枕流亭総合掲示板過去ログ41(2004年8月13日〜2004年10月12日)



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またも金庸ネタ 投稿者:方壺島主  投稿日:10月12日(火)21時21分51秒

 元末と言えばあれですよ、金庸の『倚天屠龍記』。破戒僧・朱元璋でてくるし。
 ええとですね、北部で戦っていたのは、武当山の張三丰真人です。なにせ太極拳の使い手
だし、『明史』に列伝もあるし。
 それと悪の秘密結社・日月明教ですね。祆教の経典類なんか調べるとなかなか奥が深いよ、
きっと。ちなみに自分は「金花婆婆」が好きなキャラです。オバァたまらん!
 だれか武侠小説好きにつっこんでもらわないと……。

http://www.ne.jp/asahi/ymgs/hon/aiueo_folder/aiueo_o02.htm


元末 投稿者:コルテス  投稿日:10月12日(火)17時40分48秒


これは、面白い絵だなあ。いつ頃描かれたものなんでしょうか?
前に、朱元璋が江南を統一している間、華北はどうなっていたのか元史や、明史を見たことがあるんですが、時代が新しい割に情報量が少ないのに驚きました。野史にはもっと詳しい記録があるんでしょうかね。それにしても、元末の元側の軍閥の基盤の弱さには唖然とします。行政の下部組織がほとんど機能しておらず、ほとんど略奪軍のような印象を受けます。この時期の華北は、北進した紅巾軍の残党や自警団のような小勢力が乱立した状況だったんでしょうかね。


地上の宮でした 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月10日(日)21時18分13秒

>方壺島主さま
>今度のTop画像は京劇の「大鬧天宮」ですか(^o^)/

孫悟空はいないんですけど、そう見えないこともないですね。(^^;)
字がかすれて見えにくいかもしれませんが、
左から李思済・孛羅帖木兒(ボロテムル)・貊高・廓拡帖木兒(ココテ
ムル)・察罕帖木兒(チャガンテムル)・西天僧・元順帝・宦官朴不花・
丞相脱脱(トクト)・皇后高麗奇・皇太子(アユシリダラ)・哈麻
の12人です。
答えは、元末期の宮廷人物たち。

>第8のほうが「儒林伝」に近い内容ですね。列伝第12は「ルサンチマン列伝」と言おうか、

あらら、張紘・厳o・程秉・闞沢は儒者なんですね。
薛綜はちょっと色が違う気がしますけど。
虞翻は孔融・禰衡あたりとセットにできれば面白かったのに…、
って『三国志』の構成上無理ですが。

>陳寿の孫権嫌いの形跡が隠されているのでしょうか。

呉書の陳寿の評も面白いですねえ。張昭伝のあたりとかが特に。
虞翻伝でもやってるじゃないですか。度量が小さいって。

>太白さま
>15日 『蒼穹の昴(1〜4)』浅田次郎/講談社文庫

あっ、買う買う。僕も買いますよ。

>新規層の獲得よりは、完全にシードのみのファン狙いのようですね。

あんな始まりかたじゃ、主人公誰だよ…だし、
初めて見た人はまず構図からしてつかめないっしょ。


じゃ私も忘れないようにメモ 投稿者:太白  投稿日:10月10日(日)18時53分52秒

15日 『蒼穹の昴(1〜4)』浅田次郎/講談社文庫

や・やっと文庫化される……。
思えば何度新書版を買おうとしたことか。でも「買った後に文庫化される」っていう幻想に
悩まされ、結局買わず、ずるずると今まで……。


>ディスティニー
始まりましたな。ZとZZ程の違いも無く、良くも悪くも「シードの第二シーズン」で、
新規層の獲得よりは、完全にシードのみのファン狙いのようですね。
インパルスはカッコイイと思えるんだけど……。


蟠桃会? 投稿者:方壺島主  投稿日:10月10日(日)15時14分22秒

 今度のTop画像は京劇の「大鬧天宮」ですか(^o^)/
 宋書の件ではどうも<(_ _)> むずかしいですね、宋書は。suite学兄から辞典の存在を
教わったので、機会があれば当たってみたいと思います。
 目下、三国志呉書の虞翻伝を訳しているところですが、呉書ではこの列伝第12より列伝
第8のほうが「儒林伝」に近い内容ですね。列伝第12は「ルサンチマン列伝」と言おうか、
才能があるのに用いられなかった(早死にしたり君主とそりが合わなかったり)人物が特集
されているような。虞翻も孫策とはいい関係を築いていたようですが。こんなところにも
陳寿の孫権嫌いの形跡が隠されているのでしょうか。


帝啓の都 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 9日(土)23時35分24秒

河南省新密市「新砦遺跡」が夏の帝啓の都だというニュースが流れてますな。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041008AT3K0803408102004.html
二里頭より古い約4000年前(紀元前2000年ころ)の都市遺跡だそうで。
だから夏の都だというのも早計な気がしますけども。
日本語記事では分からないんですが、中国のニュースをチェックすると、
http://news.sina.com.cn/c/2004-10-08/12373856187s.shtml
新鄭市と新密市の間に黄台岡(黄台之丘)があったりとか、
『水経注』のいうところの夏啓の居の地望に一致しているとか、
…いうことも根拠に挙げられているようです。

今年の3月ごろにはすでに夏代早期の遺跡という話が出てる。
http://www.china-news.co.jp/culture/2004/03/cul04032301.htm
http://j1.people.com.cn/2004/04/15/jp20040415_38571.html
さらにさかのぼって1999年から二度目の発掘で、「夏商周断代工程」の資料
にも使われているらしい。
ということで、最近ポッと発見された遺跡ではないようで。
はたしてどうなることやら。

話変わって、デスティニー始まりました...。
妙に懐かしい面々と再会した気分。
主人公が最初と最後にちらっと顔出ししただけの初回というのもなんだか。
シャア声の人はいかにも企んでいそうで、うまいですね。格が違う。
艦長声の人はナレーションするのは下手くそだと思うんですが。
フレイ&ナタル声の人はやっぱり出るんですね。


忘れないようにメモ 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 8日(金)21時30分7秒

「熟年ラクダ隊タクラマカン砂漠を行く」
NHK総合 2004年10月9日(土)19:30〜20:43

「魔鬼城」  
NHK総合 2004年10月10日(日)21:00〜21:53

「カナス〜森と伝説の湖〜」 
NHK総合 2004年10月11日(祝)19:30〜20:43


美男美女たちの饗宴 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 6日(水)21時23分47秒

ちなみにググると「〜高柔道部」とサンデーの「いでじゅう」ばかり引っかかる。
…ってなんの話だ。

>マルコさま
ども、こちらこそごぶさたしてます。
つらいこともあるけれど、わたしは元気です。(>_<)q

移転作業ごくろうさまです。
リンク貼り替えてみました。
ジオシティーズの統合というやつですが、
こっちも通鑑の関係で、別に取りたいわけではないYahoo!のIDを取り、
よく分からない作業をしてました。
なんだか大変でしたね。

マルコさんとこは五代&中国史美男美女サイトとしてますますご隆盛のようす。
表紙の長孫皇后は「歴代皇后高級扑克」ですね。
スキャナで取りこんでるんですか、美麗だ。
うちもこのくらいの画像処理ができたらいいんだけど、目の粗いデジカメしかないし。


ごぶさたしてます 投稿者:マルコ南極御殿  投稿日:10月 6日(水)16時49分0秒

南極御殿のマルコです。 お元気ですか?

実はこのたび、HP移転に伴いURLが変更になります。
お手数ですが、リンクの修正をお願いします。

新URLは

http://www.geocities.jp/marco_goten/

です。
では、今後ともよろしくお願いします。

http://www.geocities.jp/marco_goten/


申し訳ない 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 6日(水)00時59分6秒

>方壺島主さま
>「高世遠(高柔?)は、王右軍(王羲之?)と何驃騎(何充?)によって勧割させられた」

結論から言うと手元では分かりません。
高世遠は高柔で、楽安(山東省)の人。東晋の司空参軍、安固令となった人物らしいん
ですが、『晋書』に伝が立てられていません。
『高柔集叙』というのを調べないと分からないんじゃないかと。
時代からいって、王右軍が王羲之、何驃騎が何充なのは多分間違いないと思います。

下手にネットで検索かけると、曹魏の高柔(字は文恵)ばかり引っかかる。


漢文教えて! 投稿者:方壺島主  投稿日:10月 5日(火)17時12分16秒

質問です。いま『宋書』の鄭鮮之伝を訳しているんですが、文中
「高世遠(高柔?)は、王右軍(王羲之?)と何驃騎(何充?)によって勧
割させられた」とあり、その経過がわからないんです。辞職を勧め
られたのか、公職から外すよう朝廷に勧めたようなんですが、なぜ? 
どうして?
正史上などでの出典がわかればあわせて教えてください。


そうです 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 3日(日)06時54分57秒

>two_yossyさま
>謎の水上歩行術「水上飄」オヤヂから、枕流亭主の書斎(?)の1こまに。

分かっておっしゃってるんだと思いますが、
前の画像は南宋衛王をおぶって入水する陸秀夫でした。
僕もシャレを考えてはいたのですが、元話が元話だけに性格疑われたら
いかん(今さら?)と控えてたんですが。
そういう方向から攻められるとは…。

>特に大修館の「しにか」が気になるなあ。

どうでもいい特集の月と面白い特集の月とがあって、ときどき買ってた
雑誌です。残念ながら休刊してしまいました。
まったりと続いてくれりゃ良かったんですが、出版不況は厳しー。

>太白さま
>トップ画像はお茶のおまけですか?

