>李小狼さま >その人物の評価を下すのは、その時の評価ではなく、後世の歴史が決めることだと >思いますね。 これはそうですね。まあ、動機で判断するより結果で判断するほうが、歴史の評価 として間違わないでしょうし。動機はよくても、また当時の人々に支持されても、 結果として多くの人を傷つけたなんて例は歴史上ゴロゴロしてますし。 歴史の評価について異なる観点でいえば(日本人もかなり影響受けてますが)、漢 民族ほど、死後の評価や後世の筆を気にした民族は少ないと思います。ひとりの人 間が一身の命よりも別のものを大切にする場合、ほかの民族なら(宗教的)信念と か殉ずるべき他者であることが多いんですけど、漢民族は自分の名声や家名のため であることも多いです。(これは悪い意味だけではないのであしからず) まあ先祖→自分→子孫と連綿とつづく「家」や宗廟が大事ってのがあったんでしょ うね。宗廟が絶えると迷って鬼になってしまうという宗教的利己動機もありました。 おかげで中国独特の倫理観が生まれたんじゃないかって、僕なんかは(素人考えで) 思うんですけど。子孫繁栄・死後の安泰のために自己犠牲…って、違うかな? >結論。名君と暴君は紙一重・・・かな? これはいちがいにいえないです。 やっぱり中国の話ですが、曹操とか武則天とか朱元璋みたいに名君と暴君の要素を兼 ね合わせた人も確かにいます。 でも、どこをどう探しても、名君的要素のない暴君もいます。晋の霊公とか呉の孫晧 とか後趙の石虎とか宋の後廃帝・劉イクとか斉の廃帝・蕭宝巻とか…。 反対に暴君的要素を見つけがたい名君もいます。後漢の光武帝とか宋の趙匡胤とか。 ただ、名君でいつづけるためには、たいへん自覚的な努力が必要ですし、ケチのつけ ようのない名君ってのは少ないです。李世民みたいな人でもケチはつけられます(高 句麗遠征とか〜)。 >きいわこさま >後妻に入れ込んだお父さん時政を失脚させ、姉の政子を表に立てて、承久の乱で勝利したところ >かなり、やり手の政治家だった気がします。ただ、戦争は下手です。 なるほど、なかなか優秀そう。僕の先行するイメージといえばなんとなく狡猾そう… てくらいで、よく知らないので。 >知っている範囲で、三国時代 呉の孫皓にします。 >暴君というより「こいつだけは、ひとかけらも同情できない君主」というところです。 三国志の暴君−でも董卓よりはマイナー−ですね。 董卓と孫晧のどちらが暴君として上か?ってのをどこかでやってましたね。 (コバヤシさんとこの「時乃部屋」だったかな?) 孫晧はたしかに全然同情できませんね。「南北朝時代型暴君」(勝手に命名!)の ハシリかなあ。 >ギムさま >数だけなら、朱元ショウの5万人、項羽の10万人、白起の40万人もスゴイですけど、 >10万人自殺させた張弘範!ある意味スゴイ奴です。 うーん、将軍としての張弘範はスゴイと思うんですけど、彼がことさら残酷だった というわけじゃないと思います。彼は南宋がたの投降を望んでたようですし。 張弘範がスゴイというより、十余万人を克Rに殉じさせてしまった宋という王朝が スゴイんじゃないかと思います。
数だけなら、朱元ショウの5万人、項羽の10万人、白起の40万人もスゴイですけど、 10万人自殺させた張弘範!ある意味スゴイ奴です。
きいわこです。古い話を持ちこむのが恥ずかしいです。 >北条義時 すいません、どんな人か知らないのにイメージだけが先行しています。 やっぱり、徳川秀忠タイプの地味な2代目ですね。 後妻に入れ込んだお父さん時政を失脚させ、姉の政子を表に立てて、承久の乱で勝利したところ かなり、やり手の政治家だった気がします。ただ、戦争は下手です。 木原敏江の「夢の碑」に出てくる義時が、渋くてダーティで好きなんです。 >平清盛 >遠く異朝をとぶらえば、秦の趙高・漢の王莽・梁の周イ・唐の祿山 彼らと清盛を並べるのは、ちょっと清盛が気の毒ですね。平家物語に文句言っても仕方ないか。 >暴君 知っている範囲で、三国時代 呉の孫皓にします。 暴君というより「こいつだけは、ひとかけらも同情できない君主」というところです。 王莽は理想主義の困ったちゃん、始皇帝や朱元璋は暴君でしょうが、それなりの功績も ありますし(よく知らないけど)、董卓は・・・最後、悪人らしく惨めに殺されているし、 (全然理由になってません、はい) でも呉の孫皓、こいつは、あれだけ散々狂っといて、最後まで安泰に暮らしたという点が どーしても許せないので(本当は、彼を生かした晋王朝の問題だけど)、暴君NO1ってことで。 数の面だと、秦兵を一晩で穴埋めした項羽とか、白起が活躍した時の秦の昭王とか、 どうでしょうか?http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/
>石野陽虎さま はじめまして。お名前もサイトもけっこう前から存じ上げてるんですが、 ご挨拶したことないですね。m(__)m >そこで、「暴君」という項も過去につくりました。 >1位候補として、北斉の文宣帝、海陵王、劉宋の後廃帝などを挙げたのですが、 >結局1位は、明太祖朱元璋といたしました。 酒乱の高洋君や辻斬り劉イク君みたいな快楽殺人者より 冷静冷徹に内部有力者や官僚を排除していく朱元璋のほうが恐いですかねえ。 中根さんのご意見のように民衆にあまり害を与えなかったって視点もあると思 いますけど…。どっちつかずな亭主〜。 >私は歴史に関しては素人で、漢文等も読めません。ですから、日本語で書かれた >歴史関係の書物から適当に引っぱってきて作っているサイトです これはうちも全く同じです。だからいつも専門のかたがこられると、戦々兢々だっ たりします。 それから、タイプミスについては、ログになったときに適正に処理・改変しときま す。(我ながらよくやってるけど、ホントはいけないログ改変、いや改竄) >1ファンさま >そもそも民衆に恨まれたりするのが暴君なので王莽は >暴君のような気もします。 >無理な遠征もしてるし・・・ うーん、僕は民衆に恨まれる君主=暴君とは思ってません。 暴君は人格的なもので政策的なものではないと思ってますので。 王莽は儒教原理主義の立場で、土地制度改革・貨幣改革・対外政策の見直しをやっ て、ことごとく失敗して自滅したわけで。政策ミスであって、王莽個人は、ほかの 君主と比べて際だって粗暴でも残酷でもないと考えてます。 むしろ王莽は、自分が聖人君子にみられるように異様にまで気を使ってポーズを取 ってます。 匈奴にたいして無理な外征をやらずにいられなかったのは、外藩の王を侯に格下げ したり、匈奴に与える印璽の「璽」を「章」に改めたり、「単于」の呼び名を「服 于」と改めたりというような中華正統意識にもとづく対外政策で匈奴を離反させて しまったためと思います。 僕は王莽は「暗君」か「奸臣」のカテゴリーに入れるべきと思います。 >中国では桀王が初代暴君でしょうか? 実在は立証されてないと思いますが、そうでしょう。 >1董卓 >2孫皓 >3袁術 これは納得です。 >石虎なんかも有名ですよね? 有名じゃないかも知れませんが、うちの掲示板でも話題に上ったことはあります。
最近、暴君がテーマになっているので、こちらも一言。 西洋・東洋の歴史を問わず「暴君」と称される人物は多々いることは事実です。 とはいえ、その人物の評価を下すのは、その時の評価ではなく、後世の歴史が決めることだと 思いますね。 例えば秦の始皇帝。 中国史最初の皇帝として国家を統一、郡県制の施行や万里の長城建設などの「功績」という 実績がある反面、焚書・坑儒という思想統制などの「独裁者」という面もあります。 他にも魏の曹操や隋の煬帝など、一方では「名君」であり一方では「暴君」という、一方的 視野では判断を出来ない人物がいるのも事実です。 もちろんこのことは中国だけでなく、世界中にいえるでしょう。 結論。名君と暴君は紙一重・・・かな?
