「サイン」を見にいったんですが、オチに白けました。
まさか某古典の火星人襲来の話のパクリとはねえ。
弱点が★とはね。
今どきそんな頭の悪い異星からの侵略者がいていいのか!(笑)
しかも作中いちばん戦慄が走ったシーンが犬の吠え声だしさ…。
『春の魔術』を買ってしまったことだし、今日はフテ寝します。
宣和堂さま
違うんです!「既得権の上に胡坐をかく(という風習はイギリスには無かろうが(笑))と書いたのは、つまり、かの国は基本的に椅子に腰掛ける文化ですから、日本のように床に胡坐をかいて座るという習慣はないだろう、という意味なのです。湯水のように使う=浪費する、という慣用句が水の豊かな日本でしか通用しないのと同様(砂漠地帯の国々ではこんな表現はありえない)、この言葉も日本ならではだな、という揶揄をこめた表現のつもりだったのです。第一、イギリスに既得権を保持している層がいない、という前提で私が話を進めていたのだとしたら、私がサッチャーについて言った言葉は、まるで意味をなさなくなってしまいます。もちろん、英国には多くの既得権があったし、それを壊したからこそ、サッチャーは有能な改革者だったのです。わが国にもサッチャーのような政治家がいれば、と望む日本人はけっこう多いですが、それは福祉破壊の弱いものいじめをしろ、というのではなくて、発展の阻害となっている旧弊を破壊し、新しい活力を生み出してくれたから称えているのです。それを私は言いたかったのです。
エリス様
>既得権の上に胡坐をかく(という風習はイギリスには無かろうが
いや、あの国ほど既得権の上にあぐらかいてる国はなかったような…。何せ川のほとんどが貴族の領土なので、川釣りが貴族のたしなみ…なんて言ってる国だし…。属領であった香港ですらカツラ被って裁判してたぐらいですから、自分らが考えるよりも閉鎖的だと思ったのですが…。
それとも経済の上ではそうなんでしょうか?自分はそこら辺は暗いのですが、もしそこら辺で公平に保たれてれば、若者はロッケンロールにもフーリガンにも流れ出さずに結構なことだと思いますが…。
う〜ん、せっかくのカキコが文字化けして悲しい。
NAGAICHIさま
黒がかったピンク
なるほど。吉本隆明『私の「戦争論」』p.243(「国家なんかなくても民衆はちゃんと生きていけるんですよ。」)をおもいだす(爆)
いままで日本は先進国の文化文明を取り入れて進歩してきました。中国から、欧米諸国から、そしてアメリカから。しかし今や明確な模倣の対象がなくなり、日本は初めて自らの道を自らの手で切り開かなくてはいけなくなったのです。それがどんなに大変なことか。それを思うと過去の中国宋代に、王安石があれほど明確な改革案を打ち出し、なおかつ実行してかなりの効果を上げたことには、本当に心から賛嘆します。他の人たちはなんら明確な代替案があって反対していたわけではないのでしょう?当時の時代的背景を考えなければならないというのは確かに一理ありますが、問題が現に起こっているのに手をこまねいていた人々と、目に見える改革を実際に成し遂げていた人間に対しては、やはり評価を同じに出来ないのは仕方ないのです。
ところで司馬光は曹操を高く評価していたとか。彼のような保守的な人が曹操のような人物を褒めるのは奇妙な気がします。あるいは、自分と正反対なタイプに惹かれるという心理なのかな(笑)まあ、それはともかく。
管理人様
今の日本は上の人たちがダメダメなのですよ。雇用と教育にお金をかけるといっても、それを管理するのは結局、今の日本をダメダメにした官僚たちでしょう。お金の管理も当然。ちゃんと公正な使い方がされるのかな。それが問題です。そもそも正しい教育がなされるかも問題ですし。中国宋代は政治をする人たちがあまりにも下々のことをほったらかしにしていたから問題があった。だから王安石は政府による積極介入を行った。然るに、今の日本が抱えているのは逆の事態です。管理が行き届きすぎて行き詰まりを起こしている。私にはそういう気がします。規制緩和と所得税減税。これにかけてみたい気がしますね。私は日本人に独創性が欠けるとは思いません。今まであまりにも型にはまった教育や社会環境に置かれていただけです。その枠を取り払うことが必要と思います。確かに今の日本は高福祉社会ではないですが、上からの管理・規制で活力を失っている、という点では共通しています。それを壊さないといけない気がします。やはりサッチャーのように旧弊を壊せる人、創業型の人が必要なのではと思えるのです。サッチャーはただ弱いものいじめをしていたわけではありません。既得権の上に胡坐をかく(という風習はイギリスには無かろうが(笑))人々を打ち払い、新しい活力を目覚めさせたのだと思います。
明治維新に匹敵する大改革が必要なんだあ〜と声を大にして叫びたい気分です(笑)
http://j.people.ne.jp/2002/09/20/jp20020920_21522.html
新鄭ということは、鄭が弱体化してからだよね。
うーん、だめ管理人です。
>エリスさま
>現代日本をどう改革していいやらは、私にも明確なビジョンがあるわけではありません。
これは明確なビジョンを持っている人が今は少ないと思いますよ。
僕も明確と言い切るものを持ってません。
持っている人がいたとしても、たぶん今は実力もってないかと。
政治家や学者はあれこれ言ってますが、ホントに実効性があるかは疑問。
いわゆる構造改革も、景気や雇用にはむしろ劇薬で逆効果かもしれず。
ゆっくり傾いていくか、劇毒で死ぬかの違いだけかも。
僕は雇用創出と職業再教育にカネをかけることがいちばんだと思ってるんですけどね。
ただこれは即座に目に見える急速な効果はないですけど。
>「日本経済について??(その1)」に賛同します。
規制緩和も決め手になるかどうか。
内橋克人さんだったと思いますが、70年代に大幅に規制緩和をやったアメリカの
航空業界で、たしかに新規参入はあったんですが、かえって過当競争におちいって
ばたばた倒れていったというような事例を報告してました。
ごく最近のITバブルも似たような構造を感じるんですけど。
とにかく竹中さんでは不安だなあ。
>perdidoさま
ラインハルトのモデルについてありがとうございます。
僕もソースをはっきり記憶してなくて。
田中氏はモデルはいろいろいることは、昔から明言してたんですよ。
鹿角さんの言ってた衛青もありかなとは、思います。
僕はむかし賈似道かな?と思ったこともあり。
よく考えりゃ、姉の七光り以外一致点がない。(^^;)
あと僕の「自称」について過敏に反応して下さって、嬉しいやらこそばいやら。
あまりまともに相手してくれた人いないんですけどね。
(笑)とかやってりゃ、そりゃ当然。
色で表すと、僕は黒がかったピンクですね。(汚い色だ)
35年前ならみんなの一番後ろにくっついてたでしょう。
まあ、ここで書くのはちとはばかりのある、2chででもやるにふさわしいネタ
いくつかもってますけど。
インフレターゲッティングは言われてますけど(桝添さんとか)、たしかにハイ
パーインフレが怖い。
だからといってデフレじゃ不良債権処理できず。
株は、銀行は、国債は、財政は、というと、これは一挙解決する名策はないかも
しれません。「複合不況」を言い出したのは90年代初頭なのになあ。
「ミネルヴァの梟は夜に飛ぶ」というやつですか。
いや夜になっても飛んでくれるのか?
