【Bon Voyage】ボン・ボヤージュ〔仏〕:よい旅を。
第9話で桜子の父・勝(小野武彦)が、嫁に行く娘にかけた、最後の言葉。
馴れない正装で、馴れないテーブルマナーや会話に四苦八苦しながら、「豪華客船の船長である父親」を演じきった彼が馴れないフランス語で発したこの言葉は、どんな言葉よりも桜子の胸を打ちました。
「父親もTPOにあわせて取り替えられたらいいのに」と言った桜子を平手打ちにした欧介。
「痛〜い!!」と叫んだと同時に反撃する桜子。
父親を亡くした欧介と、母親を亡くした桜子に共通するのは、親というコンプレックスでした。
数学での挫折を父親の死のせいにしたり、貧乏で田舎くさい父親を敬遠したり。
しかしこの回では、「親」というものについて深く追求しています。
ちなみに勝が発したこの言葉、「ボンボ・オヤジ!」と聞こえたのは、私だけでしょうか…(笑)
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