中山さまの翁方綱の『石洲詩話』の記述についてのお問い合わせですが、 「中国史ML」で常塚さまというかたからご回答をいただきました。 転載許可もいただきましたので、以下にその要旨を引用します。 > 恐らく、その記述というのは『石洲詩話』巻五の以下の記述ではな > かろうかと思われます。 > > -------------------------------------------------------- > 李長吉、詞調藻韻、故に自ら艶を發す。(後略) > -------------------------------------------------------- > (『叢書集成初編』収録版八十九頁) > > ですので、「*」に当てはまるのは「藻」ということになります。 > ご参考までに。
管理人さん、ギムさん、中根さん、レスどうもです。 ちょこっと私見をば。 そもそも民衆に恨まれたりするのが暴君なので王莽は 暴君のような気もします。 無理な遠征もしてるし・・・ その意味では煬帝も暴君の範疇かと。 中国以外ではネロとかイワン雷帝とかメジャーなのしか 浮かびません・・・ 中国では桀王が初代暴君でしょうか? 三国志に限っていわせてもらえば、 ベスト3 1董卓 2孫皓 3袁術 です。 上位二者は通史でも結構いい線行ってると思います。 あと、石虎なんかも有名ですよね?
永一(枕流亭亭主)です。 >中根さま >「遠く異朝をとぶらえば、秦の趙高・漢の王莽・梁の周イ・唐の祿山、 >(安祿山)・・」 秦の趙高と梁の朱イは、そもそも君主じゃないですね。どちらかというと奸臣 かなあ。 >この文章は趙翼『二十二史剳記』ですね。趙翼はやはり歴史を見る眼が >確かだと思います。「聖賢」というところを入れた所がおもしろい。 中根さんは原文読んでおられるんですよね。 僕は孫引きで引いてきたんですが。p(--) 僕も面白い表現だという印象があったので、記憶に残ってました。 >ただ、朱子学を改悪してしまったのは朱元璋なんですよね・・ >思想史的には十二分に暴君です。 中根さんの専門のお話ですね。 朱子はいろいろ曲解されるとは聞きますが、朱元璋もですか。 >中山さま どうもはじめまして。 >「李長吉(李賀)の詞調と*韻は湧くが如く……」といった記述があるそうで、 >その「*」のところが何という漢字かご存じの方、どうかお教えください。 僕の手には余ると判断しましたので、勝手ながら「中国史ML」のほうにご質問 の内容を転送させていただきました。ご了承下さい。 MLでの回答ありしだいということになります。お役に立てませんで申し訳あり ません。 >みなさまの輪をみだすような、ずうずうしい書き込み、どうかお許しください。 いえいえ、遠慮なさらずに発言なさって下さい。
はじめまして。サイトは何度か見させていただいてましたが、 書き込みは初めてだと思います。 中国史MLに書き込みされてたので、そこからジャンプしてきました。 といっても、質問に対する答えではありません(すいません、きっと もっとお詳しい方がご回答されるでしょう) 掲示板を読ませていただいて、「暴君」について書かれていたので、 少し参加させてください。 わたくし、自分のサイト(「中国歴史あら?カルト!」といいます)で、 勝手に中国史上ベスト(ワースト)1をランキングする「ギネスブック」 のコーナーをつくってます。そこで、「暴君」という項も過去につくりました。 1位候補として、北斉の文宣帝、海陵王、劉宋の後廃帝などを挙げたのですが、 結局1位は、明太祖朱元璋といたしました。 私は歴史に関しては素人で、漢文等も読めません。ですから、日本語で書かれた 歴史関係の書物から適当に引っぱってきて作っているサイトですが、よろしければ いちどご覧くださいませ。http://village.infoweb.ne.jp/~yamamott/
はじめまして。とつぜんですみません。 いま、仕事で中国関係のことを調べているのですが、 翁方綱の『石洲詩話』の巻五をお持ちの方、いらっしゃらないでしょうか? その中に李賀への記述があるそうで、お教えいただきたいこと、 一点あります。 「李長吉(李賀)の詞調と*韻は湧くが如く……」といった記述があるそうで、 その「*」のところが何という漢字かご存じの方、どうかお教えください。 みなさまの輪をみだすような、ずうずうしい書き込み、どうかお許しください。
どうも、中根です。就職活動が大変で、何分漢文を読む時間が裂かれるのがつらい 毎日です。ああ、訳しかけの漢文に手が付けられない!情けなや・・ >1ファンさま >清盛は暴君じゃないですか・・・ >一応王莽と比較されているところから挙げてみましたが・・・ 僕も永一さんと同意見です。平清盛は暴君ではないでしょうね。 平家物語巻1の「遠く異朝をとぶらえば、秦の趙高・漢の王莽・梁の周イ・唐の祿山、 (安祿山)・・」という文章、広く人口に膾炙していますが、これ、どうなんでしょう、 中国の暴君を列挙したより、謀反人を列挙した文のような気がしますねえ。 >永一さま >単に(内部粛清で)殺した数なら、明の洪武帝・朱元璋でしょうね。 >ただ「明祖は一人にして聖賢・豪傑・盗賊を兼ねたり」とまで言われる >評価の難しい人ですけど。 この文章は趙翼『二十二史剳記』ですね。趙翼はやはり歴史を見る眼が 確かだと思います。「聖賢」というところを入れた所がおもしろい。 杉山正明氏は朱元璋を評して「人類史上最悪」といってますが、 これはいいすぎじゃないかなあ、明初は少なくとも庶民には良い時代ではあったか、 と思いますね。多く粛清されたのは官僚なわけで・・ ただ、朱子学を改悪してしまったのは朱元璋なんですよね・・ 思想史的には十二分に暴君です。http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/