はい、今やってるローソン限定の茶のおまけです。
左から曹操・孫権・劉備・貂蝉。
安くてチャチな作りなんですが、下手くそな腕で撮ると適度にボケて
それなりに見えるかも。

>呉の人が曹一族を貶めるのはわかるにしても、だからって司馬一族を持ち上げても…とか

張悌が不純な考え抜きに司馬氏の政治を格別優れたものとみなしていた
…ということにどうやらなりそうなんで、うーむ。

>「区分する時一通ずつ数えて記入しろ」って事になってて、

うちもしばらく前からそれやってますよ。
机の上で仕事してる人はカチッとした数字があると安心するんでしょ。
ホワイトカラーの「安心」のために、現場でどれだけのロスが発生して
いるかとか、下がどのくらいフラストレーション溜めてるかなんて想像
が及ばないんでがしょ。

>僕には青島刑事が「事故は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」
>って叫んでるようにしか見えませんよ。

笑い事じゃないけど、笑いました。実際冗談じゃないんだけど。


トップ画像はお茶のおまけですか? 投稿者:太白  投稿日:10月 2日(土)23時10分24秒

>司馬炎と賈充
あれは演義のみの会話でしたか。てっきり『晋書』にあるもんだと思ってました。
『呉書』の該当部分読みましたが、しかし呉の張悌とは意外にも意外でしたね。
呉の人が曹一族を貶めるのはわかるにしても、だからって司馬一族を持ち上げても…とか
思ってしまうんですが、しかし司馬氏に取り入って旨い汁吸おうとか思って言ったわけでは
ないって事はその死に様からわかるんですけどね。

>アニメ話
ガンスリが狙いすぎだってのは自覚しつつ楽しんでおります(笑)
しかし女の子キャラは5人ぐらいまでが限界だな自分的には。12人なんて覚え切れんし(笑)
プラネテスは、原作とアニメは似て異なるモノとして、両方好きですね。

>変革ありきの変革
ウチも似たりよったりですよ。ええまったく。
「区分する時一通ずつ数えて記入しろ」って事になってて、そんなんじゃ
絶対タイムロス出て逆に効率悪くなってるってのに(-_-;

しかしポスターに織田裕二起用したりしてて、上の人の考えはフレッシュなイメージを
アピールってヤツですか?
僕には青島刑事が「事故は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」
って叫んでるようにしか見えませんよ。
(かなりシャレになってないかも(^^;


鉄掌水上飄 投稿者:方壺島主  投稿日:10月 2日(土)14時37分0秒

 またまたトップ画像が変わりましたねっ!!
 謎の水上歩行術「水上飄」オヤヂから、枕流亭主の書斎(?)の1こまに。
 特に大修館の「しにか」が気になるなあ。自分も昔はよく買っていました。トンパ文字とか西夏
文字とか「非漢字文化」を特集した号などは面白かった記憶が。
 ちなみに、水上歩行術こと「水上飄」は金庸作品『射雕英雄伝』で出てきます。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/kizurizm/


意外なところ 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日:10月 2日(土)00時22分29秒

>司馬炎「私の父と曹操を比べるとどうじゃ?」

『三国志演義』第一百十九回に出てくる話ですよね。
司馬炎と賈充の会話になってますけども。
しかし『晋書』の武帝紀にも賈充伝にもそういう記事はないみたいです。
意外なとこで『三国志』呉書三嗣主伝の裴注所引『襄陽記』に、
演義の賈充の台詞とそっくりな台詞があって、
ちくま学芸文庫の『正史三国志6呉書I』を持ってたらP226-227を見て
ほしいんですが、曹操・曹丕・曹叡をけなし、司馬懿父子を褒めてるのは
呉の張悌なんです。うーん、これは調べてみて意外でした。

>あれはまぁ細かい設定とかはツッコまずに雰囲気を楽しむアニメですよ。

いや、別に細かいこと突っつこうと思ってるわけじゃないし、
話じたいは嫌ってませんよ。
ただ狙いが露骨でやらしいねって。条件づけが醸し出してる。
ジャン兄さんは確信犯だからすごくやらしい。
実はトリエラも自覚してるから少しやらしい。

>一度BSで全話見てるんですが、ハズレな回がほとんどなかった良作だと思います。

原作に乗っかっている回はそれは良かったし。
オリジナルの話でもハチマキの師匠の話とか南米の架空の国の技術者の話とか
いい話はあったんだけど、
ニンジャごっこの話とかラブコメばなしとかになると、どうも外してる気が
したんですけどね。原作良すぎだからアニメにちと点辛いかな。

>永一さんとこは今日から忙しくなりそうですかね?

昨日からのゆうパックリニューアルは実はあまり気にしてません。
伝送時間やら結束方法やらいろいろ変わってはいるわけですが…。
(あれも安くなるとか安易に宣伝していいものやら。60サイズとか…)

さておきむしろ4日からの原単位導入とそれに先立つレイアウト変更の
ほうがトサカに来てます。どうみても現場の人間の発想じゃないよなあ。
効率化・標準化に逆行してるよ。配達大型なんて倍時間かかるよ。(ため息)
公社になってから変革ありきの変革、改革のための改革が横行して、現場
大混乱です。変わったってとこ見せたいんだろーけどさ。
別に従来のやり方だってそれなりに現場レベルの創意工夫重ねてきてるわけ
で、効率という点では、それなりのものがあったわけですが、それをいちいち
おじゃんにするようなものが、現場から遠ーく離れた上から降ってくる。(T_T)
郵政省に戻れとは言わない。せめて郵政事業庁のころに戻ってくれ。(--;)


大言壮語 投稿者:太白  投稿日:10月 1日(金)10時33分40秒

さらに曹丕から話広げると、司馬炎の逸話がありますね。
司馬炎「私の父と曹操を比べるとどうじゃ?」
取り巻き(賈充だっけ?)「もちろん司馬昭さまでございます」
炎「なら曹丕が皇帝になれたのだから、私がなってもよいな?」
こんな考えの奴がこのあとどっと増えていくんですよね……(笑)

>ガンスリンガーガール
僕は結構好きですけどね。あれはまぁ細かい設定とかはツッコまずに
雰囲気を楽しむアニメですよ。(でも単に僕が「嫌らしい人」なだけかもw)
ゲームについてるDVDで見てるんで、早いトコ全部揃えないと(^^;

>プラネテス
一度BSで全話見てるんですが、ハズレな回がほとんどなかった良作だと思います。
オープニング映像は燃える!

追伸1:永一さんとこは今日から忙しくなりそうですかね? 僕んとこもどうかな〜?
ちなみにウチの職場には日経あります(笑) でもそのうち無くなるのかも。

追伸2:小瀬アナの楊貴妃コスプレ番組は見ておきたかったなぁ(^^;
今の仕事になってから、夜TVあんまり見なくなり、代わりに深夜・早朝番組に
すっかり詳しくなっちまったい(笑)


霊力のこもったタライ 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月28日(火)22時57分11秒

>鹿角さま
>孔子は天皇の様なものといってましたが

象徴だと言いたいんでしょうか?それとも現人神?
孔子は帝冕をつけることのなかった「素王」だという考えもありますし。
孔子は地上で王様になりませんでしたが、
死後、中国の形而上世界の王様になっていったとは言えるでしょうね。

>陳さんのことが日経にのったのはいつですか?

前言ったとおり最近職場で日経新聞読んでないので
(どうも新聞購読料も経費削減の対象になったらしい)、
どうなったか知らないんですが。
日経最終面でやってる「私の履歴書」というシリーズで
陳さんが二二八事件語ってました。
一年くらい前かなあ?
「私の履歴書」は白川静翁なんかも書いてたことありましたね。

>two_yossyさま
>Topの画像が変わりましたな。古拙でなかなかナ〜イス!!

