ひびきの高校「部費争奪」マージャン選手権




1/2/3/4/5/6/7

Chapter7 決勝 茶道部vs陸上部 「我愛するゆえにまた争う・・・合言葉は「見ないで」?!」

 「まもなく、決勝戦が始まります。決勝戦の参加チームはすみやかに控え室の方に集まってください・・・」

 俺:「さあ、水無月さん。行こうか」

 琴子:「ふふふ、そうね」

 俺:「・・・もう、覚悟はできているか?」

 琴子:「あなたに言われなくてもできてるわよ。それよりあなたのほうこそ覚悟はできてるの?」

 俺:「俺か・・・俺は、勝負には手加減を抜くような性分ではないんでな」

 琴子:「まあ、たのもしいこと・・・」

 俺:「さあ、行くぜ!」

 琴子:「あんまりはしゃぎすぎないでよ」
 

 舞佳:「さぁ〜全国1200万人の学生マージャンファンの皆様こんにちわ。「ひびきの高校「部費争奪」マージャン選手権」もついに決勝戦!決勝戦茶道部vs陸上部の試合の模様はこちら第一体育館ステージから九段下舞佳の実況でお送りいたします!解説は皆様おなじみのひびきの高校校長、ばぁ〜くれつざぁ〜ん、かずみぃ!

 爆裂山:「あ〜私がこの高校の校長、爆・烈・山 !である。今回の3日にわたるマージャン選手権も、ついに決勝戦を迎えることができた。これまでの全ての参加者に感謝すると共に、激戦を勝ち抜いてここまで勝ち進んできた4人に賞賛を持って迎えていただきたいと思う」

 舞佳:「さあ、まずは茶道部チーム、平和広士、水無月琴子両選手の入場です!」

 例によって琴の音をバックミュージックに俺たちは6回目の登場を果たした。

 琴子:「これで・・・こんなバカ騒ぎも最後ね」

 舞佳:「さあ続いては陸上部チーム、陽ノ下光、八重花桜梨両選手の入場です!」

 三百六十五歩のマーチに乗って登場したのは陸上部代表の陽ノ下光嬢と、なぜか八重花桜梨嬢がやってきた。

 光:「わぁ!すごいお客さんだね。すごいや!」

 花桜梨:「・・・見ないで」

 俺:「光・・・八重さん・・・」

 なぜ八重さんが陸上部の光のパートナーとして大会に参加しているのか、それは俺にも定かではない。だが、陸上部は代表候補が体調を崩し、仕方なく光が出場することになった。そして、どういういきさつかは分からないが、八重さんとコンビを組んだのである。このコンビは圧倒的に強く、連戦連勝であったことは確かである。

