2000年1月21日〜31日




1月31日(月)

_ 「セレスティアル・フォース2 大いなる誤算」(中川圭士、角川スニーカー文庫)を読む。 天使とか悪魔の設定がどうもいまいちだったり、 主人公が意味もなくすごすぎたり、という欠点はあるけれどもそれなりに楽しめた。 理由としては 悪魔側が主人公の幼なじみを人質にとったり、そのために主人公が本気になって怒ったり、 という定石を押さえた書き方をしているためではないかと思われる。 クライマックスでのオチも予想外でなかなか良かった。 ただしキャラの描写はちょっと弱い。ヒロインもあまり活躍できてなくて印象が薄かったのは残念。

_ ちなみに「赤本」「青本」というのを見て受験生時代を思い出したのは私くらいか。 受験(入学)した大学の赤本は結局買わなかったが…。

_ アメフト「スーパーボウル」を見る。個人的には何となくタイタンズを応援してたのだが、 負けてしまい残念。でも、最後まで勝負の行方が分からない、素晴らしい試合だった。 というかあと1ヤードでタッチダウンできれば同点、というところで時間切れというのは、 すごすぎる展開だと思う。タイタンズ QB マクネアのランでタッチダウン、 とかだったらもっと面白かったけど(あんなに走る QB は初めて見た。 ラムズのゲインはほとんどパスだったし)。



1月30日(日)

_ TacticsのアミューズメントCD 「ばらえてぃたくちくす!」を買う。 端的に言うと金のムダ。個人的には話のネタに、ということで買ったけど、 「すずうた」の番外編も別に面白くなかったし (特につまらないわけでもなくこんなものだろうとは思うが)、 ニセ詩子や葉子さんのはだか見ても特に感慨ないし…。 とりあえず 「あとりえ雅」 さんの茜&澪壁紙だけは使わせてもらうことにする。

_ 何か最近本を読んで「むちゃくちゃ面白い」と思ったことが全然ないような気がする。 某ノベライズ作家は 「ONE」の4巻(七瀬編)を書き終えてるらしいし、困ったものである。

_ 「おジャ魔女どれみ」最終回を見る。 正体がばれてしまったり、友達のために禁断の魔法を使って倒れちゃったり、 魔法がなくても願いはかなえられるという結論に至ったり、 とまさに王道の嵐。しかし、 どれみ達よりマジョリカのセリフに共感してしまうのはやはり年齢のせいなのか。

_ こういうのを見るとやはり王道な話をきちんと演出した素直な作品は良い、と思う。 どの番組もみんなベタベタな話だったらそれはそれで嫌だけど、 日曜の朝の子供向け番組くらいこういうのではいいのではなかろうか (というか考えてみると面白いアニメも最近ないような気がする)。



1月29日(土)

_ 「スクラップド・プリンセス4 半熟騎士の行進曲」(榊一郎、富士見ファンタジア文庫)を読む。 騎士道大好きな単純青年や卒倒しまくる思いこみ激しいお嬢様、 等「お前は神坂一か」とツッコミたくなるような登場人物が出てくる話。 「殲滅くん壱号」というネーミングはオーフェン的な気もするけど、 そういうことを言い出すときりがないような気もする。 部分的には面白いところもあるけど、全体としてはあまり面白くない。 ちなみに面白いのはアーフィとかガリルとかがからんでる部分くらいである。 それでも世界設定の謎解き部分が面白いと思えるだけでもましか。

_ やはり雑誌連載というのはやめた方が良いのではなかろうか。 「正義」がどうとかいうのはヒロインが「廃棄王女」である時から出ているテーマであり、 単なる思いこみの激しい人間がそんなことで悩んでも、興味が持てない。 読者サービス(?)はそれなりに嬉しいけど、 私が本当に望んでいるラブコメ描写については(一応)兄妹なヒロインとその兄ではそうそうできないだろうし、 やはり「上位世界」がどう、とかそういう話に早くしてほしい (注:「上位世界」というのは話の展開から私が勝手に想定しているだけであり、 そういうのがこの小説中に出てくるのかどうかは疑わしい。 個人的には大和真也的ミクロコスモスな話だと嬉しいのだけれど)。



1月28日(金)

