批判をエ
スカレーションさせるという感じのものです。

ちょうどタイムリーな報道があったんですが、先月30日の新聞
報道で、重慶のガソリンスタンドが南京事件否定集会に抗議して
日本車の給油拒否の看板を掲げたところ、当局に撤去を命じられ
て反発が起こったってニュースがありました。
看板を掲げた当事者は「当局は売国奴だ」とまで叫んでいたとか。
これなんかむしろ中国政府側が行き過ぎを抑えようとしてるふしが
ありますね。

今後の日中関係は、歴史的真実でも両国政府の思惑でもなく、大衆
感情で動いちゃうんだろうと思います。良きにつけ悪きにつけ。

>責任を取った後(ドイツのように)ならばこのような中国の姿勢も国際的にも
>批判されるでしょうが、万事をうやむやにしてしまう日本の姿勢では批判できないでしょう。

たしかに、それについては基本的に同感です。
外向けにはいい顔したいけど、補償はしたくない。
責任ある大臣が失言(本音?)を吐いてはけっきょく撤回…情けない。

>銀英伝の私見

まあアニメ製作上の限界で仕方がないのは確かですが、
それでもなにかと口に出てしまうのは、『銀英伝』世界を愛している
ファンならではでしょう。

>猪悟能さま
>大国は、
(中略)
>「侵略を受けたー、侵略を受けたー」と叫び続けますが

ええと、よく分からなかったのですけど、
中国はともかくとして、ロシアやイギリスって「侵略を受けた」ことを
そんなに強調してるんでしょうか?
ロシアが侵略を受けたってシベリア出兵くらいまで遡らないとなさそう
ですし、イギリスにいたってはノルマンかローマに遡らなければなさそ
うです。それとも大戦中のロンドン爆撃とかのこと言ってるんでしょう
か?
「侵略を受けた」史実もしくはそれに対する抵抗の歴史を強調するのは
大国というより第三世界(旧植民地)だと僕は思ってたんですが。

>太平洋戦争後だけで、見てもアジアで一番侵略的行為をしたのは、
>中国とロシアだと思うんですが。

う〜ん、大戦後・アジアでもいろいろありますからね。議論の余地
もあるものも含めて。
中国→チベット、旧ソ連→アフガニスタン、インドネシア→東ティ
モール、イラク→クウェート、アメリカ→ベトナム、イスラエル→
パレスチナなどなどありました。一番侵略的とかいうとどうなんで
しょう?
ほか中越紛争なんかは中国の侵略とも思いますが。ちなみに
>ロシア(ソ連)だが、冷戦終了までのカンボジア侵攻、
とはヘン・サムリン政権(プノンペン政権)樹立の経緯だと
思うんですが、直接介入したのは旧ソ連じゃなくベトナムで
すし、ポル・ポト政権やのちの三派政権との鹿逐もあったり
して、訳分かんないです。あれって侵略って認知されてるん
でしょうか?

>社会が弁証法的に発展するなら、社会主義で終わることは
>なく、さらなる否定の上に新しい社会が開かれるハズ

共産主義批判については、まあおっしゃることは大体分かる
のですが、少し気になった点を。
僕はマルクスについては門外漢ですが、マルクスは革命によ
って人類の前史が終わるみたいな主旨のことを言ってたよう
な…。たしか革命後の歴史発展を否定していなかったはずで
す。
「社会主義」の語義じたい、広義の共産主義社会の第一段階
でしたよね。

なんか濃い話題になってしまいました。ここんとこ掲示板の
色が変わってるかなあ。ではでは。


ちょっと、下のコメント 投稿者:猪悟能  投稿日:02月06日(日)10時03分14秒

過激だったかな!? でも、私は自分で思うに別に右翼でもないし、ケンカ売るような度胸
もないので、皆さんご安心を。
夜釣りしていても、北のスパイにさらわれないか、というかすかな不安を覚えるような、
こちら日本海側にすんでいると、小国意識に近いものを感じてしまいます。
北へ埒された可能性の強い人間は公式には7人となってますが、実際には100人くらいと
いう話です。新潟の少女のように裁判長の娘とかでないと、日本は騒がないようなんです。
こんな政府をみていると、日本は小国だなー、と思います。
だから領土的だけでなく精神的に小国になった日本が、自信をもち、奢ることなく、事実は
事実として認め、賠償責任は一刻も早く解決した上で、また相手にも自国でやった侵略的武
力行為は認めさせ、公正な土俵にたつことが、まともな日中交渉の前提だと思うのです。

<中国、北朝鮮、ロシア(旧ソ連)を見て思う事>
どうも、マルクスからして、資本主義批判など批判ばかり多く、それでいて、自分の思想の
矛盾は、小学生でもわかるような矛盾に気がつかない、ところがあったせいか、どうも上記
の3国などは、主張に矛盾がありすぎる様な気がしてならない。つまり、自分は、他人から
見るとだれが見てもおかしいと思う事を、全く意に介さず、批判的行為ばかりに走るという
ことだ。
マルクスのどこが、矛盾していると反論する人もあろうかと思うので、少し述べると、まず
市場の自由を否定したために、物価の正当な価格や需要をかえって数値的に把握できないと
いう失敗をその始めに犯したし、社会が弁証法的に発展するなら、社会主義で終わることは
なく、さらなる否定の上に新しい社会が開かれるハズだし、ホントどういう頭してんの、と
言いたくなるな思想なのである。
国の実態をみるがいい、共産主義であるはずの国が、キム父子という親子に、牛耳られている
のである。指導者という言い方をつかっているが、独裁国家以外の何物でもない。
中国であるが、日本が失言を繰り返すたびに帝国主義(軍国主義)とわめくが、アジアで中国
ほど帝国主義的で、軍事的威嚇を用いる国はない、チベット問題など侵略といってもいいので
は。実際、アメリカがアジアで一番脅威を感じるほどの軍事力である。そして、ベトナムやラ
オス、カンボジアへの介入など見ても、アメリカほどでないにしては好印象は受けない。
ロシア(ソ連)だが、冷戦終了までのカンボジア侵攻や、プラハの春をはじめとする東ヨーロ
ッパを隷属的に扱っていた事を振り替えれば、何をかいわんや、である。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6989/