 俺:「光、それに八重さん、よろしく」

 光:「広士くん、がんばろうね!」

 花桜梨:「・・・よろしくお願いするわ」

 舞佳:「さあ、いよいよ決勝戦、水無月さんの親でスタートです!」

 琴子:「まずはじめは北から捨てるわ」

 光:「了解!私も北ね」

 俺:「七索だ」

 花桜梨:「・・・東・・・」

 かくして八巡目を過ぎたとき、

 花桜梨:「・・・リーチ・・・」

 琴子:「素直に現物牌ね」

 光:「じゃあ、私もリーチだよ」

 俺:「むぅ・・・安全牌がないぞ・・・やむをえん、九萬を切る」

 花桜梨:「ロン・・・」

 俺:「なにっ!!」

 花桜梨:「リーチ一発ドラ1・・・」

 俺:「げぇ・・・」

 舞佳:「ああっと決まった!花桜梨選手いきなり親上がりだ!やはりここまで一度もリードを奪われたことのない陸上部、今回も先に上がりました」

 光:「やったね!」

 花桜梨:「あ、ありがと・・・うれしい」

 そして・・・

 俺:「タンヤオ三色のイーシャンテン、七巡目にして好調な感じだな。六索を切るぞ」

 花桜梨:「あ・・・それチー・・・」

 琴子:「あら・・・リーチだわ。」

 光:「う〜ん、今度は私が上がる番だよ!えーい、リーチ!!」

 俺:「ニ索を切るぞ」

 花桜梨:「・・・私も二索ね」

 琴子:「あら・・・五筒だわ。これじゃないのよ」

 光:「ロォン!一気通貫だよ!!」

 舞佳:「決ぃまったぁ!陽ノ下さんロン!リーチ一発一気通貫の満貫!!」

 俺:「くそおっ!相手の上がりが早すぎる!!一体どうなっているんだ!」

 そして3巡目をむかえた。

 俺:「さすがにこれ以上の連敗は避けねばならない」

  

 俺:「さて・・・どうするか・・・」

 おれは盤上を見まわした。

 (・・・八重さんは索子の一色手に決めつつあるな。光は・・・まあできた段階で、という感じだな。)

 俺:「ニ索を捨てよう」

 花桜梨:「七筒を捨てるわ」

 そして俺は11巡目でニ筒を引きこみ六索を切った。12巡目には發を引きこんで五索を捨て、つづいて14巡目に一筒を引きこみ、南と發のシャンポン待ちになったので、ヤミテンに構えた。

 花桜梨:「・・・六筒・・・」

 琴子:「三萬ね」

 光:「じゃあ九萬を捨てるね」

 俺:「残念・・・五索だ」

 花桜梨:「・・・リーチ、南を捨てるわ・・・」

 俺:「ロン。南ホンイツ一気通貫」

 花桜梨:「・・・うそつき・・・」

 試合は決勝戦にふさわしい一進一退の戦いとなった。光も八重さんも仕掛けが早く、しかもテンパイすると高い確率でリーチしてくる上がり重視のマージャンであるため、こちらもそれに対応するためにどうしても勝負は早め早めになってしまって役を作れず、なかなか自分のペースを握れないでいた。。

 舞佳:「さあ!これは息詰まるすごい戦いだ!南場第2局を迎えて現在も陸上部がリードです!しかしその差わずかに4000点。まだまだ茶道部にもチャンスがあります!!」

 俺:「よし、リーチだ!」

 光:「ロン!白ドラ1だよ!」

 俺:「ちっ、もう完成していたのか!」

 ・・・

 花桜梨:「・・・四萬・・・」

 琴子:「それが上がりだわ。立直平和ドラ1」

 花桜梨:「・・・いじわる・・・」

 光、八重さんの徹底的な早上がり狙い&リーチ攻勢によるプレッシャーになかなかペースがつかめず、上がり、上がられる熾烈な決勝戦がつづいた。だが、そのうちに二人のペースや打ち方も徐々に読めてきた。

 そして、俺はある策をたて始めた。

 舞佳:「さあ決勝戦もついに最終局を迎えました、泣いても笑ってもあと一局!点数差は陸上部6000点のリード!陸上部このまま逃げ切って優勝か?それとも茶道部の逆転優勝か?!」

 俺:「よし・・・」
 

  
 

 俺:「九索を捨てるぞ」

 普通ならば浮いている四索を捨てるところなのだが、俺はあえてトイツの九索を一枚外した

 光:「よーし、そっちがその気なら・・・」

 花桜梨:「・・・上がればいいの・・・」

 そして5巡目、一筒をツモり上げて打七萬、8巡目にはあと一枚だった西をツモりあげた。

 光:「うーん・・・」

 花桜梨:「・・・」

 俺の捨て牌がどうもおかしいので、光も八重さんも少し迷っているようだった。そして12巡目、九筒をツモり上げた!