perdidoさま
確かにその通りなのですよ。「日本経済について??(その1)」に賛同します。規制の緩和、これは急務ですよね。日本全体を覆う、このえもいわれぬ閉塞感を打ち破る思い切った改革が必要なのに、遅々として進まないのは問題です。まあ、官僚が既得権を手放したがらない、とか、規制が無くなったらとんでもない混乱があるのでは、とかいうのはあるみたいですね。外資(特にアメリカの)がどんどん入ってきて、日本がのっとられる
とか言い出す人も出てきたみたいですが。
何か、日本が模倣できる、具体的な対象がなくなってしまった感じがする。自らの力でこの危機を乗り切れるのだろうか・・・。
そのため、何年か前から、調整インフレ策が提案されています
つまりインフレ率を3〜4%程度に調整しつづける。将来の物価上昇が確実であれば、消費者は今のうちに買っておこうとする。
インフレで地価が上昇すれば下落した地価が原因の不良債権問題が解決する。
貨幣供給量が増えれば、円安になるので輸出が増えて、外需が増加するので、経済成長率が高まる。
というわけです。しかし、インフレは調整が難しいのが古今東西問題で、金や元の滅亡の大きな原因になっているし、第1次大戦後のドイツ、一時期の南米などをなやませた大問題でもあったわけで、やはり「良く効く薬は、副作用も大きい」のがつらいところです。バブル期と同じにしないと解決しないのであまり意味はないと批判する研究者もいます。
ちなみにかの有名な高橋是清蔵相は、
通貨供給量を増やし、「日銀引き受けで赤字国債を発行する一方で、日銀が引き受けた国債の九十パーセントをその後売りオペ
(注;中央銀行が、手持ちの国債などを市中銀行などに売り出すことによって、民間の資金を中央銀行へ吸収する政策。金融引き締め時にとられる政策。)をによって、市中へ売却したのだ。こうすれば、赤字国債の消化が円滑に進み、しかも市中で消化されたのと同じことになるから、インフレ問題を引き起こすことはない。」(鈴木正俊『昭和恐慌史に学ぶ』講談社p.246)
ということですが、日銀は、国債を99年秋時点では、引き受けたがっていなかったということです。う〜ん、自分で書いていて理解できないところがある。本をよんでいて解った気持ちになるのはある意味恐ろしいことです。気をつけなければ。
NAGAICHIさま
>これも、今の日本の停滞の原因が高福祉にあるというならまだしもですが、
>そうではないでしょう?
>バブルの放漫経営のツケによる不良債権の増大
>製造業の海外脱出による産業の空洞化
>消費者の生活不安による内需の低迷
>などなどが原因と思います。
たしかにそうなんです。
サッチャーの改革に同感だという前言をひっくり返すようですが、
実は、日本がイギリスのような高福祉ではなかったというのが引っかかるのです。
たしかにシュンペーターというアメリカの経済学者が言ったとおり、「資本主義はその成功のゆえに社会主義化する」ことがあるわけで、経済規模が拡大、企業が大規模になるとそれを管理するために官僚化する社員がどうしても現われてきて慣例のとおりに処理をするので、活力が失われることがあるために、サッチャーはそういう傾向を逆戻りさせようと努めたというわけです。
なぜ自分がサッチャーの改革に賛成と強く考えているのか、いちばんの理由は、「シュンペーター自身の言葉で言えば、近代株式会社は、「資本家的動機の範囲を著しく縮小させ、最後には資本家的動機の根本をも殺してしまう」のである。」(森嶋通夫『サッチャー時代のイギリス』岩波新書)
つまり、日本がジリ貧にならないために、規制の緩和をして「資本家的動機」が存分に発揮できるようにし、特殊法人の整理とか「不急の官」を廃する、公共事業の見直し、公的資金の投入をして金融機関の整理をするといった改革です。
なにかこれって、ずうっと前から言われてきたことではないでしょうか。どうして遅々として進まないんだろう。
公共事業を見直すということは
不況で企業がリストラする。→雇用を確保するため、公共事業を起こそうと考える。
→公共事業で景気を回復しようにも、経済規模が大きくなっているため、それほど実感として効果が見込めないだけでなく無駄使いが多いと批判される。
環境問題もあるので配慮も必要になる。
だからといってやめたら路頭にまよう人が増える。→購買力が下がるのでますます不況になる。
。
典型的なデフレスパイラルに拍車をかけることになるわけです。しかし、だれのために公共事業をするのかと考えた場合に政治家のためではなかったかと考えるとその付けを国民に払わせるのはとんでもない、という考え方になるわけですが、なんか公共事業是か非かの議論ばかりで、このことまでつきつめて取り上げた議論をしている勢力はすくないし、あまり注目されていないのがつらいところです。きらいなやつのいうことは聞かないという感情的な話になってるような気がします。
しかも打つ手のケインズ政策に以前のような劇的な効果が認められない。そういう意味で、もしかしたら日本(経済)はイギリスよりも厄介な病気にかかってるのかもしれません。
perdidoさま
なるほど、ラインハルトのモデルってやはりアレキサンダーは入っていたのですね。若く美形で、あとアレキサンダーはマザコンで母親に逆らえなかったそうですが、ラインハルトはシスコンでアンネローゼに対する思慕、と思うわけです。ユリウス・カエサルもマザコンですね。でも彼はモデルの中に入っていないのかな。ナポレオンも母親に対する愛情ってすごく持っていたみたいです。英雄とその母親、という関係で言えば、まさにラインハルトとアンネローゼの関係の関係そのままです。アンネローゼは姉ですが、家事一切を切り回していて、事実上は母親的存在でしょう。
ナポレオンは非常に兵の心をつかむのが上手いというか、扇動的に名セリフをはいて兵士の士気をぐっと高めるのですよね。マキャベリも指揮官は口が上手くなきゃいけないといっています。でも田中芳樹氏はそういう、口の上手い人はお嫌いのようで、トリューニヒトとか、あと「七都市物語」の独裁者のように、そういう扇動的なセリフをはく人はたいてい悪役ですね。しかし、ラインハルトがもし口が上手ければ、もっと流す血を少なくして民主勢力を攻落させることが出来たかもしれません(笑)もともと天才的名将で、大変な美青年、カリスマ性もあり、良き統治をもおこなっていた、とくれば後は扇動するだけでしょう(笑)
ラインハルトのモデルについて、田中芳樹氏は、「アレクサンダー大王とか、ナポレオンとかカール12世とか」って『「銀河英雄伝説」読本』で語っているようです。(『「銀河英雄伝説」研究序説』三一書房,p.24)
アレクサンダーは、前336年、20才でマケドニア王となり、前333年、前331年とアケメネス朝ペルシャのダリウス三世の軍をイッソス、ガウガメラで破り、前326年には、インダス川にまで至ります。
ナポレオンは、コルシカの貧乏貴族の出身で、1795年、王党派の反乱を鎮圧した功績で、軍司令官になり、各地で転戦して武勲をたて、軍事的天才ぶりをしめす。
エジプト遠征中に帰国しクーデターで総裁政府を打倒、第一執政官となり事実上の独裁権を掌握、1804年、終身執政官になっていたナポレオンは国民投票で皇帝に選出される。
カール12世は、1697年にスウェーデン国王となり、ロシア、デンマーク、ザクセン選帝侯が彼をなめきって攻撃するが(北方戦争1700〜1721)、カール12世は、優れた指揮で連戦連勝した。
アレクサンダーとカール12世のように若く、アレクサンダーのように遠くまで遠征したこと、ナポレオンのようにクーデターを起こして銀河帝国の実権を把握、兵士や国民の歓呼のうちに幼女帝から「禅譲」に近い形で皇帝に即位したこと、全く同じとはいわないまでもこの3人をほうふつさせます。
ただ、マケドニアがギリシャで覇権を握ったのは、アレクサンダーの場合、前338年に父フィリッポス2世が、カイロネイアで、アテネ、テーベ連合軍を破ってからなのですが
宋代の話がでてきているのに、管理人は宋のことあんま知らないよなあ、マズイなあ