疑問 投稿者:猪悟能  投稿日:02月04日(金)21時56分29秒

前から疑問に思っているんですが、中国にしても、ロシアにしても、
またイギリスのようなかつての帝国にしても、大国は、周囲の自国
より小さな国から侵略的好意をうけると、いつまでたっても、声高
に、「侵略を受けたー、侵略を受けたー」と叫び続けますが、歴史
的に見ると、一番侵略的行為をしているのは、大国である自国の方
だと思うんですが、どうしてあんなに面の皮あつくして他国非難ば
かりできるんでしょうかね。
太平洋戦争後だけで、見てもアジアで一番侵略的行為をしたのは、
中国とロシアだと思うんですが。
素人っぽい批判に聞こえるかもしれませんが、この疑問にまともに
答えた批評家を今までに見たことがないんで、ちょっと、書いて
見ました。
南京事件については、虐殺を否定しませんが、大虐殺を肯定する
立場でもありません。数の問題でいえば、中間派です。


私見 投稿者:岳飛  投稿日:01月31日(月)01時42分48秒

中国の立場から対日批判を考えて見たいと思います。

管理人様
>民間レベルの集会のことを外交ルート使って政府相手に抗議して
>しまう中国政府の外交感覚もナニなんです
中国は共産主義の国ですから民間レベルの対日批判が出たとしても
それはイコール政府の息のかかった意見ですから結局同じ事ではないでしょうか。

また、ことあるごとに批判を繰り返すのも戦略的に考えれば
当然の策ではないでしょうか、相手の痛いところであり、
次回以降の会談の席などで自国の立場を強化出来ますので当然の策かと思われます。
ただ誰もが他の解釈余地がないような形で戦争の責任一般について
責任を取った後(ドイツのように)ならばこのような中国の姿勢も国際的にも
批判されるでしょうが、万事をうやむやにしてしまう日本の姿勢では批判できないでしょう。


銀英伝の私見
私は、戦術よりも戦略に力を入れて描いているのだから、アニメの意見されている点については
仕方がないのではないかななどと思っております。
私は、銀英伝を物語ではなく一つの兵法の書や哲学の書のように見ても面白いかな
などと思っております。


Re:現代中国史 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月30日(日)03時46分21秒

永一(管理人)です。

>ワタナベシンさま
また微妙な話題ですね。
さきの戦争に対する歴史認識の問題は、歴史の範疇の問題のようであり
ながら実は政治の範疇に属しているようです。
たしかに中国の対日批判も最近トーンが高いですね。
今までも政治家などがたびたび失言を繰り返したりして、そのたびに問
題が持ち上がってます。(どーせ撤回するなら言わなきゃええのに)
今回は大阪で南京虐殺事件否定の集会が開かれたことで波紋を呼んでい
るようですね。
まあ民間レベルの集会のことを外交ルート使って政府相手に抗議してし
まう中国政府の外交感覚もナニなんですが、南京事件否定の言論に対す
る中国側のリアクション自体は当然のことだと思いますよ。
いちゃもんとか嫌味とかいう表現は、僕個人の意見としてはいただけま
せんね。
ちなみに最近の中国の対日批判の動きも、単に共産党政権のみの話では
なくて、民衆レベルで自発的に起こっている部分も大きいです。
昨年のユーゴスラビアでの中国大使館誤爆事件のとき、激しい対米抗議
が起きましたが、あれも別に共産党があおったわけではなくて、民衆レ
ベルで起こった抗議行動を共産党が黙認していたみたいなところが大き
かったようです。
共産党は反共産党につながらない限りにおいて民衆の自発的なナショナ
リズムの動きを抑えてないようです。
今回のリアクションの南京での抗議集会もそんな感じが見えましたね。

日本の否定派もつまんないですね。
今さら日中戦争が侵略であった事実が、くつがえせるわけでもなし、
南京虐殺事件を全否定することはできやしないのに、南京事件の史料
矛盾探して喜んでいるような感じです。
「南京の人口は20万だから、30万も殺せるはずがない」みたいな
レトリックいまだに使ってますものね。なにも知らない人を扇動する
には効くのかもしれませんが。

ちなみに「従軍慰安婦」はあまり中国では言われてませんね。むしろ
韓国でしょう。
侵略・進出で揺れた「教科書問題」の80年代はともかく最近はあま
り中国は教科書について言ってませんね。最近のいわゆる「従軍慰安
婦は教科書に載せるべきでない」とかいう「教科書問題」は、おもに
日本国内でやってるようです。
「TMD」は台湾が絡んでるからなあ。中国も黙視できんのでしょう。
(でも精度の悪さというハード的欠陥で構想自体こけそうですね)

メディアが中国(政府)擁護というのもどうでしょうね。
もっとも左寄りとかいわれる朝日新聞でも最近たいしたことないと言
われてますからね。産経・読売なんかは真反対ですし。
まあでも新聞が飛ばし記事を書くことはよくありますし、気をつけな
いといけないとは思いますね。