ありがとうございます。
でもあれは完全なウケ狙いなので、しばらくしたら戻します。
岳飛と姚氏がカメならぬタライに乗って流されてくとこが面白いでしょ。

>ところで襄陽攻防戦と言えば、金庸の『神G侠侶』。

ごめんなさい。金庸は分かりません。
職場でも金庸読んでる人いるから、広まってるなあとは思ってるんで
すが。そのうちに映像は見るかもしれないです。


Top 投稿者:方壺島主  投稿日: 9月28日(火)22時07分20秒

 Topの画像が変わりましたな。古拙でなかなかナ〜イス!!
 自分もこういう古拙な木版絵を集めた資料をコツコツ捜しているのですが、なかなか。
 ところで襄陽攻防戦と言えば、金庸の『神G侠侶』。日本でアニメ化もされたようです。
『射G英雄伝』『倚天屠龍記』の間に位置する三部作のひとつで、この三部は日本人読者
の間でも人気。『射G英雄伝』はこのほどDVDがリリースされ、一部で話題に。『笑傲江湖』
のTVドラマはレンタルして観ましたが完全な駄作でした...。


無論 投稿者:鹿角  投稿日: 9月28日(火)15時36分34秒

蒋介石時代ですが


テレビで 投稿者:鹿角  投稿日: 9月28日(火)15時35分35秒

古瀬リポーターが楊貴妃のコスプレで
玄宗のもとに帰るというのがありました
中国でも日本亡命説は有名みたいですね
違う番組ではイラン人説をやってましたが・・・

世界遺産では孔子ネタ
杉山さんは
孔子は天皇の様なものといってましたが
当たってるんでしょうか?

>管理人様
陳さんのことが日経にのったのは
いつですか?よければ教えて下さい
でも陳さんの作品が台湾で発禁だというのも
道半ばで知りました  どうしてかなあ?


Who's who  陳舜臣 投稿者:鹿角  投稿日: 9月28日(火)09時19分18秒

陳さんの文芸読本
孔明や曹操が違う評者で二回も載せるなら
その分他作品にもスペースあけて欲しかった・・・(T_T)
                                   
あと林真理子との対談も掲載されてましたが
こぼれ話的な話がカットされてて残念
(ヅカ贔屓なのをそこで知ったから)

50万年の死角
こちらは伴野さんの乱歩賞受賞作
北京原人をめぐり日中入り乱れてのミステリー
でも蒋介石はそんなに化石に執着したのでしょうか?
配下の藍衣社に十三妹なる女性も出演
(でも彼女だったら共産党の方がふさわしいような気が・・・


詠み人知らず 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月25日(土)20時16分30秒

人物事典に反映させるため、宋末元初をちょっと調べてました。
すると一部の日本語書籍の襄樊戦の記述に混乱があることを発見。

まず史実かな:
西暦1273年1月にマンジャニーク(回回砲)が使用され樊城が陥落。
同年2月に呂文煥が襄陽をもって元に降伏する。

襄樊戦の終息に向かっての流れですが、『宋史』『元史』の記述や杉山
正明氏らモンゴル史家の著書ほか雑多な本をひっくり返したので、この
流れは多分間違いないと思うのです。

ところが
『世界史年表・地図』(吉川弘文館):
「1273〜74 元軍,南下し,樊城・襄陽を取る」
なぜか襄樊戦が1274年まで続くことになっている。
直前の「1272 襄陽奪回」って記述も変なんだけど。

『戦略戦術兵器辞典 中国編』(学習研究社):
「1273年春、前線で組み立てられたマンジャニークの射撃は、(中略)
樊城を孤立せしめ、市街戦の末にこれを制圧した。
 11月には、襄陽への射撃が開始された。(中略)ここまで勇戦した
呂文煥も、解囲の可能性がもはや皆無であることを認め、翌年3月、
モンゴル軍の勧告に応え降伏、開城した。」
これまた襄樊戦が1274年まで続くような表現。

ふたつも1274年が出てくる以上、どこかにネタ元があるんだろうけど、
それがよく分からない。
憶測ですが、1273年は宋の咸淳9年・元の至元10年で、1274年は宋の
咸淳10年・元の至元11年だから、どこかで10年どうしの混同が起こっ
たんじゃないか…。違うかな。

全然関係ないけど最近ビデオ借りるとアニメばかりだわ。
「ガン・スリンガーガール」
嫌らしいお話。少女の殺し屋で露骨にシンパシー誘ってるんで、大の男なら
同情に値しないのか…とか考えるともっとやらしい。見てるほうは哀しいん
だけど、主観的には彼女たち倖せなんだろー。
「ガンパレードマーチ」
やらしい世界観設定には最初は期待を持たせた。壬生屋の死の前後あたりは
展開にふるえた。最後にラブコメに終わって幻滅した。
「プラネテス」
原作マンガのほうが個人的には好み。アニメはパトレイバーを意識している
らしいが、近未来社会派ドタバタという共通点しか見えない。
「攻殻2ndGIG」
1stシリーズの笑い男は設定が込み入ってるだけの荒唐無稽な話だったけど、
詰めはしっかりしてた。個別の11人、ちゃんと詰めてあるのかどうか。個
別主義も新造語のような顔してるけどIndividualismと戻したとたんに化けの
皮が。かれら黒色思想の実践家にしか見えないな。個人とか自由とか社会と
か突き詰めるとあーなっちゃう。百人百流で一貫した体系がないのもそう。


中国悠遊 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月24日(金)21時20分2秒

『週刊中国悠遊紀行』(小学館)1号2号取りあえず買ってみました。
1号「万里の長城」
スペースシャトルから見えるというのは、最近否定されてたろ〜とか思いつつも、
いい感じですね。
どこでもよく見る八達嶺が中心に据えられてるのはお約束のありきたりとして、
知られざる名所の写真がけっこうあったので、余は満足ぢゃです。
富谷至氏の連載は初心者向け解説に見えて、さらっと面白いこと書いてますね。

2号「桂林」
僕が璃江下ったときは雨上がりで水がひどく濁ってたよなあ…。
蘆笛岩ライトアップは実際「幻想的」という言葉ぴったりなんですよ。

塚本史さん、桂林と鄭国を結びつけるとは強引すぎるっしょ。
それに鄭国って韓に騙されてたのか……。
ぼかぁそういう解釈してなかったので、ちと新鮮でした。河渠書読み直そ。

創刊特価250円はまあまあお得な気がするので、最初だけでもというアレですね。

>太白さま
>曹丕が禅譲した時の「舜と禹の行った事を、いま理解した」でしょうかね。

地味ですけど、これも大言壮語でしょうね。
いにしえの五帝と自分とを比べる曹丕の自信満々の口吻が伝わってきます。
まあ「王莽の行った事」とは言えないし…。(^^;)
わざとらしくも長々と書き連ねられたあの禅譲劇ですが、
綺麗事ならべたてた中でぽっと飛び出した本音というとこがいいです。
引いてるのが孫盛『魏氏春秋』というのが、ちょっと弱いとこですけど。

ところで「中国史上十大豪言壮語」、
成吉思汗は中国史の英雄じゃない!とか
誰かが「と学会」的ツッコミを入れてくれるんじゃないかと期待してた…
思惑は外れました。

>two_yossyさま
ちくま訳は持ってるんですけど、書き下しは新鮮ですね。
「君が才は曹丕に十倍すれば、必ず能く国を安んじ、終に大事を定めん。若し
嗣子 輔く可くんば、之を輔けよ。如し其れ不才なれば、君 自ら取る可し」
劉備が諸葛亮にこんなことを言ったのかどうかは実際はたして?ですが、
いかにも中国的な「君臣関係の理想像」が見えますね。

「相持すること百余日、其の年の八月、亮 疾病なれば、軍に卒す。時に年五
十四。軍の退くに及び、宣王 案じて其の営塁・処所に行きて曰く、『天下の
奇才なり』と。」
とくに孔明ファンというわけではないけど、感無量。


蜀書・諸葛亮伝 投稿者:two_yossy@方壺島主  投稿日: 9月23日(木)23時49分28秒

 弊島にて諸葛亮伝の翻訳開始。裴注が未完ですがお暇なおりにでもご来島あれかし。
 虞翻伝はまだまだ手を着けたばかり。

http://homepage.mac.com/two_yossy/fang-hu_island/index.html


景清 投稿者:太白  投稿日: 9月20日(月)10時26分33秒

>『出世景清』は最後に目を抉りだして旅に出てしまうので、
うわ、なんか景清のお話、勘違いしてました(^^;
あ、アレだ。景清が壇ノ浦から蘇って〜ってそれは源平討魔伝(笑)

>永一さん
おつかれさまです。>列女伝

>「中国史上十大豪言壮語」
面白い並びですね。もし自分がノミネートを許されるならば、
曹丕が禅譲した時の「舜と禹の行った事を、いま理解した」でしょうかね。
(ってまた舜禹ネタかよ自分w)


長かった 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月20日(月)05時54分12秒

ようやく宿題が終わった…。
って『晋書』列女伝の第一稿が上がっただけなんですけどね。(泣)

これから少しまじめに通鑑のほうやろうと思います。


大言を吐く者たち 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月17日(金)20時49分40秒

「中国史上十大豪言壮語」
http://www.sc.xinhuanet.com/content/2004-05/11/content_2107605.htm
が面白かったのでちょっと紹介。

1.秦の始皇帝が南巡すると、儀仗は万千とつづき、威風は凛凛としている。劉邦は「大丈夫として生まれたからにはこのようでありたいものだ」といった。項羽は「あいつに取って代わってやる」といった。
2.大沢郷で、雨の夜、陳勝と呉広はひじを振るって高らかに呼号した。「王侯将相(おうこうしょうそう)寧(いずく)んぞ種あらんや?!」
3.霍去病――「匈奴がまだ滅びていないのに、何をもって家としようか?」
4.陳湯――「強漢を犯す者は遠しといえども必ず誅さん!」
5.冉閔――冉閔が戦い敗れて捕らえられると、慕容后がかれを責めて「おまえのような奴僕の下才が、どうしてみだりに帝を称したりしたのです?」といった。冉閔は「天下は大乱で、おまえたち夷狄の禽獣の類でさえ帝を称しているのに、ましてや俺のような中土の英雄が、どうして帝を称さないことがあろうか!」といった。
6.王安石――「人言は恤(あわ)れむに足らず、天変は畏(おそ)れるに足らず、祖宗は法とするに足らず」。
7.完顔亮――「大柄もし手にあらば、清風天下に満ちん」。「万里車書は合(まさ)に混同すべし/江南豈に別に提封有らんや/兵を移す百万西湖の上/馬を立つ呉山第一峰」。
8.成吉思汗――「人生最大の快楽とは、敵を追って殺し、他人の土地と財産を奪い、他人の妻児が声を上げて泣くのを聞くこと、これらに過ぎるものはない」。
9.彭コ懐――「西方の植民地主義者が東方の海岸で火砲をつきつけて人々を苦役につかせることができた一個の国家の時代はすでに過ぎ去り、再び戻ることはない」。
10.1949年10月1日、毛沢東主席が天安門において世界に向けて宣布した。「中国人民は立ち上がり、世界を震撼させた〜中国百年の屈辱の歴史はここより終わりを告げる! 」

歴史を面白いと思うポイントは向こうでもそう変わりはないわけね。
チンギス・ハーンの言葉とかは、趣味悪いと思うけど、やっぱり歴史迷の病はいずこも…。

>太白さま
>って思ってたんですが、時代は唐末でしたね(^^;

唐である設定上の必要があったかどうかは謎です。
ああいう帮会(秘密結社、ギルド的互助組織)を出してくるのだったら
近世近代のほうがふさわしかったはずです。

>ハシリは日本では近松の『出世景清』あたりでしょうかね?

『出世景清』は最後に目を抉りだして旅に出てしまうので、ちょっと違うような気がするんですが。
景清はオイディプス王の話みたい。

「LOVERS」のほうは、チャン・ツィイーが実は×目××な×ので。
ああ、そこまでネタバレできませんわ。


アサシン 投稿者:太白  投稿日: 9月16日(木)08時37分4秒

『LOVERS』、盲目の暗殺者の話っていうストーリーを聞いた当初は、
「高漸離? でも二回続けて始皇帝ネタなわけないか(笑)」
って思ってたんですが、時代は唐末でしたね(^^;

しかしこの「盲目の暗殺者」って、座頭市等でよく見かけますが(Gガンダムにだっていたw)、
ハシリは日本では近松の『出世景清』あたりでしょうかね?
でもそれだってやっぱり近松が史記を読んで、そこから想を得たかもしれないし…
うーんどうなんだろ?


 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月14日(火)00時32分37秒

「LOVERS 十面埋伏」劇場で見てきました。
うーん、張芸謀ってどんでん返しが好きなのかな。
返しの打ち方にテンポがなくて、ストーリーがぐだぐだにはなっていた
「HERO」と比べると隔世の感があります。(^_^)/~
まあエセ始皇帝のようなタルい茶々入れが登場しなかったから、今回。

しかしこれは一にも二にもチャン・ツィイーの映画ですね。存在感強すぎ。
三四がなくて五にカッコつけながら身勝手な愛の論理を振り回す男某。
えっ、金城武?あれは刺身のツマでしょ。冒頭の遊廓でのらんちきぶり以外
にかれの見せ場ないじゃん。

「風のように自由に生きよう。なにものにも属さず」
なんか雲のジュウザみたいな陳腐な台詞でしたが、現今の体制に対する皮肉
ではないかと思ってしまったのは、穿ちすぎかなあ。


地平天成 投稿者:太白  投稿日: 9月11日(土)09時19分6秒

>ただひとつの懸念があるとすれば、舜も禹も水に苦しめられた王であることだけである。
なーんだ。舜でも禹でも合ってたのか。
みなさまのご指摘感謝です。

しかし、故・小渕氏が「平成」の額縁を掲げてかれこれもう16年か。
御年16歳の少年少女なんかもう、その場面すら知らないって事だよなぁ…。


隠されたるもの 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月 8日(水)20時54分48秒

宮城谷昌光『歴史の活力』ですよね。
元号についての要旨が
http://www.asahi-net.or.jp/~pr4h-wtb/zatu2.html
に簡潔にまとめられてるので参照できます。

「平成」の出典はふたつあって、『史記』五帝本紀「内平かに外成る」のほうは舜、
『尚書』大禹謨「地平かに天成る」のほうは禹、なので舜と禹の両方挙げて正解で
す。(笑)
しかし宮城谷さんもこのへん思いつきでポロッと書いたんだろうに、
成就してしまったら現代の「緯書」(経書を予言書として解釈する怪しげな本)に
なってしまうんじゃ。(-_-;)

台風の被害ですが、うちは取りあえずありません。
なんかベランダでモノが激しく踊りまくってたけど。

>宗教系の叛乱で、次代の王朝になる勢力に組み込まれる(青州兵)ってのも、
>結構珍しいケースなんじゃないでしょうか。

たぶん珍しいです。
王朝交代史の中身も繰り返しお決まりのパターンと特殊個別のケースがあるけど
も、こいつは後者でしょう。
青州兵も曹魏に取りこまれたのは間違いないんだろうけど、
実体がよく分からないですね。
「蒼天航路」でもいつの間にか消えてる汎ちゃんとかどうしたんでせう?
描ききれなかったのか、やはり。


ヅカぁーっ!! 投稿者:two_yossy  投稿日: 9月 8日(水)20時48分30秒

 以前、銀座に映画を観に行ったときのこと、映画館からそとに出ると、街路一面に妙齢
の女性が!! 囲まれたーっ!! 艶福艶福ーっ!! ちょっと恥ずかしーっ!! じつは向かい
の建物が宝塚劇場で、幕がはけてから出てくる花形を待っている方々なのでした。いやあ、
物凄いパワーを感じました。雨の日だったのに。あれはちょっとイチゲンが「チケットも
らったから」とかで行っていいものではない!!
 「平成」は翰林のお話のとおり、禹の言葉ですね。古文尚書の『大禹謨』。でも出典と
しては史記が先に挙げられていましたね。「内平ぎて外成る」。これを「内平らかにして
外成る」とやっていましたが、「平ぐ」には「平定する」の意があり、「成」も「たひら
ぐ」の意がありますから、「まず国内を平定して外国を征服する」と解することも。それ
じゃあアジア諸国に障りがあるから、古文尚書から「地平ぎて天成る」を持ってきたんで
すね。これは一海知義氏の孫引きなんですけど。まあ、どっちにしても民主の意識はまる
でありませんので、一海氏のようなまともな漢学者は相手にしていないようです。


平成 投稿者:太白  投稿日: 9月 8日(水)09時19分34秒

>当たり年
宮城谷昌光が、確か「平成とは禹王(舜だったかも)の治水の故事から取られた字句なので、
水害がおおいのではないか」とか以前エッセイに書いてましたよね。
(なんかスゲーうろ覚えで書いてます(爆))
永一さんとこは大丈夫でしたか?