_ 「魔魚戦記」(吉村 夜、富士見ファンタジア文庫)を読む。 「覇壊の宴」 と同じく、 「第11回ファンタジア長編小説大賞準入選」らしい。 冒頭の 「恒星フォルテッシモは、有人惑星ピアニッシモを夕暮れの光で包んでいた」 などという文章でのけぞったりもしたけど、それなりに面白い。 もっとも、作者はポプラ社ですでに本を出したりしてるようなので、厳密には新人ではないような気もする。

_ この作品の売りは「むちゃくちゃな宇宙人設定」(なのだと思う)。 ラブコメとしてはどう考えても無理があるし、第一ヒロインが普通でなさすぎて理解できない (もちろんそういう異常な性格だからこそ、この話が成立するのだが)。 「銀河大戦」がどうとかいう面については「アルゴ帝国」の統治政策に無理がありすぎて納得できない。 キャラ的にもヒロインの兄であるビル・スタッカート以外は特に面白みのある登場人物がいない。

_ ちなみに後書きとか読んでると、続編が書かれそうな気がするのだが、 そういうのは面白くなるだろうとは思えないのでやめた方がいい気がする。 あら探ししてしまいたくなるし (例えばどれくらい未来なのかは知らないが、 イカ・タコ・エイ=デビルフィッシュなんていう言い方が一般的にされること自体おかしいし、 視覚に頼らない種族が「ウィンク」なんて概念を持ってるのもおかしい。 「結婚」という概念が存在すること自体無理がある気もするけど…)。



1月27日(木)

_ アニメ「ブギーポップ」 #4 My Fair Lady を見る。 何か相変わらず面白くない。 あの時間帯でああいう話をするということはやはりオタク向けなんだろうけど、 はっきり言ってあれでは単なる社会不適応者の話でしかない。 それと眼鏡に色をつけるのは何か意味があるのだろうか。 かわいくなくて嫌なんだけど… (現実にそういう眼鏡をかけてる人については別にいいと思うのだが、 あの画面でそれをやられると気持ち悪いだけ。というか全体的に表情が気持ち悪い人間ばかりだが)。

_ 雪駄さんのとこを読んで思ったこと。 個人的には料理の比喩で言うなら「素材=ストーリー」で「料理の仕方=演出」のような気がする (この場合の「演出」というのは構成や文体等かなり広義の意味)。 要するに素材としてのお話をいかに料理するかで、その作品の評価が変わってくる。 その結果として例えば感動、というものがあるのではなかろうか。

_ ちなみにどういう理由で感動したかは人それぞれなので、  「ストーリー」なんて「感動」とはなんの関係もない気がする 、ということもそれは当然あるだろうと思う。 例えば PS 版「To Heart」の志保シナリオ。 ストーリーとしては別にどうということもないし、シナリオ全体としても評価できない。 でもラストシーンから ED 曲に入るところでは感動してしまった(という気がする)。 本当にそれが「感動」と呼ぶべきものなのかは分からないけど、 私が感じたものをもし「感動」という言葉で表すのなら、 やはり「ストーリーと感動はなんの関係もない」と言えることもあるのではないかと思うのである。



1月26日(水)

_ 「有翼騎士団2 夜を紡ぐ銀の侯爵」(赤城毅、中央公論新社C★NOVELS)を読む。 なんか中身が薄い。私にさえ(今回の)敵の正体が読めてしまうというのは、作り方として問題があるような気がする。 というか敵側も頭が悪すぎ。 毒殺でも何でもいいからやってしまえば話が終わるのに (何なら眠り薬を使うなりして、不死輝石をすりかえるというのでも良い)、 だらだらと襲撃をかける意味がどこにあるのか。 お話としてはそれでは終わってしまうからやらない、という面もあるのだろうけど。 サロメアのアレを治すために不死輝石を狙っているのではないか、という気もするものの、 それだったら普通に頼めばやってくれそうな気もするし、やはりよく分からない。

_ とか書きながら この辺 読んで、こういう風に楽しめばいいんだ、と目からウロコ。 そうするとやはり、エウフェミアの言葉の変わるタイミングがいまいちだ、とかそういうツッコミは無意味なのか。 確かにラブコメ描写さえ優れていれば個人的には満足という話もあるのだけれど (でもラブコメとして十分でないからやはり文句を言わざるをえない)。 ちなみに表紙もしくは口絵でヒロインのドレス姿を描いてくれてないのも減点対象だったりする。 本文中のイラストでも悪くはないけど、やはりカラーで見たかった。 もっともああいうドレスはある程度胸がないとそんなに魅力的に見えないのだが。