微妙な話題に対して荒っぽい論を展開しました。m(__)m
もし、南京事件について詳しく知りたいようでしたら、
秦郁彦『南京事件』(中公新書)
笠原十九司『南京事件』(岩波新書)
の2冊が比較的入手しやすいのでオススメしときます。
前者が中間派、後者が大虐殺派といわゆる「数の問題」での立場が違
うのですが、経緯を知るうえでは良書だと思います。
長文になりました。ではでは。


Re:アニメ銀英伝 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月28日(金)03時23分06秒

永一(枕流亭亭主)です。

>kazamanさま
はじめまして(ですよね?もしどこかでお会いしてたらごめんなさい)。

ええと、だいぶ僕も新情報に疎くなってるんですが、別にアニメ『銀英伝』
がリメイクされるってわけじゃないですよね?下のカキコはアニメ『銀英
伝』に対するkazamanさまの批判意見ということで考えてよろしいでしょうか?

まあそれじゃ、僕の意見を開陳させてもらいましょう。
1.原作については、作者自身がハードウェアよりソフト(人間)を重視するとい
うようなことを言ってますね。アニメになるとハードウェアからは逃げられません
から、その点では楽しみではありました。
まあ予算の関係もあるんでしょうけど、イゼルローン要塞やスパルタニアンや戦艦
といったハードはともかく、「宇宙の綺麗さ」の表現にはあまりこだわってないで
しょうね。僕としてはあまり背景にこだわって人物を食って欲しくはないなと思い
ます。それにイゼルローンやマル・アデッタみたいな星系の描き分けができていれ
ば充分という気がしました。

アニメ版の戦闘シーンってそんなに退屈だったでしょうか?まあ使い回しのシーン
とかあってビジュアル的には問題があったかもしれませんね。でも僕は戦術シーン
として捉えていたので、退屈しませんでしたよ。戦闘のスピード感もそんなに違和
感を感じませんでした。それとクラシック音楽と戦闘のマッチがよくて恐かったく
らいですね。ワグナーとナチズムの関連を連想してしまうくらいでした。

2.人物の感情表現ですか?
まあ冷静な知者タイプの人物が多いですからねえ。淡泊に見えるのかもしれません。
まあ激情家のラインハルトやビッテンフェルト、地球教徒、フォークなんか見てると
それなりに表情豊かに思えますが。

最後に、僕のアニメ『銀英伝』に対する批判でいちばんに思うのは、
とにかく「間がない」ってことですね。
当初130話予定が108話になったんで詰め込まざるをえなかった
のかもしれませんがねえ。
ただでさえ難しい言い回しが多いんだから、観るものが台詞を噛みく
だいて考える間(余裕)を持たせてほしかったですね。
原作知らない人がいきなりあれ見て、ついていけたのかどうか?

#ヤン「富山敬」氏が3部と4部の間に亡くなられたのも残念でした。


また現代中国史 投稿者:ワタナベシン  投稿日:01月27日(木)22時50分36秒

いやはや、どうもチベット問題は難しいですね。解決には時間が、かかりそうですね。
という訳で、またもや性懲りもなく、現代中国について(笑)
最近、というか以前からそうかもしれないけれど、中国政府を動かす中国共産党は、
日本における反中国的な言動において、ことごとく非難をしているような感じ・・・?
日中戦争に絡む政治家の発言、従軍慰安婦などの教科書問題、TMDといった防衛構想
等にクレーム(いちゃもん?)をつけてくる。
それに対して日本側は、反論どころか、むしろ中国に対して低姿勢の格好。情けない。
特に、南京大虐殺や従軍慰安婦といった日中戦争に対しては「軍国主義国家・日本」と
して、嫌味のように非難を続けていますね。
ところが、どうも中国側だけでなく日本側にも中国(政府)擁護の組織があるようで。
メディアという存在が。
もちろん、事実は事実として報道しなければならないのがメディアの意義でしょうが、
嘘を「事実」として報じたり、一方的情報(中国共産党情報)だけで確認すらせずに
報じたりするのは、いかがなものでしょうかね?
なお、さらに詳しく知りたい人は井沢元彦「逆説のニッポン歴史観」(小学館雑誌・
SAPIOにて掲載)を見ましょう。


アニメ銀英伝をカッチョよくするには? 投稿者:kazaman  投稿日:01月27日(木)22時48分06秒

1:戦場が宇宙空間であることをきっちり描写する
小説の欠点として、「絵で圧す迫力」というものが皆無ですよね。これをアニメであれば解消できます。というか、小説で読んでると、殆ど騎馬戦みたいなノリで、宇宙で戦っている感じがしないという(笑)。
宇宙ってのはなにしろ地上と比べて限りなく真空に近く、超高温であったり超低温であったりして、ついでに星雲や銀河がとってもキレイであるわけです。このあたりのビジュアルを効果的に演出することで、銀英伝は中世歴史モノではなく、確かに舞台を未来に置いているのだなあという納得力と、SF的イマジネーションを喚起できる。
逆にいうと、そのあたりキッチリやらないのであれば、銀英伝は別に宇宙戦闘である必要がないのです。