>黄巾の乱
宗教系の叛乱で、次代の王朝になる勢力に組み込まれる(青州兵)ってのも、
結構珍しいケースなんじゃないでしょうか。
朱元璋と白蓮教……はちょっと違うか?(^^;


…は思いつきで物を言う 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月 8日(水)00時55分49秒

以下たわごと。
「たった九カ月で終わる農民大叛乱ってないんですよ」
誰が言った言葉かはあえて言わない(分かるよね)。
黄巾の乱を指した評言なのだが、僕は疑問に思っている。
まあ、なんでも叛乱とみれば農民起義にしてしまう中国での斯界のありかたも
どうかと思うけど。
こと黄巾の乱については、農民主体だったのではないかという印象を僕は持っ
ている。むしろ叛乱の主力の潰滅が早かったのは、黄巾軍への名士・豪族層の
合流が少なかったからではないかと思う。中国で長続きする叛乱というのは
現状に不満をもつ士大夫や知識人層を取り込んで膨らんでいる。黄巾にはそれ
があまりみられない。
洛陽で内応を約していたのが封諝、徐奉という宦官だったりするのがどうも
皮肉に感じられる。宦官の大立物・張譲も黄巾と繋がっていたらしいし。
あと討伐を指揮した皇甫嵩・朱儁がけっこうしっかりした人物だった。
朱儁が士卒を愛した挿話などは、名将と呼ぶべき要素ありかも。
実際そう呼ぶには多少躊躇があるけれど。

「中国で王朝末期の農民大叛乱というのは、だいたい自然発生的にわっと起こ
って、そして何年間もつづくんですけど、黄巾の乱というのは九カ月で終わっ
ています」
黄巾主力の潰滅は早かったが、青州の黄巾などは、後年曹操の討伐を受ける
まで存続している。ほかにも何儀・劉辟とか別部がいたな。
黄巾の乱勃発とほぼ同時期に起こった五斗米道の乱や黒山賊の乱がいつまで
続いたことか。
ほかの王朝末期となにが違うのだろう。
太平道という宗教が指導していたことをもって「宗教結社」のものとみなし、
階層を無視して議論するなら、北宋末の方臘の乱もマニ教の乱で農民大叛乱
じゃないよね(あれも主力の潰滅は早かった、髭宦官強し)。
以上、私見・謬見にすぎず、叩いてやってくんなはい。

>鹿角さま
ぼかぁ宝塚は行ったことないので、分からないっすけど。
楊貴妃が長江下って周防に流れ着いたりするんでしょうか。


何か 投稿者:鹿角  投稿日: 9月 7日(火)14時44分18秒

玄宗と楊貴妃を
宝塚でやるそうで
贔屓にしてる陳さんは見に行くのかな?
玄宗はとても若作り・・・


災異説 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月 7日(火)11時29分55秒

今年は台風の当たり年か、西日本は痛めつけられっぱなし。
これで地震や噴火もあったりすると、
中国史的には政治が悪いとか、王様の徳が足りないとか
こじつけるところですね。

>宣和堂さま
>自分は軽くて字もでかい二十冊本のほうが好きです。

やっぱりそうですか。
これで縮印本のほうがものすごく安かったら飛びつくかも
しれないけど。

通鑑邦訳のほうはえちぜんさんが手を挙げてくださいました。
お仲間あと百人くらい欲しいなー。(^^;)

>鹿角さま
陳舜臣さん、日経新聞でやってましたね。
職場で日経読めなくなったんで、どういうふうになったのかは
チェックしてないんですけど。

2・28事件は、台湾現代史の根っこという気がしますね。
内省人と外省人の対立も、いまやってる独立派と統一派の争いも、
結局そこに行きつく。
相容れがたい二つの台湾があって、政治や状況に翻弄されて、
苦しむのはそこに住む人だという。
妥協的な現状維持派が現在多数なのも、血を流す痛みを知ってい
るからでしょうが。


道半ば 投稿者:鹿角  投稿日: 9月 7日(火)09時07分22秒

陳さんの自伝
これを読むといかに2.28事件が
ひどい話だったかというのがよくわかります
ヒンシュクかいまくってた大陸人もいたそうで・・・
「日本人は威張ってはいたが
仕事はちゃんとした なのに政府は・・・」
という台湾人の言葉は重いです


読むなら 投稿者:宣和堂  投稿日: 9月 5日(日)14時31分4秒

 縮刷版だといちいち出すのが億劫になるので(自分は縮刷版しかなかったとはいえ通鑑紀事本末を買いましたが、やっぱり重いしでかいし引っ張ってこようとすると億劫です)、自分は軽くて字もでかい二十冊本のほうが好きです。気になったらちょくちょく引けますし、寝っ転がって読めますからね。場所は食うんですけど…。


さらに悩ましてみる 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月 4日(土)23時18分11秒

縮印本なら少し安いですが
http://www.frelax.com/cgi-local/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=ZZTJ014212
http://www.toho-shoten.co.jp/cbook/CBookView.jsp?cbc=114304
わりに変わらないお値段かも。


け、決断がつかない...悩 投稿者:two_yossy  投稿日: 9月 4日(土)18時23分10秒

13,330円、13,330円、13,330円...ブツブツ。

http://www.frelax.com/cgi-local/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=ZZTJ023228


なかなか 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 9月 2日(木)00時14分43秒

「三国野球」
http://f27.aaacafe.ne.jp/~sonpoko/
でちょこちょこ遊んでいます。
簡単なゲームだけど、妙にハマリます。

魔王董卓のチームではじめてみました。
開幕10連敗を喫し、こりゃダメだと思ってたけど、
じわじわ上げて今3位(103試合54勝49敗)です。
チーム打率(.327)・総得点(637)は6チーム中最高、
チーム防御率(5.67)・総失点(592)は6チーム中最悪という
なんとも大味なチーム。
3割バッターがたくさんいても、防御率6点7点のピッチャーを采配する
のは頭が痛い。
ピッチャーがいちばんいい孫呉がトップ走っているのもむべなるかな。

>殷景仁さま
>白川静の文字学は、藤堂氏の音韻・音声方面による研究の反発から始まっています。

ルサンチマンは大切ですよ。エライ人には必須のもの(笑)。
金文とか甲骨とか『説文解字』とか触る気のない自分には、ここらの凄さ
が実のところ分からないのですが。なんとなく圧倒されるという。

>井波律子の著作では、『中国的レトリックの伝統』(講談社学術文庫)というのがあります。

分かりやすい紹介ありがとうこざいます。
中世の文学やとくに三国時代に対するこだわりのほうが古い大元なんだな
というのをこの辺感じます。

>それでも最近の著作のように、ややもするとやっつけ仕事の感がある内容だったり、

最近のでも面白いのは面白いんですけどね。
一般向けの紹介に眼目を置いてるから、やっつけ仕事に見えるのかもしれ
ないです。
もう一皮むけると中野美代子になるかもしれない。


白川静その他 投稿者:殷景仁  投稿日: 8月30日(月)10時45分19秒

よく知られていることですが、白川静の文字学は、藤堂氏の音韻・音声方面による研究の反発から始まっています。そこから彼独自の学問が発展したことも、あれだけの成果を残したのも事実なのですが、時として藤堂氏らの研究に代表される音韻・音声の研究成果が、抜け落ちる点があることも注意しておくべきだと思います(もちろん、さすがに『字統』などでは、漢字の音声についても一定の注意は払っていますが)。

あと井波律子の著作では、『中国的レトリックの伝統』(講談社学術文庫)というのがあります。文庫は影書房の原本から数編が割愛されていますが、それでも最近の著作のように、ややもするとやっつけ仕事の感がある内容だったり、妙に「現代思想」を引っ張ってくることもないので、読んでみるのもいいかと思います。個人的には、卒業論文であった「文心雕龍論」に感心しています。これが卒論だったというのもすごいことですが、この難解な書物の文学観に関する論文が、「文庫」という媒体で一般読者にも読めるようにしたということは、非常に敬服します(白川静の主要な著作も、文庫で読めるというところが、非常な強みでしょうね)。修論である『曹植論』や、曹操・陳琳・阮籍などの文学者についての論文も、着眼点に面白いところがあります(もっとも、カタカナ語を使うのが好きなところは、相変わらずですが…)。


白川氏の影響 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月30日(月)09時46分34秒

宮城谷昌光氏が白川翁の影響を受けてるのは、ご本人が公言されてるこ
ともあり、漢字の蘊蓄なんかで丸出ししてたり。
酒見賢一『陋巷に在り』も強烈。白川『孔子伝』がなかったらこの小説
なかったんじゃないかと。
孔子儒以前の巫儒──は、なぜか後漢末まで広がりを見せ、
大西巷一『女媧−JOKER−』で三国の武将たちが礼力戦争を
やらかしている。
とか考えると、ストーリーテラーたちに与えた白川氏の影響というのは
甚大なものがあるなあ、とふと思いました。

今までさほど強く実感してなかった。


修辞か思想か 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月29日(日)20時24分53秒

>two_yossyさま
うーん、ちょっと下に貶してはみたものの、井波律子女史は好きな人だし、
お会いしたことないけど僕は恩人だと思ってるので、少しバランス取って
フォローしておきます。(フォローになってるかどうか)

僕は個人的に井波女史の扱うテーマはしごく好感を持ってます。
人の(民衆の)原初的な情動に従った破壊的ですらある行動(場合によっ
ては「悪」と規定される)をそのまま文学的に肯定してしまう。
主題を一文でいうとこうなると思うんですが、そういうカオスの魅力を井
波氏は中国文学や中国史から掘り出して呈示してくれます。
『破壊の女神』や『酒池肉林』が面白いのは、人の過剰な情念に寄り添っ
てうべない、それを巧みに切り出しているから。

two_yossyさんのおっしゃる「現代思想」ですが、
井波女史がそういう思想的な切り口で中国文学を裁断してるとは、僕は思
っていません。引用は文学の中にみえるカオスを肯定するためのレトリッ
クにすぎないのではないか、と考えています。
しかし、どうしてそういう引用をするかという説明がないので、ご都合主
義にも感じられるし、西洋文学の箴言でもって中国文学の権威づけを図っ
ているようにも感じられるんですよね。

やっぱりフォローになってないか。
「洗練された」と言えばいいところを「ソフィスケートされた」とやって
しまう文体もどんなものかな。


たしかに... 投稿者:two_yossy  投稿日: 8月29日(日)01時57分19秒

 井波律子氏の作品は、『中国人の機智』だったか『酒池肉林』だったかを読んだときに、
「すごい才人だな」と思ってその後つづけて読んだのですが、どうもふるわない感じですね。
なんとなくどれも「その程度?」で終わっているような。現代思想を大いに取り込むのは
いいことだと思うんですよ、小生は。そういう読み方をあまりにもしてこなかったし、ま
してやフランス人に期待するわけにも行かない。ウェイリーやマスペロの著作に触れてい
るにしても。いつまでも「東洋には東洋の語法がある」という自同律でグルグル回ってい
ても。自分は漢文を読むのと同じくらい「現代思想」を読むことを大切にしています(でも
頭が悪いから全然身につかないけど)。
 ただその論法が言っても、井波氏の分析は皮相的すぎますよね。ご指摘の「熱力学の第
二法則」の件もそうですが。せめて中村雄二郎の『術語集』ぐらいは読んどいてほしい。
それと新たな手法を導入するのはいいんですが、関係の必然性がよく分からないと本当に
ただ奇を衒ったのと変わらないし。どうせならシノワなものにも合いそうなフーコーとか、
オリエンタリズム批判のサイードとか。「群衆」からマルクス経由でアルチュセールとか、
ヴェーユとか、ベンヤミンとか、廣松渉とか。ロジックやレトリックの相でなく、いっそ
言語学に行って丸山圭三郎とか。
 ほかにも現代思想で面白い切り口は山ほどあると思います。ぜひ勉強してもらいたいも
のです、京大出なんだから。それと10冊読んで1冊書く、ような文章はやめてもらいたい
ものですね。活字離れが究極に進んだ現状では、「世説新語にはこんな面白いエピソード
が」とやるだけで原稿料がもらえるのでしょうか。もっともっと知の原野に踏み込んだ文
章でないと。だいたい究極に活字離れが進んでいるんだから、その手の本を買う手合いは、
そんな「紹介」文で満足するはずないじゃないですか。
 そう考えると、昔読んだ白川 静先生の『金文の世界』や『孔子伝』はすごかったな。ま
るで上質の推理小説を読んでいるような興奮を味わいました。まあ白川先生の著作は、間
然とするところのない硬質な文体と相俟ってどれも素晴らしいのですが。日本語論そのも
のとも横断しちゃうしね。藤堂明保氏や鎌田 正氏が、既成の「漢文」の延長上の知識によ
っているのに対して、白川先生は徹底して考古学資料に基づく考証をしてるから、字義な
どで学説に相違も。宮城谷昌光は「以前は」白川先生の本で随分勉強したとか。
 井波氏も「三言」や「平話」などの白話文学系統の紹介者として一家をなそうというの
なら、それならそれで中途半端な文章を書かず、もう少し勉強してもらって我々をアッと
言わせてほしいものですね。

追伸:列女伝方面の調査、随分進んでいるようでなによりです。


おかしなおかしな 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月28日(土)21時01分56秒

長らく積ん読にしていた井波律子『中国のグロテスク・リアリズム』にようや
く手をつけました。
馮夢龍『三言』のいかがわしさを紹介した本で、内容は面白いと思うんだけど。
文体はアカデミック調の悪文で、どうもねえ。
ラブレーとかバフチンとかバタイユとか引いて腰折られるとテンポも悪いし、
西洋文学の基準に阿諛してるようにしか思えないし。
相変わらず「エントロピーが暴発」とかいうこの人独自の決まり表現出てきて
笑いました。二重におかしな比喩なのよ。エントロピーは増大するもので暴発
はしない。増大すれば増大するほど、ぬるま湯に、平坦になる。
井波さんのおそらく考えてるカオス状態とはむしろ逆になっちゃうのです。
以上、けなしまくってみましたが、中国近世に成立した短編小説集の紹介とし
てはよいかもしれません。

山崎純一『教育からみた中国女性史資料の研究−『女四書』と『新婦譜』三部書−
(明治書院)とか見てます。
曹大家(班昭)からはじまる女性教訓書の歴史…。
列女伝やるうえで基本になるとこだから押さえとかないといけないとは思いつつ、
…そそられないなあ。
比較するのも変だけど、列女伝がいかに苛烈でミョーな魅力に満ちていることか。

成田美名子の漫画を『エイリアン通り』あたりから読み直してました。
ああこういう話だったか。
『NATURAL』で思ってたけど、面白さのツボが普通のストーリー
漫画とは全然違うんだよ。


便利ならいいかなあ・・・ 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月26日(木)21時22分2秒

>石野陽虎さま
>永一さんとこの「アンテナ」は重宝させていただいています。

勝手にリンクしまくっているうえに、結構目立つところに置いてるもので、
多少の懸念をもちつつ、公開してるんですけども。
でもこのアンテナのおかげでアクセス数だいぶかせいでます。(^^;)

アンテナのリンク先削ったり貼ったりのご要望は遠慮なくお願いします。
ここの更新チェックしてほしいというご意見も。
中国史系の便利なアンテナを目指してますので、実際便利で支障がないなら
ええこっちゃですけど。

>青青生さま
青青生さんとこのイラスト萌えですよ、カッコよいですよ。(^^)/
妙なトーンで応援しつつ。
こちらこそよろしくお願いします。

>太白さま

>ペさんはどの字なんだろう?

ペ・ヨンジュンさんは裴容浚さんらしいですよ。

>ところで「永一直人」って本名なんですか?

頭韻?な名前ですが、本名ですよ。
マイナーな難読姓のひとつで、日常では「えいいち」と呼ばれることも多いけど、
いちいち訂正してないです。
ネットでは、僕が始めたころに半角英数(国際基準)のHNが推奨されてた
こともあり、ハンドル考えるの面倒くさいやと思って、本名のローマ字表記
にしちゃってから惰性でそのままです。

僕の知る限り、うちの苗字は明治新姓氏で今は名古屋と松山にしかいません。
5親等でおさまる親戚だけね。「永市」姓なら結構いるらしいんだけど。


以下真面目な話。
「ベルセルク」27巻を読みながら、、
妙に大人しく妙に前向きで礼譲を知るファル姐はつまらない。
火刑好きでファナティックで肉親の愛を知らずSMな彼女は何処へ
行ったんだ〜。戻ってこーい(違。


ぺ様 投稿者:太白  投稿日: 8月25日(水)20時34分53秒

そういえば、金泳三元大統領もヨン様だよなぁ(笑)
ペさんはどの字なんだろう? というか韓流ブームの割にはニュースに出る政治家や
歴代大統領ほどには俳優の漢字って伝わってないですね。
(まあいろいろあるんでしょうけど(-_-;)