1月25日(火)

_ わっふる同盟が復活した。良かった。 まあ内容的にはローカルファイルで持ってるし、特に問題はないのだが、 やはり BBS が消えてしまうと言うのはどうかと思うので。 過去ログも早く整理しないといけない、と思いつつどうも気力がわかない今日この頃ではある。

_ グインの話。 別に私も嫌いではないです。ただ面白く感じられないだけで…。 イシュトとかは最初から好きでないので面白くなくてもいいんですけど、 ケイロニア関連ではやはりちょっと、と思います。

_ 「ダイ・ガード」を見る。「ヘテロダインを倒すのが目的でなく、市民を守るのが目的」というのはいいけど、 はっきり言ってストーリーとしてはかなり無理がある。 おじいさんがかわいそうだからヘテロダインへの攻撃をやめさせた。 結果的には「たまたま」攻撃してたら大惨事になってただろうから、それで正解だった。 そんなご都合主義のエピソードにどういう意味があるのか。 主人公達が単なる思いこみで行動するので、全然感情移入できない。



1月24日(月)

_ 「覇壊の宴」(日昌 晶、富士見ファンタジア文庫)を読む。 「第11回ファンタジア長編小説大賞準入選」なのだそうだが、 確かに新人賞応募作だと思わせる未完成、あるいは荒削りすぎる作品。 主人公(というより狂言まわしか)がダメなサラリーマンというのは悪くないにしても、 本筋にからむまでに時間がかかりすぎ。元同級生の自衛隊員(女性)も存在意義がほとんどないし。 というかキャラの扱いがぞんざいすぎるような…。 ほとんど使い捨てにされてる気がする。 せめて主要キャラくらいは、同じ死ぬにしてももう少し意味のある死に方をさせてほしい。 おかげでエピローグにも全然感慨を覚えなかった。

_ 世界の成り立ちや「エルフ」という種族についての謎解きが思い切り中途半端なのも残念。 枚数が足りないというのならつまらない戦闘描写を削ってしまえばいいのであり、 「戦争」を描きたいのなら余計な世界設定などすべきでない (あるいはストーリーの中心にそういうネタを持ってくるべきではない)。 もちろん「新人賞」という枠組みを越えてさらなる長編にしてくれるというのなら話は別だが、 そんなこともないだろうし。

_ ちなみに「つまらない」と書いたが戦闘描写については本当はよく分からないので、 武器・兵器のバランスやリアリティの問題については評価できない。 それと読み始めてすぐ、 異世界なのに「毒蛇=エキドナ」なのは何故?とか思わされるのは嫌なので言葉にはもう少し気を使ってほしい。



1月23日(日)

_ 評価するポイントが、ぜんぜん違う のは確かですね(実はどう違うのかはっきり認識してるわけではないのですが…)。 個人的には「すずうた」は意図はそれほど悪くないけど、それを書く能力がなかったのが問題、 という作品だと思ってます。 もっともこの場合の「意図」は蛍や七海のシナリオで私が読みとったもののことであり、 すずシナリオについては理解できていなかったりしますが。



1月22日(土)

_ 「わっふる同盟」の問題について、サーバ業者からメールの返事が来ないので、 とりあえず仮置きをすることにする。 ネックは掲示板だけど。

_ 某所で結婚祝い。ふと見たらほとんど自分より年下で結構ショック。 小林めぐみさんとは同い年なのだが…。



1月21日(金)

_ 朝起きて わっふる同盟 にアクセスしたら 404 Not Found とか言われてしまった。仕方がないのでレンタルサーバ業者にメールしたのだが、 英語なので言いたいことが伝わったかどうか疑わしい。というかまだ返事のメールが来ない。 むかつくので移転を考えるが、なかなかいいところがなくて困ってしまった。

_ 「すずうた」ほめてる 人がいるのを見て驚き。それなりに悪い話ではないと思うのだが、作り方が悪すぎるという気がする。 以前レビュー を書いてそれ以来プレイしてないので、追加して言うべきことは特にないけど。

_ もっとも世間的には「すずうた」の評価が低すぎるのではなく、「Kanon」の評価が高すぎるのではないか、 という気もする。もちろん面白いとは思うが、 それほど「すごい」作品だとは私には思えないので…(冒頭の名雪再会の場面とかは大好きなのだが)。



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