 俺:「四索を切るぞ」

 あくまで平静を装い、何食わぬ顔で四索を捨てた。

 花桜梨:「・・・四索・・・」

 琴子:「七萬を捨てるわ」

 光:「うーん、リーチしようかなぁ・・・えーい、しちゃえ!リーチ!」

 俺:「ちっ・・・六索だ」

 そしてついにあと一牌となって・・・

 光:「あっ・・・でも、大丈夫だよね。じゃあ捨てちゃえ、一索!」

 俺:「ロン、国士無双だ」

 光:「えっ?」
 

  
 

 光:「えっ、国士無双ってなあに?」

 舞佳:「まあ、皆様はご存知とは思いますが、一応爆裂山校長お願いします」

 爆裂山:「あー国士無双というのは、一九字牌13枚を一枚ずつ全てあつめ、そのうえでどれか一つのトイツを作るとできる役で、正式な役満として認められてる。」

 舞佳:「ということで、きまったぁ!最後の最後で役満をあがったぁ!この瞬間茶道部、平和広士、水無月琴子チームの優勝が決定しましたぁ!」

 俺:「やったぜ!」

 琴子:「勝ったのね」

 光:「おめでとう。最後は完敗だったよ!」

 花桜梨:「・・・おめでとう・・・」

 ♪チャララ〜ラ〜 チャ〜ララ〜ララララ〜 ララララ〜ララ〜ララララ〜

 「わぁぁあぁぁっ!」

 「すげぇぜ!」

 舞佳:「おめでとう水無月さん、おめでとう少年!」

 爆裂山:「すばらしいぞ〜」

 俺:「い、いやあ・・・照れるな・・・」

 琴子:「ふふふ、最後に勝てばいいのよ」

 俺:「これで部費の満額解答は決定的だぜ!」

 舞佳:「さあ、優勝者が決定いたしましたのでこれより表彰式に・・・」

 ???:「その表彰式待ったぁ!

 一同:「!」 

 ???:「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ!トゥー!」

 スタッ☆

 一同:「おおおーっ!」

 ほむら:「ひびきの高校生徒会長赤井ほむら只今見参!」

 一同:「おおおおおーっ!!」

 ほむら:「第一回ひびきの高校部費争奪マージャン選手権優勝チーム、茶道部代表平和広士、水無月琴子!この赤井ほむらが生徒会長権限でおまえたちに果し合いを申し込むぜ!」

 俺:「なんだとぉ?!」

 琴子:「そんな話聞いてないわよ!」

 ほむら:「そう簡単に部費の満額解答は許さないぜ!和美ちゃん、いいよな」

 爆裂山:「お〜っすばらしいぞほむら!よし、わしもほむらと共に戦おうぞ!」

 俺:「お・・・おいおい・・・」

 舞佳:「おぉ〜っとこれは面白い展開になってきましたぁ!なんと優勝者に新たなる敵!赤井生徒会長が主催者爆裂山校長と共に茶道部チームに立ちはだかります!!」

 琴子:「そんなことが許されるの?」

 爆裂山:「まあ、水無月さん、細かいことは気にするな!ハッハッハッハッハッハッ・・・」

 琴子:「・・・結局、このマージャン選手権は校長と生徒会長が強い人とマージャンをするための茶番だった、ってことだったのね。教育者としてあるまじき行為ね」

 爆裂山:「・・・ま、まあ水無月さん、そんなことは気に・・・」

 琴子:「はぁ・・・こんなことが教育委員会に知れたらどうなるんでしょうねぇ・・・」

 爆裂山:「!!」

 舞佳:「おおおっと!水無月選手、爆裂山校長の痛いところをついているぞ!」

 ほむら:「おいおい・・・せっかくいいところなのに水差すなよ・・・」

 爆裂山:「・・・じゃがほむらのパートナーは・・・」

 ??:「ならば、私がお相手いたしましょう」

 爆裂山:「むっ!」

 一同:「!!」

 俺:「あ、あなたは・・・」

 突然の急展開!ついに大会優勝を果たした平和広士、水無月琴子の両名に最後にして最強の敵が表われた!相手はひびきの高校生徒会長赤井ほむら!そして爆裂山校長に代わる最強の雀士が表れる!さあ平和広士、水無月琴子のコンビはこの最強の敵を破ることはできるのか!続く!!

トップに戻るChapter6に戻るChapter8に進む

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル