島朗 著作リスト

私が好きな島朗八段の著作のタイトルをまとめました。 (→日本将棋連盟サイト内紹介ページ

島朗八段応援サイトってまだないんですね。どなたか作りませんか?

「角換わり腰掛け銀研究」 毎日コミュニケーションズ 1994年10月10日
「新版 角換わり腰掛け銀研究」 毎日コミュニケーションズ 1998年9月10日

一つの戦法に絞った定跡本としては史上最高です。とにかく詳しい。とにかく本気。

文庫版で復刊するといいですね。

「将棋界が分かる本」 たちばな出版 1995年4月28日

羽生の七冠フィーバーにあわせて出版された本。一般にはあまり知られていない将棋界の仕組みがわかる、表題通りの本です。

「新手年鑑 vol.1」毎日コミュニケーションズ 1995年8月1日

一年間の新手をまとめるという新機軸の企画。残念ながらvol.2までで打ち切りとなってしまったものの、将棋界の誰かがやるべき仕事だと思います。

「純粋なるもの」 河出書房新社 1996年11月15日
「純粋なるもの」 新潮社 1999年12月

フィクションかノンフィクションか、境界線があいまいなのもまた良し。大山・升田時代とは違う棋士像を鮮やかに描き出しました。

「読みの技法」 河出書房新社 1999年3月25日

この本がなかったら私が24で指将棋をしようと考えることはなかったかもしれません。局面の選定、3人へのインタビュー、コメントのまとめ、どれをとっても他人には難しそうなことばかりです。

「81桝物語」 毎日コミュニケーションズ 1999年3月30日 (鈴木宏彦著 島朗協力)

81個それぞれの桝目にまつわる歴史的一着・構想・詰将棋などのエピソードを集めた本。目の付け所がよかったと思います。

「島ノート 振り飛車編」 講談社 2002年11月29日

各所で大絶賛されベストセラーとなったこの本。並の本とは注ぎ込まれた労力の密度が違います。毎コミならこの内容だけで6巻組のシリーズを作ったでしょう。著者だけでなく編集に携わった方々の貢献も見逃せません。変化が多いのに手順が頭に入りやすいページ構成、話題づくりを考えた宣伝コピー、書店で手に取りやすい装丁など、大手出版社は違うと思わされました。講談社には今後も将棋本を出版し続けてほしいです。

しかし、島八段の原稿が手書きだったのは意外でした。ページごとの字数が決まっているような本では、手書きだと大変そうです。(と思ったのですが、実際に字数を合わせるのは編集者の仕事でしょうか。)

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