>1ファンさま >清盛は暴君じゃないですか・・・ >一応王莽と比較されているところから挙げてみましたが・・・ 『平家物語』ですね。王莽も奸雄暗君ではありますが、暴君ではない気がします。簒奪 者ですし、政策は時代錯誤で民衆を苦しめましたが、あまり残酷粗暴なことはしてない 気がします。 って、息子殺しとか暗殺とかしてるか…。p(--;) まああまり大規模にはやってないよーな気が…します。 >頼朝=曹丕 >義経=曹植 >範頼=曹彰 >実朝=曹叡? > >北条時政=司馬懿 >北条義時=司馬昭 ・・・絶句してしまいました。いやはや。 司馬氏も北条氏も政権を内部から乗っ取ったってのはありますし、やり口も冷徹な狡智を 感じさせるものではありますが。うむむぅ。 >ちなみに中国一の暴君は誰でしょうか? ギムさんもおっしゃってますが、単に(内部粛清で)殺した数なら、明の洪武帝・朱元 璋でしょうね。ただ「明祖は一人にして聖賢・豪傑・盗賊を兼ねたり」とまで言われる 評価の難しい人ですけど。(君主でなくていいなら毛沢東ってのもアリかな。犠牲者は 洪武帝以上。でもこちらも評価はムズいなー) >ギムさま >よく考えますと、中国って暴君って割合少ないと思われるんですが・・・ まあ、中国も古くから君主の伝はたくさん残ってますから、数だけならワイコラ挙げら れますが、割合は多少なりそうかもしれませんねえ。 >以外な所では、アイユーブ朝のサラーフ・アッディーン、通称サラディン。 >捕らえた十字軍の将兵300人の目をえぐって、リビア砂漠に放り出したりしてます。 サラディンは、掠奪もやらず、十字軍捕虜を(身代金とって)生かして帰したりしてる ので、ヨーロッパ側にもその勇武と寛容を賞讃されたってな人物ですけどねえ。十字軍 の蛮行の対比として称揚されますが、そういう側面もあったんですかねえ。 >暴君と言って良いのかわかんないけど、朱元ショウ(字がないよ〜)は殺し尽くしたと >言う点では一番でしょうね〜。金の海陵王・完顔亮なんかは暴君ですよね。 そうですね。朱元璋による胡惟庸の獄などの粛清はケタがちがいますねえ。完顔亮はケタ はそれより小さいですけど、独裁者型暴君でしたね。 よく調べてませんけど、五胡十六国や南北朝時代あたりは暴君が多そうですよ。大宮殿を 建てて婦女を徴発しその夫を殺す君主とか、シラフだと名君だけど酒を飲むと豹変する君 主とか…。
オヒサシブリデゴザイマス。 ギムでございます。 よく考えますと、中国って暴君って割合少ないと思われるんですが・・・ 他の国では割合有名名君でも結構暴君って多いような感じですけど。 イギリスではクロムウェル、ロシアでは女帝エカテリーナ、フランスでは狂王フィリップ6世、 チンギス・ハーンは民族の性質上しかたのない事なのかも・・・ 以外な所では、アイユーブ朝のサラーフ・アッディーン、通称サラディン。 捕らえた十字軍の将兵300人の目をえぐって、リビア砂漠に放り出したりしてます。 そうゆう所から見ると、中国ってやっぱり儒教・道教の国なんやっておもいますね〜。 光武帝・劉秀が一番かっこよさげかな。 まあ、ギム的に言えば基本的にトップよりはNO,2が好きなんですよね。 しかも、怪しいやつ。 中国・明の道エン、日本の道鏡、十字軍のピエール、ロシアのラスプーチン・・・ うわっ!みんな『怪僧』ばっかり・・・ 暴君と言って良いのかわかんないけど、朱元ショウ(字がないよ〜)は殺し尽くしたと 言う点では一番でしょうね〜。金の海陵王・完顔亮なんかは暴君ですよね。
書き忘れましたが、曹操は清盛だったりします。
どうも、レスありがとうございます。 清盛は暴君じゃないですか・・・ 一応王莽と比較されているところから挙げてみましたが・・・ ところで 私の中に源氏=曹氏説があります。 頼朝=曹丕 義経=曹植 範頼=曹彰 実朝=曹叡? 北条時政=司馬懿 北条義時=司馬昭 てな感じで・・・ ちなみに中国一の暴君は誰でしょうか? (これは難しいかも・・・)
永一です。 2日連続で、人物事典を更新しました。 民国あたりをちょろちょろと〜、でもやっぱりどこが変わったか分からないかな? >きいわこさま >なお、石勒の自己評点は >漢の高祖>漢の光武帝=石勒(自分)>曹操and司馬懿 >のようです。 それもどっかで聞いたことあります。 曹操派の僕としては悲しいです〜(T_T)〜** 石勒の言葉には、魏・西晋が短命に終わったことへの非難と、自分が光武帝のよう に秦漢の栄華を取り戻す英主になるぞという自負が含まれてるんでしょうね。 >日本史の目立つ2代目というと、蘇我馬子・藤原不比等・北条義時を思い出します。 馬子って二代目でしたっけ? ああ父親に稲目って人がいましたか。 でも蘇我姓を名乗ったはじめって竹内宿禰の子とされる石川麿(実在はあやしいで すけど)では?(初代とか二代目とかって基準が分からないですね。 藤原不比等はなかなかよいですね。鎌足の子で藤原氏発展の基礎を築いた人ですね。 北条義時って、時政の子で…なにしたんでしょ? >取り合えず、晩年の豊臣秀吉ってことにします。次点がずっと下がって信長。 秀吉暴君説ってあるみたいですね。無意味な外征やったとか秀次や利休殺したと かってだけじゃなくて、この時代は税もかなり重かったとか。 日野富子は…、おっしゃるとおり旦那が頼りなさすぎたんでしょ。彼女のやった ことについての評価は必要でしょうけど、暴君の代表とは思わないです。