と思ってたら、こんなの見つけました。
http://homepage1.nifty.com/hihasui/souindex.htm
いやあ、笑った笑った、大爆笑。
こんなおもろい網頁知らなかったというのは、じつに不覚です。
水鏡先生「よいぞ、よいぞ」
>積読者さま
正史列伝に立てられる人選ってのは、かなり恣意的にみえますけどね。
いくばくかの官位が基準とかではないでしょう。
『漢書』以降の正史の列伝の構成というのが、おおよそ后妃・宗室・公主・群雄・功臣・
文臣・忠臣・儒臣・循吏・酷吏・文学・列女・外戚・宦官(恩幸)・外国・僭偽・奸臣
の順になっていて、各書によってかなり出たり入ったり入れかわったりしてますが。
それらにふさわしい人物というのを、選者の主観で選んでると思います。
勅撰・私撰にかかわらず明確な基準というのはないだろうと。
う〜ん、いろいろ、話が多岐にわたっていて、どこからどう答えていいやら・・・。
宣和堂さま
なるほど、そういうことだったのですか。確かに王安石は人としての器が大きいです。ああ、それなのになぜ、ろくな味方がいなかったのかしら・・・。中華史伝のほうでは政治家としての力が足りなかったからだといわれていますが、私は王安石が天才過ぎて、誰もついてこれなかったのだと思いたい・・・。天才っていつの時代も報われないものなのよ。彼も韓非子やマキャベリみたいに書物を残せばよかったのに・・・。
管理人さま
まあ、現代日本をどう改革していいやらは、私にも明確なビジョンがあるわけではありません。確かに過去のイギリスと、現代の日本とでは事情が異なります。そのまま真似を、というわけにもいかないでしょう。しかし、規制の緩和、官僚制の刷新、教育制度の改革、特殊法人など、メスを入れなくてはいけないところはたくさんあります。なんというか、辣腕,豪腕をふるって大ナタをふるえる人が今は必要なのだと思います。そしてその過程では、ある程度痛みはあり、一般人も一人一人がそれを覚悟しなくてはいけないと思うのです。なんというか、日本はアメリカともかつての英国とも異なり、その国の労働環境全体が保護されている、いない、というのでなくて、あるところは手厚く保護され、あるところは厳しい状況にさらされている、という気がします。その不公平を正すことかな、まずは・・・。
サッチャーは破壊と創業型の人で、ブレアは守成型、かな・・・。始めからブレアのやり方だったらうまくいかなかったような気が・・・。サッチャーがある程度壊してくれたから、それで上手くいったのでないかなと・・・。だからどちらがいい悪いではないような気がします。
憲法9条は改正すべきですね。例えば、誰かが、「私は一切の格闘技は単なる暴力に過ぎないので、絶対にこれはやらない」と言っておきながら、実はしっかり空手の練習なんぞしていたら、「お前、言っていることとやってること違うじゃん!」とつっこみが入るに決まってます(笑)それでは他の人々の信頼をかえって得ることは出来ないし、このような欺瞞を続けていたら、自分で自分を信用できなくなってくるでしょう。だからはっきりとこう言うべきです。「私は基本的に暴力は反対だ。人々が皆仲良く、平和に暮らしてゆけることが一番で、そのために私も力を尽くしたいと思う。しかし、もし私を不当にも暴力でもって襲ってくる人間がいるなら、そのときは敢然と立ち向かう覚悟でいる」と。そのように言えてはじめて、日本は世界から一目おかれ、果たすべき役割も自然と見えてくるようになるのではないか、と思います。アメリカ流の武力干渉に付き合う必要はないのは同感です。特に今のブッシュはやり過ぎでは、と。基本的に専守防衛でいくべきです。
ラインハルトのモデルって、アレキサンダー大王あたりかな、と思っていたのですが。あとはユリウス・カエサルとか。
私は衛青も好きだけど、李広もいいですね。かく去病はちょっとね・・・いくらなんでも、兵を飢えるまで放っておくなよ、とか思います(笑)しかし、それでも人気があったのだから、よほどカリスマ性はあったのですかね・・・。
perdidoさま
賛同いただけてうれしいです。まあ、変化の訪れるときは、多かれ少なかれ、覚悟は必要でしょう。でも必ず、日はまた昇ると信じています。今までより良い世の中になる可能性もあります。希望を持って生きたいです。
李世民の正妻は長孫氏ですね。李世民は彼女をとても頼りにしていたようです。なんであんなにはやく死んじゃったのかな・・・。せめてあともう十年、せめて五年でも長生きして欲しかったよ〜。世民かわいそう・・・。生母にも姉にも早くに先立たれ、息子たちともうまくいかず・・・父親、兄弟とは骨肉の争いを起こし・・・何か、家族には恵まれていないな、彼は・・・。
お話の王異という女性はすごい人ですね。私はよく知らなかったのですが。
では長々と失礼いたしました。読んでいただけてありがとうございます。
「二十四史外編」の中に「南漢紀」が採録されていると書き込んだのですが、入ってなかったです。すみません。
漢書とか宋史の目次を見て思ったんですが、正史に列伝を立てられる基準とは、どんなものなんでしょう。私撰の史書なら著者の好き嫌いが有るんでしょうが、勅撰官撰ともなれば国家事業ですし。
文官なら、極官が中央なら各部の長官クラス、地方なら郡太守とか?国家に対する貢献度(どうやって量る?)?後世(その正史が編まれた時代)にまで残る仕事?
軍人なら、軍事的功績とか、最低でも将軍と名のつく位が必要とか。
もし、立伝されれば、千年も二千年も名が残る訳ですから、下手に石碑に功業を刻むより(史書は紙か簡だから、火災や戦乱で亡佚したり、流布しなくて忘れ去られたりもするでしょうが)は、功績も詳しく残せて良いと思うのですが。
>perdidoさま
>平勢氏がなぜあんなに越の正統性にこだわるのかちょっと首をかしげます。
ふつうあまり注目されない楚の義帝や南越に焦点を当てるのは面白いんですが、
楚の義帝を越の義帝にしてしまうのは、やはり首をかしげざるをえないです。
田斉の君主をダブらせてしまうことについては、以前きいわこさんが怒ってお
られましたねえ。(^^;)
>朱全忠の妻張氏は、夫に盛んに進言して、朱全忠も彼女が「兵を引くべきだ」と言ったら
この人は知りませんでした。
朱全忠が怒って[林β]王朱友裕を斬ろうとしたとき、友裕をかばったりもして
ますね。
>エリスさま
>それから中国史見てると西域諸国がいかに大国の意思に翻弄されているか痛感いたします。
これはたしかに。タリム盆地やトルファン盆地のオアシス国家群は、ときによっ
て中国王朝の支配下に入ったり、北方遊牧民に従属したりしてます。
まあときには、王朝の軍を借りてうまくやってるなと感じるときもあるんですが。
長く自立していられるだけの人口がなかった、わりには東西交易で潤いすぎたん
でしょう。大国はほっといてくれない。
>それから歴史上の人物がある程度現在の視点や価値観で判断されるのは仕方ないことでは
>と思います。
これは全く同感です。これがいかんという人もいるらしいですが。
史実を曲げたり、教条的な史観に過去を従属させるのは問題外として、
「歴史は現在と過去との対話」(E・H・カー)
であって、つねに現代的な視点で評価が移り変わるものでしょう。
>宣和堂さま
>崇寧以後の徽宗治世でも《資治通鑑》が通行したのは、結構ほめてあげてもいいこと
>だと思います。
『通鑑』のありがたみが最近身にしみる自分としては、褒め上げたくってたまり
ません。(これも話の本筋からは脱線か)
司馬光は新法全廃しちゃったのがまずかったのかも。
蘇軾くらいの穏健旧法党の路線で都合つけれたら、まだましだったのかもしれず。
>魏徴が《隋書》の編纂に携わっていたりするのは、特に文才があったためではありません。
それとしても、唐太宗期は、魏徴といい、チョ遂良といい、諫官が史官をつとめ
る傾向があるような気がします。政治家・官僚がみな史官、ではないような。
>鹿角さま
>ラインハルトのモデルに衛青を選んだんでしょうか?
姉が後宮に入ったことを端緒に出世した名将、ってところがですか?
少しはモデルとして入ってるかもしれませんね。
ただ性格は似ても似つかないですけど。
衛青は謙譲を通り越して卑屈さすら感じることもある性格ですが、
ラインハルトはあのとおりの天才肌で高慢な性格ですからねえ。
田中氏本人は、ナポレオンとかカール12世とかモデルは複数いると言ってたよ
うな記憶が。
霍去病が嫌いなのは、僕もお仲間です。
あまりの美化ぶりがつらくて某少女漫画が読めませんでした。(笑)
さて、向こうの掲示板での脱線?(サッチャーとかレーガンとか現代の話)も含
めてレスつけときます。
どうしても政治的な話になってしまうので、あくまで管理人の個人的意見である
ことをお断りしておきます。意見を押しつけるつもりはありませんから。
>エリスさま
>過去の国家に比べたら人権とか法とか守られているほうではないですかね。
いや、過去と比べるとそれはそうです。
ただこの場合、現代の欧州とアメリカを比較すればよいんで。
レーガンとサッチャーは政策的傾向は似てるんですが、
イギリスは高福祉が行き過ぎていたことと、労働市場が硬直して産業の構造転換がう
まくいかなかったことに長い英国病の原因があるのに対して、アメリカは決して高福
祉の国ではないし、労働市場の流動性がもともと高いということです。これはそれぞ
れ利点でもあり、欠点でもあると思うんですよ。
それで、僕はレーガンの経済政策をあまり高く評価はしていないし、
イギリスが英国病を克服したのも、サッチャーの高福祉破壊・首切りよりはブレアの
「働くための福祉」政策がある程度うまくいったからではないかとみてます。
>サッチャーのような改革が日本でも行われるべきというのは大賛成です!
これも、今の日本の停滞の原因が高福祉にあるというならまだしもですが、
そうではないでしょう?
バブルの放漫経営のツケによる不良債権の増大
製造業の海外脱出による産業の空洞化
消費者の生活不安による内需の低迷
などなどが原因と思います。
サッチャリズムを単純に日本に持ち込んでも混乱を生むだけです。
産業構造の転換はどのみち必要なんですが、再雇用のための教育政策が絶対必須です。
今の小泉改革を見てると、路頭に迷う人を増やすだけで終わりそうな気がするんです
よ。(公共事業の見直しや特殊法人の見直しはそれなりに評価できるとしても)
>perdidoさま
>金融システム安定のための公的資金投入賛成(ただし、経営内容の悪い金融機関のトップ
>には経営責任をとらせる)、憲法9条改正賛成、有事のための防衛費、法整備賛成(ただ
>し、国民の生活や財産を守る視点で)
公的資金投入もバブル戦犯たちの責任がきちんと追及されることを最低条件として
僕は条件つき賛成ですね。
いわゆる安保・防衛については、僕は「抵抗勢力」ですね。(笑)
憲法の前文・9条は一定の歯止めだと思ってるんで。
北からミサイルが飛んでくるとか、中国が怖いとかいうのに付き合って、隣国と軍拡
合戦しても、決して安心は買えません。お互いの不安や不信を煽るばかり。
だいたいソ連が崩壊して、日中間の結びつきも強くなって、恒常的な脅威は六、七〇
年代より減少してるはずなんです。なんで今さら三矢研究の焼き直しの有事法制なのか
なあ?
まあ、全く意想外の方向から鉄砲が飛んでくる可能性は、最近否定できませんが。
あんまりアメリカに律儀につき合うのも考えものって気がしてます。
ここんとこ武帝時代に関する本を立て続けに読んだせいで
頭の中がすっかり漢王朝・・・
つくづく思うんですけど田中さんは銀英伝を書く時
ラインハルトのモデルに衛青を選んだんでしょうか?
そのぐらい二人は境遇が似てます。
私が武帝の立場だったら
ずっと彼を贔屓したいです。(霍去病なんかほっといて)
衛青も君寵がなくなったからって落ち込まないで欲しい。
(君主なんて移り気なんだから)
霍去病はどうも人の痛みに鈍い気がして・・・好きになれません。
>しかし近年になって女性の地位が向上する
>とともに彼女の功績も認められるようになってきた。それでいくら「いや、あの時代は女が政治に携わるなんてとんでもな
>い罪悪だったんだ!」といったところで・・・。
うろ覚えですが李世民の奥さん、皇后だった人もしっかりした人だったんですよね。
相談を求められても女が答えることではない、って言って。
一方で朱全忠の妻張氏は、夫に盛んに進言して、朱全忠も彼女が「兵を引くべきだ」と言ったらそのとおりにしたという話が...
その話が恐妻家の起源になったとかっていう話を
数ヶ月前あるHPで読みましたが...
それから、関中の天水郡キ県の参軍事趙昂の妻王異も聡明な人物で
曹操の涼州刺史イ康が殺されたあと、その仇を討つために、馬超の妻楊氏を通して、馬超に趙昂が二心がないことを信用させ、楊阜と趙昂の涼州奪回防衛戦において数々の献策をして、ついに馬超から涼州を守り抜かせました。
エリス様曰く…
>それに王安石がそれの執筆を邪魔してもなんの意味もないですよね。
うーん…昔から中国では歴史にこと寄せて現状の批判をするというのがよくあるわけで…。で、そういう評判をなんでか中国の歴史家って気にするんで、特に政治的に反対の立場にある人を歴史の編纂なんかに携わらせないんですよね…。
政治家の肩書きには歴史編纂所であるところの翰林院学士やら、龍図閣学士なんて言うのが付くのもそのためですね。魏徴が《隋書》の編纂に携わっていたりするのは、特に文才があったためではありません。歴史を編纂して世に伝えることも政治家の役割だとされてたからなんですよね。だから、王安石ってすごい太っ腹だと思うんです。
>宣和堂さまの知識の深さには敬服いたします。
いや……酒飲んで適当なほら吹いてるだけかもしれませんので…。
>故宮のサイトを楽しみに
あわわ……。用意はしてるんですけどねぇ…暇がまた…。
>エリスさま
>サッチャー流の改革は確かに大きな痛みを伴うものだと思います。しかしこのままいけば>日本という国じたいがジリ貧です。そうしたら結局もっとひどいことになってしまいま
>す。私とて生活が成り立たなくなるのは怖いです、正直言って。でもこのまま日本がダメ>ダメになっていくのはもっと怖いです。何十年先に、年老いてから国全体が今よりもっと>厳しい状態になり、貧乏国になってしまうより、今このうちに苦労しておいたほうがいい>と思えるのです。
>ちなみに私の分類では
>未来を見据えた先見の明のある改革者=王安石、サッチャー
>現状に問題があることに気づきつつも思い切った手を打てない保守派=司馬光、サッチ>ャー政権時代の労働党や現代日本の抵抗勢力
>という風に考えています。
おっしゃるとおりです。泣きながら改革派に投票せざるをえないでしょう。
ですから、わたしは、ここ2〜3年は、以前の自分では信じられないようなことを考えています。(昔はあきらかに左派だったのですが...)