ところで「永一直人」って本名なんですか? 姓と名の音が"な"からはじまってて、
どこか韻を踏んでますね。


リンクありがとうございました! 投稿者:青青生  投稿日: 8月24日(火)15時30分52秒

拙サイトからもリンクさせて頂きます!(ただ、現在諸事多忙なため、作業が来月まで遅れると思います・・・)
今後ともよろしくお願いします。
とりいそぎご挨拶のみ。


つ、つらい 投稿者:石野陽虎  投稿日: 8月24日(火)00時46分33秒

>家族持ちで仕事もバリバリなかたとは思えないですよ。
思えないってことは、「仕事もバリバリ」ではないんでしょうねえ、きっと。つ、つらい・・・

>しかし、なにがしかの執着があって不思議と続いてます。
そこが大事なとこなんでしょうねえ。
話変わりますが、永一さんとこの「アンテナ」は重宝させていただいています。コンテンツでは更新がなくて、掲示板のみで動きがあるとこが多いので、その辺の動きをつかむのに、毎回、こちらのトップページにおじゃまさせていただいています。

>これは見落としてました。修正しておきました。
お手数かけて申し訳ないです。

http://homepage3.nifty.com/alacarte/


どうも 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月22日(日)21時07分21秒

>石野陽虎さま
ごぶさたしてます。丁寧なお知らせありがとうございます。
石野さんところは老舗なうえに頻繁に更新されてるんで、いつも感心しています。
家族持ちで仕事もバリバリなかたとは思えないですよ。

>あらためてリンク先などを一巡してますと、休止、閉鎖が多いことを今さらながらに
>感じました。

個人サイトの限界というのはつくづく感じます。
環境が変わって更新ができなくなる人、ジャンル自体への興味を失って放置する人、
それぞれですが取り残されるほうは寂しい。
うちもこんなサイト投げ出してしまおうかと思ったことは数知れず。
飽きっぽくて気分屋なものですから。
しかし、なにがしかの執着があって不思議と続いてます。
古いのが元気に見えるようではだめで、新しくて粋のいいのが雨後の筍出てこないと
いけないんですが、芽が出たあたりで萎んでるとこ多いですよ。

>バナー上のアドレスも、お暇な時にご修正いただけたら幸いです。

すみません。これは見落としてました。修正しておきました。

>アメリカのレスキューの電話番号「911」のパロディでもあったりするんでしょうか?

どうでしょう?
電話したら救急隊員が来てくれるというような暗喩は感じなかったですが…。
でも沿岸警備に予算がなくて、電話が通じないという話はあったかなあ。


サイトアドレス修正のお礼 投稿者:石野陽虎  投稿日: 8月22日(日)10時09分41秒

ご無沙汰いたしております。「中国歴史あら?カルト!」の石野陽虎でございます。
うちのサイトの旧アドレスもいよいよ8月末で強制閉鎖となりますので、ようやく重い腰をあげ、リンク先の皆さんにお知らせメールを出したり、掲示板に書き込みをさせていただいております。

永一さんにおかれましては、すでに変更していただいており、まことにありがとうございます。
それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。

(追記)
あらためてリンク先などを一巡してますと、休止、閉鎖が多いことを今さらながらに感じました。
私が知らないだけで、新しい元気なサイトはどんどん生まれているのでしょうが。

ところで、永一さんのリンクのコーナーで、うちのサイトのアドレス、文字のところは修正いただいているのですが、バナー上のアドレスも、お暇な時にご修正いただけたら幸いです。

ところで、「華氏911」って、紙の燃える「華氏451」のパロディなのはもちろんなのでしょうが、「9・11」テロだけでなく、アメリカのレスキューの電話番号「911」のパロディでもあったりするんでしょうか?

http://homepage3.nifty.com/alacarte/


「笑えなかった」 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月22日(日)03時10分53秒

「華氏911」見てきました。
深夜帯にしては、人がそこそこ入ってましたね。
感想は一言でいって「笑えなかった」というに尽きます。
(これが褒め言葉になる映画というのもすごいけど)
小ブッシュの天然ボケとマイケル・ムーア流の軽妙なユーモアが随所に
見られるものの、やはり重たいものが乗っけられている感じがしました。
いや不覚にも涙腺ゆるみそうになったシーンが多々ありました。
「この四年間は夢だったのか…」「いや現実だ」という冒頭の惹起が
最後まで尾を引く。映画の外にまで続く。
これは「現実」で、フィクションの余韻などというものではない。

「華氏911」は自由が燃える温度の謂いなんだそうです。
9・11以前からの利権で結びついたもたれ合い構造を暴露し、
9・11以後、アメリカ社会内部の統制と監視が強まるようす、
そして戦争の欺瞞を容赦なく斬ってみせる。
自由と民主主義の総本山、世界で最も豊かな国、突出した軍事力を
保有する国、にもかかわらずちっとも安全でない国、敵をわざわざ
作り出している国、そしてあまりに大きな貧富の格差。
アメリカはイラクを解放する前に自国を解放しなければならない。
映画はその目標をブッシュ再選阻止というところに閉じこめる。

これはプロパガンダであり、映像のパッチワークなわけですが、
たぶんアメリカ国民にとってよりましなのは、
小ブッシュよりマイケル・ムーアを取ることだと愚考するわけです。


語呂合わせ 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月21日(土)21時31分41秒

「世に例(420)」「苦労(960)の多い」はなかなかいい感じがしますね。
歴史年表見てると思いつきはあるものの、なかなか良いものは難しい。

人々ムッと(610)す大運河建設。
なんここ(755)にはじまる安史の乱。
通れし(1004)契丹、澶淵の盟。
西夏建国、道の遠さは(1038)。
意にさし(1234)たるは金の滅亡。
意になく(1279)も南宋の滅亡。
意志にひとたび(1421)北京遷都。
色よし(1644)からず明の滅亡。
ひとつ国は(1928)北伐の完了。


以下、真面目な話。
僕の苗字の「永」という字は、中国語でも韓国語でも「ヨン」と呼ぶのです。
真に「ヨン様」と呼ばれるべきが何者か、誰しも理解するだろう。
と、かくも切なる主張をしているのに、誰も呼んでくれません。
黄色い声を上げてくれる女の子もいません。
何故だ!世の中間違っている・・・。


年号語呂合わせ 投稿者:perdido  投稿日: 8月19日(木)19時27分6秒

こんばんわ。皆さんお久しぶりです。今歴史年号語呂合わせスレが盛り上がってます。
(このレスの最下端参照)
自分もいくつかオリジナルを作りました。(「*」は除く。「・」は他の方のものをアレンジしたもの。)
主としてアジア史関係を挙げてみます。

-221秦の中国統一
始皇帝、鈍い(ニブイ;221)六国併呑し。
【解説】始皇帝時代の六国は暗君ばかりで対秦政策が後手後手になり、中には讒言を信じて名将李牧を殺してしまった趙の幽穆王遷のような君主もいた。
廉頗や藺相如のような鋭い外交手段を使う力量は失われていた。斉は、西側の国境付近を精鋭でかためたが、北側から攻め込まれほとんど無血開城の状態だった。

江南の「賛意は(318)」東晋元帝に。

【解説】東晋は、江南の豪族と華北から逃れてきた貴族にささえられた政権であった。
政争がありながらも東晋の政権は支えられてきた。

420南朝の「世に例(420)」となる劉宋建国

【解説】南朝は、貴族が支える政権であったが王朝が一旦衰退すると寒門出身にちかい有力武将が新王朝を築くパターンが繰り返される。
そのため、「南朝の世に例となる」とした。

北魏の「施策(439)」は華北統一
蕭道成、宋の「世なく(479)」して斉建国。
楊堅の隋建国を「祝い(581)」ましょ。
陳王朝「御役(589)」御免だ。隋の統一。

*618唐建国「ロイヤル(618)ファミリー、唐公李淵」

【解説】李淵は、隋の皇室と同じく北周の八柱国の出身で姻戚関係にあった。ロイヤルファミリーにふさわしい血統である。

百済人滅んで日本にムリを(660)いい。
白村江、ムリさ(663)百済の再建は。
高句麗のムリは(668)効かずに滅亡し。
本当はムリな(667)カリフにムアウィーヤ
ムリな(667)カリフにうまいや朝


*960宋建国「苦労(960)の多い宋建国」

【解説】宋が建国されても、未だに十国の地方政権は残っていた。遼に支えられた北漢など強敵がひしめいていて統一の前途は多難であった。

・北宋の「人々逃げろ(1126)」、金が来た。(北宋の滅亡)

明建国を「勇むは(1368)」太祖朱元璋
アステカは、「以後ふい(1521)」討ちで滅亡し。
ピサロ来て、「以後身に(1532)」危険インカ皇帝。
ソ連軍、「意気込む(イキゴム;1956)」先は、ハンガリー
ソ連軍、「行くごり(1956)」押しの、ハンガリー動乱
アフリカに「幾群れ(1960)」をなす独立国