永一(管理人)です。 久しぶり(ほぼ二カ月ぶり)にメインの人物事典を更新しました。p(--;) 元・清・民国あたりをちょこちょこっと増やしたんですが、どこが変わった か分からないかも…。 >1ファンさま >市立図書館にあるかな? >無かったら買わねばならぬかも・・・ いや、平凡社版はともかく明徳出版社版は買わないほうがいいような気が。 買うと多分泣きます…。 >ちなみに日本一の暴君てだれでしょうね? さあ…、こういうのを規模で考えちゃうと、統計数字になっちゃうからイヤ なんですけど。信長と秀次とじゃ、あまりに格が違いすぎると思います。 信長の評価できる面を除いちゃえば、信長はすっごい暴君でしょうね。比叡 山・長島・越前の殲滅戦は、日本史でも有数の虐殺シーンですから。 平清盛は暴君なんでしょうかね?まあ、奢りもあれば民衆搾取もあるんでし ょうが…。 >内藤猫さま >そーいえば中華書局の正史シリーズ以外に1活字で、2句読点付きの >正史って無いのでしょうか? ごめんなさい。ちょっと分かりません。 >大躍進の失敗で一千万人以上の餓死者が出たときも、毛沢東に言わせ >ると「少々の死者がでた」と言ったと聞きました。 >かの国で為政を誤ると恐ろしいですね。 晩年の毛沢東は…、もう人格変わってるとしか思えない暴言だらけですね。 中国の歴史上では、戦争によるにしろ暴政によるにしろ死者の数のケタが、 違います。紀元前からしてすごいのですが、近代以降になってますますエ スカレートしてます。人口増えたってのはありますが、なんだかなあ…。
きいわこです。久しぶりに、お邪魔します。 >石勒 今更の話題です。側近に史記を読ませた話は、十八史略(徳間書店のを立ち読み)にありました。 十八史略では、史記ではなく漢書となっています。 なお、石勒の自己評点は 漢の高祖>漢の光武帝=石勒(自分)>曹操and司馬懿 のようです。(こういう書き方でいいのか?) 日本史の目立つ2代目というと、蘇我馬子・藤原不比等・北条義時を思い出します。 どれも2代目というのには無理がある人々かな?いわゆる創業の2代目ってことで。 私にとっては、お父さんの鎌足より不比等の方がポイント高いです。 >日本一の暴君 取り合えず、晩年の豊臣秀吉ってことにします。次点がずっと下がって信長。 平清盛には、暴君のイメージはありません。 それとも、応仁の乱という戦国時代の幕開けの原因となった日野富子も問題かな? でも彼女は旦那が政治を省みないゆえ孤軍奮闘したところがありますから、 暴君というのは気の毒でしょうか。女性には甘い私です。http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/
正史の情報ありがとうございます。 そーいえば中華書局の正史シリーズ以外に1活字で、2句読点付きの 正史って無いのでしょうか? >う〜ん、中国では史上人物たちのやることなすこと規模が大きいで >すからね。 大躍進の失敗で一千万人以上の餓死者が出たときも、毛沢東に言わせ ると「少々の死者がでた」と言ったと聞きました。 かの国で為政を誤ると恐ろしいですね。 >遊牧民は漢民族みたいな長子相続でなく、長老会議によって後継者 >を決めるので、有能なものが擁立されやすいって聞いたことありま >す。 やっぱ対外危機意識が強いと自然とそうならざるを得ないんでしょう ね。今のロシアや韓国を見てるとそう思います。
管理人さん、内藤猫さん、中根さん、紹介ありがとうございます! 是非探してみたいと思います。 市立図書館にあるかな? 無かったら買わねばならぬかも・・・ ちなみに日本一の暴君てだれでしょうね? 平清盛?織田信長?殺生関白?
永一(管理人)です。 桜がきれいな季節になりました。でも花より団子、はたまた酒…の枕流亭亭 主です。 >1ファンさま >お試し版もあるので暇なときにでもダウンロードしていただければ・・・ どうも、見させていただきます。 >どうでもいいけど中国は暴君が多すぎですね。 >日本にはあんまりいないのが不思議です。 う〜ん、中国では史上人物たちのやることなすこと規模が大きいですからね。 日本では、暴君はいても小ぶりな気がします。戦国時代や江戸時代諸侯にも、 いろいろいましたが、つつましい…のかなあ?(--)ゞ >何とか日本語訳を探してみます。(後漢書・晋書)。 これについては、中根さんのおっしゃるとおりです。 正史は、『史記』『漢書』『三国志』以外は現代日本語の完訳はないです。 平凡社『漢書・後漢書・三国志列伝選』の『後漢書』部分では、三国志がらみは そんなに出てなかったと思いますし、明徳出版社『晋書』は制度史アプローチな ので、人物データベースには役立たないよーな気がします。 >内藤猫さま >そうですね、清朝は凄いですよね。太祖から宣宗辺りまで八代ぐらい >連続で名君じゃないでしょうか。 >モンゴルも・・・はタダ優秀な人物が汗位を奪取してるだけなのかなァ。 これは耳学問ですけど、遊牧民は漢民族みたいな長子相続でなく、長老会議によ って後継者を決めるので、有能なものが擁立されやすいって聞いたことあります。 実際、有能なものを立てないと、塞外では生き残れないって話で。 でも、清朝は康熙帝が太子密建をはじめた後も、比較的いいのが続いてますね。 >中根蒼竜さま こんばんは。僕のいたらないとこレスしていただいて、どうもありがとうござい ます。 >『晉書』は・・僕が翻訳メンバーに参加している「解體晉書」で翻訳中です。(^^ゞ 前から知ってるんですが、そういや僕はあそこで挨拶したことないですね。 王羲之伝、楽しみにしてます〜。
どうも、中根@飛竜在天です。 ご無沙汰しております。 >1ファンさま >何とか日本語訳を探してみます。(後漢書・晋書)。 『後漢書』なら全部ではないですが、日本語訳はありますよ。 平凡社から「漢書・後漢書・三国志列伝選」という書名で出ています。 『晉書』は・・僕が翻訳メンバーに参加している「解體晉書」で翻訳中です。(^^ゞ 「解體晉書」は、僕のHPからリンクしておりますのでこちらもどうぞよろしくお願いします。 後、越智重明先生の部分訳が明徳出版社から出ています。 >内藤猫%宣和遺事読書中さま >自分も漢文読めないので文語訳ぐらいなら有るんじゃないかと思って >探してるんですけどなかなかめっけられないです。請情報。 文語訳・・はないですね。少なくとも、僕が見た限りでは見当たらないですね。http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/
どうも、掲示板へは初めて書き込ませて貰います。 >清朝なんか奇跡みたいなもんですね。 そうですね、清朝は凄いですよね。太祖から宣宗辺りまで八代ぐらい 連続で名君じゃないでしょうか。 モンゴルも・・・はタダ優秀な人物が汗位を奪取してるだけなのかなァ。 >何とか日本語訳を探してみます。(後漢書・晋書)。 訓点付きなら多分汲古書院から出版されていると思いますよ。 自分も漢文読めないので文語訳ぐらいなら有るんじゃないかと思って 探してるんですけどなかなかめっけられないです。請情報。
おっ、リンク成功してる。 言い忘れましたが、本の紹介ありがとうございました。 何とか日本語訳を探してみます。(後漢書・晋書)。 漢文は難しいですからね。
管理人さん。 レスありがとうございます。 一応公開してるんですがシェアウェアなんですよ。 お試し版もあるので暇なときにでもダウンロードしていただければ・・・ 二代目のダメな家系は劉さんところですね。 どうでもいいけど中国は暴君が多すぎですね。 日本にはあんまりいないのが不思議です。http://www2u.biglobe.ne.jp/~dnak/sangoku/sangoku.htm
永一(管理人)です。 >1ファンさま はじめまして。 >私も歴史人物(日本・中国)の人物データベースを作ってます。 それはURL上でってことでしょうか? もしそうならアドレス教えていただければうれしいです。 見に行きます。 >何かお勧めの資料は無いでしょうか? う〜ん、僕は「三国志」について大した知見はないので。 ただ、『後漢書』『晋書』ベースの資料にまで切り込みたいのでしたら、 最終的に原文読まなきゃいけなくなるんじゃないのでは? 漢文読めない僕がいう台詞じゃないですけど。(自戒) 中華書局版が読みやすいと聞いたことがあります。 お役に立てませず。 >三代続いた優秀な家系といえば曹操を思い出しますね。 そうですね。でも曹丕・曹叡があまりにも短命だったと思います。 魏ファンの僕としては悲しいです。(;_;) >ちなみに影の薄い二代目って多いですね。 >足利家の義詮とか。徳川秀忠とか。 >北条氏綱もそうですね。 日本史ではそうかもしれませんね。 中国史では、唐太宗・李世民とか、宋太宗・趙匡義とか、強烈な二代目がいますよ。 まあ三代目はコケてますけど。 ちなみに北条氏綱は優秀な二代目ですよ。江戸城をえたのも、小弓公方・足利義明を 倒したのも彼の時代ですからね。単にマイナーで知られてないだけだと思います。能 力的にも早雲と比べるのはなんですが、氏康と比べて遜色ないと思います。 >WIZARDさま >三代続いた優秀な家系は群雄割拠の時代に多いと思います。 >初代が統一王朝を立てた場合、 >どうしてもその後は格が下がると思うので。 真樹さんの意見を裏返したようなご意見…、治世の三代優秀は難しいですかね? う〜ん、乱世ってのは地方政権レベルの名将・名君まで著名になりますからね。 三代続いた優秀さってのが目立ちやすいのでは。元集合が多ければ、例外も目 立ちますからね。徳川三〇〇藩のどこかで名君が三代続いてもあまり注目され ないでしょ。
こんばんは、WIZARDといいます。 三代続いた優秀な家系は群雄割拠の時代に多いと思います。 初代が統一王朝を立てた場合、 どうしてもその後は格が下がると思うので。 少なくとも武力に秀でてても認められませんから。 二代目三代目に求められる資質は 治世の才でしょうから。 そんな意味では徳川家の場合は二代将軍が 信康ではなく秀忠だったから名君になったのでしょうね。 って日本史か。
管理人さんこんばんは。 三代続いた優秀な家系といえば曹操を思い出しますね。 ちなみに影の薄い二代目って多いですね。 足利家の義詮とか。徳川秀忠とか。 北条氏綱もそうですね。 って日本史か・・・
永一☆枕流亭亭主です。こんばんは。 >「創業と守成、いずれが難き」 うーん、創業の人と守成の人では求められる能力が違うと思うんですよね。 創業の人は、まず軍事的才能がいるんですけど、 より重要なものには「人たらし」の能力がいりますね。これは調略タイプと カリスマタイプのふたつがありますが。 創業の人の行政的才能ってのは、おっしゃるとおりで最低ラインさえ割らな きゃいいって気がしますね。 対して守成の人は、軍事的才能より行政的才能が必要で、もし君主に行政的 才腕がなくても、補佐役にそれがあればいい。むろん君主の側に良い補佐役 を見抜く慧眼と信任する大度が必要不可欠ですけど。 徳川家光なんかも、土井や青山らに支えられた部分大きいですしね。 >優秀な人物が三代続くというのは、稀有なことなんだなあ そうですねえ。清朝なんか奇跡みたいなもんですね。 徳川三代も秀忠が再評価されて、今は名君にされてるのかな?
はじめまして。 人物紹介がとても多いページですね。 私も歴史人物(日本・中国)の人物データベースを作ってます。 とりあえず三国志がメインなんですが、後漢書・晋書ベースの資料が 少なくて苦労しています。 何かお勧めの資料は無いでしょうか?
どうも、真樹操です。 >後継者 「創業と守成、いずれが難き」といいますが、守成のほうが難しいと私は思いますね。 創業のときはだいたい天下大乱群雄割拠のときなので、幸運で天下が転がり込む可能 性もあります。民衆も「とにかく誰でもいいから戦を終わらせてくれい!」と思って いるので、支持をとりつけやすいです。でも二代目、三代目になるとそうはいかない。 初めは「命さえ助かれば文句はいわない」と思っていた人々も、「もう少しいい暮ら しがしたい」と思い始めるので、より行政的手腕が求められるときなのに、二代目・ 三代目にその能力があるとは限らない。というより、ない場合のほうが絶対多い! いやもう歴史の流れを見ていると、優秀な人物が三代続くというのは、稀有なこと なんだなあとつくづく思いますね。 たいていの国家(王朝)は二〜三代でつぶれてしまう。 運良く(?)三代目がしっかりしてると、国家は安定路線に乗ってそのまま数百年 存続してしまう(それはそれでまた別の弊害があったりするんですが^^;)。 やっぱり三代目がカギですねえ。徳川十五代だって三代目家光のおかげでしょう。
永一(管理人)です。 新年度のはじまりですね。学校出てからというもの、新年度にはあまり 感慨がないんですが。齢を重ねることには感慨がある…。 昨日は年度末+月末+金曜日と重なって、仕事場でキレかけていたワタ クシ…。 エイプリル・フールネタは思いつかないのでパスすることにします。 (あちこちでやってるみたいですけど) >きいわこさま >私は、西晋の滅亡を、三国志の延長と考えてしまいます。 そういうとらえかたあるみたいですね。『後三国演義』でしたっけ? 未読ですけど、石勒も出てくるんですよね? >でも、西晋滅亡も単に為政者の無能とは片付けられない面が(多分)あるんでしょうね。 いや〜、為政者の無能や失政というのは、王朝の基盤をゆるがす要因と して大きいと思いますよ。天災や好不況なんかだけでは王朝ひっくり返 らないと思います。むろん為政者の責任ってのは、皇帝ひとりに帰して いいものじゃないとは思いますけど。 西晋は、建前上の創業者(司馬炎)からして問題ある人ですからねえ。 二代目は無為無策で、奥さんに頭上がらず、権臣が私腹をこやして、邪 悪な人同士がお互いを推挙しあって「互市」のようと評される始末。 こりゃコケます。石勒が(この場合王衍を人身御供にして)政治責任を 追及するのはもっともだと思いますよ。 >真樹操さま ご訪問ありがとうございます。 >「ワ、ワシは何も知らん。ワシのせいじゃない。ワシは何も関与しとらんのだ。 >そもそも若いころから政治にはあまり関心がなかったので……」 >「なにぃ? 世間にも名の通った政治家のくせに、『政治に関心がなかった』だと? >そんなとぼけた言い逃れが通ると思ってるのか。あんたが国をぶっ潰したんじゃないか、 >いさぎよく責任をとってもらおう!」 そんな感じですかね。(^^) 王衍カッコ悪い…ですが、まあ清談指導者としての彼の哲学を率直に表 明している気もします。無為無策が老荘の道ですから。 魏晋時代ってこういう人物を顕官に登用するのが多いですね。 やっぱり時代かなあ。 >惜しむらくは、後継者にめぐまれませんでした。 石弘・石虎ですね。とくに三代目石虎は暴君の典型みたいな人ですね。 煬帝を粗暴にしたような感じで。 >実用的な文書は少しは読めたんじゃないでしょうか? なるほど、可能性はある気がします。まあ僕は側近がデタラメ 並べたら即座にそれを見抜くくらいの賢明な石勒を想像(妄想) してるんですが。
どうも、このBBSにはお初の真樹操です。 きいわこさん、こちらでもこんばんわです(^o^)。 >石勒 ここは石勒がカッコイイというよりも、王衍がカッコ悪い場面なんですよ。 漢文訓読は、慣れないうちはどうもみんな荘重な感じがしますが、ここはそれほど 名文というわけでもありません。 現代風に書き直せば、 「ワ、ワシは何も知らん。ワシのせいじゃない。ワシは何も関与しとらんのだ。 そもそも若いころから政治にはあまり関心がなかったので……」 「なにぃ? 世間にも名の通った政治家のくせに、『政治に関心がなかった』だと? そんなとぼけた言い逃れが通ると思ってるのか。あんたが国をぶっ潰したんじゃないか、 いさぎよく責任をとってもらおう!」 てな感じでしょうかねえ。 「侍臣に史記を読ませていて、高祖とレキイキの場面になると……」のエピソード は私もどこかで読んだ覚えがあります。けっこう有名なエピソードらしいですね。 でもあまり話が出来すぎているので、「作り」じゃないかという気がするんですが(^^ゞ。 しかし創作だったとしても、「そういう逸話が生まれても不思議ではない人物だった」 ということですね。今の言葉で言えば「政治的センスがあった」ということでしょう。 惜しむらくは、後継者にめぐまれませんでした。 >文盲 若いころ悲惨な生活をしていたので、勉学する余裕などなかったというのは解るんですが、 これくらい頭のいい人だったら、出世した後でも文字くらい覚えられたと思うんですけどね。 覚える気がなかったんでしょうねえ、きっと。 自分が偉くなったら、家来に「おまえ、読め!」と命令すれば良いわけですから。 でも全然読めなかったら、読み上げ係がデタラメを言っても解らないわけだから、 実用的な文書は少しは読めたんじゃないでしょうか? 史記などは当時の言葉と比べても古文(文語体)なので、読解できなかったんじゃ ないかと思います。単なる想像ですが……。
こんにちは。きいわこです。 >石勒 >勝者となった石勒が捕虜となった王衍を引見して責任追及! あ、そうか。冷静に考えてみれば、カッコイイとは言えないかも。 以下、ただの言い訳です。 私は、西晋の滅亡を、三国志の延長と考えてしまいます。 最終的な勝者が、三国の誰でもなく魏を乗っ取った晋であったこと自体、 結構悲しいのですが、アコギな手段で王朝を乗っ取ったんだから、 真っ当な国造りをしてもらわなくっちゃ、英雄達が浮かばれないじゃないかァ! という気持ちになってしまうわけです。 だから、西晋滅亡に対して、他の王朝より一層、首脳陣に対する怒りがこみ上げてきます。 石勒が何だかそういう怒りを代弁してくれた気がして、このシーンが印象に残っているわけです。 でも、西晋滅亡も単に為政者の無能とは片付けられない面が(多分)あるんでしょうね。
永一(管理人)です。 >六波羅文乃さま ごぶさたしてました。 使者の馬が走る音〜忘れてましたが、たしかに良かったですね、あの音。 >光武帝・劉秀 僕も彼の事績は日本語になった文章で知ってるだけですから。 漢籍・漢文が読める力があればいいんですけどね。 それともやっぱり二十四史日本語訳がどこかの出版社で…とか。 読めもしない漢籍買ったりすることのあるワタクシ。 で、日本語訳刊行されたら買うか?まず間違いなく買うでしょう。 去年はちくま『漢書』全巻買ったし。 でも通読するかどうかは、また別問題…(-_-;;。
久しぶりに書き込みします。 三國志7、面白いですか。私は新しいパソコンを買ってからになります(^^;) 2は良かったですね。これは初めてやったSLGということもありますが・・。 使者の馬が走る音が好きでした。 光武帝・劉秀(と言うか後漢初)は気になりますが・・ 『後漢書』(中華書局の)がなかなか読めずに、まだハマるところまで行ってません。
永一★枕流亭です。 >きいわこさま >「君は少壮にして朝(朝廷)に登り、名は四海を蓋い、身は重任に居る。何ぞ宦情無しと >言うを得んや。天下を破壊せしは、君に非ずして誰ぞや」 ええと、引き引き…。あった!3巻391ページ。 この台詞ってカッコイイですか? まあ王衍の言い訳はしごくカッコ悪いとは思いますけど…。 勝者となった石勒が捕虜となった王衍を引見して責任追及! …あんま、かっこいいとは思えないっス。なんか当然の話でしょって感じで。 在野卑官の人が権力者の責任を追求!とかならカッコイイと思いますけど。 むむむ。 >もう一つ、宮崎市定 「史記を語る」より >石勤は字が読めなかったので、侍臣に歴史書を読ませたそうです。 (中略) >優れた政治家は、同時に優れた歴史家でもあったわけだ。 あっ、これはいいですね。 どっかで読んだよーな気もしますが(…デジャヴュ)。宮崎市定 「史記を 語る」は読んでないので、ほかのなにかですが…。 英雄は歴史をおのずから知る〜みたいな感じで、よさげなエピソードですね。
こんにちは、きいわこです。 >石勒 いえ、全然知らないのですよ。ちょっと、こちらの人名事典で勉強させてもらいました。 この時代、未だにさっぱり頭に入りません。 陳舜臣中国の歴史より 西晋の太尉 王衍が、石勒に捕まったとき、自分は国政指導に関係しなかったと言います。 「少(わか)くして宦情(政治にたいする関心)無く、世事に予(あず)からず」 これが王衍のことばでした。石勒はこれにたいして、 「君は少壮にして朝(朝廷)に登り、名は四海を蓋い、身は重任に居る。何ぞ宦情無しと 言うを得んや。天下を破壊せしは、君に非ずして誰ぞや」 と、批難しました。 きっぱり跳ね除けているのが、カッコイイ。 もう一つ、宮崎市定 「史記を語る」より 石勒は字が読めなかったので、侍臣に歴史書を読ませたそうです。 ちょうど書を読んで、レキ食其が高祖に策を献じ、六国の後を立てようという段になって、 石勒は机を叩いて叫んだ。 危ない、危ない。これでは高祖は天下を取れないぞ。 しかし、次に張良が現れて、この計画が頓挫してしまう談になると、胸をなでおろしていった。 そうだ。そうこなくてはならぬ所だ。 優れた政治家は、同時に優れた歴史家でもあったわけだ。 ということです。 本当にこの二つのエピソードしか知りませんが、気になる方です。http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/
>鷹取 祐さま KOEI「三國志3」ですか…。 僕も大学のころスーファミ版でよくやった記憶があります。 はじめて城攻めの概念が登場したんだっけな…。 #KOEI「三國志」シリーズのいちばんの名作は、「2」だと #思ってますが…。最新の「7」はいいですよ。ようやくマンネ #リが打破された気がする。 >もう起きてる時間はゲームしてるか本読んでるかネットしてるかのどれかです 僕の起きてる時間は、イヤイヤ仕事してるか、酒あおりながらP Cに向かってるかのどちらかです。(もっとダメ〜ぢゃん、最近 本読んでないし、台湾行計画は進まないし…) >こちらのページの人名事典など読ませていただいて お恥ずかし。 三国時代は...あまり力入れてないです。m(__)m 三国系はURL上にあまりにたくさんあるので、まあ後回しでい いや…とか思いまして。 ちなみに僕は曹操ファンです。ハイ。 彼の人物偏愛癖とか詩藻とか、好きで好きで…もうタマりません。 ↑アブナイ近寄るな。 そちらの家頁にも寄らせてもらいます。ではでは。
永一(管理人)です。 なんか仕事以外のことで忙しく(爆)て、今月は無更新月間にな りそうです。 掲示板管理もメールのレスもほっぽらかしにしてます...。m(__)m >きいわこさま 雍正帝ですか。晁錯の件といい、きいわこさんの趣味は本当に シブいですねえ。(いや失礼!) けっきょく僕のナンバー1が決まってませんね。 うーん、やっぱ漢宣帝・光武帝・唐太宗の中から選びたいですね。 すると光武帝かなあ…。この人の部下なら苦労しそうだけど、や っぱ安心できますからねえ。大人しい感じでスキだらけにみえる けど、押さえるとこは押さえてしっかり名君してるし。変なこと しなきゃ粛清される心配もないし。ついでに愛妻家(ロリ趣味?) だし。 なによりこの人のボヤキぶりが好きだな〜。 なんかミーハーな理由ですが、いちおう後漢世祖光武帝・劉秀君 がナンバー1ということに決めました。 いや、悩んだ末の結論ですよ。 宣帝は霍光君とセットで大好きだし(陳舜臣氏の影響だな)、 李世民君は項羽と劉邦を足したより格好よくて大人(たいじん) だと思ってます。 ところで、石勒のかっこよい台詞ってなんですか? (僕も勉強不足だし、記憶もあやしいし…)
こんばんは。お久しぶりです。 中学生くらいの時にやった三国志3を手に入れて今頃はまってます(笑)。 原作も初めて読んでみたんですがおもしろいおもしろい。 もう起きてる時間はゲームしてるか本読んでるかネットしてるかのどれかです(ダメじゃん)。 読み終わったらまた別の時代のものも読んでみたいなあと思ってることです。 で、思いだしてこちらのページの人名事典など読ませていただいて 掲示板覗いてみると永一さんも三国志。 なんかおかしかったです(笑)。http://www5.airnet.ne.jp/yukm/
きいわこです。 >中国皇帝のナンバー1ですか? >似たような話題が別の掲示板でありましたねえ。 ありましたねえ。いや、メジャー10ぐらいならいけると 未だに思っていますが・・・すみません。 一人というと、やっぱり雍正帝にさせてください。この手の皇帝が好みなので。 後は、宋の太祖でしょうか。 王朝の創業者というと、多かれ少なかれ、ダーティな部分がありますが、 この方は、一番クリーンな方だと思うんです。 あと、漢で一人選べとなると宣帝になると思います。 光武帝はいいんだけど、最近ヴェトナムに偏っている私としては、 徴姉妹を斬ったのがやむを得ないとしても悲しいので。 それと、五胡十国の石勒。いえ、どんな方か全然知らないのですが、 カッコイイ台詞をいってるので。 あれ? 一人を選ぶんでしたっけ。 >雍正帝ブーム 日本でいうと、徳川秀忠ブームというところでしょうか。 秀忠も、地味ながら切れ物の政治家だったそうで。http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/