金融システム安定のための公的資金投入賛成(ただし、経営内容の悪い金融機関のトップには経営責任をとらせる)、憲法9条改正賛成、有事のための防衛費、法整備賛成(ただし、国民の生活や財産を守る視点で)
どうしても今の日本のことを考えるとこうなってしまいます。
宣和堂さま、どうも失礼いたします。
司馬光については確かに「資治通鑑」を書いて、文化面では功績のあった人だと思います。非常に才能のあった人だとは思います。(だから中華史伝では「司馬光は政治には口出しせず、文化事業だけやっていればよかったんです!」と書いたのにはこういう含みもあります。いえいえ、良いところは認めます)それに王安石がそれの執筆を邪魔してもなんの意味もないですよね。まあ、二人の間に詩のやり取りをしたり、麗しい交流があったのはとてもよいことだと思うのですよ。二人の名誉のためにも。
年齢というのは実際にはあまり関係ないですね。現実問題として何をしようしていたかが問題なのであって、そのとき歳がいくつかなんてことはそれほど重要でないように思えます。まあ、若い方が改革派になりやすいかもしれませんが、若くても保守的な人間も多くいますからそれは一概にはいえないのでは。
それから歴史上の人物がある程度現在の視点や価値観で判断されるのは仕方ないことではと思います。武則天なんて女の癖に皇帝になった、ということで長年酷い言われようだったではありませんか。しかし近年になって女性の地位が向上するとともに彼女の功績も認められるようになってきた。それでいくら「いや、あの時代は女が政治に携わるなんてとんでもない罪悪だったんだ!」といったところで・・・。
まあ、私も王安石を持ち上げすぎだったかもしれません。公平な視点でものを見ていなかったことは認めます。宣和堂さまの知識の深さには敬服いたします。これからも書き込みや故宮のサイトを楽しみにしております。では。
うーん…ここでも書くと、王安石=革新の政治家!司馬光=保守派の首魁!というのはどうでしょうねぇ…。年も一つしか違わないし…。王安石は現実をあまり見ないで性急すぎる改革を推し進めようとしてたし、その反動で司馬光は復古的な政策をとらざるを得なかったし…。何度も書きますが、現在の視点でもって過去を美化するのはどうですかねぇ…。
しかも、旧法党と言ったところで、新法党と違って単に新法に反対な人たちと言うだけで、一枚板というわけでもないんだけどなぁ…。自分は首魁に祭り上げられた司馬光こそかわいそうなんですけどね…。
王安石が死んだ翌年には司馬光も死ぬと言うぐらい、なんだか出来すぎな感じなしますけど…。司馬光が洛陽で閑職にあって《資治通鑑》執筆中の時も王安石は妨害することなくその経過を見届けていますし、神宗の御筆による題名があったおかげでヒステリックな新法派が政権を取った崇寧以後の徽宗治世でも《資治通鑑》が通行したのは、結構ほめてあげてもいいことだと思います。
中華史伝掲示板で話を逸脱させました。申し訳ありません。
perdido様、どうも失礼いたします。
今日的なテーマといえば、軍備に関することもそうですよ。まったく宋代の新法改革は今現在に通じる大きなテーマです。
それから中国史見てると西域諸国がいかに大国の意思に翻弄されているか痛感いたします。守って欲しいときに援軍をくれず、来て欲しくなくても攻めてくる。どちらにしても思うのは大国はあくまで大国の利益で動くので、その大国がいつまでも守ってくれると思ったら大間違いだということですね。ちなみにあるサイトのイデオロギーチェックによると私は「保守中道ハト派」だそうです。そう、私はハト派なのですよ。中華史伝掲示板では北方異民族を撃退せよ!みたいな事ばかり書いていますが本来は平和主義者です(笑)
好戦的な奴だと思われてるかな、と少し心配だったり(笑)
サッチャー流の改革は確かに大きな痛みを伴うものだと思います。しかしこのままいけば日本という国じたいがジリ貧です。そうしたら結局もっとひどいことになってしまいます。私とて生活が成り立たなくなるのは怖いです、正直言って。でもこのまま日本がダメダメになっていくのはもっと怖いです。何十年先に、年老いてから国全体が今よりもっと厳しい状態になり、貧乏国になってしまうより、今このうちに苦労しておいたほうがいいと思えるのです。
ちなみに私の分類では
未来を見据えた先見の明のある改革者=王安石、サッチャー
現状に問題があることに気づきつつも思い切った手を打てない保守派=司馬光、サッチャー政権時代の労働党や現代日本の抵抗勢力
という風に考えています。
サッチャーやらレーガンやら言い出した脱線野郎でえす♪
だって、
「小さな政府」か「大きな政府」かは今日的なテーマだし、温故知新ってことばもあるから...
ちなみに、
「小さな政府」=司馬光、レーガン、サッチャー
「大きな政府」=王安石って、中華史伝掲示板にはカキコしました。
エリスさま>
>サッチャーのような改革が日本でも行われるべきというのは大賛成です!
そんなに簡単にいわないでくださいよ。
つまり、大リストラが行われるわけで生活にもかかわってくることですから。
自分のような木っ端役人はまっさきに首切りになりそうだし。
「ブラス」って映画があるのですが、イギリスの首切りに遭った炭鉱労働者たちが、数ヶ月さきに控えた演奏発表会に出るか出ないかなやみ、生活がつらいにもかかわらず、それぞれが音楽を続ける決心をして、演奏発表会に出場し、優勝する、という映画だったかと
思うのですが
経営側のすさまじいばかりの組合のきりくずし、一人一人の苦悩と音楽を続けようと決意する場面をみると、悲しみと感動が入り混じった不思議な気分になります。
一方で、自分の係長の、リストラされた民間の方が見たら激怒するような仕事ぶりをみて、一市民として怒りを覚えるとともに、「大地主の息子のくせに、おれらの未来の給料まで持っていかないでほしい」って感じてる昨今です。
NAGAICHIさま>
そうなんですよね。散じた、なんですよね。
でも、平勢氏がなぜあんなに越の正統性にこだわるのかちょっと首をかしげます。
あと田斉の君主は、全て1字の諡なのに、また威王、宣王、閔王にはそれぞれ諱が伝わって「史記」なり「戦国策」なりに性格のちがう人物として描かれるのに、
どうして諱のない秦本紀の君主とそのダブりの可能性のある記事と同じようにあつかうのか、素人考えなのかもしれませんが疑問に感じています。
もうひとつの掲示板のほうが異様な燃え上がりかたをしてますな。
途中からサッチャーとかレーガンとか言い出したのが謎ですが。
>perdidoさま
>勾践が死亡したあとは、王名が羅列される越王勾践世家。
『史記』越王句践世家は、句践と范蠡のこと以外、ほとんど内容がありませんねえ。
最後の王とされる無疆のことがちらっと書かれてあるだけで、ほかは王名の羅列。
無疆のころにもまだ呉の故地(江蘇地方)を領有して、斉と戦ったりしてたので、
まだ強国ではあったんでしょう。
越王句践世家では、無疆が斉を討ち、続いて楚を討ったところ、楚の威王に大破
され、無疆が殺され、呉の故地が奪われたことが書かれてあります。
なぜか『通鑑』ではこの部分、無疆が殺された部分のみ抜けてるのが謎ですけど
も。(334B.C.)
このとき越が滅んだとははっきり書いてなくて、「散」じたなんですよね。
諸公族が争って立ち、ある者は王となり、ある者は君となり、沿海の地で楚に服
従したというように書かれてます。
これは解釈しだいで、まだ滅んだわけではないとも取れるかも。
平勢隆郎『『史記』二二〇〇年の虚実』では、たしかに楚の威王が無疆を破った
のが329BCにされてて、「琅邪に遷都して斉の庇護を受けた」とか書いてますね。
根拠がどうもよく分からないんですけど。
ちなみにうちに『中国歴史大辞典』(上海辞書出版社)があるんですが、
これでは「約在公元前306年(一説在公元前334年)為楚所滅」って
書かれてます。これもよく分かりません。
越の国都ですが、句践が琅邪に遷都(468B.C.)した後、四代後の翳のとき
に呉(蘇州)に遷都しているみたいですね。
年代がはっきりしている王朝で、いちばん長かったのは、南宋(1127〜1279)ですね。152年間。杭州を都としたのが1129〜1276ですが、それでも147年間ですから。
十国の呉越は、比較的長命でしたね。907〜978ですから、唐が滅んでからすぐに独立して宋太祖が死んでからもさらに2年間続いた。最後に残った北漢の前年まで続いて東晋の104年に継ぐ71年間。
ところで、春秋時代の呉は、寿夢の元年(585BC)をはじめとすると夫差の自殺(473BC)まで、122年、越は、勾践が即位したのが496BCですが、允常がその前にいますから滅亡年とされる334BCまで、少なくとも162年間続いたことになりますが、勾践が斉の東方のロウヤに遷りましたからこれをどう考えるか。
平勢隆郎氏は、越が滅んだのは、334BCではなく、これは、楚の威王に大破されたに過ぎないとし、その年を329BCとし、実際滅んだのは、考烈王のとき(256BC)だと主張するのですが、史記には、勾践が死亡したあとは、王名が羅列される越王勾践世家。有力な指導者を失って自然に弱体化したとは、考えられないのでしょうか。たしかにその説を出している人を寡聞にして聞きませんが...
>perdidoさま
>慕容儁載記(前燕の歴代もファンですね。最後の幽帝を除いて英傑ぞろいなので)を
>読んでいます。
『晋書』は持ってないんですが、
慕容皝の息子たちは傑物がそろってますね。
慕容恪(前燕太宰)と慕容垂(後燕世祖)は、苻堅もおそれた実力者だし。
慕容徳(南燕世宗)も一朝を立てているし。
>実は、江南諸国で長続きしたのは、三国時代の呉ではないかと思います。
国としての孫呉(222〜280)は足かけ59年で、劉宋と同じ年数しかありませんが。
孫堅から数えるってのは、ズルっこいですね。(^_^)
孫堅は171-2年くらいから活動してますから。
最大で取ったら東晋(317〜420)の足かけ104年より長くなるわけですな。
>積読者さま
>南漢春秋や南漢紀、十国春秋も含めて、天津古籍から出版されている二十四史外編に
>集められているようですが、152冊もの大部な上、値段も40万以上とか
『十国春秋』単体で売ってるのは、残念ながら見たことありません。
『二十四史外編』はすごいですね。
うちに三ヶ月に一度届いてる博多の中国書店のカタログでは、80万円の値が
ついてます。(^^;)
『古史学』『通志』『続通志』『尚史』『春秋紀伝』『東漢観記』『続後漢書』
など二十四種の史書が集まっているようで。
魅かれるものもありますが、とても手が出ません。
>十二国記がいいと聞き及び、ビデオに録って見ているんですが、これが面白い。
僕は原作派なんですが、アニメ版はいい意味で原作のイメージを壊さないでくれ
たし、いい意味で造りかえてくれたんで、良かったと思ってます。
小説では、あれよりさらに内面的描写が濃いんですけどね。(^_-)
原作付アニメには煮え湯を飲まされたことが多いんで、今回はホッとしました。
原作読めば、中華風ファンタジーとしての設定もなかなか凝っていることに気づ
かされますよ。
>管理人様
>いいかげんなものです。
そんなことは無いです。情報も豊富で、何度も読ませて頂きました。そういえば、十国春秋は20年くらい前に中華書局から校点本が出たそうですが、もう重版されないんでしょうか(欲しいなあ)。南漢春秋や南漢紀、十国春秋も含めて、天津古籍から出版されている二十四史外編に集められているようですが、152冊もの大部な上、値段も40万以上とか(3ヶ月霞を食って生活せねば)。
>perdido様
>慕容儁載記を読んでいます。
前燕は英傑がよく出ていますね。自分好みのとこでは、儁の叔父(だったかな)の慕容翰がいいですね(段氏のところから復帰する時の逸話とか)。
石虎もなかなか興味深い人物ですね。かなりの危険人物ですが、登極する前は相当有能な将軍だったようですし、悪業の数々はいくらか割り引かれてもいいのでは(全てが実際やった事ではないという意味で)。陳舜臣氏の作品では冷血な人間として書かれてましたが。
あと、マイナーかもしれませんが、前涼の謝艾が好きですね(君主以外が多いな)。
>適宜引くための資料
そうですね。でもそうしたら、資料の行き先が・・・。
十二国記がいいと聞き及び、ビデオに録って見ているんですが、これが面白い。原作は小説なのに、脚本が相当いいんでしょうか。
>積読者さま
>ただ、五胡の英雄達の記録に興味をそそられまして、最初に読んでる次第です。
お話しが合いそうでうれしいです。いま、事情があってファンであるはずの石勒載記上下を読まずに慕容儁載記(前燕の歴代もファンですね。最後の幽帝を除いて英傑ぞろいなので)を読んでいます。
女性だったら
慕容元恭(慕容恪の字)さま〜♪
とかさかんにカキコしたくなるくらい(でも、その気持ちわかるな。同性でも大物とか英雄は好きだし)に彼の名将ぶりを資冶通鑑の晋紀と読み比べて堪能してるところです。
>五胡史綱、五胡史論という関連書も持ってはいるのですが、半分まで行き着く事もなく積読状態(たまに見る程度)になってます。
すごいですね。まだ自分は、もってません。さがしてみようっと。でも、NAGAICHIさんのおっしゃるとおり、「適宜引くための資料としてのみ保存してる本」という使い方もある(積読の罪悪感から開放されますね(爆))のでいいのではないでしょうか。
そうすれば、自分もかなり積読が減る...(心のつぶやき)
>それにしても江南諸国は、最初の君主は有能だけれどもあとは、暗君が続くというのは何故でしょう。救われているのは呉越ぐらいですし。
江南諸国に限らないと思いますが、よくご存知のはずの五胡諸国も...
おっしゃることをもっと一般化すれば、さかのぼって南朝もそうですね。宋武帝、文帝、斉武帝、梁武帝、陳武帝、陳宣帝のうち、最後の陳宣帝を除いて初代から2代だし。
実は、江南諸国で長続きしたのは、三国時代の呉ではないかと思います。南朝のどの王朝よりも長く孫権の父の孫堅から数えると100年近くになるかも。
>perdidoさま
>汲古書院の和刻本は、返り点や送り仮名があって便利だけど、
汲古版をコピーして読んでるという人はいるみたいですね。
後漢史の某頁の管理人さんがそうしてるっていつぞや聞いて、ホエーっと思ったも
のですが。
廉価で和刻本が出たらホントよいですけど…たぶんないでしょうね。
>鹿角さま
内子町っすか、松山から三、四十キロは離れてますよ。
古い街並みが保存されてることと
大江健三郎の故郷であることで知られている程度、ですかね。
JRで通過することは時々ありますが、観光したことはないです。
>積読者さま
>まとめて購入したので、1冊300円くらいではないかと思います。
ありゃりゃ、書虫の半分くらいじゃないですか。まとめ買いすると随分割引がきく
もんですね。うらやましいやら、ねたましいやら。
僕はこつこつ集めることにします。
>管理人様の手になる南漢史は、素晴らしかったです。
そうでもないですよ。
やや問題ありの『新五代史』が下敷ですし。
本当なら『旧五代史』を中心にすべきなんでしょうけど、話がふくらまないもので。
論文のひとつも検索してないし、『十国春秋』とか『南漢春秋』とかの本にいたって
は見てもいませんからね。
いいかげんなものです。
一番の問題は、WEBで公開するには文章がこなれてないということかな。
>江南諸国は、最初の君主は有能だけれどもあとは、暗君が続くというのは何故でしょう。
江南は物産が豊かであるゆえに、宮廷生活が奢侈享楽に流れやすい…
とか言えないでもないですが、
あまり屁理屈つけないほうがいいでしょうか?
>管理人様
>経済力と、好事家ぶりとに
管理人様、そんなことはありません。まとめて購入したので、1冊300円くらいではないかと思います。ただ、独り者の上、現在離島に在住しているもので、趣味にお金(薄給ですが)と時間を使えるという環境ではあります。
読了というのは夢ですね。漢文というものは一句一行が、日本語にすれば何倍もの字数の内容になりますし、何ページか読むのに漢字の辞書引きながらですので、休日の午後が潰れたりしてます。
>perdido様
>載記が好きだから最初に読んでる?
そうです。史記、漢書から順序立って読んでません(とてもそんなに早く読めません)。晋書の本紀もまだ読んでません。ただ、五胡の英雄達の記録に興味をそそられまして、最初に読んでる次第です。五胡史綱、五胡史論という関連書も持ってはいるのですが、半分まで行き着く事もなく積読状態(たまに見る程度)になってます。
管理人様の手になる南漢史は、素晴らしかったです。南漢についてこれほどのものを書かれるとは。高校の世界史では、ベトナムの呉朝成立の背景にちょこっと出てくるだけですし。それにしても江南諸国は、最初の君主は有能だけれどもあとは、暗君が続くというのは何故でしょう。救われているのは呉越ぐらいですし。
おとといの新聞で管理人様の地元の
愛媛の事が載ってました。
内子町という所です。
管理人様の住所の近くなんでしょうか?
愛媛のことは新聞ではあまり載ってないので
珍しく掲載してくれたのでカキコした次第
>積読者さま
>購入後2か月経とうというのに晋書の載記を1冊目読んでいるところです。300冊以上あるのに読了には何十年かかることやら・・・
えつ、史記とか、晋書の本紀は、もう読まれたのですか?
それとも載記が好きだから最初に読んでる?
>自分は、中華書局版の二十四史、清史稿、通鑑、続通鑑を一気に購入
管理人さんに同感です。
ただ、そろえるなら、中華書局版のほうがそろえやすいかもしれませんね。
汲古書院の和刻本は、返り点や送り仮名があって便利だけど、ちょっと高いので、本気になって読むんじゃないと重たいし場所もとるし...