翻ってアニメ版を見てみると、宇宙は単に「背景」以上の扱いにはなっていません。幾何学的な艦隊編成なんてのは随分と古いアイディアであり、今更取り沙汰するようなレベルではない。大規模艦隊戦の迫力も皆無。結局、「全体の勢力図」と「個々の戦艦の機動」といったバラバラの描写を反復するだけで終わっています(これは予算の都合に拠るものです。マクロからミクロの戦闘を連関させて描く為にはかなりの作画枚数と期間を要するし、納期的な関係からもそれが難しいところが問題。「低予算がダメの要因になる」といって括ってしまうのは、つまりこれがあるためです)。その繋がりが見えて来ない。確かにそこは視聴者の「想像の余地」であるわけですが、それを言うんだったら、アニメ的意義というのはもともとそういった視聴者の想像の余地を補完するための物である筈じゃないですか。

戦闘におけるスピード感の緩急もナシ。「疾風ウォルフ」だろうが「鉄壁ミュラー」であろうが、艦隊運用に演出の差異はありません。スパルタニアンとワルキューレの戦闘に関しても同様。戦闘ペースがおおむね一定に進む為、視聴者は「戦闘シーンで退屈する」というあるべきでない状況に陥ります。
まあこれは、「宇宙戦闘とはそうしたものだ」という、ある種の諦めと割り切りからでたアイディアと取れないこともないですけど。

2:人物の感情表現を豊富にする
一言で言うと、「目は口ほどにものを言う」ということです。それがない。
映画や漫画においてもそうですが、リアルタイムで進行するドラマにおいて各個人の感情を描写するには内面を描くという方法論は使えません。それらは全て「表情」で説明するしかないわけです。おおむねノッペリしたキャラ表通りの顔をしています。
確かに銀英伝はいうなれば「歴史モノ」であり、個々の感情なんてのとは関係なくドラマが進行していくものですが、だからこそ小説では描ききれない微妙な各個人の感情というものを、もう少しクローズアップして描いてみるのも面白いんじゃないでしょうか?
「歴史モノ」であればこそ、「各人にはそれぞれの想いがある。あるけど、それらとは関係なく時間は過ぎていく」という点をなぞっておくことが重要だと思うんですが。

まあ色々あるんですが、とりあえずこんなもんで。


Re:王嘉 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月27日(木)11時58分25秒

永一(管理人)です。

王嘉『拾遺記』について、図書館にいったついでに調べました。
以下、『中国歴史文化事典』からの引用です。

--
しゅういき 拾遺記
古小説集。『王子年拾遺記』ともいう。作者は東晋の王嘉〔字は
子年〕。原本は19巻、220篇、のち戦乱の間に散逸し、南朝
梁の蕭綺が収集・補綴して10巻とした。前9巻は伏羲・神農氏
から東晋までの各代の歴史伝聞を記述し、最後の1巻は崑崙・蓬
莱・方丈などの仙山の事物を記述する。書中の多くの故事は神仙・
方術を宣揚するための荒唐無稽な故事で、正史とは合わない。ま
た神鬼の故事を借りて人民の願望を反映したものでもある。スト
ーリーの展開が巧みで、文章も優美であるために、後世よく典故
として引用された。『稗海』本、『漢魏叢書』本があり、現代の
斉治平に『拾遺記校注』がある。
--

だそうです。
お役に立てましたでしょうか?


(WEBのためにも)読まねば! 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月27日(木)01時48分38秒

>伝七さま
ドラマの制作者の「田中芳樹」は同姓同名の別人ですよ。
作者自身が否定してますから間違いないです。
『アルスラーン戦記』9巻あとがき参照〜。

>猪悟能さま
ブーヴェの『康煕帝』と後藤末雄の『乾隆帝』ですか?
僕は読んでません〜(恥)。
清朝皇帝…というより宋・元・明・清あたりの知識が根本的に
足りないです。
こんなんで全時代の人物事典をWEBで公開しようっていうん
ですから我ながら感心な根性だなあ。(-_-;;;)
なんて言ってる前に読まねば!


王嘉のこと 投稿者:猪悟能  投稿日:01月26日(水)17時26分14秒

王嘉のこと、下記のURLのページに少し載っています。
前に一度名前聞いたことがある気がしたので、検索してみました。

http://www.st.rim.or.jp/~yujifuru/night/back/0057.htm


清朝黄金期皇帝伝記読破するぞ! 投稿者:猪悟能  投稿日:01月25日(火)23時36分26秒

前ページもどって、わかりましたが『雍正帝』は中央公論から出ているんですね。
昔、ブーヴェの『康煕帝』と後藤末雄の『乾隆帝』を読んだことがありますが
(ただし、10年以上前なので、ほとんど忘れた)私も、読んでみようかと思います。
ただし色々とあり、未だに『新西遊記』読み終えていないので、そちらをまず片づけねば!


気になることが・・・ 投稿者:伝七  投稿日:01月25日(火)23時19分10秒

去年辺りから、偶にドラマの制作者の中に「田中 芳樹」という名前を見るのですが、
あれは・・・?!
(現在は土曜のPM9時の「バーチャルガール」で見ます。)


レスが遅くて 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月25日(火)01時08分30秒

永一(管理人)です。
レスが遅くてすみません。

>岳飛さま
僕は思想のほうはさっぱりなんですが、
『銀英伝』の専制vs民主制という中心軸を除いたら、
中国思想で読み解くこともできるかもしれませんね。
たしかにオベは韓非子でしょうし。
ヤンは老荘や孫子が入っていそうですね。
王道と覇道(これは孟子でしたっけ?)みたいな思想も入っていそう。

僕はやっぱり中国史でみてしまいます。
「長征」とか「尚書」みたいなタームもそうですし。
簒奪・世襲にあれだけこだわるのもやっぱり中国史だなあとか。

ヒルダの帰参のときの台詞が、三国志の賈クの台詞に似てるなあとか、
××の戦いは官渡の前哨戦に似てるぞとか。
訳の分からない楽しみも覚えました。

>haseさま
はじめまして。
ごめんなさい。王嘉「拾遺記」は分かりません。
中国史MLに訊けば分かるかもしれません。
訊いてみましょうか?
 
