◇魔法剣について(仮)◇
魔法剣とはマジックナイトによって確立された戦闘技能で、剣に特殊な処理を行うことによって、一時的に魔力の付与を可能にする技術である。魔法剣による攻撃の最大の利点は、相手の魔法結界の内側から直接、呪文を発動させることを可能にすることである。しかも、至近距離から放たれる魔法は回避も困難である。
<魔法剣の使用方法>
魔法剣の使用方法には2つの方法がある。事前に剣に魔力を付与しておく方法と、攻撃と同時に魔力を付与する方法である。どちらの方法を取るにしても、魔法剣に使用される武器(魔法剣とはあるが、剣以外でも良い)には、特殊な魔法処理を行って魔力を付与できる状態にする必要がある。その魔法処理にかかる時間は1時間で、特殊な魔法の材料(300GPで購入)を触媒とする必要がある。飛び道具にも魔力付与の魔法処理を行うことができるが、こちらは発射される矢に魔法処理を行う必要がある。そのため、1回しか魔力付与を行えない簡単な魔法処理を行うのが一般的である。矢などへの使い捨ての武器への魔法処理にかかる時間は10分で、特殊な魔法の材料(50GPで購入)を触媒とする必要がある。
(a)事前に魔力を付与しておく方法
戦闘などが予測される場面で、あらかじめ<魔法剣>を準備しておくことができる。1つの武器に対して魔力を付与するのに1ラウンドの時間がかかる。ただし、魔力を発動させずに安定させるために、精神力によるコントロールが必要となるので、戦闘ラウンドにはいる前から戦闘時と同様に疲労していく。
(b)攻撃と同時に魔力を付与する方法
この場合、攻撃回数は必ず1回となる。魔力付与の対象は1つの武器である。イニシアチブに使用する呪文レベル分のペナルティを受ける。ただし、<魔法詠唱>技能がある場合は、技能レベル分、ペナルティを打ち消すことができる。そして、通常の呪文と同様に「呪文詠唱チェック」を行い、その後で攻撃回数表の1回攻撃の修正を用いて攻撃を行うこと。
そして、魔力を付与した状態で攻撃が命中すると同時に、魔法が発動する。攻撃が命中するか(あるいは武器自体が強い衝撃を受けるか)、術者が魔力を解放するまで、魔力付与の状態は続く。
あと、魔力を付与させる際には、使用した呪文のMPを1回分消費する。そして、通常の呪文と同様に「呪文詠唱チェック」が必要となり、ここでクリティカルすると、呪文の効果が強化される。ファンブルすると、通常の呪文と同様にファンブル表で結果を見る。
<魔法剣の種類>
魔法剣には、以下の様な種類がある。<魔法剣>技能レベル以下でなおかつ、対応する呪文を修得している場合のみ、その魔法剣を使用できる。下記のデータは呪文名の後に、魔法剣により追加される効果を記している。魔法剣による攻撃がクリティカルした場合には、クリティカルの効果として、付与した魔法の効果を強化してもよい。又、あらかじめ<魔法強化>技能により、付与される呪文の効果を強化することも可能である。
1レベル魔法剣
火の剣 ハリト(小炎)
+炎のダメージ1d8(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが2d6に増加+「炎上Lv1」の効果。
微睡みの剣 カティノ(眠りの空気)
+カティノの効果(SS半減、回避は知×3)。
効果を強化すると、カティノの強化と同様に相手を深い眠りに落とす。
冷気の剣 ハダルニ(氷の石)
+冷気のダメージ1d8(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、冷気のダメージが2d6に増加+「氷結(回避は生×5)」の効果。
縛めの剣 フェロ(重力の鎖)
+フェロの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、フェロの強化と同様の効果。
魅了の剣 ゲネス(魅了)
+ゲネスの効果(SS半減、回避は知×4)。
効果を強化すると、ゲネスの強化と同様の効果。
2レベル魔法剣
闇の剣 ディルト(暗闇)
+ディルトの効果(SS不可、回避不可)。
効果を強化すると、ディルトの強化と同様の効果。
火花の剣 メリト(火花)
+電気のダメージ2d6(SS半減、回避は知×1)。
効果を強化すると、電気のダメージが2d10に増加+「朦朧(回避は生×5)」の効果。
金縛りの剣 ボラツ(縛られた心)
+ボラツの効果(SS半減、回避は知×4)。
炎の剣 リグレフ(炎の壁)
+炎のダメージ2d8(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが2d12に増加+「炎上Lv1」の効果。
3レベル魔法剣
大炎の剣 マハリト(大炎)
+炎のダメージ4d6(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが4d10に増加+「炎上Lv2」効果。
電気の剣 モリト(火花の嵐)
+電気のダメージ3d6(SS半減、回避は知×1)。
効果を強化すると、電気のダメージが3d10に増加+「朦朧(回避は生×4)」効果。