あの内容で、中華書局版の大きさで出ないのかな〜
塩野さんの『ローマ人』が文庫になったみたいに...
無理な望みかな...
>積読者さま
はじめまして。管理人の永一です。
>蔵書が、資料にされているものが400冊以上ですか。
あ、あの、誤解されませぬように。(汗;)
僕が「読破をあきらめてしまった本とか、適宜引くための資料としてのみ保存してる本」
と言ったのは、百中九十五くらい日本語の本でして、文庫とか新書とかが大半です。
中国史がらみとも限らないんでして。
perdidoさんがアマゾンとか書虫とか言い出した場の流れで、誤解されたかな。
僕がいま中華書局版で持ってるのは、『北史』『南史』『陳書』『新唐書』『新五
代史』『通鑑』だけっすね。
『史記』『漢書』『三国志』は岩波とかちくまとかの日本語訳で持ってます。
いずれも通読する気なしの資料本ですね。
でもこうやってネットで茶飲み話してるあいだでも、知ったかぶりをするために
引いてみたりするわけで…。パラパラとは見てるかな。
>自分は、中華書局版の二十四史、清史稿、通鑑、続通鑑を一気に購入
いやそちらのほうがはるかにすごいです。
経済力と、好事家ぶりとに脱帽します。
しかも読了する気があるとなると…。
はじめまして。
蔵書が、資料にされているものが400冊以上ですか。資料として利用出来るのはすごいですね。自分は、中華書局版の二十四史、清史稿、通鑑、続通鑑を一気に購入(平装本ですが)という暴挙に出てしまい、購入後2か月経とうというのに晋書の載記を1冊目読んでいるところです。300冊以上あるのに読了には何十年かかることやら・・・。
>太白さま
>多用は避けましょう。(笑)
まったくです。ヤタ、2ゲットだ!とか、○○復刊キボーン!とか日常で連呼して
いたら、人格疑われます。(^_^;)
最近、押井守の昔のアニメ(パトレイバーではなく)をいくつか見ていて、
この人ってホントに警察&軍隊&近現代史のオタクなんだなって思いました。
それがなにやら妙に社会派っぽい奥行きあるっぽい雰囲気も出してるのは、
情緒過多なストーリーのせい?それとも主人公が寡黙で劇画調なのに騙されてる
だけ?
>永一さん
>さすがに日常会話で無意識に口についたりはしません
いや、自分も流石に口にするほどではありませんが、(笑) 頭の中で、ってことですね。
探してた本とかがあった場合に、「○○の二巻ハケーン」ってなくらいで。
あとニュース見てるときに、不祥事とかあると、「○○省必死だなw」とか。
多用は避けましょう。(笑)
パトレイバーって、結構そういう流行とか、現実のリアルな(苦笑してしまうほどの)描写
してますね。
>perdidoさん
>ノンフィクションとか伝記とか学術書
そうですね。ノンフィクションは三時間ほどで読めるのに、同じページ数の歴史小説
なんかだと、一週間かかってしまいます。
>perdidoさま
>自分なんか40冊じゃすまないです。
いや僕の場合、読破をあきらめてしまった本とか、適宜引くための資料としてのみ保存
してる本は、積ん読本に数えてないので。そういうのを入れると十倍以上にふくらみま
すぞ。
>太白さま
>ところで、2chで生まれた言葉って、気が付くとうっかりつかってしまいますね。
僕は意識的に使ってますけど。さすがに日常会話で無意識に口についたりはしません。
つまりここで書いてるのは確信犯。
でも、仕事中ぽーっとしてると、2chのネタ考えてたりしますからね(ヤバッ!)。
2chの汚染力おそるべしです。
今春の劇場版パトレイバー最新作に2chらしき掲示板が出てきたときには、これはす
でにひとつの文化現象になってしまったんだなあと、感慨を覚えたものであります。
>僕にとっては宮城谷はなんか読みづらいんですよ。
なんていうか、宮城谷さんの文体って、すごく司馬遼太郎の影響を受けてるけど、やっ
ぱり別物なんだなあって思います。ひらがなと漢字の表現にずいぶんと気を使って、独
自の文体に仕上げてるってのは分かります。白川静の文字学を再解釈したものって理屈
らしいですけど。
>太白さん
宮城谷さんについて
>なんか、深い森の中を分け入ってる感じで読んでます。
なんとなくおっしゃってる意味がわかるような気がします。たしかにときどき読みづらいと感じることもあります。ノンフィクションとか伝記とか学術書のほうが読み易いと感じる人間なので(でも哲学書は読んでるうちに禅問答を聞かされてる気分になって頭が混乱しちゃうので数ページでダメ)、たしかに題材が中国古代史でなかったら、躓いてしまうかもしれないと感じることがあります。
自分は、あっさりと味合わないで読んでるのかもしれません。つまり、『史記』や『左伝』の知識であらすじをさあ〜って追うような。
でも、味わい深いすてきな文体だとは、感じています。
ちなみに僕の場合、70冊までは数えたんですがねえ。(^^;
100超えてるのかも・・・。(怖っ)
>永一さん
ところで、2chで生まれた言葉って、気が付くとうっかりつかってしまいますね。
「コソーリ」とか「ハケーソ」とか。(藁
>perdido
僕にとっては宮城谷はなんか読みづらいんですよ。いや、嫌いじゃないんですけどね。
寧ろ大好きな作家ですよ。ただ、あっという間に、っていう読みではないですね。
なんか、深い森の中を分け入ってる感じで読んでます。
そうそう、『楽毅』は、海越出版社から上下巻で出るはずだったんですよね。下巻が店頭にならばないからいつ出るんだろ、と待ち遠しかったのを覚えてます。
3〜4年前でしたっけ?2巻以降出たときすぐにまとめ買いしました。
例によって、小説は最初の数ページですぐ挫折するけど、中島敦、宮城谷昌光は別で、あっというまに読みおわりました。
表紙や装丁は、海越出版社の上巻のものがすきだったので、ちょっと残念でした。
積読40冊ですか。
えらいです。
自分なんか40冊じゃすまないです。読みチラシかしてる本をいれると何冊になるだろうか。考えるだけでおそろしいです。使いっぱなしの「鍋」ほどではありませんが(爆)。
みんなアマゾンと書虫がわるいのです(爆)
手がかってに動いちゃうので、マヤ文明、北米考古学、中国史、日本経済の本を紹介しないでほしいです(爆)。
この夏見た映画−「猫の恩返し」「S.W.ep2」「タイムマシン」。
「猫恩」以外は楽しめました。アミダラ萌え〜。
最近、友人からBSでやってたというアニメ版「十二国記」を借りて見てます。
原作の味がよく出てるし。オリジナルキャラのキレぶりには惚れるものがあるし。
しかし延王尚隆君の戦国話は、原作では「月の影 影の海」より先の巻だったよーな。
小松氏を滅ぼしたのは、原作では村上ではなく小早川だったよーな。
村上は因島か能島か来島か?(15Cだったら因島が優勢かな)
小早川なら竹原か沼田か?むかしの半可通の血が…騒いだりもします。
なにやらツッコミどころが常人とはズレてる気がしますな。
むかし原作読んでたときに、
「六官!井田制!十二国記って周制じゃん」とか叫んでた人間ですから。
>太白さま
話の流れはあまり気になさらんでください。
管理人からして、唐突に妙なことを口走りはじめますから。(↑)
宮城谷昌光さんも一時期結構ハマってたのに、とんとごぶさたです。
『楽毅』もいまだ読んでません。
本の衝動買いはどうしてもやめられませんね。
読むほうが追いつかない。
積ん読本数えたら40冊越えてました。もうだめポ。
仕事帰りに、朝の駅の売店で、宮城谷昌光の『楽毅』の三、四巻を衝動買い。
その翌日に一、二巻も買う。。。って、読むのはいつになるんでしょうかね。(^^;
(でもハードカバーで上巻が出たときに一回読んでるんだけどね)
半日、白地図をいじっていたんですが、大したものにはならず。
年表頁にその残骸があります。(苦笑)
>鹿角さま
>清王室の人たちが故宮にいられなくなったのは政府全体の意志というより一人の思惑で
>いられないような気がします。
さて、軍閥混戦のころのことは通り一遍のことしか知らないんで、なんとも言えませ
んが。
馮玉祥という人は、直隷派の人ではありますが、孫文思想の影響が強かったみたいで。
邪魔、だったんでしょうね。
1917年の復辟の二の舞はごめんだったでしょうし。
北京 (竹内 実 文芸春秋刊)を読むと清王室の人たちが故宮にいられなくなったのは政府全体の意志というより一人の思惑でいられないような気がします。どうしてそんなことをしたんでしょう?やっぱ目障りだから?