>ギムさま
今年もよろしくお願いします。
チベットのレスはテキトーかましてるのであまり信用しないでください。

え〜、ぼかぁSFあまり読んでません。
でもアシモフはロボットもののほうが好きなんですけど…。
ほか短編ばかりなんですが、ハインラインとかブラッドベリとか読んで感動し
た覚えがあります。
今なぜかバローズの火星シリーズ読みかけです。

>きいわこさま
いつもお邪魔してご迷惑かけてます。
僕も『雍正帝』読んで、この人の「四時間睡眠」奏摺政治には感動を覚えま
した。
まあそばにいたら肩は凝りそうですが、こういう実務家名君もいいですねえ。


大変遅れまして 投稿者:きいわこ  投稿日:01月23日(日)21時00分43秒

大変遅れましたが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

私も最近「雍正帝」を本屋の立ち読み程度でさらっと眺めた程度ですが、
真夜中にせっせとお手紙を書く働き者の皇帝という所が、ツボに填まります。
なんて実はつい最近まで存在さえ知りませんでした。相変わらず三国志以降知らない私。
アシモフは、科学エッセイが結構好きです。

http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/


謹賀新年っす! 投稿者:ギム  投稿日:01月22日(土)00時51分00秒

あけまして、おめでとうございます。
ギムでございます。
お年賀が大変遅くなり、失礼をかけまくりでございます。
今年もおじゃまさしてもらいます。

年初から『チベット』とは・・・(今年もこのサイト、楽しみです。)
たしかチベットの象徴的な主権者は、ダライ・ラマ14世じゃなくて、ツォンカパやったと思う
んですけども…(記憶があやふやなので、違ったらしいません)
ティムールvs吐蕃ぐらいの時代しかわからないんですけども…

PS A・アシモフいいですねー   Y(^l^)Y
   と言っても、『私はロボット』とかの方ではなくて、『ブラック・ウィドワーズ』
   の方なんですけどね…


チベットは難しいですね 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月21日(金)20時47分19秒

永一(管理人)です。

チベット問題ですか?難しいお題ですね。
僕はチベット問題に関する見識など持ち合わせていませんが、
以下に長文ですが、書いてみたいと思います。
なにぶん素人見解ですので、事実関係など誤りがあったら指摘して下さい。

歴史的にみると、チベットは中国から自立していた期間が長かった
と思います。
古代ではチベット系遊牧国家のテイ・羌・吐谷渾の活動が見えますし、
中世にはソンツェン・ガンポが開いた吐蕃王国がありました。
吐蕃王国解体後はウスファン(烏斯蔵)と呼ばれて分裂が続きましたが、
十七世紀半ばには、モンゴル人グシハンにより、再統合されました。
唐の高宗時代やモンゴル帝国期などの例外を除いて、近世以前はおおむね
自立していたようです。
現代的問題としてはかなり違うので単純に比較はできませんが、近世以前では
中国とチベットの関係は日本と琉球王国の関係なんかと似てますね。

さて近現代になると俄然ややこしくなるんですが、
清の雍正帝時代の1724年にチベットは清朝に武力併呑されます。
ダライ・ラマの統治権は一定認められていたようですね。

しかし、近代の列強の中国分割の文脈の中で、
1904年にチベットと英国の間にラサ条約が結ばれて、
1906年に清朝がこれを追認したことで
チベットに対する清の宗主権は失われて、
イギリスの保護国となります。
辛亥革命後の中華民国が内戦つづきだったため、
中国はチベットに手を出す余裕がなく、
事実上イギリス影響下で独立していたわけです。
1951年に中国共産党軍が進駐してきたことで、中国領となりました。
まあ中国側の言い分では、イギリスの半植民地支配からの「和平解放」
(つまりは奪回)らしいんですが。

歴史的経緯はだいたい上のような感じで、問題はチベットの独立問題ですね。
チベットには1989年の反中国暴動や92年のデモ鎮圧のような根強い独立運動
があります。
インドにはダライ・ラマ首班の亡命政権があります。
実際、一民族一国家原則からいくと独立しててもおかしくないわけです。

海外でも米議会が「中国に占領された主権国家」と言ったり、
ロンドンで江沢民がデモ隊に囲まれたり、
アムネスティが政治犯の釈放を勧告したりと、
関心は高いようです。

まあ、国際世論のトーンの高さは別として
住民投票も世論調査も行えるわけではありませんから、
実際チベットで独立派が多数なのかどうかは不分明なのですが、
(若い世代は漢化が進んでいるという話もある)
仮に独立の意志が多数でも、現中国共産党政権下では
独立の選択肢がないし、政治的自由もないというのは問題でしょうね。

チベットの多数の人が独立あるいは広範な自治権付与を願うなら
東ティモールのように国際世論の後押しは不可欠でしょう。

まあでも海外では、チベット問題を人権や民族自決の問題としてではなく、
中国脅威論(または黄禍論)から単に大国中国分裂を願っているような
ニュアンスも見えないわけではないので、あまり単純な独立支持論も
どうかと思いますね。