永一(管理人)です。 コーエーの「三國志7」にハマり中です。 >李小狼さま 中国皇帝のナンバー1ですか? 似たような話題が別の掲示板でありましたねえ。<きいわこさま あれはメジャーなの5人選ぶってのでしたか。 でも選び切れなかったような…。 この手の話題って、基準の取り方によって、または人の好みによっ て、全然違う結果が出そうですね。 取りあえず、賢愚や後世の評価は別としてメジャーなとこで、 秦の始皇帝(瀛政)・漢の高祖(劉邦)・漢の武帝(劉徹)・ 蜀漢の昭烈帝(劉備)・隋の煬帝(楊広)・唐の太宗(李世民)・ 唐の玄宗(李隆基)・宋の太祖(趙匡胤)・元の世祖(フビライ)・ 明の永楽帝(朱棣)・清の康熙帝(玄Y)・清の乾隆帝(弘暦)・ 清の宣統帝(溥儀) とかとかいますねえ。 でもメジャーナンバー1は、やっぱ始皇帝かな? ぼかぁあんまり好きな人じゃないけど。 メジャー度を度外視して、名君・賢帝といえば、 漢の宣帝(劉詢)・後漢の光武帝(劉秀)・唐の太宗(李世民)・ 後周の世宗(柴栄)・宋の太祖(趙匡胤)・元の世祖(フビライ)・ 清の雍正帝(胤メj・清の乾隆帝(弘暦) とか挙げたいですねえ。 ここまで絞る間にも僕個人の好みが入っている気がしますが…。 この中で名君ナンバー1を…って、む、難しすぎる。 中国の国威を輝かせた皇帝って基準で選ぶと、 漢の武帝(劉徹)・唐の玄宗(李隆基)・清の乾隆帝(弘暦) あたりでしょうか。これの一番はやっぱ乾隆帝かな? あと最後に全くの僕の好みで行くと、 漢の宣帝(劉詢)・後漢の光武帝(劉秀)・唐の太宗(李世民) の三人は好きですねえ。どれも名君系ですが。 あと、正式な皇帝にならなかった魏の太祖(曹操)とか、認め られていない大順皇帝(李自成)とかも好きです。 あと失敗した理想主義者?前秦の世祖(符堅)も好きかなあ。 すいません、人の名前ばっか挙げてしまって…なかなか絞りき れないんですよ。
皇帝ネタがあるようなので、ちょっとこちらもリクエストを。 中国史において「皇帝」に君臨した人物は数多いですが「建国の父」や「中興の祖」と 言われる名君・賢帝もいれば、国家滅亡の原因となった愚帝(←造語)もいます。 ということで、秦の始皇帝から宣統帝・溥儀までの皇帝でNo1は誰でしょう? 一応、皇帝と指定していますが、別に王や自称皇帝といった個人的見解もOKです。 ちなみに自分の意見では、清朝4代皇帝・康熙帝を推薦します。メジャーすぎるかな?
>きいわこさま 中国では雍正帝ブームですか。意外だなあ。 >史実にそった重厚な人間ドラマ……いえ、勝手にそう思いこんでいるだけです。 官僚たちにお小言百連発の小姑皇帝の物語とか…(爆) >そのうち、日本にビデオが入らない……か。 う〜ん、ビデオ化は絶望的では?どっかのマイナー局あたりが、 こっそりと深夜帯でテレビ放映、とかならいくらか可能性あるかも…。 ケーブルテレビやBSだったら、うちはアウトだなあ。
きいわこです。 >雍正帝ドラマ 検索したら、いくつか見つかりました。 ドラマのタイトルは「雍正王朝」です。 http://www.ask.ne.jp/~jcin/newsjp/9902/0223.txt http://home4u.hongkong.com/arts/reading/tacitam/YZ/index.html http://www.hkatv.com/drama/yzd/talkyzd.html >どんな内容なんでしょう?しぶいオジサマの物語かな? 史実にそった重厚な人間ドラマ……いえ、勝手にそう思いこんでいるだけです。 主役の方は、以前、ドラマで諸葛亮を演じた人だった気がします。 「香港で放送された」は嘘で全国ネットのようです。 そのうち、日本にビデオが入らない……か。
>きいわこさま どうもお騒がせしてます。 >あと、北条政子とか日野富子とか あ゛っ!忘れてた…。(--;) 最近自分の脳味噌が腐ってるんぢゃないかと思う枕流亭主です。 (このところ職場でやってる将棋も負けが込んでるし…関係ないか) >日本の女がエラク強いと思いこんでおりました。 エラクかどうか知りませんが、活躍してると思いますよ。 >地元図書館で、香港で放送された雍正帝のドラマのシナリオらしきものを見かけました。 >40回放送されたようです。 乾隆帝のドラマは聞いたことがあるんですが、雍正帝ですか…。 たしかに堅物すぎてドラマの主人公には不向きな気がします。 どんな内容なんでしょう?しぶいオジサマの物語かな?
きいわこです。おかげさまでうちの掲示板が繁盛しています。 >日本には女傑はあまりいませんね。 >思いつくとこ卑弥呼か持統帝くらいかなあ。あと藤原薬子…やめとこ。 あと、北条政子とか日野富子とか……永井路子のファンです。ついでに里中満智子も。 私は古事記しか読んでいないので、日本の女がエラク強いと思いこんでおりました。 でも、これはこの時代の持統天皇の影響が、史書に現れているのかもしれませんね 全然中国史に関係なくなってしまいました。 地元図書館で、香港で放送された雍正帝のドラマのシナリオらしきものを見かけました。 40回放送されたようです。 原作が二月河という方で、康熙帝・雍正帝・乾隆帝の小説を書いたとか。 ああ〜読みたい! でも、人名しかわからないのが悲しい。 それにしても、雍正帝で40回とは渋すぎる……。 以上あてにならない報告でした。http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/
>ピロ皇帝さま ごぶさたしてます。 コーエー「三国志VII」ですか…。 まだやってませんが、世間の評判は上々のようですね。 これまでみたいに君主単位じゃなくて武将単位でプレイ するみたいですね。僕も買おうかな…。 司馬遼太郎『坂の上の雲』は未読です。自分も伊予人だし、 いつか読まねばとか思いつつ、取っかかりがないもので。
最近、コーエーのゲーム三国志の新作がでてたので、買ってしまいました。 就職して以来、なかなか中国史の本とかも読んでないので、これを切っ掛けに 読み始めようかな・・・。ちなみに今は中国史ではないのですけど、 司馬遼太郎の坂の上の雲っていうのを読んでます!http://www2s.biglobe.ne.jp/~CRTEA2/
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