う〜ん寒すぎか(苦笑)。解説が誤ってたらご指摘ください。
編集済

http://history.ten.thebbs.jp/1088157735/


物事の因果 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月18日(水)23時42分37秒

>鹿角さま
新選組にハマっておられるんですか?
僕は幕末に(薩長にも佐幕にも)あまり思い入れがないもので、
なんかコワい集団だという印象が強いんですけど。

萩と鹿児島の史跡は一巡りしてますけど、薩長派でもないワタクシ。

>江戸にいる慶喜が替え玉で

それはお遊びでしょうね。
大坂退去や江戸開城のいきさつからも、慶喜という人は非常の才の
なかった人だと思います。平時ならそこそこの人だったでしょうけ
ど。まあ下手に意気盛んだったり、大器だったりしたら、血もたく
さん流れただろうし、明治維新がだいぶ遅れた可能性もあるんです
が。

>彼らの蝦夷独立がうまく行けばよかったのに(T_T)

榎本武揚の構想でしたか。
歴史のIFとしてかんがみるに、戦争状態が長く続いたんではない
かと。もし、独立国として存立しえたとして、正統性をどっから
持ってきただろうかには少し興味あるかも。

>反日感情を利用してる間は

アジア杯の騒ぎについては、僕もいろいろ思うところがありました。
自身未整理なので、お耳汚しながら長文をば。
今回の件でマナーの悪さという点では欧州のフーリガンなみのひどさで
したし、政治とスポーツを結びつけるという点(これは古くて新しい問
題ながら)も、眉をひそめざるをえなかったのはたしかです。
ただでさえ国交回復以来日中関係は最悪とささやかれていたところを、
今回の事件でそれを再認識させられました。
今後も尾を引くであろう憎悪の泥仕合・煽り合いのことを思うと、げん
なりします。

ただ反日感情の問題は根が深いです。
均質性の低い国家を統合するために中南海の政府が人民の「抗日」の記
憶を利用しているとか、中国の若者の反日は教育のせいだとかいう議論
も、一面では正しいと思いますが、それだけで語られると違うと思いま
す。中国人の反日感情の源泉はやはり日本の中国侵略です。
日本人としては戦後60年も経ってなぜ言われ続けるのかという思いも
ありますが、ここに来てはやはり日中双方の戦後処理がまずかったとい
うことになると思います。
中国では蒋介石の「以徳報怨」や共産党の「悪いのは日本の軍国主義で
あって、日本の人民はむしろ被害者なのだ」という公式見解が建前とし
てずっとありました。しかし、建前は建前であって中国の大衆の総意を
代表したものではなかった。むしろ言いたいことを言えずにフラストレ
ーションとして溜めこんできたのが今ごろになって強烈に出てきている
と思います。
日本も日本で、はじめて政府が公式に謝ったのが遅かりし細川・村山内
閣のころだったということと、その謝罪や反省も中国の大衆レベルの目
線にはほとんど届いてなかったこと、むしろ政治家の「失言」や靖国参
拝のほうがクローズアップされて、全然反省していないと受け取られた
ことなどが重なっていると思います。
それに加えて近年出てきた遺棄化学兵器・釣魚島(尖閣諸島)問題・集
団買春事件のこともあります。

嫌な予言ですが、日中の不幸な関係はしばらくつづきそうな気がします。
日中の双方にメリットがないので、経済や文化交流に影響が及んでほし
くはないんですけどね。
ちょっと変わった視点で僕が思うには、日本人は一般レベルでも比較的
中国のことを知っています。全然知らない人もそりゃいますけど、教養
レベルで染みついているものもいくらかある。しかし中国人の一般は
日本のことを知らない。文化面でもそうですが、日本が現在平和主義を
国是としているというようなこともほとんど知らない。中国で最も著名
な日本人が東条英機であるというのは悲しいことです。中国が日本の
「再軍国化の懸念」をいうことがありますが、それはかれらの記憶に基
づくリアリティがあるからです。
戦後日本人は中国人の感情や誤解を解きほぐすことを怠ってきたんでは
ないかという気がします。知中家も中国の文化や歴史を日本に紹介する
ことには熱心でも、日本のそれを中国に紹介することは怠ってきたんだ
ろう、と。中国の知日家は数自体少ないので、これまた。

>中国は五輪のような大会を開くべきではないと思います

視点は違うんですが、今の商業五輪は問題含みだと思ってるので、
北京五輪がつぶれても、別に構わないなあ。(笑)


>two_yossyさま
「蘭亭序と蘭亭偽作説」読みました。恥ずかしながら存じませんでした。
文革期の権威破壊の一環という解説でしたが、はたして。

最初に唱えたのが阮元というのと、李文田というのとあるけど、これも
どっち?


苦言 投稿者:鹿角  投稿日: 8月17日(火)14時31分38秒

反日感情を利用してる間は
中国は五輪のような大会を開くべきではないと思います
最低限選手の安全は保障すべきです
管理人さんのご意見は?


真偽 投稿者:two_yossy  投稿日: 8月17日(火)09時25分47秒

郭抹若氏の「蘭亭帖と蘭亭集序偽作説」というのがあるそうですが(宮川寅雄ほか『中国文明の
原像 下』日本放送出版会 1978)、王羲之の作品を活字として訳出・紹介しようと思っている身
としてはちょっと気になったもので。これはある程度解決されたものと考えてよいのでしょうか。
ま、たしかに漢碑(後漢)や北魏墓誌銘と比べてみても、極端に洗練されてますからねぇ。

http://members.at.infoseek.co.jp/yamashina/ohgisi/LANTEI.HTM


黒龍の柩 投稿者:鹿角  投稿日: 8月17日(火)09時16分17秒

今回も新選組の話
なんとあの北方さんが書いてます(毎日新聞社刊)
燃えよ剣では仲の悪い山南・土方が
こちらでは仲良しなのが嬉しい(^_^)
不治の病を抱えた山南が
命と引き換えに組織を守ろうとするのには
少しジーンとしました
江戸にいる慶喜が替え玉で
本物は土方と行動を共にしているのが
ちょっとびっくりです
彼らの蝦夷独立がうまく行けばよかったのに(T_T)
難をいえば西郷が悪役な所です
対立する二つの正義みたいに書いてほしかった・・・
(銀英伝みたいに・・・でもそこまで要求するのは欲張り?)


六朝関係 投稿者:コルテス  投稿日: 8月14日(土)17時04分14秒


殷景仁さん、ご紹介ありがとうございます。
お大事に。


油が足りない 投稿者:NAGAICHI Naoto  投稿日: 8月13日(金)10時28分38秒

最近、ノリが悪いので、本道を外れたことばかりしてる管理人です。
佐藤武敏『長安』(講談社学術文庫)とか村松暎『五代群雄伝』(中央
公論社)とか、平行して読んでたんだけど、途中で止まっちゃったし。
勝手に自分に課している宿題もけっこうあるんだけどな・・・進まない。

なんか「ビッグ・オー」だの「灰羽連盟」だの「月姫」だの、よく分か
らないアニメはいくつも見てた気がします。

最近読んで面白かった本が、小野不由美『屍鬼』(新潮文庫)です。
ホラーだと思って読んでたんだけど、どうもそうじゃない。
あえていうならパニック物かな。陰惨で人死には多いけど、怖くはない。
というか、いつの間にか人間と共生できない屍鬼に感情移入させられてる
ものね。
人間関係のドロッとしたところを描くのはさすがにうまい。ムラ社会の
機微というのが序盤からリアルに浮かびあがってきます。中盤の混乱と
不安から「人は信じたいものを信じる」心理的防衛を見たし、終盤の狩
りのシーンあたりからは「げにおそろしきは人間なり」という警句が浮
かびました。
尾崎の医者が気に入りのキャラでした。その暴走っぷりも含めて。
主人公の静信君は、どうも理屈は分かるけどやることが浮き世離れしす
ぎているので、ちょっと感情移入できませんでしたね。

>殷景仁さま
あらら、気をつけてくださいよ。
こちら台風が掠めて以来、少し暑さはマシになったような気がしてたん
ですけど、西と東では違いますか。


暑さに注意 投稿者:殷景仁  投稿日: 8月13日(金)08時45分31秒

お久しぶりです。
日射病にかかって39度近い熱を出し、3日ほど寝込んでおりました。改めて恐ろしい病気であることを思い知った次第です。題名にあるように、皆さんもこの暑さには十分お気をつけください。

ところで最近、「六朝政治史の研究」(安田二郎、京都大学学術出版会)と「六朝都督府制研究」(小尾孟夫、渓水社)という興味深い本を見つけて読んでおります。以前コルテスさんとの間で話題になりました、六朝時代の僑民や僑州郡県制、都督制に代表される地方行政に関する数少ない専著として、ここに紹介しておきます(もっとも安田氏の文章は、あまりいいとはいえませんが)。


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