ちなみにチベットの「活仏」はチベット仏教(ラマ教)で生きながら解脱しちゃ
った人のこと。ダライ・ラマ14世とかね。
面白いのは血統による世襲ではなく輪廻転生による相続をしてること。
だから、入寂すると後継者探しの儀式があったりします。
話題になったカルマパ17世も中国脱出とかいうから、すわ政治亡命か?
と思いきや、亡命政府には合流せず、修行したいとかのたまってるとか。

「21世紀は中国の世紀」はどうでしょうね?まだまだアメリカに
追いつけないとは思いますが。
覇権交代論的な考え方はきらいですが、「中国の世紀」になるなら
もっと政治的開明性がほしいですねえ。


教えてください 投稿者:hase  投稿日:01月21日(金)13時35分20秒

誰か、王嘉の「拾遺記」について詳しいことを教えてください。


銀英伝の事 投稿者:岳飛  投稿日:01月20日(木)00時53分47秒

私も管理人さま・伝七さま同様、ヤンとそしてオベ(^^;;のファンです。
私の知識力は中国史が好きだ(私は主に中国哲学のファンです)
という程度でこちらの皆さん程詳しくはないですが、
孫子(戦略、戦術の概念)や韓非子(オーベルシュタインの存在)
老荘(価値観がつとめて相対的な事)などの影響が
あるのかな、などと思いながら読んでおります。


チベットは中国領? 投稿者:ワタナベシン  投稿日:01月19日(水)01時03分21秒

今回は厳密に言うと「現代中国」の問題になるのかなぁ。
少し前にチベットの「活仏(←何これ?)」がインド亡命中のダライ・ラマと会見したことが
ニュースになっていたけれど、中国政府にとって、チベット問題は悩みの種という感じかな。
とりあえず、チベットは地図や国際法の上では中国自治区として、中国領となっているけれど
個人的感覚としてはチベットは独立国家というイメージがあるけれど・・・。
以前に「ここが変だよ日本人」という番組で日本や欧米がチベットの人権や台湾問題について
中国は「内政干渉だ」と反発していれど、実際にチベットや台湾が「内政」に当たるかどうか
疑問符がついたけれど。でも「ここが・・・」は面白い!!
とはいえ、多くの専門家が「21世紀は中国の世紀」といっているけど、どうなのかな?


やっぱり本のネタばかり… 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月15日(土)17時10分43秒

永一(管理人)です。

>ワタナベシンさま
こんにちは。
う〜ん、たしかに本のネタばかりになってますねえ。
僕があまり映画みないですからねえ。
取りあえず、映画やビデオで見た中国史もの映像(時代ものやアニ
メも含めて)で、思いつくとこ挙げると、
『ラスト・エンペラー』『上海1920年』『孫文』『ムーラン』
あと『三国志』ものがいくつかぐらいですかねえ。

アニメ『仙界伝・封神演義』は見てないです。藤崎竜氏の漫画『封
神演義』と比べてどうなんでしょう?

>伝七さま
はじめまして。
『三国志』から中国史にって人多いですねえ。
僕みたいに順番が違うのが珍しいのかも…。

ちょうど今陳舜臣『秘本三国志』読んでるとこだったりします。
道教・仏教を切り口とした『三国志』というか、一風変わってますね。
『三国志』もいろいろ読んでみるものだなと思います。
僕は三国志は孟徳(曹操)ファンですね。

田中芳樹は僕もかなり悪影響(^^)を受けてます。
『銀英伝』は僕も同盟派というか、
イゼルローン・ファミリー派かな。読んで真っ先に惚れたのが
ヤンでしたから。
でも折りにふれて読み返して、もう十回くらい読み返してますが、
読み返すたびに他のキャラの他の魅力に気づかされますね。
オーベル・ミッター・ロイ以下帝国の人物も結構好きです。
いまだにラインハルトとキルヒアイスのベタベタの話は苦手です
けど…(^^;)。
ビュコックも好きですよ。渋いですもんねえ。

>猪悟能さま
こちらこそ。今年もよろしくお願いします。
僕も『西遊記』はまともに読んでないんです。
うちに岩波のやつが何冊か転がってるので、今度きちんと集めて
通読してみようかな。
『西遊記』は三蔵玄奘と旅に出るまでがとくに面白いらしいですね。
「孫悟空大いに天宮を閙(さわ)がす」とか京劇の題材でもありますし。

主要キャラの前歴も面白いですね。
猪八戒といえば、ブタかイノシシかって話がありましたね。
沙悟浄も河童じゃないぞとか・・・。


あっ、そう言えば新年はじめて 投稿者:猪悟能(又の名、畝源三郎)  投稿日:01月14日(金)19時14分45秒

遅れ馳せながら、新年明けましておめでとうございます!
私のために、この掲示板の横幅が伸びてしまったみたいですね。すみません。
ところで、最近、陳舜臣さんの「新西遊記」読んでます!
小学校以来久しぶりの西遊記で、その上、孫悟空の小道具や登場人物の役職など
絵本ではいいかげんに書かれていた名称をはっきりと知ることができて面白いです。
ちなみに、猪悟能は猪八戒の正式な名前です。天界から追放される前は、天蓬元帥と言って
天河を管轄し、水平を率いていた、海軍の提督だったとのこと。
スケベ心から御用となり、下界に落とされ、まっとうな人間に生まれ変わろうと、
人間の女性の子宮に飛び込んだつもりが、メスブタの子宮にもぐりこみ、ブタとなったとのこと。
こんなの子供の絵本には、勿論書いてないから、意外と殆どの人知らないのでは?
また、何か面白いものみつけましたら、カキコにきます。
それから今後、中国関係サイトでは猪悟能を名乗ろうと思いますのでよろしく!

