2000年2月11日〜20日




2月20日(日)

_ 「おジャ魔女どれみ#」を見る。おんぷちゃんはお姉さんぽくていい感じ。 ぽっぷも「妹が生まれて何かと怒られるお姉ちゃん」みたいな感じで可。 ただ全体的には魔法の使い方とかいまいちな気がした。 各登場人物の赤ちゃんへのスタンスがよく分からない、というのもある。



2月19日(土)

_ 理科教育MLでの最近の「連想ゲーム」関連のメールを読んで思ったこと。 「なまじ言葉が通じれば、分かり合えないとき、いっそう虚しい」 by 采王 (in 「風の万里 黎明の空」)。 だからどうだというわけではないのだが、話の通じない人とやりとりするのは疲れるなあ、ということで (竹内久美子を評価する意見が出てきた時点ですごいとは思ったけど。 というかあの人の本を読んでまともに受け取れる人がどうして世の中に存在するのか不思議。 理科教育の失敗とかそういうレベルの話ではないような気がする)。

_ 「私は父性を持ちたい」 について。この人何言ってるの?という感じ。 「ドラえもん」への評価自体むちゃくちゃだが、 「父性」「母性」という言葉を思い切り恣意的に使っている気がする。 「権力」「政治」「神道」「右翼」…これらを同じ「父性的なもの」としてくくっても良いものだろうか。 「権力」というのはいわゆる公権力だけではないのであり、人は意識するとせざるとに関わらず権力を行使しているのだ、 などというのは野暮なのかもしれないけど、 こんな一見もっともらしいけどずさんな文章に影響を受けている人を見ると、ツッコミを入れるべきなか、 とか思ってしまう(思うだけ。面倒なのできちんとした文章で指摘とかする気力はない)。



2月18日(金)

_ ごくまれにこの日記もリンクされることがあり、 そんな時「Fay」というのはもしかして「ファイ」と読むのではないかと思ったりする。 念のため英和辞典をひいてみたら「フェイ」と読むらしかったので一安心。 でもハンドルをこれにした時に調べたはずなので、 しばらくすると再び不安になって辞書を引き直す羽目になるのではないかという気がする (ちなみに fay = fairy で、felicity というのは「幸福」というような意味らしい)。 素直に fei にしとけ、という話もあるかもしれないが…。

_ 「西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば」(荻原規子、中央公論新社C★NOVELS)を読む。 要するに昔話。と言っても前世代の話というわけではなく、ルーンがやってきた時の話なので、 それほど新味はない。でもおばさんの昔話は結構良かった。

_ 実を言うと「西の善き魔女」については内容についての記憶があやふや。 私的には荻原作品の最高傑作は「白鳥異伝」であり、恋愛ものとして見たとき、 「西の善き魔女」はいまいちという気がするのである (そのかわり「白鳥異伝」は児童文学系で「古代なのに恋愛観が現代的過ぎる」と批判されていた記憶もある)。



2月17日(木)

_ 「住めば都のコスモス荘3 灰かぶり姫がドッコイ」(阿智太郎、電撃文庫)を読む。 まあタイトルから話の展開が読めてしまうわけだが、 もともとストーリーがどうとかいう話ではないので、それは気にならない。 問題はギャグが全然面白くないということだと思う。 「僕の血を吸わないで」(の第一巻)はずいぶん笑った記憶があるのだが、 今回は少しも笑えなかった。残念。

_ mamimi が Ver.0.30 になってたので使ってみたらいきなり調子が悪かった。 仕方がないので元に戻す。 KEY みんなの掲示板 も mamimi が使えなくなったので読む気がしない。



2月16日(水)

_ 「若草野球部狂想曲 サブマリンガール」(一色銀河、電撃文庫)を読む。 第6回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞作。 そういえば昔新潮のファンタジーノベル大賞で野球ものがあったな、とか思いながら読んだ。 女の子が出てきてラブコメ〜という路線かと思ったら、 弱小野球部が廃部をかけて強豪校と戦う、という普通の(?)話だったので残念。 もちろんラブコメ的な部分もないわけではないし、悪くはないのだが、ちょっと弱い。 タイトル通りピッチャーの女の子を軸にストーリーを構成するなら、ツッコミキャラをもっと弱くして、 ヒロインが次第に積極的になって、とか最後は自分の意思で頑張る、 とかそういう展開にした方が良かったのではなかろうか。

_ 試合の内容的にはある意味で「ドカベン」などであった話のバリエーションのような気がする。 悪くはないけど、それほど評価することもできない。 やはりラブコメ部分を強化しないと「女の子」が出てくる意味がないのではないかと思う (「大甲子園」で出てきた犬飼3兄弟の末っ子みたいなキャラでもいいわけだから)。

_ どうでもいいけど個人的には剛速球投手よりコントロール重視の投手の方が好きで、 話がさらにずれるけど 佐々木潤子さんの 「風のうまれるところ」ではヒロインのライバルキャラ(集中力で勝負な人)が好きだったりする。



2月15日(火)

_ 「リングテイル 勝ち戦の君」(円山夢久、電撃文庫)を読む。 第6回電撃ゲーム小説大賞大賞受賞作。 だけど深沢美潮にほめられても嬉しくない、と思うのは私だけか。 しかもこれってハイ・ファンタジーなのだろうか。 定義を忘れてしまってるので何なのだが、私のイメージと違うような気がする。

_ お話的には魔術師見習いの女の子がふとした偶然で王と魔術師長のところに行くことになり、 というもので、悪くはないと思う。 ただ、キャラの魅力とかは特にないし、描写も弱いので最近の読者層には受けないかもしれない。 「悪くはない」だけでストーリーや設定もそれほど魅力あるわけでもないし。

_ 「怪異」云々というところで「十二国記」の妖魔を連想したりもしたけど、 ちょっと存在の位置づけがあいまいすぎる気がした。 もっとも世界自体どういうものなのかよく分からなかったけど…。

_ 「ダイ・ガード」を見る。先週期待してたほどには面白くなかった。 目的は手段を正当化するか、という古典的問題をはらみつつも、 「戦うこと」自体を求める自衛官はやはり気持ち悪い。 ところで在日米軍は何をしているのか、とかいうのはやはり聞いてはいけないのだろうか。



2月14日(月)

_ 「グインサーガ70 豹頭王の誕生」(栗本薫、ハヤカワ文庫JA)を読む。 いいかげん懲りずに買ってしまう自分も嫌だが、 タイトルのわりに構成としてケイロニア、パロ、ゴーラがそれぞれ1/3ずつというのは素晴らしい。 しかもケイロニア部分なんてほとんど内容ないし。というか登場人物の存在感のなさはどうにかならないのか。 アムネリスがようやくイシュトバーンを見限ったと思ったらまた他の…というのもやめてほしいところ。 (それよりも先にアルドナリスの性格の不安定さを何とかすべきか?) それと今後の展開を考えるとやはりマリウスの精神状態ももうちょっと安定させないと面白くないと思うのだが、 無理なのだろうか、と思ったりもする。 さらにどうでもいいけど王妃にも「陛下」ってつけるのが正しかったのだろうか。



2月13日(日)

_ 「おジャ魔女どれみ#」第2話を見る。 自分たちで苦労して育て方を調べたりするのではなく、いきなり親に教わってしまうというのはどうか。 赤ちゃんに対する態度が一種の愛情至上主義になっているのも好きになれない。 もちろん赤ちゃんはかわいいものではあるけれども、 それだけで子育てができるとは到底思えないし、 「愛する」ことを強要されているようで、何だか嫌だ。

_ 3人で交代で眠って赤ちゃんの世話をする、というくらいなら良いのだが、 夜はマジョリカにまかせっぱなしというのも問題だと思う。 学校が始まってからどういう風に育てる予定なのか分からないが、 夜眠れなくて授業中寝てしまう、くらいでないと大変さが視聴者に伝わらないのではなかろうか (「ママ4」の二番煎じになってしまうかもしれないけど、 それを言うなら設定段階から二番煎じになりかねなかったわけだから仕方がない)。

_ 巷で噂の(?)「コンプティーク」を立ち読み。 久弥さんのコメントは「正直シナリオとしては満足していない」みたいなことが書いてあって嬉しかった。 あれで満足されてたらちょっと悲しいし。



2月12日(土)

_ 「セレスティアル・フォース 天国から来た特殊部隊」(中川圭士、角川スニーカー文庫)を読む。 2巻 を先に読んでそこそこ面白かったので買ってみたわけだが、こちらもまあまあといったところ。 ちなみに第四回スニーカー大賞読者賞・奨励賞受賞作。 ラブコメ部分が良いので(ありがちだとかひねりがなさすぎるという意見もあるだろうけど)、 天使や悪魔の設定が気に入らない、とかそういうことはあまり気にしないで読むことができる。 ただし、オチに関してはご都合主義すぎる気がする。 起きないから(以下略)とか言いたくなってしまう。



2月11日(金)

_ 「幻妖草子 西遊記 〜地怪篇〜」(七尾あきら、角川スニーカー文庫)を読む。 僧が自分のこと「僕」って言うな、とかいきなりツッコミを入れたくなる素晴らしいお話。 もともとの西遊記が好きなので(と言っても読んだのは福音館書店の子供向けの版だが)、 かなり設定上気になる部分もあった。 例えば西王母が「観音様」と言ってたり、猪八戒が天界出身でなくなってたり。

_ ただ、そういうのを気にしなければそれなりに読めると言えないこともない。 エピソード的にもキャラ的にもこれ、というものはないので他人にすすめたりは無理だけど。 感覚的には詰め込みすぎなのかも、という気がする。 枚数のわりに色々書かないといけないので仕方ないのだろうけど、 各キャラの行動に余裕がないというか。 わりと自由に動ける朱涼鈴の存在が救いといったところ。

_ やはりノベライズ作品は制約がきついのかな(しかも元の話が西遊記だし)、と思いつつも、 少なくとも悟空にはもっと「見せ場」を作ってあげてほしい気がした。 三蔵自体の魅力もいまいち感じられないという問題もあるけど。



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