>perdidoさま
>internetプロバイダに管理されるe-mailは、そういった考え方が伝統的にない分危険とも
>いえますね。
e-mailも電話・電信と同じで、「通信の秘密」が適用されるはずなんですけどね。
公務員であるなし関係なく。
ただネットの場合、万が一洩れた場合の責任の所在が曖昧になるかも。
銀英伝のあのエピソードは、
滅びゆく国にも気骨をもった人々があらわれるということと、
ラインハルトの征服者としての「寛大さ」の
両面を表現するために挿入されたものだと思います。
疑似歴史としての銀英伝の巧妙なところでしょう。
人間、極限状態に追いつめられたときに真価が問われるわけですが、
個人的にはあまり追いつめられたくないなあ……(何か違う)。
>17日、母校負けちゃいました。ベスト8進出ならず!
残念でした。
ああperdidoさんの母校、分かっちゃいましたよ。
関係ないけど、うちの母校は今年は期待できるという噂はなんのその
県大会の一回戦で消えちまいました。
>sigenさま
>二四史高そうですね。高校生になったら買おうと思います・・・
中華書局版でも二十四史全部買おうと思ったら、結構かかると思いますが。
お金もそうだけど、場所的にもスチールの本棚3段くらいは埋まってしまう
でしょう。
日本語訳で『史記』列伝の興味ありそうな部分から読み始めることをお勧め
しておきます。
17日、母校負けちゃいました。ベスト8進出ならず!親のとこに寄付金の依頼きてるだろうから親は安心したかもしれないけど。
8年前はあれよあれよのうちに勝ち進んでベスト4進出し、翌年校名を2文字から4文字に変更しました。ワンマンな理事長らしい校名変更です。HPもみましたが自分のいたOO年前(中華史伝掲示板に出身地と歳が書いてあるから伏せても仕方ないけど)とずいぶんかわっていました。
ところで、前々々レス、銀英ネタですが...
「銀河帝国皇帝を自称するラインハルト=ローエングラムなる者、法律上の資格無くして議場の見学を申請す。」と宇宙歴800年2月12日の公式記録に記載したのは、最高評議会書記局二等書記官グレアム=エバード=ノエルベーカーでした。
ちなみに、財務委員会事務局国庫課長のクロード=モンテイユは、帝国に対し、同盟憲章に基づき国有財産リストの提出を拒否しました。
このようになにかいざというとき堂々と良心にしたがって抗議できるだろうか?
服務の宣誓ってのをさせられるのですが、「日本国憲法を遵守し...」って...
でも役人としての良心よりも自分の良心を問われそうで...
今は家族いないからいいけど...
二四史高そうですね。高校生になったら買おうと思います・・・
>NAGAICHIさま
紹介文、OKです。ありがとうございます。ありがたすぎです
二四史の説明、ありがとうございました。
>perdidoさま
がんばります。調べ学習!人に頼ってばっかりではいけないだろう・・・と思いますのでがんばって調べよう!とおもいます。(不安)
雑談・・・高校野球白熱ですね。僕はテニス部だからあんまり知らないけれど・・・
NAGAICHIさま>
>「信書の秘密」
>どんな数でどんな内容で
なるほど...「信書の秘密」ってそこまで適用されるものなのですか。
そうするとinternetプロバイダに管理されるe-mailは、そういった考え方が伝統的にない分危険ともいえますね。
「信書の秘密」を守る郵便局員、「図書館の自由」を守る図書館職員、「住基ネット」に抗議する自治体
う〜ん、役人の鑑ですね〜。
ラインハルトが自由惑星同盟を占領したときにも役人の鑑になるような人たちがいましたよね〜。「許可なくして議場を見学す。」と書いた人はだれでしたっけ?国庫課長クロード=モンテイユは、どうしたんだっけ?う〜ん、調べてみます。
それから、NAGAICHIさんあての質問なのに僭越ながら、わたしの気がつくのが早かったので答えさせていただきました。
sigenさん>
分からないことがあったらまず調べてみましょう。「二十四史」はなんとかわかりますよね。もちろん、自分で調べる習慣がついてる方だと思ったので、このくらいは、こたえてもいいか、と思ったので答えました。
NAGAICHIさま>
「標点本」に「影印本」ですか〜。勉強になりました。ちくまが『漢書』『三国志』の全訳出してるんですか?『三国志』の文庫買おうかな〜♪
四国勢が4校とも残ってる…こういう野球王国ぶりを見せつけてくれるのは、
実は久しぶりだ。(^_-)
こうなると、どこが最初に脱落するのかが楽しみになる。
>太白さま
>ほとんど全部わかりましたよ。(^^;
もう少しひねるべきでしたねえ。(-_-;)
>本当は、流通が一番多いかららしいんですがね。
うーん、でも諭吉さんもデザインをマイナーチェンジするらしいから、こちらも
一新しても同じことでは?とか。
>sigenさま
ええと、リンクの紹介文はあんなものでよろしかったので?
>やっぱり中国語の漢字ばっかりの日本語が無い…といった本でしょうか?
これはそのとおりです。
中華書局版の二十四史(「正史」とも言います)は、すべて漢文で書かれています。
日本語の本ではありません。
まあ詳しくはそちらの「ご意見掲示板」に書かせていただきます。
>perdidoさま
「二十四史」の説明についてはperdidoさんが向こうで書かれたものでよいと思い
ますので、中華書局版がどういう書かれかたをしているかということと、中国正史
の日本語訳出状況くらいをざっとフォローしておきます。
perdidoさん、掲示板にためになる事を書いていただき、ありがとうございます。
二十四史って、中国全土を統一した王朝だけではないのですね。南北朝の国家が含まれていて、難しいです。(知らない国があった・・・)
中国の出版社という事は中国語ですか?。読めない(涙)やっぱり中国語読めないと分からない事多そうですね。 perdidoさん、ありがとうございました。この掲示板を使わせて頂いたことにも感謝します。
>sigen さん
どういうものか判りましたので、HPのBBSに書かせていただきますね。
>NAGAICHIさま
sigenさんの質問がわかりましたので、彼のHPに答えを書かせていただきます。
もし、答えに不備な点がありましたら、彼に補足説明してあげてください。
相互リンクしていただき、まことにありがとうございます・・・
ところで、亭主説明っていうぺーじ見ていて思ったのですが、「中華書局の二十四史」て、何なのでしょう?やっぱり中国語の漢字ばっかりの日本語が無い…といった本でしょうか?
教えてくださいお願いします。
なんか忙しくて、ほとんど一週間たちましたね。
>暗号
ほとんど全部わかりましたよ。(^^;
>一万円札
今ごろかよ!(←三村ツッコミ失敗(笑))
本当は、流通が一番多いかららしいんですがね。
僕的には諭吉っぁんは、個人的には嫌いじゃないし(『陽だまりの樹』の最終回がカコイイ!)。
なんかネタがないので、でわまた。(笑)
太白さんが下のほうでおっしゃってた
>総理と財務大臣の学閥だとかなんとか・・・・?
というのは、首相と財務相の出身大学が慶応で、一万円札の諭吉が残ったってこと
だったんですね。
今ごろ気づいた・・・(汗)。
そんだけ。
おおお・・
秋山さんとこのリニューアルした「過立齊」で中国考古情報が…(感動)。
http://www.karitsu.org/
日本語なのがありがたいなあ。
中国の考古情報というと、僕は
http://www.wenbao.net/
を見ていたんですが、
http://www.guoxue.com/
のほうが速報性が高いということを悟りました。最近。
秦代の簡とか、女性ミイラの「凌恵平」とか、最近すごいですねえ。