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6989/


初めまして 投稿者:伝七  投稿日:01月14日(金)00時47分17秒

”銀英伝”と東洋モノ(特に龍モノ)大好きです。
(西洋の好きな姉には渋い顔されてます。(汗)
本が嫌いだった私が初めて真面に読んだ本は
何を隠そう三国志(吉川英治編)です!
その後姉から”銀英伝”を教えてもらい、
そこを足掛かりに中国物を掘り下げております。
今気に入って読んでいるのは
田中芳樹さんの「創竜伝」と狩野あざみさんの「亜州黄竜伝奇」です。
(竜ばっか。(汗)
因みに、”銀英伝”で好きなのは、同盟軍とヤンです。
(ビュコックじいさんも好きだな〜。)
「封神演義」すごい人気ですね!
こちらで内容が少し分かったので、私も今度読んでみることにします!


封神演義見た? 投稿者:ワタナベシン  投稿日:01月13日(木)00時02分32秒

なんとなく気が向いたので来ちゃいました(笑)
ふと思ったのですけど、ここでの中国史のネタって、ほとんどが歴史小説とかの
「本」関係だと思うような・・・? 違うかな?
ということで、個人的ネタなんですがアニメ「封神演義」のビデオがいいかな。
すでにテレビでの放送は終了している(らしい)ですけど、ビデオが徐々に登場
しているようで、小説やマンガに飽きた方には一服の清涼剤としてご覧あれ。
こんなことを書いているわりには、一度もビデオを見ていなかったりして(笑)


本を読んでます 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月11日(火)01時26分51秒

永一です。
年末繁忙の反動でやけにたくさん本を読んでます。
といっても学生のころほどぢゃないけど。
中国史関係では、中公の『雍正帝』『馮道』『アヘン戦争』読んで、今は『張学良』
読んでます。平行して陳舜臣『秘本三国志』を読んでたり。
SFでアシモフ『暗黒星雲の彼方に』を年末に読んで、キャサリン・アサロ『飛翔せ
よ、閃光の虚空へ』を読んだり。
訳の分かんない食い合わせだな…。(^^;;
ああ、でもアシモフはよいわ〜。

>岳飛さま
こちらこそはじめまして。
HP別館の『銀英伝』のコーナーも全然更新してないですね〜。(--;)
いやあ、一巻初版は、単に巻数表記なしで、古色蒼然としてる(大げさ)だけで、
別に続版とたいした違いはないですからねえ。
でも初版1万8千部のうちの一冊をGETしたのがひそかに嬉しくて書き込んだ
記憶があります。
うちの銀英伝レアアイテムは『SFアドベンチャー別冊銀英伝特集』のほうが上
かも。
僕も『銀英伝』ほどハマって読み返した小説はかつてないです。
中国史にハマりだすと、中国史から銀英伝へのパクリ、もとい翻案ぶりが分かっ
てまた面白いです。


はじめまして 投稿者:岳飛  投稿日:01月06日(木)00時14分16秒

一人の銀英伝ファンとして一言申し上げます。
>「それがどうした!」と言われそうだが、「枕流亭」は『銀英伝』1巻の初版(巻名表記無し)
>を所有している。某古本屋で350円で購入した。
とありましたが、凄いです羨ましいです・・・


新年あけましておめでとうございます 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:01月01日(土)16時42分22秒

新年あけましておめでとうございます.

昨年3月にサイトを立ち上げて以来、
マイナーなテーマかつ稚拙な構成のページながら、
3000アクセスに迫る勢いです.
ご来訪のみなさまには、多々の励ましや叱正をいただきました.
旧年中はたいへんお世話になりました.

今年も更新ぐぁんばりますのでよろしくお願いします.
みなさまよいお年をお迎えください.

庚辰年元旦
       枕流亭亭主 永一拝

P.S.年末から続いていた仕事モードがようやく終わりました.
いや、正確には終わってないかも知れないけど、僕は知らん!(^^;)
年賀メールはこれから…更新はもっと先?

http://ww1.enjoy.ne.jp/~nagaichi/


こちらこそお久しぶりです。 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:12月25日(土)23時32分26秒

クリスマス・イブを職場で過ごした永一(管理人)です。
ついでにいえば、2000年元旦も職場で迎える予定…。(T_T)
取りあえず現在の仕事モードは元旦に終わって、以後は通常の「ぐうたら
モード」に復帰するハズ…。

>光璧さま
こちらこそお久しぶりです。
しばらく不義理をいたしております。

えぇーっ、光璧さまのとこの「諸作品読後感」はいいですよ。
中国史関連の本の感想や大筋がまとめてあるので、すごく便利がいいです。 
僕も読んでない本がいっぱいあるので、光璧さまのページ見ながらこの本
ゲットしなければ!とか思ってます。(^^)/

僕は文章力不足の上、ユーモアセンスもないので、書評書いても誰も読ま
んでしょう。


お久しぶりです 投稿者:光璧  投稿日:12月20日(月)07時57分02秒

こんにちは、お久しぶりです。今はお仕事でお忙しいみたいですね。
人物辞典は相変わらず重宝させて頂いています。
やっぱりある程度の量があるのとないのとでは、使い勝手が違いますね(^^ゞ

少し前に書評のお話が出ていたようですが、私もいちおう書評のコーナー作ってあります。
どうかんがえても「感想」じゃなくなっていますが、まぁ開き直って「あらすじ」
書いてますσ(^-^;)
永一さまなら、もっと面白いものが書けるのでしょうが……

http://ha6.seikyou.ne.jp/home/anmt/home/


(年一度の)仕事モードは続く…(T_T) 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:12月18日(土)17時11分24秒