混乱の剣 カンティオス(精神混乱)
+カンティオスの強化の効果(SS不可、回避は知×3)。
恐怖の剣 モーリス(恐怖の闇)
+モーリスの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、モーリスの強化と同様の効果。
氷の剣 ダルグレフ(吹雪の壁)
+冷気のダメージ4d6(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、冷気のダメージが4d10に増加+「氷結(回避は生×4)」の効果。
4レベル魔法剣
吹雪の剣 ダルト(吹雪の風)
+冷気のダメージ6d6(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、冷気のダメージが4d6+12に増加+「氷結(回避は生×4)」の効果。
猛炎の剣 ラハリト(猛炎) or マリグレフ(大炎の壁)
+炎のダメージ6d6(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが6d10に増加+「炎上Lv2」の効果。
衝撃の剣 ツザリク(神の拳)
+物理ダメージ6d10(SS半減、回避は知×1)。
ダメージ自体は高いが、魔力を制御するのが困難なため、1ラウンドしか持続しない。
効果を強化すると、衝撃のダメージが4d10+20に増加+「後退(回避は生×3)」の効果。
呪縛の剣 ロクド(石の心)
+ロクドの効果(SS半減、回避は知×3)。
効果を強化すると、ロクドの強化と同様に、対象を石化させる。
電撃の剣 フォリト(電撃)
+電気のダメージ3d10(SS半減、回避は知×1)。
効果を強化すると、電気のダメージが4d10に増加+「朦朧(回避は生×3)」の効果。
5レベル魔法剣
凍結の剣 マダルト(氷結の嵐) or マダルグレフ(氷結の壁) :
+冷気のダメージ8d8(SS半減、回避は知×2)、クリティカル時に+「氷結」効果。
効果を強化すると、冷気のダメージが6d6+16に増加+「氷結(回避は生×3)」の効果。
反魔法の剣 パリオス(魔法消去) :
+対象にかけられている呪文の効果を全て打ち消す。
虹色の剣 ヴァスカイア(虹色の光彩) :
+ヴァスカイアの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、ヴァスカイアの強化と同様の効果。
封魔の剣 バコルツ(魔法封鎖) :
+バコルツの効果(SS不可、回避不可)。
効果を強化すると、バコルツの強化と同様の効果。
恐慌の剣 マモーリス(大いなる恐怖) :
+マモーリスの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、マモーリスの強化と同様の効果。
電光の剣 マフォリト(光の奔流) :
+電気のダメージ5d10(SS半減、回避は知×1)。
効果を強化すると、電気のダメージが3d10+20に増加+「朦朧(回避は生×3)」の効果。
縛鎖の剣 マフェロ(広き重力の鎖) :
+マフェロの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、マモーリスの強化と同様の効果。
6レベル魔法剣
氷結の剣 ラダルト(氷結の光) :
+冷気のダメージ5d20(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、冷気のダメージが4d20+20に増加+「氷結(回避は生×2)」の効果。
浄化の剣 ジルワン(解呪) :
+ジルワンの効果(SS不可、回避は知×2orSS半減、回避×1)。
地裂剣 ロカラ(大地の饗宴) :
+ロカラの効果(SS半減、回避は知×4)。
天雷剣 ラザリク(天の拳) :
+電気のダメージ6d10+40(SS半減、回避は知×1)。
ダメージ自体は高いが、魔力を制御するのが困難なため、1ラウンドしか持続しない。
効果を強化すると、電気のダメージが4d10+60に増加+「気絶(回避は生×3)」の効果。
獄炎の剣 ラリグレフ(猛炎の壁) :
+炎のダメージ5d20(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが6d20に増加+「炎上Lv3」の効果。
7レベル魔法剣
核撃剣 ティルトウェイト(核撃) :
+炎のダメージ10d10+20or15d10(SS半減、回避は知×2)。
効果を強化すると、炎のダメージが10d10+50に増加+「炎上Lv4」の効果。。
混沌の剣 マウジウツ(狂気の光彩) :
+マウジウツの効果(SS不可、回避は知×2)。
効果を強化すると、マウジウツの強化と同様の効果。
反重力の剣 バフェピック(反重力) :
+バフェピックの効果(SS不可、回避は知×2)。
効果を強化すると、バフェピックの強化と同様の効果。
虚無の剣 フィクフィシト(虚無) :
+フィクフィシトの効果(SS不可、回避は知×3)。
効果を強化すると、バフェピックの強化と同様の効果。