◇BCFキャンペーンデータ◇
<BCFのプロローグ>
The Cosmic Forge(コズミック・フォージ)
【名詞】《ギリシャ語:kosmikos−宇宙、ラテン語:fabrica−作る》
(1)超自然的な筆記具(鉄筆)の名前。それで書き記したことが現実になるという魔法の力を持つ。
−魔筆に関わる物語−
アラム王国・・・かつてその恐怖によって栄華を欲しいままにした王国。今から120年ほど前にもっとも邪悪な領主と妃により治められていた。2人はこの国すべての人にとって恐怖の対象であった。奇怪な儀式の噂をあちこちで耳にし、王が神秘の技を磨いているという噂も囁かれていた。邪悪なる王は絶えざる侵略により領土を広げ、力を増していった。しかし、王の欲望は尽きることなく、いつしか王自身に並ぶほどといわれる邪悪な魔法使いと手を結び、更に戦いを進めていった。彼らは彼ら以外の邪悪なものの存在を許さず、それらと戦い1つ1つ討ち滅ぼしていった。
こうした戦いのさなかのある時、異教の神を強力な魔法の力でうち破った彼らは、その最後の命乞いからあることを聞いたのであった。それは「コズミック・フォージ」という名の魔法のペンである。そのペンから紡ぎ出された言葉は大いなる力を持ち、宇宙の中に永遠に織り込まれてゆき、書き記されたことが現実となるという魔法の品物の存在である。王と魔法使いはコズミックフォージの在処の情報を聞いた後、情報をもたらした異教の神を葬り去ってしまった。
しばらく後に彼らはこの魔法のペンを盗み出し、誰も想像することのできないほどの恐怖を宇宙の中に織り込み始めたのである。 しかし、ペンを盗み出してしばらくすると、王と魔法使いはお互いの力を恐れ、妬み始めた。このとき、すでに彼らはお互いの力を必要としなくなっていたのである。そして、互いの運命とペンの所有をめぐって最後の戦いが繰り広げられた。
その戦いの結末は誰も知らなかった。しかし、戦いがもたらした荒廃だけは確実にその影響を周囲に与えていた。120年たった今でもアラム城を中心とする国土は荒れ果て、奇怪なモンスターがさまよう土地となり、住む人もいなくなってしまった。
荒れ果てた土地と、その周囲にある神秘と謎に満ちた土地だけが今も静かに時を刻んでいる。
城のすぐそばにそびえたつジャイアント・マウンテンは、悪魔の塔のようでもあり、天に突きつけた刃のようでもある。険しい地形は人の侵入を拒み、周辺に住み着いたモンスター達も手伝って、その山頂に人の足を踏み入れさせたことはない。
山の北西にはアマズールと呼ばれる女性達だけがいるという王国があり、巨大なピラミッドを建造し、炎の魔神を崇拝しているといわれている。
城の北には、魔法の森と呼ばれる神秘に満ちた妖精たちの王国があると伝えられている。
城の東にはしょう気がよどむ沼地が広がっており、部分的には底なし沼になっているともいわれている。
今では、かつて栄華を手にしていた、王、王妃、魔法使い、そして魔法のペンがどうなったのかを知る者はだれもいない。
<BCFのPCデータ>
アイヴィード・ライブ:E−HUM−FIG
ウーコック:E−DWA−PRI
ノエル:N−HUM−MAG
エルラン:N−ELF−RAN
ルーネ:N−HUM−FIG
パルナック:E−HOB−THI
サラマンデス:N−LIZ−FIG
あと、PCデータ紹介に使用している、HTML版キャラシート(Ver1.1)です。