永一(管理人)です。
書き込み下さったみなさま、レスが遅くてすみません。

>西方極楽さま
こちらこそはじめまして。
真宗本願寺派のお坊さまだそうで。
僕は家は曹洞宗の檀家で、僕自身は不信心者ですが…、よろしくお願いします。m(..)m
「サイバー寺院・西方極楽寺」覗かせていただきました。
ネット上のお寺ですか…、WEBっていろんなことができますね。
「死と終末」ってテーマも重たいけど切実ですね。
「死」については、僕は結構刹那的な考えしてたりします。
人間死ぬときゃ死ぬだろう。それより生きてる間に何をするかだ、と思ってます。
「終末」については、実のとこ宗教的な「終末論」や「死後の審判」的な脅かしが
嫌いでして、そんな手口にゃ乗らないぞとか思ってます。
某事件起こしたカルトも「無間地獄に落ちるぞ」って脅かしてましたしね。

重たいテーマにそぐわない軽薄でつまらん持論を書きました。失礼しました。

>ピロ皇帝さま
こちらこそリンクありがとうございます。
うちの一番駄作のバーナー使って下さってますね。
あれあまりに恥ずかしいから廃棄しようかと考えてたとこだったんですが。(^^;;

>畝源三郎さま
TRONコードはたしかに楽しみですね。
諸橋『大漢和』や簡体字や梵字や甲骨文字やチュノムまで表記できる文字コードっ
てのは魅力です。
独自OSを導入する決心はまだちょっとつきませんけど、
メジャーなOSで標準採用してくれませんかねえ。
JISやユニコードでは表現できない世界を表現できたら。
メジャーOSとはいわずとも、せめてどこかのワープロソフト会社が乗っかってく
れないものでしょうか?


知ってましたか?来年楽しみですね! 投稿者:畝源三郎  投稿日:12月17日(金)00時45分46秒

私がリンクさせてもらっている「福ちゃん」という方から聞いた話ですが、皆さん知ってましたか? 以下、福ちゃんの言葉です。
「12月2日(木)国産OSのTRONSHOWに、つかの間の時間だけ、立ち寄ってきました。
1984年からスタートしてから15年、今年でTRONプロジェクトは準備期間を終え、理想的な電脳社会基盤つくりに大きな成果をあげはじめたようです。
家電製品やデジタルカメラなど多くの製品で組込みOS ITRON が使われていることはいうまでもなく、リアルタイムに得意なITRONは、高速処理を実現するために、他のOSのマイクロカーネルとして使われるようになってきたようです。
今年は本格的な多国語言語環境仕様のBTRONが13万文字を扱える「超漢字」として実現したそうです。
これは、素晴らしいですね。TRONコードで、日本最大の漢和辞典「大漢和辞典」の5万字の漢字を含め、今昔文字鏡の漢字、 梵字や甲骨文字まで、世界の現行使用文字の殆どをカバーする13万文字を標準搭載しているそうです。
TRONプロジェクトリーダーの坂村健・東大教授は、「21世紀のトロンプロジェクト」と題した基調講演で「人名、地名や文学作品で使われる文字も含めた漢字コードを早くつくらないと禍根を残すことになる」と早急な漢字コード整備の必要性を強調。また漢字の形の変遷が分かるようなデータベースを作成していくことを明らかにしたようです。」
 

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6989/


こんばんはぁぁ 投稿者:ピロ皇帝  投稿日:12月16日(木)23時23分31秒

さっそくのリンク、ありがとうございますっ。
訳の分からないページをやっておりますが、今後とも
よろしくおねがいしますっ!

http://www2s.biglobe.ne.jp/~CRTEA2/


我がサイトへのご案内 投稿者:西方極楽  投稿日:12月16日(木)18時34分44秒

はじめまして。
このサイトに寄らせていただきました。
面白く拝見させていただきました。
せっかくのご縁ですので,
当方のホームページもご案内させていただきます。
中国史には興味甚大で,私も多少の「小説」(「水滸異伝」,「斬韓非」)も書いております。
どうぞ,よろしく。

  URL : 
   http://www.d1.dion.ne.jp/~sairaku

     (サイト名;「サイバー寺院・西方極楽寺」)

  

  宣伝文 :
[文学的宗教論,あるいは宗教的文学論としてのサイト。テーマは一貫して「死と終末」ということで,深くご関心のある方々にはそれなりのインパクトを与えうるものでしょう。いずれ,誰もが迎えるべき「死」。語り尽くせぬ命題ではありますが,このことについて,深刻半分,おちゃらかし半分で語って行きます。法話,随筆,小説,その他のジャンルをご用意。]

  ご感想等をお待ちいたしております。失礼いたしました。
                  合掌

http://www.d1.dion.ne.jp/~sairaku


亭主が更新さぼっても、それでも地球は回ってる 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:12月14日(火)02時34分06秒

永一です。

>青猫屋さま
ご来訪ありがとうございます。
芸がないのはウチのほうでしょう。
人物事典は「質より量!」が合言葉でやってます。
「量は質を凌駕する」
目指せペリー・○ーダン的サイト!(BOMm…自爆)
なんか事典の文章もよく分かんなくて、何した人かよく分からないなんて
こともあるかも知れません。(爆々…(>_<))
いや〜、僕も分からない時代はとことん分かんないですわ。
とくに宋・元・明・清とか…。(燦然大爆発…タマヤ〜)

>きいわこさま
ご声援(^^)ありがとうございます。
仕事繁忙…は、頑張って乗り切ります。


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